北岳(肩の小屋テン泊)[登り:右俣コース〜下り:草すべりコース]
- GPS
- 28:59
- 距離
- 14.2km
- 登り
- 2,010m
- 下り
- 1,997m
コースタイム
- 山行
- 5:27
- 休憩
- 2:21
- 合計
- 7:48
天候 | 8月3日:晴れのち曇り・霧、夕立(雷も)再び晴れ 8月4日:快晴 |
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過去天気図(気象庁) | 2019年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
タクシー 自家用車
少しだけ広河原に早く着きます。注意点としては始発のタクシーは8〜10台しか 出ないので早くから並んでいないと乗れません。ハイシーズンだと3時過ぎには 列が出き始めます。ザックは荷室に積み、着席して行けるため快適です。 いつ乗っても冷房が効きすぎている傾向あり。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
登山ポスト:広河原山荘入口脇で提出しました 登山道:日本第2の高峰まで一気に登るのですから広河原への下山だって どのコースをとっても足にくるきつさがあると思います。 私は前回同様、草すべりコースを選択しましたがザックが重く大変でした。 急傾斜で滑りやすい道なので転倒、スリップ注意。 石も落とさないよう注意ください。今回私の後ろのグループの方がうっかり 落石を起こしてしまいましたが、「ラクーッ!」と声掛けがあったので 避けることができました。 白根御池小屋から広河原への道も急傾斜が続き、おまけに草すべりより長い ので気を抜かずに頑張りましょう。 水場:広河原山荘、肩の小屋、白根御池小屋 白根御池小屋の水は絶品です。キンキンに冷えていて草すべりを下って来て いただくあの水は最高です。 |
その他周辺情報 | 無事下山したのち、汗を流し疲れを癒すための温泉は帰り道ということも あって「みたまの湯」がお気に入りです。 |
写真
装備
個人装備 |
23.5kg(内飲料水5.5kg)
三脚(Leofoto LS-324C)
雲台(SIRUI G-10KX)
カメラ(Nikon D750)
レンズ(AF-S NIKKOR 20mm f/1.8G ED・TAMRON SP 24-70MM F/2.8 Di VC USD G2)
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感想
北岳にソロテン泊で登ってきました。
今回が3度目の北岳登山で単独行は初めてです。
1回目:2013年8月10日〜12日
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-334933.html
2回目 2016年8月19日〜20日
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-946759.html
3年に1回登ってますね。大好きな山なのでもっと登りたい。
始めての北岳、余りの暑さに消耗しまくりその時の辛かった記憶が未だ
鮮明なので今回水切れ(=遭難)を絶対に起こしてはならぬと1Lの
ナルゲンボトルにランニング時によく飲んでいるメダリスト(クエン酸
たっぷりハイポトニック)を入れ、2Lのウォーターキャリー2つに水を
目いっぱい入れ肩の小屋まで担ぎました。
他にも持参したおにぎりの保冷剤として凍らせたペットボトルの水500cc
・・・明らかに多すぎですね。
GPSのログを見返すと歩きながら感じていたほどペースは遅くなかった
ようです。
悪天候の週末続きの今年(毎年言ってる気が・・)、ようやく天気のいい
週末がやって来たということでたくさんの登山者が広河原から北岳を
目指します。
こういうとき渋滞しがちで自分のペースで歩けないわずらわしさを感じる
こともあるけれど何しろ今回は大荷物。23.5kgのザックがずっしりと重く、
遅めのペースがちょうどいい。
毎度感じますが大樺沢二俣までが長い。右俣コースへ入ってからはもう
覚悟を決めてゆっくり一歩一歩登っていきます。小太郎尾根分岐で稜線に
出るとようやく安心できました。小屋までたどり着けるって。
バランスを崩さないように慎重に岩場をクリアすれば肩の小屋はすぐです。
小屋に着きテント設営後おにぎり2個と生ビールを飲みながら、さて
この後どうしよう?と悩む。
この時点で今日はまだ北岳周辺の名峰群は富士山を含め姿を見せて
くれていない。
しかしとりあえず山頂へ向かうことに。明日目が覚めたらめんどくさく
なって山頂踏まずに下山とかかなりの高確率でありそうだったので(^_^)
生飲んじゃってるけど(よい子は真似しちゃだめです)。
山頂へは30分で着きます。やはり白い世界でした。しばらく晴れる
ことを期待して待っていましたが遠くで雷が鳴り始めたのを潮に
肩の小屋まで戻ることに。
お腹が空いていたのでどん兵衛のリフィルを作り、もひとつ生。至福。
まだ景色はダメ。しばらく持参した文庫を読んだりしてるうちに昼寝。
寝ている間に雨が降ったようだけれど夕方目が覚めたら雨が上がり、
テントの換気口から外を覗いたら周りの山が見えている!
そこからはずっと外に。富士山も日没前にうっすら姿を見せてくれて、
それに気付いた登山者から歓声が上がっていました。
一旦テントに戻り星が出た時間に再び三脚を持って外へ。しばらく星空の
撮影を楽しむもダウン無しではいられないくらい冷え込んできてレリーズ
ケーブルのシャッターボタンを押す指がブルブル震えてきたのでお開きに。
明日の朝は期待できそうだな、なんて思いながらも山頂で朝日を浴びるか、
肩の小屋前で満足するか、半々の気持ちのまま眠りました。
翌朝、結局4時半出発と少々出遅れましたが山頂へ向かいました。
5時前に登頂。ご来光には間に合わなかったけれど素晴らしい朝の風景を
見ることができ感動。いやぁ登って良かった!!
続々と登って来る登山者たちも皆うれしそうな表情です。
テントに戻り簡単に食事をし、撤収。風が少し強い中一人で撤収作業をする
こととなったけれどスキル上がったかも。
下山は草すべりコースで。前回に続き2度目ですがやはりこのコースは辛い。
足にくる。白根御池小屋までたどり着いた時点ですでに足の疲労がかなり
あったけどそこから広河原への下りがまた急傾斜なところが多く、容赦なく
私の貧脚を痛めつけてくる。這う這うの体で広河原へ下山。
吊り橋を渡ってから最後に北岳の写真を撮りましたが、手振れならぬ
脚振れした(T_T)
ラッキーなことに乗合タクシーの臨時増発便がすぐに出たので芦安の
駐車場までかなり早いうちに戻ることができました。
芦安方面から帰るときの最近の定番「みたまの湯」へ。ゆっくりと温泉に
浸かって風呂上りに鶏もつ煮丼とノンアル1本、いいじゃないかこの流れ。
いい登山でした。
sun_clearさんこんにちは。
初日の夕方以降は天候にも恵まれたようで、素晴らしい写真の数々に脱帽です
20mm F1.8と三脚を持っていくとこからして、かなり狙ってましたね!?
私の前回の北岳は全く星の見えない夜でしたので羨ましく思います。
そしてLeofotoのLS-324C!最近Leofoto株が世間でどんどん上がっていますが、
そこを選ぶところがまた素晴らしいです。使い勝手はいかがですか?
レビューを見る限りではかなり好評のようですが・・・
私は欲張って八本歯のコルから北岳山荘まで行きましたが、
結局悪天候によって農鳥岳はあきらめてしまったので、
無理せず肩の小屋にしておけばよかったなぁなどと思っています。
みたまの湯!いいですよね!
私は去年の末に初めて寄ったのですが、多少遠回りしてでも登山の帰りには
寄りたいなぁと思う温泉ですね!
お疲れさまでした。
shoytomoさん いつもありがとうございます。
今回の北岳、天気やお互いの子供の学校行事の関係などでなかなかいつもの友人との
登山が叶わずソロテン泊となりました。
荷物の重さに恐れをなし、レンズは24-70の1本でいいんじゃね?と芦安でタクシーの
列に並ぶ直前まで悩んでいましたが(^_^;)持って行って正解でした。
星を撮るとなると20mmの画角とf1.8の明るさは重宝しますね。
三脚はずっとマンフロットのbefreeを使っていて特に不満も無かったのですが、付属の
自由雲台が壊れてしまい雲台交換で対応しようとSIRUIのG-10KXを購入しました。
が、雲台が新しくなったら三脚も・・となってしまい情報収集に励んだ末にLeofotoを
ポチッてしまいました(^_^;) こうやって皆さん沼にはまっていくのですね・・
LS-324Cは付属のセンターポールを付けなくてもbefreeのセンターポールを目いっぱい
伸ばしたときとほぼ同じ高さなので高さに不満は無く、脚の径が太いのでたわみも無く
安定感がbefreeとは全然違います。作りも丁寧でうわさどおりかなり高コスパ商品なん
じゃないかと思いますよ。
初日の白い山頂へも担いでいって山頂標識に向けカメラをセットしてセフルタイマーで
自撮りもしました(^_^;)。担いだ以上元取んなくちゃって。
三脚を新しくするなら雲台はもう少しボール径の大きいものを選んでおくんだったと
思いちょっとだけ後悔しましたが、ちゃんと止まるのでしばらくこの組み合わせで
いきます。
みたまの湯は露天からの景色がいいのでメガネからコンタクトにわざわざ替えてから
入ってます(^_^)
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