記録ID: 1908665
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無雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍
鍋冠山⇔大滝山
2019年06月26日(水) [日帰り]
- GPS
- --:--
- 距離
- 21.5km
- 登り
- 1,522m
- 下り
- 1,515m
コースタイム
日帰り
- 山行
- 11:00
- 休憩
- 1:20
- 合計
- 12:20
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
展望台へ行く人もここに停めることになります。 駐車場から200m奥のスカイライン終点まで舗装されています。 駐車場の標高は約1385m、大滝山までの標高差は約1230m、駐車場から大滝山までの距離は約10劼任后 |
コース状況/ 危険箇所等 |
スカイラインの終点から未舗装の鍋冠林道(一般車両通行禁止)ですが、林道は荒れた所はなくて歩き易いです。 冷沢は、登山地図では❓マークですが、道標もルートも明瞭です。 水場は道標から沢沿いに40〜50m奥へ入った堰堤上が給水し易いです。 道標から山道となりますが、大滝山直下で針葉樹林帯から抜け出すまで、延々と展望のない森林、深林です。 下山では八丁ダルミの最低鞍部から120m弱の登り返しとなりますが、傾斜がとても緩やかなので苦にはなりませんでした。 登山道沿いにはササの新芽が食い散らかされた物が至る所にあり、クマの生息密度は高いと思われます。 登りで、笹薮の中の登山道を猛スピードで横切る犬ほどの黒い動物に遭遇しました。子熊に間違いないと思われます。 熊よけ鈴は遠くまでよく鳴り響く真鍮製の物を使用していました。 危険個所やルートの分かりにくい所はないですが、冷沢以降は倒木が多いです。 倒木の下をくぐる時、汚れ落としの難しいマツヤニがザックのあちこちに付きました。 |
写真
撮影機器:
感想
鍋冠山は、北アルプスの登山道のある山としては、登る人の最も少ないマイナーな山だと思います。
私も登ったことがなく、大滝山と三郷スカイラインの展望台の区間も未踏でしたので、未踏山域の解消を兼ねて行って来ました。
冷沢用水の由来は事前にネットで知っていました。
今も用水路入口に流入する水量はありますが、冷沢本流への流量の方が多く、用水路入口は沢底に土砂が堆積していました。
今、取水栓のメンテナンスはされているのかどうか、鍋冠林道に車両の走行形跡はありませんでした。
遠い昔、鍋冠山〜大滝山は信州と飛騨を結ぶ飛騨新道の一部だったそうです。大滝山から今は廃道となっている徳沢へ下り、上高地から中尾峠を経て飛騨へ抜けていたようです。
http://www.japanesealps.net/north/chougatake/ootakiyama.html
ザラ峠にしろ、中尾峠にしろ、いにしえのロマンを感じさせるものがあります。
安房トンネルが開通し、アッという間に県境を越えられる今、昔日の人々の暮らしぶりに思いを寄せるのもいいものだと思います。
私は歩行時間のみで11時間掛かりましたが、標準的には7〜9時間だろうと思います。
上記の外部サイトには、スカイライン駐車場から蝶ヶ岳までの往復が9時間40分で出ており、健脚者なら日帰りが可能です。
山地図の鍋冠山〜大滝山間のタイムは誤りです。
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コメント
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随分前ですが、鍋冠山に日帰りしたのを覚えています。
いつか大滝山まで行こうと思ったきり、その先は未踏のまま
鍋冠山が、山頂らしくなく、稜線の一地点に過ぎないように見え
また果てしなく緩やかに続く針葉樹林帯が退屈で、飽きてしまいました。
また、三俣登山口から大滝山に日帰りした日には、稜線上で、
鍋冠山から登って来たというマウンテンバイクの若い男性二人に行き会い
自転車で登れるほど、鍋冠山から先も緩やかな登りなのかと思い
尚更行く気をなくしたのを覚えています
でも、蝶と大滝山の間の稜線は大好きな穂高を始めとする絶景地
中村新道を思えば、再び挑戦してみる価値が絶対ありそうですね
その時は又参考にさせて頂きたいと思います
大滝山荘の営業時期に日帰りにしないで、のんびりも良さそう
日帰りお疲れさまでした。
鍋冠山は稜線の通過点の山で、この山だけの目的で登る人は少ないと思います。
ご家族に登山口or下山口まで送迎してもらうなど、車の回収が必要ない計画を立てれば行動範囲が広がりますね。
鍋冠山から西側は、標高2300mくらいまでは冷沢〜鍋冠山間より緩やかです。
MTBに熟達した人なら、登山者のとても少ない鍋冠&大滝山周辺は楽しめるだろうと思います。
当日、大滝山荘では管理人らしい方が屋根で布団干しをしていました。
山小屋のHPでは7月20日からですが、小屋明けの準備か、まとまった予約があったのか、詳細は分かりません。
中村新道、小池新道など北アルプスの開拓者の名を冠したルートは数多くありますね。一度は歩いてみるだけの価値あるルートばかりです。
鍋冠山〜大滝山が遠い昔は飛騨新道の一部だったということは歩いた後に知りました。改めて、古道歩きもいいものだと思う次第です。
コメントありがとうございました。
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