古の富士山登拝の参詣道
- GPS
- 48:11
- 距離
- 31.4km
- 登り
- 3,188m
- 下り
- 1,698m
コースタイム
- 山行
- 4:53
- 休憩
- 1:32
- 合計
- 6:25
- 山行
- 8:04
- 休憩
- 2:50
- 合計
- 10:54
- 山行
- 2:59
- 休憩
- 0:25
- 合計
- 3:24
天候 | 曇り時々晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス
飛行機
|
コース状況/ 危険箇所等 |
金鳥居から北口本宮浅間神社登山口まで、そして馬返まで歩き応えが有りますが整備されている登山道でした。 |
その他周辺情報 | スバルライン5合目のレストハウスには、コインシャワーも有って汗を流せます。 |
予約できる山小屋 |
里見平★星観荘
|
写真
感想
15年前のリベンジ、本八合目で悪天候のため下山し未踏だった山頂を制覇したく、更に今回は古の登拝ルートを登って山頂を極めようと計画しました。
前日、忍野八海を巡り中国人だらけでややうんざりでしたが、離れた出口池はひっそりで明日からの登頂に古の登拝者に思いを馳せました。
ホテルをチェックアウトし、富士山駅のコインロッカーに荷物を預け、ガスガスの街となった富士吉田の金鳥居から歩き始めました。
前日の実査で北口本宮浅間神社からは御朱印も頂いていたので、登山口に直行し登山道を進みました。
比較的整備された登山道で、両側はアカマツやカラマツの巨木が立ち並ぶ森となって森林浴をしながら気持ち良く歩けました。
しかし、一時間、二時間と変わらない森の中を延々と歩いて、スライドする人もいなくやや寂しくなります。
中の茶屋を通過して一時間程度で、ようやく出発地点の馬返に到着、そこから一合目の大文司屋は直ぐで、ボランティアのオバサン達が麦茶を出してくれ、登山認定書な申請書を貰って、いよいよ本格的な登山の開始です。
さすがに本格的な登山道になると、7月末にトレランの大会があるようで登りも下りも結構トレランしている方がいっぱい、しかし登山者は全然いません。
各合目毎に廃屋状態となった社や茶屋の跡が、古の参詣道を偲ばせます。
三合目でコーヒーブレイクと行動食、すると一人の男性がザックを背負い登って来ました。お話を聞くと佐藤小屋のテン場でテン泊するとのことで、ほぼ同時に五合目に到着しました。
私は、少し早めですが小屋に入って手続きをすると夜に数名の外国人が宿泊するかもしれないが、他に客がいないので自由に使って下さい、と二段ベットの部屋は使い放題で寒いと言うことで石油ストーブまで付けてくれて暖かく過ごせました。
結局、夜になっても他のお客は入ってこなく、ワンマンでノンビリ熟睡することが出来て最高の山小屋ライフを過ごせました。
翌朝、御来光は拝めなかったものの天気はまずまずで、出発の際に少し雲がかかりましたが六合目に着く頃には晴れて、協力保全金を払って気持ち良く登り始めました。
やはり、六合目から角度がドンドンと急になっていき、七合目からは溶岩が固まった岩場を登り続けます。
途中に、山小屋が有るので高度順応の兼ねてノンビリ休み休み登ります。
以前、登った時に仲間の一人が七合目を過ぎて高山病になり顔が青ざめ、頭痛も酷く悪天候もあって八合目で断念して下山した経験も有り、慎重に登りました。
八合目を過ぎて、下界を眺めながらコーヒーブレイク。
いよいよ登り、ようやく吉田口登山道頂上の久須志神社に到着し御朱印を頂き、お鉢を巡るため、まずは成就岳山頂へ、そして浅間神社奥宮に着いてここでも御朱印を貰いました。
そして、最高峰剣ヶ峰に到着、ここが日本最高地点、富士山測候所の跡地、お鉢を眺めると改めてその大きさに驚きます。
再びコーヒーブレイク、剣ヶ峰でノンビリ過ごし、時計回りにお鉢を周り再度久須志神社前を通過し歩いていると眼下の雲に影富士が映り丸い虹もかかっていました。
浅間神社奥宮横の頂上富士館に着くと、静岡側が山開きだったことも有り小屋は多くの人(7割は中国人、1割欧米人、2割日本人)ですし詰め状態でした。
そんな一畳に二人が寝る状態で、頭を向かい合わせた中国人がイビキをかくし一睡も出来ず翌朝を迎え、日の出前に小屋を出されるので早めの朝食を済ませて、小屋の前の駒ヶ岳から御来光を待ちました。
空には雲がかかっているものの、日の出方向の空は薄明るくなってきました、すると雲がドンドンとオレンジ色に染まり見事な朝焼けとなりました。
振返ると剣ヶ峰はモルゲンロートになっており、完璧な御来光は拝めないなかったですが、十分な朝焼けを見ることが出来ました。
空が一気に明るくなっていく中、一気に下山道を降りていきます。
天気も良くて裾野の森もスッキリ見え、そこから周りに雲が薄く広がり、更に上空にも雲がかかっていました。
ザクザクの下山道で膝と大腿四頭筋を痛めないよう、慎重に下山します。
あんなに汗をかいて登ったのに、一気に六合目まで下りトラバース気味にスバルライン五合目に無事到着しました。
コインシャワーをやっているレストハウスで汗を流し、路線バスに乗って富士山駅まで戻って、駅前の観光案内所で登山認定書の申請書を提出して名前の入った「登山認定書」を貰って、古の富士山参詣道の山行を終えました。
Padkunさん、お疲れ様でした。少し前に四国で先日が大雪山と十勝連峰等々からの
ソロ富士山!5合目からだと想像してたら…びっくりです。二十年程前に富士急ハイランドを二家族で遊び芦ノ湖の保養所へ移動した事を思い出しておりました。
人混み小屋泊を想定し耳栓購入…人混み未体験でどこにしまいこんだか行方不明です。高度順応、流石です♪
早速のコメント有り難うございます。
今回は、歩き応えが有りました。やはり裾野が広く日本一の山だけあります。
五合目佐藤小屋は、雰囲気も良く小屋の方々も親切で良かったですが、山頂では耳栓も効かない状態でした。
実は、また来月末に遠征を計画しています。
padkunさん、こんばんは〜!
亀レスですいません。大作なんで、読み込むのに時間かかりました!(←言い訳です😅)
ロングの古のルート、すごいですねぇ!5合目に行ったことすら無い私には想像もつかないルートです。下から富士を登る…、かんがえただけで、達成感が凄いですね、登頂おめでとうございます㊗
朝焼けの素晴らしさにも感動しました!お祝いしてくれてるようですね😃
それにしても、最近のpadkunの遠征に、大雪縦走に、その活動の凄さに感服です👏
なにか、凄いしか出てこないのですが😅、その若さ、分けていただきたい…!
コメントありがとうございます🙇
何をおっしゃいますjeiさん、時間をかけたのんびりトレッキングですよ。
jeiさんの、こだわりの尻ボーの方が敬服しちゃいます。
でも、なかなか面白いコースでした5合目の佐藤小屋の話しでは、富士山も7月下旬頃から混み始めるので、まだまだ空いていると言ってました。
しかし、外国人の多さには驚きました···是非、一度は登ってみて下さい。
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