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Yamareco

記録ID: 1922658
全員に公開
ハイキング
剱・立山

薬師岳 4度目の正直

2019年07月09日(火) ~ 2019年07月10日(水)
 - 拍手
mixman その他1人
体力度
5
1泊以上が適当
GPS
32:47
距離
24.6km
登り
1,854m
下り
1,842m
歩くペース
標準
1.01.1
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
6:26
休憩
1:57
合計
8:23
距離 9.6km 登り 1,099m 下り 118m
5:04
7
5:11
5:13
92
7:34
7:51
20
8:11
8:12
85
9:37
9:39
29
10:08
40
10:48
12:21
10
12:31
12:32
50
13:22
13:23
4
2日目
山行
6:54
休憩
1:28
合計
8:22
距離 14.9km 登り 752m 下り 1,732m
5:17
16
宿泊地
5:33
40
6:13
44
6:57
32
7:45
7:51
17
8:08
8:10
14
8:24
8:40
31
9:11
27
9:38
9:41
13
9:54
10:41
19
11:00
18
11:18
11:19
60
12:28
12:37
19
13:32
13:35
2
13:37
13:38
1
13:39
ゴール地点
天候 曇り
過去天気図(気象庁) 2019年07月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
折立登山口での携帯電波ですが、ドコモ・auが受信できていました。

※公式に「携帯電波が入ります」とアナウンスされているわけではありません
コース状況/
危険箇所等
登り始めてしばらくしたところで1か所谷側へ崩れている場所があります。
auの電波状態
2019年07月11日 19:59撮影
7/11 19:59
auの電波状態
ドコモの電波状態(GPSが少しずれている)
2019年07月11日 19:58撮影
7/11 19:58
ドコモの電波状態(GPSが少しずれている)
ここから始まる
2019年07月09日 05:16撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
7/9 5:16
ここから始まる
登山口
2019年07月09日 05:17撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
7/9 5:17
登山口
ゆっくりと高度を上げるとギンリョウソウ
2019年07月09日 05:42撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
1
7/9 5:42
ゆっくりと高度を上げるとギンリョウソウ
シャクナゲ
2019年07月09日 06:06撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
1
7/9 6:06
シャクナゲ
ギンリョウソウ
太くがっちりとして真っ白
今まで見た中で一番きれい
2019年07月09日 06:44撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
3
7/9 6:44
ギンリョウソウ
太くがっちりとして真っ白
今まで見た中で一番きれい
アラレちゃん
2019年07月09日 06:58撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
7/9 6:58
アラレちゃん
ご注意を
2019年07月09日 07:11撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
1
7/9 7:11
ご注意を
急登を終え一息
2019年07月09日 07:41撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
1
7/9 7:41
急登を終え一息
カロリーの塊を摂取
2019年07月09日 07:52撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
1
7/9 7:52
カロリーの塊を摂取
わずかな時間だけガスが晴れて薬師方面が見えた
2019年07月09日 07:46撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
1
7/9 7:46
わずかな時間だけガスが晴れて薬師方面が見えた
この標識を見ると北アに来たと思う
2019年07月09日 08:05撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
1
7/9 8:05
この標識を見ると北アに来たと思う
2019年07月09日 08:06撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
7/9 8:06
一枚岩の斜面
2019年07月09日 08:11撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
7/9 8:11
一枚岩の斜面
2019年07月09日 08:13撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
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チングルマが見えると高山に来たと感じる
2019年07月09日 08:14撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
2
7/9 8:14
チングルマが見えると高山に来たと感じる
2019年07月09日 08:20撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
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7/9 8:20
ニッコウキスゲが遠くに一輪だけ
2019年07月09日 08:21撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
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7/9 8:21
ニッコウキスゲが遠くに一輪だけ
ミヤマハンミョウが道案内をしてくれる
2019年07月09日 09:04撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
1
7/9 9:04
ミヤマハンミョウが道案内をしてくれる
太郎山方面
2019年07月09日 09:28撮影
1
7/9 9:28
太郎山方面
ホシガラス
2019年07月09日 09:40撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
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7/9 9:40
ホシガラス
整備された登山道とケルン
2019年07月09日 09:43撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
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7/9 9:43
整備された登山道とケルン
真っ二つに割れた岩
2019年07月09日 09:56撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
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7/9 9:56
真っ二つに割れた岩
もうちょっと
2019年07月09日 10:20撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
7/9 10:20
もうちょっと
2019年07月09日 10:47撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
1
7/9 10:47
太郎平小屋着
2019年07月09日 11:00撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
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7/9 11:00
太郎平小屋着
ガスが晴れた一瞬に
2019年07月09日 12:00撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
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7/9 12:00
ガスが晴れた一瞬に
コバイケイソウ
2019年07月09日 12:35撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
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7/9 12:35
コバイケイソウ
太郎山方面(右)へすすむ
左へ行くと薬師沢を経て雲の平へ
2019年07月09日 12:36撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
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7/9 12:36
太郎山方面(右)へすすむ
左へ行くと薬師沢を経て雲の平へ
分厚い雪渓に心が躍る
2019年07月09日 12:43撮影
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7/9 12:43
分厚い雪渓に心が躍る
調査は終了したようだ
この後雷が聞こえたため速足で撤退
小屋に到着直前に本降りの雨が降ってきた
2019年07月09日 13:04撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
1
7/9 13:04
調査は終了したようだ
この後雷が聞こえたため速足で撤退
小屋に到着直前に本降りの雨が降ってきた
日が出てきたので虹を探すが出ていない
2019年07月09日 18:47撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
1
7/9 18:47
日が出てきたので虹を探すが出ていない
富山方面の夕焼け
2019年07月09日 19:32撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
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7/9 19:32
富山方面の夕焼け
太郎平小屋から南ー東ー北ー西のパノラマ合成
2019年07月10日 05:27撮影
1
7/10 5:27
太郎平小屋から南ー東ー北ー西のパノラマ合成
薬師平キャンプ場方面へ10分ほど歩くと北鎌尾根とその先に槍が顔を出す
2019年07月10日 05:32撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
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7/10 5:32
薬師平キャンプ場方面へ10分ほど歩くと北鎌尾根とその先に槍が顔を出す
2019年07月10日 05:35撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
7/10 5:35
キャンプ場が見えた
2019年07月10日 05:40撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
7/10 5:40
キャンプ場が見えた
2019年07月10日 05:45撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
7/10 5:45
その先は薬師沢
ミズバショウ
2019年07月10日 05:49撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
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7/10 5:49
その先は薬師沢
ミズバショウ
キヌガサソウ
2019年07月10日 05:50撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
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7/10 5:50
キヌガサソウ
砂岩に埋没した石
過去ここは川だったようだ
2019年07月10日 05:51撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
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7/10 5:51
砂岩に埋没した石
過去ここは川だったようだ
雪渓は薄くなっている箇所がある
2019年07月10日 06:09撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
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7/10 6:09
雪渓は薄くなっている箇所がある
2019年07月10日 06:14撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
7/10 6:14
白山
2019年07月10日 06:14撮影
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7/10 6:14
白山
2019年07月10日 06:15撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
7/10 6:15
2019年07月10日 06:17撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
7/10 6:17
雪渓
2019年07月10日 06:18撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
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7/10 6:18
雪渓
槍ヶ岳が顔を出す
2019年07月10日 06:28撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
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7/10 6:28
槍ヶ岳が顔を出す
2019年07月10日 06:28撮影
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7/10 6:28
2019年07月10日 06:28撮影
7/10 6:28
2019年07月10日 06:28撮影
7/10 6:28
上段の雪渓のハイマツの島にはライチョウの生息痕があった
2019年07月10日 06:34撮影
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7/10 6:34
上段の雪渓のハイマツの島にはライチョウの生息痕があった
2019年07月10日 06:57撮影
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7/10 6:57
2019年07月10日 06:58撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
7/10 6:58
弥陀ヶ原の緑のライン
立山の室堂や弥陀ヶ原は噴火によって出てきた溶岩が深い谷を埋めてできたもの
この谷を埋めるのにどれだけの量の溶岩が必要かと思うと
これはヤバい
2019年07月10日 07:06撮影
2
7/10 7:06
弥陀ヶ原の緑のライン
立山の室堂や弥陀ヶ原は噴火によって出てきた溶岩が深い谷を埋めてできたもの
この谷を埋めるのにどれだけの量の溶岩が必要かと思うと
これはヤバい
ママを待つイワヒバリのヒナ
2019年07月10日 07:07撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
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7/10 7:07
ママを待つイワヒバリのヒナ
ママが来たのでついていく
2019年07月10日 07:08撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
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7/10 7:08
ママが来たのでついていく
薬師岳山荘
2019年07月10日 07:09撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
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7/10 7:09
薬師岳山荘
2019年07月10日 07:10撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
7/10 7:10
2019年07月10日 07:41撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
7/10 7:41
避難小屋は屋根に穴が開いていた
2019年07月10日 07:42撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
1
7/10 7:42
避難小屋は屋根に穴が開いていた
イワヒバリ
2019年07月10日 07:45撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
1
7/10 7:45
イワヒバリ
山頂
2019年07月10日 07:48撮影 by  SO-01H, Sony
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山頂
さらば山頂
2019年07月10日 07:56撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
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7/10 7:56
さらば山頂
2019年07月10日 07:56撮影
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7/10 7:56
山頂から北東方面
ガスで北側が何も見えない
2019年07月10日 08:03撮影
7/10 8:03
山頂から北東方面
ガスで北側が何も見えない
2019年07月10日 08:05撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
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7/10 8:05
最近崩れたようだ
2019年07月10日 08:09撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
7/10 8:09
最近崩れたようだ
ライチョウは見られなかったが
ライチョウ型の石を見つけたのでケルンにセット
2019年07月10日 08:27撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
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7/10 8:27
ライチョウは見られなかったが
ライチョウ型の石を見つけたのでケルンにセット
2019年07月10日 08:27撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
1
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2019年07月10日 08:35撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
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7/10 8:35
東方向のパノラマ
2019年07月10日 08:40撮影
7/10 8:40
東方向のパノラマ
ハイマツの実
2019年07月10日 08:53撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
1
7/10 8:53
ハイマツの実
シャクナゲ
2019年07月10日 08:53撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
1
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シャクナゲ
蝶?
2019年07月10日 08:58撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
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蝶?
2019年07月10日 09:23撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
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7/10 9:23
2019年07月10日 09:25撮影
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雪渓の下の空洞に注意
2019年07月10日 09:29撮影
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7/10 9:29
雪渓の下の空洞に注意
2019年07月10日 09:45撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
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テント場手前の沢でミズバショウ
2019年07月10日 09:48撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
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7/10 9:48
テント場手前の沢でミズバショウ
咲いているミズバショウもあった
2019年07月10日 09:48撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
2
7/10 9:48
咲いているミズバショウもあった
太郎平小屋手前でガスが濃くなってくる
2019年07月10日 09:57撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
1
7/10 9:57
太郎平小屋手前でガスが濃くなってくる
太郎平小屋で下山前の補給
2019年07月10日 10:15撮影 by  SO-01H, Sony
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7/10 10:15
太郎平小屋で下山前の補給
ガスが上ってきている
2019年07月10日 10:57撮影
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7/10 10:57
ガスが上ってきている
登山道わきにニッコウキスゲ
2019年07月10日 12:31撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
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7/10 12:31
登山道わきにニッコウキスゲ
2019年07月10日 12:55撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
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7/10 12:55
やっとここまで帰ってきたよ
2019年07月10日 13:08撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
7/10 13:08
やっとここまで帰ってきたよ
到着
2019年07月10日 13:50撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
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7/10 13:50
到着
有峰ダム
2019年07月10日 14:46撮影
1
7/10 14:46
有峰ダム
ダムカードをもらいに有峰記念館へ
写真コンテストをするようだ
2019年07月10日 14:50撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
7/10 14:50
ダムカードをもらいに有峰記念館へ
写真コンテストをするようだ

装備

個人装備
Tシャツ 長袖シャツ ズボン 靴下 グローブ ザック 昼ご飯 行動食 飲料 地図(地形図) コンパス ヘッドランプ 筆記用具 ガイド地図(ブック) 日焼け止め 携帯 時計 サングラス タオル ストック カメラ サンダル コンロ コッヘル 食器 予備電池 GPS ファーストエイドキット テント テントマット シェラフ

感想

薬師岳には何度か計画を立てていた。
室堂から縦走を計画した時は体調不良で五色が原山荘敗退、去年9月頭には台風で敗退が続いていた。
今回は二泊三日をかけ満を持して確実に薬師岳を狙う。

8日夕方に折立登山口に入る。5時スタートしたかったからだ。
梅雨でもあり天気予報は雨と曇りを行ったり来たり。
テント泊か小屋泊かぎりぎりまで迷った。
事前情報では折立登山口では携帯の電波は入らないとのことだった。
曇りとの情報を信じてテント装備を持っていくことにした。
出発直前、スマホのGPSをセットしているときに気づいた。
携帯電波入ってる・・・?

※公式に「携帯電波が入ります」とアナウンスされているわけではありません

出発してすぐから急登が続く。
ギンリョウソウ・シャクナゲなど花がよく見られる。
きついなりに気がまぎれる。
三角点に到達したら一息、菓子パンを補給、その後も続く登りに備える。
階段や木道の整備された道は歩きやすい。
ガスで先は見えない。目の前に集中して延々登り続ける。
チングルマが咲いていた。進むと穂が開いたのものもあった。
これを見ると高山に来たなと思う。
原っぱの奥にはニッコウキスゲが一輪だけ咲いていた。
カメラを高く上げてやっと写真を撮る。
途中には高山性のハンミョウ、ミヤマハンミョウがいた。
太郎平小屋前には雪渓があった。
登り切ってついに太郎平小屋に到着。
しばらくして雨が降ってきた。
悩んだ末に小屋泊に変更。

予定通り菓子パンとコーヒーで昼飯にして散策へ向かう。
北のテント場方面に行くか南の北の俣岳方面に行くか。
明日は必ず北へ向かうので南へ行くことにする。
小屋の裏の水場とトイレを過ぎるとコバイケイソウがたくさん生えていた。
まだ花は数株しか咲いていなかったが、最盛期には素晴らしい景色となるだろう。
緩やかな登りを進むと分厚い雪渓が。このルートはだだっ広い平野と沼と草原だ。
いい景色。
しかし雷の音が聞こえだす。雲は相変わらずどんよりとしている。
好転は望めないので戻ることにする。
雷は時折鳴っている。小屋に入る直前に雨は本降りになった。

夕飯ののち外が赤くなってきた。
虹が出ていないかと外へ出たが、
ガスが薬師岳の方向だけは抜けて明日行く方向が見えた。

翌朝はガスが晴れていた。奥の北鎌尾根がはっきりと見える。
5:15分薬師岳へ向けて出発、薬師岳方面に歩くと北鎌尾根の先に槍ヶ岳が顔を出す。
キャンプ場からは沢を登っていく。足元が水で気持ちがいい。
植生も水辺となりミズバショウがたくさん生えている。そのうち数輪はまだ咲いていた。
足元にはまるで河原のような丸みを帯びた石。大昔ここは川だったようだ。
堆積した砂とその中の石が今地表に出てきているのだ。
7/12追記
https://www.yamareco.com/modules/yamainfo/ptinfo.php?ptid=19611
太郎山は中生代(約2億5217万年前から約6600万年前に相当し、恐竜が生息していた時期にほぼ対応する)の手取層群の砂岩と礫岩からなる浸食面と書かれている。
この登山道の丸みをおびた石は恐竜時代のものなのだ。(追記ここまで)

高度が上がるにしたがって振り返ると太郎平小屋のバックに白山が。
登山道上には雪渓が見られるようになってきた。
一部雪の薄い部分が見られるので通過にはご注意を。

高度を上げると森林限界を超えて急に視界が開けてきた。
先には見上げる稜線。奥には弥陀ヶ原の平原が、まさに平らな緑のラインを見せていた。
立山の室堂や弥陀ヶ原は噴火によって出てきた溶岩が深い谷を埋めてできたものだ。
その上を覆っている緑。これはヤバい。

岩石地帯にはイワヒバリのヒナがいた。まだあどけない姿。しばらく見ていると親が来た。
親に先導されて親子は消えていった。
その先には薬師岳山荘。そしてその先を登り切れば悲願の薬師岳山頂である。
ガスが出だした。
淡々と山頂へ。ついに念願の山頂のお堂に参拝することができた。
周囲を見渡すが遠くは見えない。ガスのかかるカールは素晴らしい。
下山にかかる。
できれば今日中に折立登山口まで降りたい。

太郎平小屋で予定していた天ぷらうどんを食べて下山に備える。
雲行きが怪しくなってきた。視界は悪いが雨も心配になってきた。
下山まで持つか。
調子よく高度を下げる。
草原では登山道わきにニッコウキスゲが咲いていた。昨日は咲いていなかった。
さらに高度を下げて森林に入ると風が通らず汗が噴き出てきた。
急登を下って登山口に到着。

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無雪期ピークハント/縦走 剱・立山 [2日]
薬師岳/折立起点太郎平小屋薬師平薬師岳山荘経由
利用交通機関: 車・バイク、 電車・バス、 タクシー
技術レベル
2/5
体力レベル
4/5

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