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Yamareco

記録ID: 1908665
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍

鍋冠山⇔大滝山

2019年06月26日(水) [日帰り]
 - 拍手
GPS
--:--
距離
21.5km
登り
1,522m
下り
1,515m

コースタイム

日帰り
山行
11:00
休憩
1:20
合計
12:20
4:10
20
登山者用駐車場
4:30
4:30
47
ゲート
5:17
5:27
89
大滝山登山道入口
6:56
7:06
156
9:42
9:58
12
鍋冠山下降点
10:10
10:15
35
2600m付近
10:50
10:55
8
大滝山南峰
11:03
11:03
4
大滝山北峰
11:07
11:22
58
鍋冠山下降点
12:20
12:20
81
2112m付近
13:41
13:44
82
15:06
15:20
43
大滝山登山道入口
16:03
16:03
20
ゲート
16:23
16:25
5
展望台
16:30
登山者用駐車場
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2019年06月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
三郷スカイラインの展望台手前に広い登山者用駐車場があります。
展望台へ行く人もここに停めることになります。
駐車場から200m奥のスカイライン終点まで舗装されています。

駐車場の標高は約1385m、大滝山までの標高差は約1230m、駐車場から大滝山までの距離は約10劼任后
コース状況/
危険箇所等
スカイラインの終点から未舗装の鍋冠林道(一般車両通行禁止)ですが、林道は荒れた所はなくて歩き易いです。
冷沢は、登山地図では❓マークですが、道標もルートも明瞭です。
水場は道標から沢沿いに40〜50m奥へ入った堰堤上が給水し易いです。

道標から山道となりますが、大滝山直下で針葉樹林帯から抜け出すまで、延々と展望のない森林、深林です。
下山では八丁ダルミの最低鞍部から120m弱の登り返しとなりますが、傾斜がとても緩やかなので苦にはなりませんでした。

登山道沿いにはササの新芽が食い散らかされた物が至る所にあり、クマの生息密度は高いと思われます。
登りで、笹薮の中の登山道を猛スピードで横切る犬ほどの黒い動物に遭遇しました。子熊に間違いないと思われます。
熊よけ鈴は遠くまでよく鳴り響く真鍮製の物を使用していました。

危険個所やルートの分かりにくい所はないですが、冷沢以降は倒木が多いです。
倒木の下をくぐる時、汚れ落としの難しいマツヤニがザックのあちこちに付きました。
三郷スカイラインの登山者用駐車場
奥はトイレ
2019年06月26日 16:30撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
6/26 16:30
三郷スカイラインの登山者用駐車場
奥はトイレ
鍋冠山 三角点2194.2m
展望は全くない。
2019年06月26日 07:05撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
1
6/26 7:05
鍋冠山 三角点2194.2m
展望は全くない。
あと2辧△△1劼良玄韻發△蝓道標は多い。
2019年06月26日 07:48撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
6/26 7:48
あと2辧△△1劼良玄韻發△蝓道標は多い。
突然、樹間から富士山が見えた。
時間が経てば雲に隠されそうな雰囲気
2019年06月26日 08:27撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
6/26 8:27
突然、樹間から富士山が見えた。
時間が経てば雲に隠されそうな雰囲気
両方向への距離が表示されており、とても参考になる。
2019年06月26日 08:47撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
6/26 8:47
両方向への距離が表示されており、とても参考になる。
登山道が凹地状の所には残雪があったが滑り止めは全く不要
2019年06月26日 09:00撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
6/26 9:00
登山道が凹地状の所には残雪があったが滑り止めは全く不要
針葉樹林帯を抜け出て展望が良くなる。
富士山━南アルプス
甲斐駒〜北岳〜仙丈〜間ノ岳〜農鳥〜塩見〜荒川三山〜赤石〜聖〜兎岳、右端は奥茶臼山
2019年06月26日 09:36撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
5
6/26 9:36
針葉樹林帯を抜け出て展望が良くなる。
富士山━南アルプス
甲斐駒〜北岳〜仙丈〜間ノ岳〜農鳥〜塩見〜荒川三山〜赤石〜聖〜兎岳、右端は奥茶臼山
富士山の右は鳳凰の地蔵ヶ岳〜甲斐駒
2019年06月26日 09:36撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
3
6/26 9:36
富士山の右は鳳凰の地蔵ヶ岳〜甲斐駒
八ヶ岳━富士山
2019年06月26日 09:36撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
3
6/26 9:36
八ヶ岳━富士山
左は鍋冠山
八ヶ岳の手前は美ヶ原〜鉢伏山〜高ボッチ山
2019年06月26日 09:37撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
1
6/26 9:37
左は鍋冠山
八ヶ岳の手前は美ヶ原〜鉢伏山〜高ボッチ山
縦走路の鍋冠山分岐点
2019年06月26日 09:43撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
2
6/26 9:43
縦走路の鍋冠山分岐点
分岐から大滝山を見上げる。
見えているのは北峰の一角
2019年06月26日 09:44撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
6/26 9:44
分岐から大滝山を見上げる。
見えているのは北峰の一角
分岐から大天井〜常念方面
2019年06月26日 09:44撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
2
6/26 9:44
分岐から大天井〜常念方面
長塀(ながかべ)尾根の背後に穂高〜槍
2019年06月26日 09:44撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
5
6/26 9:44
長塀(ながかべ)尾根の背後に穂高〜槍
穂高連峰のズーム
2019年06月26日 09:44撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
5
6/26 9:44
穂高連峰のズーム
蝶ヶ岳の背後に槍
2019年06月26日 09:44撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
5
6/26 9:44
蝶ヶ岳の背後に槍
中央奥は大天井
左の小ピークは蝶槍
2019年06月26日 09:44撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
4
6/26 9:44
中央奥は大天井
左の小ピークは蝶槍
常念〜前常念
2019年06月26日 09:44撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
4
6/26 9:44
常念〜前常念
霞沢岳〜六百山〜焼岳
2019年06月26日 09:45撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
2
6/26 9:45
霞沢岳〜六百山〜焼岳
2605mの北側から
2019年06月26日 10:12撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
1
6/26 10:12
2605mの北側から
雨飾山〜焼山〜火打〜
妙高〜高妻には雲が掛かる。
黒姫山〜飯綱山はすっきり見える。
2019年06月26日 10:13撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
2
6/26 10:13
雨飾山〜焼山〜火打〜
妙高〜高妻には雲が掛かる。
黒姫山〜飯綱山はすっきり見える。
中岳と大喰岳は残雪が多い。
2019年06月26日 10:13撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
3
6/26 10:13
中岳と大喰岳は残雪が多い。
前穂〜奥穂〜涸沢〜北穂
2019年06月26日 10:13撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
5
6/26 10:13
前穂〜奥穂〜涸沢〜北穂
乗鞍〜霞沢〜六百山〜焼岳
2019年06月26日 10:14撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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6/26 10:14
乗鞍〜霞沢〜六百山〜焼岳
左奥の御嶽山には雲が掛かる。
2019年06月26日 10:14撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
1
6/26 10:14
左奥の御嶽山には雲が掛かる。
長塀尾根との標高差は大きい所でも60m程度。
右の斜面が長塀尾根と中村新道を結ぶ。
2019年06月26日 10:14撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
1
6/26 10:14
長塀尾根との標高差は大きい所でも60m程度。
右の斜面が長塀尾根と中村新道を結ぶ。
2605mの少し北側から
(2605m以南では北側の展望は稜線に阻まれる)
2019年06月26日 10:14撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
6/26 10:14
2605mの少し北側から
(2605m以南では北側の展望は稜線に阻まれる)
鍋冠山の奥は美ヶ原、その右奥は八ヶ岳
2019年06月26日 10:15撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
6/26 10:15
鍋冠山の奥は美ヶ原、その右奥は八ヶ岳
2605m〜大滝山北峰間のピークから北峰
2019年06月26日 10:30撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
6/26 10:30
2605m〜大滝山北峰間のピークから北峰
同所から穂高連峰
2019年06月26日 10:31撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
1
6/26 10:31
同所から穂高連峰
大滝山南峰(三角点2614.6m)
北と西はハイマツが茂り、展望がない。
2019年06月26日 10:51撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
1
6/26 10:51
大滝山南峰(三角点2614.6m)
北と西はハイマツが茂り、展望がない。
鍋冠山から右に続く尾根上のピークは黒沢山
2019年06月26日 10:52撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
6/26 10:52
鍋冠山から右に続く尾根上のピークは黒沢山
南峰から乗鞍
2019年06月26日 10:52撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
6/26 10:52
南峰から乗鞍
御嶽山(右奥)と中央アルプス(左奥)には雲が掛かる。
2019年06月26日 10:52撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
6/26 10:52
御嶽山(右奥)と中央アルプス(左奥)には雲が掛かる。
大滝山北峰(2616m)
2019年06月26日 11:04撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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6/26 11:04
大滝山北峰(2616m)
『冷沢用水の由来』の説明板
2019年06月26日 15:20撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
6/26 15:20
『冷沢用水の由来』の説明板
すぐそばには石祠もある。
ここは林道から高低差で4〜5m下がった所。
写真の左側を上がれば林道の道標の所、右側を上がれば林道が広くなった所へ出る。
2019年06月26日 15:20撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
6/26 15:20
すぐそばには石祠もある。
ここは林道から高低差で4〜5m下がった所。
写真の左側を上がれば林道の道標の所、右側を上がれば林道が広くなった所へ出る。
鍋冠林道の登山道入口
道標では大滝山まで4時間30分とあるが、『山と高原地図』では鍋冠山まで1時間50分、そこから大滝山まで4時間とある。
5時間50分は掛かり過ぎで、道標のタイムが標準的である。
2019年06月26日 15:23撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
1
6/26 15:23
鍋冠林道の登山道入口
道標では大滝山まで4時間30分とあるが、『山と高原地図』では鍋冠山まで1時間50分、そこから大滝山まで4時間とある。
5時間50分は掛かり過ぎで、道標のタイムが標準的である。
一般車両通行禁止のゲート
四駆ならここまで入れる。
2019年06月26日 16:04撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
6/26 16:04
一般車両通行禁止のゲート
四駆ならここまで入れる。
ゲート〜駐車場間の林道から、安曇野の平野部がよく見える所があった。
手前は古城山〜角蔵山の尾根。
2019年06月26日 16:15撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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6/26 16:15
ゲート〜駐車場間の林道から、安曇野の平野部がよく見える所があった。
手前は古城山〜角蔵山の尾根。
展望台
2019年06月26日 16:24撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
6/26 16:24
展望台
展望台からの眺め
奥は美ヶ原〜鉢伏山
2019年06月26日 16:24撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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6/26 16:24
展望台からの眺め
奥は美ヶ原〜鉢伏山
撮影機器:

感想

鍋冠山は、北アルプスの登山道のある山としては、登る人の最も少ないマイナーな山だと思います。
私も登ったことがなく、大滝山と三郷スカイラインの展望台の区間も未踏でしたので、未踏山域の解消を兼ねて行って来ました。

冷沢用水の由来は事前にネットで知っていました。
今も用水路入口に流入する水量はありますが、冷沢本流への流量の方が多く、用水路入口は沢底に土砂が堆積していました。
今、取水栓のメンテナンスはされているのかどうか、鍋冠林道に車両の走行形跡はありませんでした。

遠い昔、鍋冠山〜大滝山は信州と飛騨を結ぶ飛騨新道の一部だったそうです。大滝山から今は廃道となっている徳沢へ下り、上高地から中尾峠を経て飛騨へ抜けていたようです。
http://www.japanesealps.net/north/chougatake/ootakiyama.html
ザラ峠にしろ、中尾峠にしろ、いにしえのロマンを感じさせるものがあります。
安房トンネルが開通し、アッという間に県境を越えられる今、昔日の人々の暮らしぶりに思いを寄せるのもいいものだと思います。

私は歩行時間のみで11時間掛かりましたが、標準的には7〜9時間だろうと思います。
上記の外部サイトには、スカイライン駐車場から蝶ヶ岳までの往復が9時間40分で出ており、健脚者なら日帰りが可能です。
山地図の鍋冠山〜大滝山間のタイムは誤りです。

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コメント

未踏のコースのままです
随分前ですが、鍋冠山に日帰りしたのを覚えています。
いつか大滝山まで行こうと思ったきり、その先は未踏のまま
鍋冠山が、山頂らしくなく、稜線の一地点に過ぎないように見え
また果てしなく緩やかに続く針葉樹林帯が退屈で、飽きてしまいました。

また、三俣登山口から大滝山に日帰りした日には、稜線上で、
鍋冠山から登って来たというマウンテンバイクの若い男性二人に行き会い
自転車で登れるほど、鍋冠山から先も緩やかな登りなのかと思い
尚更行く気をなくしたのを覚えています

でも、蝶と大滝山の間の稜線は大好きな穂高を始めとする絶景地
中村新道を思えば、再び挑戦してみる価値が絶対ありそうですね
その時は又参考にさせて頂きたいと思います
大滝山荘の営業時期に日帰りにしないで、のんびりも良さそう
日帰りお疲れさまでした。
2019/6/30 14:14
Re: 未踏のコースのままです
鍋冠山は稜線の通過点の山で、この山だけの目的で登る人は少ないと思います。
ご家族に登山口or下山口まで送迎してもらうなど、車の回収が必要ない計画を立てれば行動範囲が広がりますね。

鍋冠山から西側は、標高2300mくらいまでは冷沢〜鍋冠山間より緩やかです。
MTBに熟達した人なら、登山者のとても少ない鍋冠&大滝山周辺は楽しめるだろうと思います。

当日、大滝山荘では管理人らしい方が屋根で布団干しをしていました。
山小屋のHPでは7月20日からですが、小屋明けの準備か、まとまった予約があったのか、詳細は分かりません。

中村新道、小池新道など北アルプスの開拓者の名を冠したルートは数多くありますね。一度は歩いてみるだけの価値あるルートばかりです。
鍋冠山〜大滝山が遠い昔は飛騨新道の一部だったということは歩いた後に知りました。改めて、古道歩きもいいものだと思う次第です。

コメントありがとうございました。
2019/6/30 16:46
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