夏空の木曽駒ケ岳から空木岳へ

2019年08月04日(日) ~ 2019年08月06日(火)

• GPS: 17:42
• 距離: 28.1km
• 登り: 1,789m
• 下り: 3,498m

コースタイム

1日目

• 山行: 3:12
• 休憩: 1:21
• 合計: 4:33

9:31 千畳敷駅
10:22 10:33 乗越浄土
10:36 10:42 宝剣山荘
10:43 10:45 天狗荘
10:51 10:56 宝剣山荘
10:57 10:57 天狗荘
11:09 11:09 中岳
11:20 11:20 (木曽駒ヶ岳) 頂上山荘
11:33 11:48 木曽駒ヶ岳
12:00 12:00 (木曽駒ヶ岳) 頂上山荘
12:07 12:07 中岳
12:18 12:22 天狗荘
12:22 12:24 宝剣山荘
12:32 12:49 宝剣岳
13:01 13:13 宝剣山荘
13:14 13:14 乗越浄土
13:23 13:23 伊那前岳九合目ピーク
13:37 13:40 伊那前岳
13:49 13:53 伊那前岳九合目ピーク
14:00 14:00 乗越浄土
14:04 宝剣山荘

2日目

• 山行: 5:58
• 休憩: 1:17
• 合計: 7:15

5:42 宝剣山荘
5:49 6:07 宝剣岳
6:22 6:23 三ノ沢分岐
6:26 6:26 サギダルの頭
6:31 6:31 極楽平
6:38 6:47 島田娘
7:20 7:30 濁沢大峰
8:39 8:41 檜尾岳
10:23 10:24 熊沢岳
11:37 11:44 東川岳
12:04 12:23 木曽殿山荘
12:35 12:45 木曽義仲の力水
12:57 木曽殿山荘

3日目

• 山行: 5:27
• 休憩: 0:50
• 合計: 6:17

5:33 木曽殿山荘
6:40 7:03 空木岳
7:10 7:10 駒峰ヒュッテ
7:26 7:28 駒石(駒石山)
7:47 7:48 空木平カール分岐点
8:30 8:32 ヨナ沢ノ頭
8:53 8:53 小地獄
8:56 8:59 大地獄
9:38 9:38 マセナギ
9:44 9:45 尻無
10:06 10:18 池山尾根水場
10:43 10:45 タカウチ場(池山分岐)
11:04 11:07 空木岳登山口駐車スペース
11:19 11:19 空木岳登山道入口(第二取付点)
11:23 11:24 空木岳登山道取付地点
11:50 ゴール地点

2日目の宝剣岳から木曽殿山荘までの行程が印象に残りました。色々な要素が詰まっていて、実に楽しかったです。

天候

晴れ時々曇り

アクセス

利用交通機関：

バス 自家用車 ケーブルカー（ロープウェイ／リフト）

【往路】
マイカーを駒ケ根高原スキー場に駐車。徒歩で「菅の台バスセンター」へ。
「菅の台バスセンター」から路線バスに乗り「駒ケ岳ロープウェイ・しらび平駅」へ。
駒ケ岳ロープウェイにて「千畳敷」へ。
【復路】
駒ケ根高原スキー場へ下山。

コース状況／危険箇所等

1日目（入山〜宝剣山荘）
RWは天候によって運行が左右されるようで注意が必要です。
今回は朝早い時間帯RWが運行されていなかったらしく、バスセンターに長蛇の列。結局3台やり過ごしてようやく乗れました。RWがストップしていれば当然のことながらバスもどんどん上がっていくわけにいかないのでしょう。
日曜だったためか千畳敷から乗越浄土の間は渋滞。観光客も多いので色々と気を使います。もちろん、木曽駒ケ岳の往復も人が多かったです。

2日目（宝剣山荘〜木曽殿山荘）
宝剣岳の上り下りはクサリ等しっかりしています。
三ノ沢岳分岐から濁沢大峰のコルまでは記憶に残るような危険個所はなかったです。
濁沢大峰は岩々のアップダウンで、檜尾岳のコル(2536m)へは無慈悲な急下降です。
コルから檜尾岳への登りがこの日の一番まとまった登りです。
檜尾岳から熊沢岳へは細かなアップダウンを繰り返しじわじわ高度を上げていきます（最後がちょっと急登）。さらに東川岳にかけても下り気味でいい感じのアップダウンの稜線です。
東川岳からは足場の悪い急下降です。長い行程で疲れているのでゆっくり下るのがいいと思います。

3日目（木曽殿山荘〜駒ケ根高原スキー場）
空木岳への登りの後半は岩々です。宿泊される場合は山荘の方が丁寧に説明して下さるので、よく聞いて頭に入れておくと気が楽です。
空木岳からの下りは長いです。小地獄・大地獄は慎重に行きましょう。今回は天候に恵まれましたが、濡れていると嫌なところです。マセナギからタカウチ場までは道も平坦なところが多く歩きやすかったと記憶しています。タカウチ場から林道終点までは「そこまで必要かな」と思うほどスイッチバックが大きめに切ってありますが、いくつかショートカットがあります。林道終点直後は大変急な道です。

その他周辺情報

登山後の温泉：こまくさの湯（食事つき入浴券：1,020円）

写真

8/3 17:50

今回も安全のため、駒ケ根で前夜泊です。

8/4 7:16

駒ケ根高原スキー場駐車場の入り口です。ここから徒歩で菅の台BCに向かいます。

8/4 8:42

ビューっと飛んでRWしらび平駅

8/4 9:07

これからRWに乗り込むところです。

8/4 9:29

ついに千畳敷まで来ました。

8/4 9:32

いい天気です。

8/4 9:40

乗越浄土へ向けて歩きますが、すぐに振り返りたくなります。

8/4 9:41

こんなに晴れていていいんでしょうか？

8/4 9:52

乗越浄土への登り。
人が多いです。

8/4 10:11

かなり高度が上がってきましたよ。

8/4 10:11

今回デビューの「SCARPA ZG トレック GTX」。
日帰り登山で試す間もなく、いきなりの中央アルプスでしたが、幸い自分の足にバッチリ合っていました。

8/4 10:13

これが「オットセイ岩」でしょうか？

8/4 10:34

だいたい1時間くらいで乗越浄土に到着。

8/4 10:34

天狗荘と中岳

8/4 11:26

木曽駒を登っている途中、振り返る。
頂上山荘と中岳。

8/4 11:32

わりとあっけなく木曽駒ケ岳山頂に到着。

8/4 11:33

木曽駒ヶ岳神社

8/4 11:42

宝剣岳を望遠でとらえる。

8/4 12:16

天狗荘・宝剣山荘に戻った時はガスっていました。

8/4 12:19

宝剣山荘裏手にある石碑

8/4 12:19

花や植物には不案内ですが、よく見かける花を写真に撮ってみました。
これはチシマギキョウ？

8/4 12:19

時間に余裕があるので、宝剣岳を偵察します。

8/4 12:34

やはり人気がありますね。

8/4 12:40

偵察と称して…頂上まで来ちゃいましたね。

8/4 13:29

さらに時間が余ったので伊那前岳にも向かいます。
途中、振り返り宝剣を見る。

8/4 13:31

勒銘石

8/4 13:38

伊奈前岳山頂

8/4 13:55

伊那前岳から宝剣山荘へ戻ります。晴れていればなあ…。

8/4 14:08

宝剣山荘でホットコーヒーを頂きました。

8/4 14:08

宝剣山荘の食堂。
レンタル用のヘルメットですね。

8/4 16:54

夕方、晴れ間が戻ってきました。
正面は2911mピーク。伊那前岳（2883.4m）はその向こうに隠れています。

8/4 16:55

向こうに見えるのは将棊頭山（しょうぎかしらやま）の稜線でしょうか。

8/4 16:56

宝剣岳西側の人の横顔のような岩。

8/4 17:08

宝剣山荘の夕食。
私にはボリュームありすぎでした。

8/5 4:54

【ここから2日目】
富士山が見えます。
手前はたぶん南アルプス。

8/5 4:55

宝剣山荘裏から宝剣岳方面を眺める。
きょうもいい天気になりそうです。

8/5 5:22

食後、お世話になった宝剣山荘の部屋（13番）を記念にパシャリ。
屋根裏で傾斜があるので時々ぶつかります。

8/5 5:38

ダイヤモンド2911mピーク

8/5 5:38

さて、ぼちぼち参りますか。

8/5 5:55

いきなり宝剣岳山頂。
途中はあまり余裕がなくて写真が撮れませんでした。

8/5 5:56

中央奥は八ヶ岳、右は南アの鋸岳・甲斐駒ヶ岳

8/5 5:56

千畳敷を見下ろす。

8/5 6:00

うひょー。高度感抜群です。

8/5 6:00

この岩の感じ、なかなかいいです。

8/5 6:03

ここをくぐりました。

8/5 6:03

吸い込まれそうな景色。

8/5 6:11

右斜めうしろ…御嶽もよく見えます。

8/5 6:11

正面右寄りの日が当たっているところにクサリが見えますので、ここをよじるんですね。

8/5 6:22

三ノ沢岳分岐

8/5 6:22

三ノ沢岳。立派な山です。

8/5 6:23

これから歩く方向。
中央奥が空木岳、さらにその奥、ちょっと右に見えるのが南駒ケ岳でしょう。

8/5 6:29

チシマギキョウ・イワツメクサ・タカネツメクサ(?)

8/5 6:30

極楽平まで1時間かからずに来ました。
ヤマプラは宝剣岳周辺が破線扱いなので長めに設定してあるようです。

8/5 6:41

約1時間歩いたのでここでザックを下ろして休憩しつつ宝剣岳を振り返る。
標識が見当たらなかったので気が付きませんでしたが、後で調べたらここが島田娘だったようです。

8/5 6:41

進行方向。

8/5 6:42

稜線の東側の景色。

8/5 7:29

ここも標識が読み取れず、どこに着いたのかよく分かりませんでした。後で調べたらここが濁沢大峰の山頂でした。

8/5 7:30

濁沢大峰付近はかなり岩々です。

8/5 7:30

あれが熊沢岳（たぶん）。

8/5 7:30

右ちょいうしろを見ると三ノ沢岳。
何度見ても立派な山容です。

8/5 7:46

正面に檜尾岳へのルート、そして左には檜尾避難小屋が見えます。

8/5 7:47

濁沢大峰をちょっと下ったところで振り返る。
ここから先が急な下りでしんどいところです。

8/5 8:00

ログを見ると本日の最低コル付近で休憩した時の写真でした。
ここで痛恨のデジカメ電池切れ。以後スマホで写真を撮ります。

8/5 8:30

デジカメの電池切れにも負けず登ります。
本日一番のまとまった登りです。

8/5 8:39

檜尾岳山頂とそのうしろに避難小屋

8/5 8:40

空木岳。

8/5 8:40

檜尾避難小屋と後方には南アルプス。

8/5 8:40

熊沢岳。
ちょっと距離はありますが、楽しい稜線歩きです。

8/5 8:41

宝剣岳も遠くなりました。

8/5 9:00

大滝山(2708m)付近から檜尾岳を振り返る。

8/5 9:00

大滝山(2708m)付近から熊沢岳を望む。

8/5 9:00

空木岳!
…と南駒ケ岳!

8/5 9:00

南アルプスと富士山（頭だけ）。

8/5 9:09

じわじわ熊沢岳に接近中。

8/5 9:10

振り返ると御嶽山がまだよく見える。
空気が澄んでいる時間帯になるべく先に進んでおきたいものです。

8/5 9:19

時々登山道に現れる岩。

8/5 9:41

さらに進んで、檜尾岳を振り返る。
少しずつ雲が上がってきましたね。

8/5 10:10

青い空、岩、緑、いつも登山がこんなコンディションならいいのになぁ。

8/5 10:12

その先が熊沢岳ですね。

8/5 10:12

振り返る。よく歩いたもんだ（まだ先が長いけど）。

8/5 10:12

御嶽山方向を振り返る。

8/5 10:13

東方向。

8/5 10:17

熊沢岳山頂。
とりあえず、本日後半のメイン・イベントはクリア。

8/5 10:31

東川岳に向かいます。この稜線も楽しいです。

8/5 10:32

振り返る景色も素晴らしい。

8/5 10:32

ハイマツの中をスイスイ行きます。

8/5 10:53

ちょっと雲が出てきました。

8/5 10:53

また振り返る。

8/5 11:17

時々お日様が雲に隠れるようになってきました。

8/5 11:17

熊沢岳到着から1時間経過。

8/5 11:26

東川岳までのルートにも、そこそこ岩っぽいところがありますね。

8/5 11:27

またまた、熊沢岳方面を振り返る。雲が多くなってきました。

8/5 11:41

東川岳到着。出発から6時間経過。自分としては調子がいいほうです。

8/5 11:43

木曽方面の谷。

8/5 11:43

空木岳にも雲がかかり始めました。

8/5 11:43

でも御嶽山方面はこの通り、見通しがいいです。

8/5 11:43

名残惜しいですが、下りましょう。

8/5 11:59

よしよし、木曽殿山荘が見えました。

8/5 11:59

正面に空木岳への登山道が見えます。

8/5 11:59

南駒ケ岳もよく見えます。

8/5 12:35

木曽殿山荘で受付を済ませたあと、片道9分の木曽義仲の力水で水汲みと水分摂取。

8/5 12:43

あれ、片道7分て書いてある。ま、人それぞれですから気にしない。

8/5 13:13

思いのほか早く着いたので宿に戻って缶コーヒーを買い、簡単な昼食を取ります。

8/5 14:34

木曽殿越に咲くイワツメクサ。

8/5 14:34

8/5 14:34

小屋はこんな外観。

8/6 4:42

【ここから3日目】
デジカメに充電して復活した模様。
八ヶ岳の右の辺りから朝日が昇るのかな。
まあ、私は日の出にはこだわりがないのでどうでもいいことですが。

8/6 4:57

朝食はどちらかというと質素。
でも、私はこれで十分。

8/6 5:58

空木岳へ!

8/6 5:58

行動開始から約25分、振り返ると木曽殿山荘と東川岳が一望できる場所に着いておりました。

8/6 5:58

ちょうど宝剣方面は雲の下になっているようで影絵みたいです。

8/6 6:15

第一ピーク直下。

8/6 6:15

うーん、カッコイイ。

8/6 6:19

もう少し近付く。

8/6 6:26

けっこう険しいです。一気に駒峰ヒュッテまで行く人はすごいなぁ。

8/6 6:32

第二ピーク（たぶん）から空木岳山頂を望む。

8/6 6:40

ここ（手前の左側）が岩にジャンプするところかな。

8/6 6:40

今のところ、昨日よりは雲が多いですが、安定した天気です。
もうすぐ主稜線ともお別れかと思うと寂しいです。

8/6 6:40

雲の影で芸術的な光景です。

8/6 6:40

今日も御嶽がきれいです。

8/6 6:46

空木岳山頂に到着。駒峰ヒュッテがすぐそこに見下ろせます。

8/6 6:47

南アルプスもバッチリ見えます。
今日は下るだけなのでちょっとゆっくりしましょう。

8/6 6:47

おや、木曽駒の左に槍穂まで見えますね。

8/6 6:49

次に中央アルプスに来るときは、この主稜線の南側をやることに決定。

8/6 6:50

手前に駒石、左奥に八ヶ岳、右奥に南アルプス北部、真ん中は雲海。

8/6 6:57

もう一度槍穂を確認する。
昨日歩いてきた道も、しみじみと振り返る。

8/6 7:07

7:00まで空木岳山頂に粘ったので、あとはサクサク下りましょう。駒峰ヒュッテもスルー。

8/6 7:27

駒石、確かにデカい。
ちょっとしたビル位の大きさですね。

8/6 7:28

このTの字が印象的ですね。

8/6 7:33

駒石からちょっと下って振り返る。
今日も暑くなりますね。
ハイマツともここでお別れです。

8/6 7:47

空木平避難小屋への道と合流。

8/6 8:48

さあ、ここから険しくなってきますよ。

8/6 8:57

檜尾岳（＋避難小屋）が望めるひらけた場所もありました。

8/6 9:00

下りは意外と階段が歩きにくいです。

8/6 9:39

マセナギ、ここはちょっとホッとできます。

8/6 10:16

池山小屋入り口。
ここで行動食休憩。

8/6 10:17

ちょっと下ったら水場がありました。気が付かないで池山小屋入り口でのんびりしてました。まあ、水は昨日の義仲の力水で大量に仕入れてきたので十分なんですがね。

8/6 10:44

タカウチ場

8/6 10:44

林道終点に近付くと傾斜もゆるくになってきます。

8/6 11:03

もうちょっとで林道終点。

8/6 11:03

よしよし。林道終点に着きました。
木曽殿山荘から約5時間半。やっぱり長いですね。
登るのは大変そう。

8/6 11:04

林道終点のトイレに貼ってあった掲示板で下山路を確認。

8/6 11:07

ここから車道を離れます。
疲れた体にはこたえますが、ここから急な下りです。

8/6 11:20

一旦車道に出てすぐに登山道に戻ります。
「タクシーのりば」との表示がありますが、どうやら上の林道終点まで来てくれるようです。

8/6 11:32

おなかがすいてきた。

8/6 11:37

スキー場のゲレンデトップに到着。

8/6 11:38

木陰のパノラマ遊歩道で「しらかばコース」の左側を駐車場に向かって下ります。

8/6 11:48

駐車場最上段に到着。
駐車したのは最下段。もうちょい。

8/6 11:49

夏草の生い茂るスキー場もなかなかオツです。

8/6 12:20

下山後、クルマでこまくさの湯に移動。
腹ペコだったので先にお昼を頂きました。
ミニソースかつ丼（味噌汁・サラダ・つけもの付き）、入浴とセットで 1,020円。

撮影機器：

GALAXY S4 SC-04E サムスン

arrows NX F-02H docomo FCNT

OLYMPUS Tough TG-5 オリンパス

感想

jsbb

期待していた以上に天気が良くとても充実した山行になりました。