雨の鹿島槍・五竜・唐松縦走

2019年07月13日(土) ~ 2019年07月15日(月)

• GPS: 23:26
• 距離: 31.7km
• 登り: 3,834m
• 下り: 3,356m

コースタイム

1日目

• 山行: 6:08
• 休憩: 0:33
• 合計: 6:41

距離 10.0km 登り 1,735m 下り 632m

5:04 柏原新道登山口
6:13 6:14 ケルン（柏原新道）
6:20 6:28 駅見岬
7:20 水平岬
7:56 7:57 富士見坂
8:45 8:59 種池山荘
9:49 9:56 爺ヶ岳南峰
10:26 爺ヶ岳中峰
10:45 10:46 爺ヶ岳北峰
11:11 11:12 冷乗越
11:39 冷池山荘
11:45 冷池山荘テント場

2日目

• 山行: 8:53
• 休憩: 1:20
• 合計: 10:13

距離 12.1km 登り 1,535m 下り 1,510m

4:34 冷池山荘テント場
5:49 布引山
6:51 6:57 鹿島槍ヶ岳
7:25 7:50 鹿島槍ヶ岳北峰
8:30 8:46 八峰キレット
8:48 9:01 八峰キレット小屋
11:10 11:30 北尾根ノ頭
14:47 五竜山荘

3日目

• 山行: 4:34
• 休憩: 1:00
• 合計: 5:34

距離 9.6km 登り 585m 下り 1,231m

4:59 五竜山荘
5:01 5:03 遠見尾根分岐
5:06 白岳
5:52 大黒岳
7:14 牛首
7:19 8:07 唐松岳頂上山荘
8:38 8:41 丸山
8:54 扇雪渓
9:39 9:44 八方池
9:54 八方ケルン
10:00 第2ケルン
10:30 10:32 八方池山荘
10:33 ゴール地点

ルート記録ではなぜか唐松岳山頂をスルーしてますが…
よく考えたらスマホ入ったままのザックを山荘にデポして行ったので、それも当たり前
私自身はちゃんと登頂しております

天候

初日曇り、二日目終日雨、三日目朝だけ晴れのち曇り

アクセス

利用交通機関：

バス ケーブルカー（ロープウェイ／リフト）

往路
毎日アルペン号7/12 22:30竹橋発猿倉行き　扇沢B下車
復路
毎日アルペン号7/15 14:45白馬八方の湯発新宿行き

コース状況／危険箇所等

八峰キレットはハシゴや鎖完備のうえ、距離も短いためそれほど危険と感じる箇所は無し
もちろん足を滑らせれば必要以上に早く下山できてしまいますが
それよりむしろ
鹿島槍ヶ岳の南峰から吊り尾根に降るところや
五竜の登り
唐松頂上山荘手前の登りなどで
地味に怖い箇所がありました

ただしキチンと三点確保しながら登れば
問題はないと思います

その他周辺情報

八方の湯
800円
いい湯でした
隣にある八方ラーメン？も地味に良かった

写真

7/13 5:25

バスを降りたら柏原新道登山口

7/13 5:35

とてもよく整備された快適な道です

7/13 5:53

天候はガスガス

7/13 6:03

道は良い

7/13 6:28

天候は悪い

7/13 8:49

7/13 8:49

そうこう言ううちに種池山荘に到着

7/13 8:50

虹？向きが変だが

7/13 9:00

それでは爺ヶ岳へ

7/13 9:03

7/13 9:41

お、チラと南峰？が

7/13 9:45

見下ろせば遠くに種池山荘

7/13 9:52

南峰山頂

7/13 9:53

7/13 9:55

剱岳方面？なんも見えん

7/13 10:08

さあ次なる中峰へ（中峰って何て読むのか。）

7/13 10:09

コマクサ咲いてる

7/13 10:16

愛想のない分岐点

7/13 10:23

爺ヶ岳中峰山頂

7/13 10:40

石鎚山みたいな小ピーク…行ったことないけど。

7/13 10:52

本日の宿泊地、冷池山荘が見える

7/13 11:13

冷池乗越　ここで布引山で熊情報あり…

7/13 11:13

種池山荘ちかいな…

7/13 11:15

信州側が見事にガス

7/13 11:27

冷池山荘に到着

7/13 12:11

今夜の我が家。まあまあ平らなところに張れた

7/13 13:14

雲の切れ間に剱岳ゲット

7/13 16:27

今日来た登山道ゲット

7/13 16:35

爺ヶ岳も見えた

7/13 16:39

7/13 16:51

雲と神々しい剱岳

7/13 17:34

ちょっぴりだけ鹿島槍ヶ岳もゲット。待ってろよ明日行くよ

7/13 17:35

何度見てもいいね

7/14 3:52

朝方…テント内になぜか水たまりが。浸水？ナニコレ

7/14 5:51

それはさておき布引山へ無事到着。雪渓もなかったよ

7/14 6:00

山は今　花盛りですな

7/14 6:42

そして急に鹿島槍ヶ岳南峰

7/14 6:46

とんがった山のわりに広い山頂

7/14 7:10

吊尾根にて人生初の雷鳥ゲット

7/14 7:10

カメラ壊れてスマホで撮ったから…解像度悪し

7/14 7:26

一応北峰にもタッチ。さあこれからキレットへ

7/14 7:44

分岐。引き返すなら今のうちですよ…

7/14 8:11

うひゃーとなる垂直の絶壁

7/14 8:27

クサリも出てきた

7/14 8:34

どこかで見たような鉄の橋が出現

7/14 8:34

「ここがキレット」とご丁寧に看板が

7/14 8:34

写真だと伝わらないけど…なかなかの断崖です

7/14 8:35

いい具合に切れてます

7/14 8:35

切れてる中を通っていく

7/14 8:37

切れてるねえ

7/14 8:37

でも梯子やクサリで安全です

7/14 8:39

7/14 8:39

7/14 8:39

道も細いといえば細いけれども、油断しなければ大丈夫

7/14 8:49

じきにキレット小屋が見えてくる。すごいところに建ってます

7/14 8:53

ヘリ輸送ができていないので食事の提供できず…現状素泊まりのみ。

7/14 8:54

7/14 9:09

ちょっと長めのはしご

7/14 9:16

画像悪いけど…今度はメスの雷鳥が登場

7/14 9:16

ヒナも4〜5羽引き連れて、立派なお母さんです

7/14 9:54

朝から雨だったが…雲が切れてきた

7/14 10:04

行く手に見える大きな山は…五竜ですか？

7/14 10:04

7/14 10:32

テント禁止！といかにも幕営できそうな場所。

7/14 11:12

北尾根の頭

7/14 12:16

時々クサリが登場…けっこう怖いところもある

7/14 12:16

またもやガスガス

7/14 12:30

おっ、G5…地図にあるG4は見つけられなかった

7/14 12:41

ウルップ草？だいたい終わりですかね。

7/14 12:43

これなんだっけ。なんとかシオガマとかなんとか。

7/14 13:39

そして五竜に到着。ガスで何も見えません。

7/14 14:46

さらに歩いて五竜山荘に到着。武田菱がカッコいい。お姉さんも愛想が良くてカワイイ。

7/15 4:57

信州側は素敵な雪渓

7/15 4:57

歩いてきた方面

7/15 4:58

明日行く方向。この夜もテント内には水たまりが

7/15 5:04

さて翌朝。白岳山頂は華麗にスルー

7/15 5:05

ガスも薄くなってきていい雰囲気になってきた

7/15 5:16

シャクナゲも咲いている

7/15 5:31

なんか白飛びしてるけど…白い花

7/15 5:50

大黒岳の慰霊碑

7/15 6:56

7/15 7:00

ここにもコマクサが…写真の解像度が悪すぎ

7/15 7:02

おお、日が出て虹が見える

7/15 7:14

五竜も雲の間から頭を出した

7/15 7:16

唐松岳頂上山荘も幻想的に姿を現す

7/15 7:16

虹と唐松岳。ブロッケンも見えたよ

7/15 7:18

唐松岳頂上山荘。立派

7/15 7:37

ザックをデポして山頂へ

7/15 7:37

剱岳や立山が先っぽだけ雲から登場

7/15 7:40

五竜もドドンと。あの雲が憎たらしい

7/15 7:41

山頂で最後の一枚

7/15 8:38

それでは下山します。

7/15 8:55

雨も降りだしたが…ともかく下山

7/15 9:13

7/15 9:35

7/15 9:51

7/15 9:53

7/15 10:29

最後はフラフラと文明の利器に吸い寄せられ…

撮影機器：

Canon EOS 60D Canon

iPhone SE Apple

装備

個人装備

長袖シャツ Tシャツ タイツ ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 ゲイター 日よけ帽子 着替え 靴 予備靴ひも ザック ザックカバー 昼ご飯 行動食 非常食 飲料 ハイドレーション ガスカートリッジ コンロ コッヘル ライター 地図（地形図） コンパス 笛 計画書 ヘッドランプ 予備電池 ファーストエイドキット 日焼け止め ロールペーパー 保険証 携帯 サングラス タオル ストック ナイフ カメラ ポール テント テントマット シェラフ

感想

killiya731

7月の三連休、天気予報は思わしくないものの…妻が実家の両親とサービス券で温泉に行きたいと。
おお、これは二ヵ月ぶりの山行チャンスではないか。ということで度量の広い夫っぷりを見せて、快く妻子を実家へ送り込むことにして、私自身はさっそく毎日アルペン号を予約。
上高地方面はすでに満席でちっとも予約できなかったため、これまで一度も足を踏み入れたことのない、後立山連峰にチャレンジすることにしました。

扇沢から入って、鹿島槍・五竜・唐松と抜ければ…百名山を狙ってるわけではないけれども、百名山2座ゲットできるしな。三大キレットの中でも最も易しいといわれている八峰キレットを試してみるのも良さそうだ。

ということでコース決定しました。

無駄にアイゼン持ったり、壊れて使えないカメラ持ったりして、思いのほか荷物が重く、せいぜい15kgぐらいしか担げない身体の私が…どうやら19kgぐらいの荷物になってたみたい。食料も重かったしな。

天候は今一つでしたが、よく整備された道あり、岩場あり、クサリやハシゴもあり、穏やかな稜線歩きも、絶景も、雷鳥も…これぞ縦走とも言えそうな盛りだくさんな充実したコースでした。下山後にいい温泉があるのも見逃せない。
ことに雷鳥はいままでの人生で一度も見たことが無かったのに、今回まとめて三羽（オス二羽、メス一羽+ヒナ4〜5？）と出会えて、天気の悪い中歩いていた甲斐がありました。ああ、よかった。

ちゃんと準備して、ちゃんと三点確保して、慎重に歩く方であれば、おススメしたい良いコースでした。

***

最後に…今回の山行での損害
テント…浸水（シュラフカバーがあれば別に大したことはないレベル）
カメラ…故障して撮影不能
ストック…破損して使用不能（一本が伸びなくなり、無理に引っ張ったら分解）
楽しい山行…プライスレス（損害ではないか）