蓬莱山〜打見山〜比良岳〜烏谷山〜堂満岳〜武奈ヶ岳〜コヤマノ岳
- GPS
- 10:40
- 距離
- 28.7km
- 登り
- 2,232m
- 下り
- 2,226m
コースタイム
- 山行
- 8:46
- 休憩
- 1:54
- 合計
- 10:40
0.7~0.8ぐらいの印象ですが。
天候 | 晴れ/曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
帰路 - JR湖西線の比良駅にて乗車 |
コース状況/ 危険箇所等 |
■蓬莱駅〜小女郎谷〜小女郎峠 蓬莱駅から登山口への道中に東屋があるので、登山の準備などに利用可能。 堰堤に出合って右に進むと、登山口です。 沢沿いの道を何度か渡渉しつつ進みます。 水量が多くなると、通りにくくなりそうな箇所があるかも。 道幅がやや狭くなっているトラバース道やガレた道など、下りで利用する際には少し気を付けたいですね。 最後はやや急な斜面を直登気味に進むと、小女郎峠に到着。 ■小女郎峠〜蓬莱山〜打見山 人気の縦走路でもあり、道ははっきりとしています。 ■打見山〜比良岳〜烏谷山〜堂満岳 ゲレンデを下って行き、標識に従って右折すると、すぐに木戸峠へ至ります。 緩やかなアップダウンの縦走路を進んで行くと、比良岳の標識があります。 やや薄めの踏み跡を辿り、比良岳山頂へ。 縦走路に戻り、葛川越を経て全般的に急な斜面を登り返すと、烏谷山山頂です。 進行方向に注意して縦走路に合流して少し進むと分岐があり、今回は一般のルートではなく、小ピークを辿るルートを通っています。 荒川峠の先では、従来の道は滑りやすくなっていますが、すぐ横にバイパスがあります。 南比良峠を経て、分岐にて右折して縦走路を離れると、堂満岳山頂へ至ります。 ■堂満岳〜金糞峠〜中峠〜武奈ヶ岳 山頂から来た道を引き返し、東レ新道への分岐にて右折。 やや大きな段差となっている箇所など、所々で注意しておきたいけれど、危険というほどではない。 金糞峠にて左へ下り、分岐に注意しつつ、ヨキトウゲ谷へ。 初めてだと少し分かりにくい所があるかも知れませんが、基本的には安全に歩行可能なルートでしょう。 中峠からワサビ平へ下り、口の深谷を渡渉して支谷を登って行くと、ワサビ峠です。 ここからは多くの人が歩いており、西南稜を辿ると、武奈ヶ岳の山頂へ至ります。 ■武奈ヶ岳〜コヤマノ岳〜八雲ヶ原 山頂から少し引き返し、分岐にて左折。 ザレた道を下り、その先の分岐で右折し、やや薄めの踏み跡を辿ると、P1181に到着。 山名板などは見当たらないけど、ここがコヤマノ岳の山頂かと。 コヤマノ岳の標識はそこから少し下った位置にあります。 進行方向に注意して南へ延びる尾根へ進みます。 歩く人が多くないせいか、適度にクッションのある、歩きやすい道が続きます。 上林新道四辻にて左折し、緩やかな谷を辿ると奥の深谷の沢に出合います。 沢沿いの道を何度となく橋を渡って進むと、八雲ヶ原へ至ります。 ■八雲ヶ原〜北比良峠〜ダケ道〜大山口〜比良駅 問題のない道が続きます。 大山口から少し下ると、イン谷口のバス停があり、こちらを利用する方も多いようです。 この先については、『山と高原地図』に記載されているルートよりは、このルートの方が良いかなと個人的には思っています。 |
写真
感想
春の花の時期には行き先の候補がたくさんあり、どこに行くかで迷う事が多い。
でも、暑い時期になると、消去法的に行き先を選ぶような感じで、結局は迷いつつの選択となっています。
この週末は好天の予報なので、山の日に出かける事にし、早めの時間にスタートできる比良山系へ。
これまでに蓬莱山と武奈ヶ岳を同じ日の内に歩いた事はないので、これに挑戦です。
蓬莱駅からスタートし、昨年の12月以来となる小女郎谷のルートへ。
麓の住宅地を歩いていると、トンボが近寄って来るので、「一緒に登ってくれるのか?」と声をかけると、す〜っと飛び去って行き、やはり単独行のようです。
早くも汗が噴き出て来て、先が思いやられる中、東屋に到着し、しばし休憩。
長い舗装路歩きを終え、やっとの事で登山口に着き、準備を整え、入山です。
少し登ると薬師ノ滝があり、そちらへ。
滝の直下までは行かず、少し手前までとします。
辺りは冷気に満たされ、とても涼しいし、沢に腕を浸して熱を放出します。
一気に体が冷やされ、気持ちが良い。
少し寒く感じるぐらいとなり、リフレッシュできたので、出発です。
それなりに暑いながらも順調に登り、沢を離れて直登して行く辺りで谷を吹き上がって行く風があり、涼しくてありがたい。
レスキューポイントの標識を過ぎると道幅は狭くなり少し歩きにくく、飛び交う虫の数が大幅にアップし、うっとうしさが急上昇。
とは言え、昨年の12月の積雪時の苦しさとは比べ物にはならず、小女郎峠に到着です。
その前回時にはレスキューポイントから峠までに40分も要したのだけど、今回は10分。
凹部を脱出してからは風景を楽しんだりしており、今回も別に急いでいた訳ではなく、いかにあの積雪に苦しめられたかという事でしょう。
周辺には誰もおらず、風が吹き抜けて心地良い。
開放感のある地形を見やりながら小女郎ヶ池へ向かいます。
短い時間ながら、池や周囲の風景をぼんやりと眺め、非日常の雰囲気に浸ります。
先は長いので、程々にして峠に戻ります。
気の早いリンドウが咲いていないかと淡い期待をしていたけど、咲いていたのはツルリンドウで、これはこれで良し。
釈迦岳からヤケオ山やヤケ山への縦走路もとても好きなのだけど、この辺りの縦走路の開放的な雰囲気はまた違う魅力があり、この時間帯だと他に歩いている人は限りなく少なく、のんびりと贅沢な気分を味わう事ができます。
琵琶湖がきれいに見えていれば最高なのだけど、この時点では霞み気味。
小女郎峠の先からは虫にはほとんど煩わされずに歩き、蓬莱山山頂に到着です。
もう観光客さんで賑わいつつあり、やはり場違い感を背負わされるのだけど、それも含めて心地良いと感じられるようになりたいものです。
展望は依然としてすっきりしないけど、テラスのデッキにて休憩です。
ゲレンデの端の辺りを歩き、下り切った辺りにはアトラクションがいくつかあり、子供連れの家族の姿があり、それぞれに山を楽しまれているよう。
打見山山頂に到着し、所用を済ませ、別のゲレンデへ。
ゲレンデの振り返りの写真を撮ろうとすると、登山者らしき姿があります。
少し進んだ辺りで、こちらへ声がかかっているようだけど、良く分からず。
分岐にて待機する事にしたのだけど、なかなか来てくれない。
結局、木戸峠がどこなのか確信がないとの事なので、「こちらですよ」と返答。
そんなこんながありつつ、木戸峠を経て、縦走路を進んで行きます。
比良岳へ至るルートはお気に入りでもあり、気分良く歩いて行き、今回も比良岳の標識から山頂へピストン。
葛川越に下り、烏谷山へのしんどい登り返しだけど、風が吹いていて暑さを軽減してくれて、何ともありがたい。
烏谷山山頂に到着し、ここで昼食かなとも思うけど、直射日光を避けたく、先へ。
順調に進んで行き、2人組の男性とすれ違い、少しお話し。
それなりに順調に進んでいるようなので、分岐にて右折し、堂満岳へ寄って行きます。
記憶よりも遠いなと感じつつも、堂満岳山頂に到着です。
虫が飛び回り、落ち着かないけれど、ここで昼食にします。
引き返して行き、分岐にて右折し、東レ新道へ。
やや歩きにくい部分はあるけど、適度な負荷かなという感じ。
金糞峠にて少し休み、武奈ヶ岳へ向かうべく、ゆったりと下って行きます。
分岐を経て、ヨキトウゲ谷へ。
何度となく歩いているルートで安心なのだけど、タオルに水を浸そうとした際に軽くドボンで、左足が水没し、靴の中が濡れてしまいます。
我慢しつつ歩き、中峠に到着です。
涼しい風が吹きぬけて心地良く、濡れて不快な靴下の処理を少々。
口の深谷へ下って行き、ワサビ平を経て、倒木で荒れ気味の支谷を登って行くと、ワサビ峠に到着です。
坊村から御殿山を経て武奈ヶ岳へ向かう、人気のルートに合流ですね。
低木の茂る辺りではリョウブがたくさん咲いていて、そこを抜けると展望が広がるようになり、振り返ると歩いて来た山が連なっており、前方には武奈ヶ岳の西南稜が魅惑的な曲線を描いています。
この辺りでは虫に煩わされておらず、気分良く進んで行きます。
疲れる道程を経て来たものの、意外と特別な感慨はなく、冷静な気分で武奈ヶ岳山頂に到着です。
不快さを運ぶ虫もなく、適度に風があり心地良く、何をするでもなく佇みます。
下山を開始すると、アカモノが咲いていて、びっくり。
分岐にて左折し、いつもの滑りやすくて歩きにくい道を下ります。
何度か足を取られつつ下って行き、コヤマノ分岐で右折。
ブナ林をゆったりと歩き、コヤマノ岳山頂に到着です。
コヤマノ岳の標識を経て、上林新道を下って行きます。
上林新道四辻にて左折し、今回の山行で唯一の未踏区間を進みます。
かなり緩やかな傾斜の谷で、踏み跡がはっきりしない所もあるけど、問題なし。
奥の深谷の沢沿いのルートに合流し、これまで通りに進んで行きます。
八雲ヶ原に到着し、エネルギーを補給。
先月末の山行と同じく、北比良峠へ。
北比良峠にて琵琶湖方面を見ると、それまでの霞み気味の風景とは違い、空気が澄んだのか、下界はきれいに見えており、琵琶湖は落ち着いた色合いの青さになっていて、心が動かされてしまいます。
少し後ろ髪を引かれつつ、下山開始です。
今回もダケ道での下山で、前回からの間隔が短いのもあり、歩きやすくて安心です。
快調に下り、正面谷の沢にて汗の処理をし、先へ。
今回は走ったりせずに進み、比良駅に到着し、今回も無事にゴールです。
相変わらず季節感のない歩き方をしており、この暑い中、今回もそれなりの距離を歩いて来ました。
暑くて苦しいし、所々で虫に煩わされて不快だし、大変なのは間違いない。
そんな中、今回は涼しい風が吹いている時間がそれなりにあり、疲労を軽減してくれたはずで、当初の予定を無事にこなす事ができました。
比良山系を代表するような存在の蓬莱山と武奈ヶ岳。
また機会を見て、色々な歩き方ができれば良いかなと思っています。
相変わらず30km近いハードな山歩きご苦労さんです。
78番の写真、衝羽根草の様ですね。葉っぱを羽根つきの羽根に例えた名前のようですが旨く付けたものです。春先によく見かけますが咲いたものにはなかなか会いません。
ところで今年は良くダニを持ち帰ります。直近の大文字山でも2回連続で持ち帰り噛まれた所が腫れて酷い目に遭いました。
village-greenさんは大丈夫ですか? 今年は例年に無く多く、もう6回程噛まれました。
山の日でもあり、蓬莱山と武奈ヶ岳を同じ日にという事で、頑張って歩いてみました。
涼しい風が思っていたよりも吹いてくれ、何とか予定通りに歩く事ができました。
衝羽根草と書いて、ツクバネソウなんですね。
どなたかのレコで見た事があるように思います。
実際に自分の目で見ないと、名前は記憶として定着しないような気がするのです。
あまり咲いているのは見られないとの事なので、また気にかけて歩くようにしたいですね。
先月末のリトル比良への山行で、かなりの箇所を虫に刺され、随分とかゆい思いをしました。
でも、ダニではなさそう?
今年はまだ姿を見ておらず、多いという認識はなかったのだけど、やはり警戒しておくべき存在のようですね。
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