折立から 雲ノ平・水晶岳・鷲羽岳・三俣蓮華岳を経て新穂高へ

2019年08月11日(日) ~ 2019年08月14日(水)

• GPS: 24:52
• 距離: 50.4km
• 登り: 3,404m
• 下り: 3,628m

コースタイム

1日目

• 山行: 3:55
• 休憩: 0:18
• 合計: 4:13

距離 8.0km 登り 1,043m 下り 112m

8:20 十三重之塔 慰霊碑
9:12 太郎坂(アラレちゃん)
9:43 9:44 青淵三角点(青淵山)
10:01 積雪深計測ポール
11:15 五光岩ベンチ
11:33 11:39 太郎兵衛平
12:04 12:15 太郎平小屋
12:33 薬師峠

2日目

• 山行: 5:10
• 休憩: 0:46
• 合計: 5:56

距離 12.3km 登り 880m 下り 616m

4:07 薬師峠
4:23 4:33 太郎平小屋
5:13 5:15 第一徒渉点
5:20 5:21 第二徒渉点
5:41 5:42 第三徒渉点
6:16 カベッケが原
6:23 6:41 薬師沢小屋
8:37 8:39 アラスカ庭園
9:05 9:14 奥日本庭園
9:27 9:30 祖母岳
9:44 雲ノ平山荘
10:03 雲ノ平テント場

3日目

• 山行: 5:58
• 休憩: 1:16
• 合計: 7:14

距離 11.6km 登り 916m 下り 926m

4:08 雲ノ平テント場
4:48 4:58 祖父岳分岐
5:19 5:24 祖父岳
5:55 岩苔乗越
6:03 6:12 ワリモ北分岐
6:45 6:49 水晶小屋
7:19 7:26 水晶岳
7:56 8:08 水晶小屋
8:34 8:45 ワリモ北分岐
9:03 9:06 ワリモ岳
9:38 9:52 鷲羽岳
10:38 10:39 三俣山荘
11:22 宿泊地

4日目

• 山行: 6:09
• 休憩: 1:16
• 合計: 7:25

距離 18.5km 登り 568m 下り 2,018m

4:06 宿泊地
4:45 三俣峠
4:55 5:10 三俣蓮華岳
5:28 丸山
5:45 中道分岐
6:12 双六岳中道分岐
6:16 6:17 双六岳巻道分岐
6:24 6:30 双六小屋
6:34 双六池
7:04 7:06 くろゆりベンチ
7:16 7:22 花見平
7:32 7:35 弓折乗越
8:02 8:13 鏡平山荘
8:16 鏡池
8:44 シシウドヶ原
8:59 イタドリが原
9:11 チボ岩
9:24 9:25 秩父沢出合
9:57 9:58 小池新道入口
10:14 10:42 わさび平小屋
10:52 笠新道登山口
11:00 中崎橋
11:12 お助け風穴
11:24 11:26 登山口(双六岳・笠ヶ岳方面)
11:31 新穂高温泉駅
11:31 ゴール地点

天候

8月11日晴れ、12日晴れ、13日晴れ（夕立有）、14日晴れ時々曇り

アクセス

利用交通機関：

電車 バス

往路：前日にJR北陸新幹線富山駅へ、翌日富山駅−折立直通バス（富山地方鉄道）の第二便6時10分に乗車（第一便は5時30分）ネット予約可、折立着8時10分

復路：新穂高ロープウェイ−平湯温泉（濃飛バス）、（入浴後）平湯温泉13時50分−松本BT15時45分着予定（アルピコ交通）でしたが、国道158号線で大事故発生。渋滞で予定より2時間以上遅れて松本着、JR中央線松本駅より特急あずさ（ネット予約有）にて帰郷

コース状況／危険箇所等

〇コースを通じてよく整備されているが、高山ですので十分注意を。
〇猛暑により多くの山小屋で水不足、給水できるところで多めに補給を。

その他周辺情報

平湯温泉　ひらゆの森（平湯バスターミナル隣）広々とした良い施設

写真

8/11 8:14

折立登山口。快晴です。

8/11 8:18

相当暑いですから慎重にスタート

8/11 9:46

樹林帯の急登を上ると夏山らしい景色が。

8/11 10:33

景色はいいけど灼熱地獄です。

8/11 11:04

有峰湖遠望。

8/11 11:11

立山剣連峰、カッコいいね！

8/11 11:16

薬師岳が見えてきた

8/11 11:21

天気が良いというよりは酷暑だね。

8/11 11:58

太郎平が見えてきた。

8/11 12:08

太郎平小屋到着。

8/11 12:10

ネパールカレーを食べる。かなり美味しい(^^♪

8/11 12:15

明日以降歩く山々。水晶に雲ノ平や鷲羽岳。

8/11 12:16

水晶はどこから見ても毅然としてるね。

8/11 12:16

薬師岳を見ながら薬師峠のテント場に向かう。

8/11 12:24

小さく槍ヶ岳が見えた。

8/11 12:27

テント場見えてきた。張れる所有るかな⁉

8/11 13:59

すごい数ですね〜

8/11 14:06

なんとラッキーにも撤収する方のスペースを頂戴。教えてくださった方々にも感謝。テン場は夕方には大変なことに( ゜Д゜)

8/12 4:06

2日目4時過ぎにスタート。みなさん早いです。

8/12 4:36

幻想的な夜明け。今日もいい天気。

8/12 4:46

水晶方面から日が昇る。

8/12 5:01

アップアップで花の写真もほとんどありませんが、薬師沢周辺ではニッコウキスゲがよく咲いていた。

8/12 5:12

沢の音が近づくと左俣出合。

8/12 5:20

いくつも黒部源流の沢を越えていきます。

8/12 5:24

8/12 5:46

豊かな水と森とアップダウンで北アルプスの稜線歩きとは別世界を味わえる。

8/12 6:04

8/12 6:15

カベッケヶ原。黒部の山賊読んだよ〜河童さん！

8/12 6:24

薬師沢小屋。”黒部源流山小屋暮らし”面白かったです。

8/12 6:34

小屋からは黒部川出合を渡る。

8/12 6:35

黒部川奥ノ廊下。

8/12 6:35

小屋を振り返る。

8/12 6:37

増水時は↑平水時は↓

8/12 6:37

すげー急な階段を下りる(笑)

8/12 6:38

川床に到着。キレイです、涼しいです。

8/12 6:40

高天原へは大東新道。今回は雲ノ平へ

8/12 8:14

1時間半以上の急登を終え、木道が現れる。その間写真を撮る余裕なし(^^;

8/12 8:38

アラスカ庭園。

8/12 8:45

黒部五郎岳。

8/12 8:47

水晶岳

8/12 8:47

黒部五郎と槍ヶ岳。少し近づいた。

8/12 9:00

立山方面。

8/12 9:00

薬師岳。

8/12 9:11

奥日本庭園

8/12 9:11

8/12 9:18

雲ノ平の上も意外とアップダウンがある。

8/12 9:29

縦走路から少しだけ外れて祖母岳へ。素晴らしい眺望。

8/12 9:45

雲ノ平山荘到着。

8/12 10:00

テント場へは小屋から20分程。

8/12 10:53

いい場所に張れた。

8/12 10:58

テン場から黒部五郎。

8/12 11:08

ザックを下すと花を愛でる余裕ができます(^^♪

8/12 11:08

8/12 11:10

8/12 11:24

小屋へ散策

8/12 11:54

おしゃれな小屋でトマトソースパスタを食す。山奥なの忘れるよ。

8/12 12:17

8/12 12:38

テント増えてますね。これまた夕方には大変なことに。

8/12 12:40

水晶を眺めてまた散策。

8/12 12:48

スイス庭園へ、散策はログ取ってませんよ(^^♪

8/12 12:51

赤牛岳、威容を誇っている。読売新道行ってみたかったな。

8/12 12:51

スイス庭園のベンチで寝転がって山を眺めて時間を過ごす。

8/12 12:51

薬師岳

8/12 13:01

スイス庭園に来た方に撮っていただく。

8/12 13:29

水晶池は干上がっているぞ。

8/12 13:29

1時間近くスイス庭園で過ごしてテントへ帰る。

8/13 4:34

翌朝、まず祖父岳へ。

8/13 4:49

今日もいい天気の予感。

8/13 4:49

薬師岳の威厳に満ちた表情。

8/13 4:50

三俣山荘方面への分岐を過ぎると

8/13 4:51

雷鳥が朝の散歩。

8/13 4:52

雛も親鳥の周りをくるくると.

8/13 4:53

雷鳥可愛い〜♪を言い訳に大休憩(笑)

8/13 5:18

おっととご来光。

8/13 5:18

祖父岳頂上。

8/13 5:19

鷲羽岳と槍ヶ岳。

8/13 5:19

槍ヶ岳と穂高

8/13 5:19

三俣蓮華と笠ヶ岳。

8/13 5:21

これから向かう水晶。期待が高まる。

8/13 5:21

赤牛岳と立山連峰。

8/13 5:44

花の写真撮ってる余裕ないよ〜(^^)/

8/13 5:55

岩苔乗越。

8/13 6:07

主稜線へ到着。ワリモ北分岐でザックをデポ。

8/13 6:28

裏銀座縦走路。

8/13 6:28

鷲羽から槍ヶ岳と続く稜線。

8/13 6:50

眼下に黒部湖と遙かに立山連峰。

8/13 6:57

水晶がだいぶ近づいた。

8/13 7:10

少し岩場もあります。

8/13 7:16

8/13 7:20

赤牛岳読売新道の道標が見えると頂上が

8/13 7:20

素晴らしい景色。登頂です。

8/13 7:22

記念に一枚。モデルが良かったら雑誌の表紙にできるかな！？笑

8/13 7:22

人が多くてなかなかシャッターチャンスが訪れない。

8/13 7:24

まさに山の波。

8/13 7:46

黒部湖

8/13 7:47

水晶を振り返る。

8/13 8:07

水晶小屋。布団一枚に2名。飲み物はビールと雨水の販売のみ。

8/13 8:07

立山に背を向けて鷲羽へ向かう。

8/13 8:43

ザックを回収。

8/13 8:44

祖父岳の向こうに黒部五郎岳。

8/13 9:01

ワリモ岳を越えていきます。

8/13 9:06

あれ登るのか〜(^^;
前回は雨で全く見えなかったな

8/13 9:06

ちょっと岩場もあります。

8/13 9:15

ひたすら登ります。

8/13 9:39

登頂。三角点タッチ。7年ぶりの鷲羽岳。

8/13 9:41

またまた記念に一枚。水晶よりも確実にヨレヨレになってます。

8/13 9:42

8/13 9:43

The夏山って構図。

8/13 9:53

三俣蓮華と黒部五郎

8/13 9:54

槍ヶ岳と鷲羽池

8/13 10:28

三俣山荘が眼下に見えてきた。かなり手振れ写真。手が震えているのかな( ;∀;)

8/13 10:43

三俣山荘到着。あまりの暑さとテン場に良いポジションを見つけたのでステイ。

8/13 13:02

テン場の裏でビール飲みながらクールダウン。水場はすぐで、トイレは小屋ですが2分程で清潔。

8/13 13:35

三俣山荘で。伊藤新道探検ツアー参加したいかも。

8/13 14:29

マイテントと鷲羽岳。ゆっくり休みます。

8/14 4:44

おはようございます。最終日、ガスってます。三俣峠にて。

8/14 5:01

三俣蓮華岳。おっ槍が見えてきた。

8/14 5:04

ガスが晴れてきた。

8/14 5:05

夜明けです。

8/14 5:05

ただただ美しい。

8/14 5:06

快晴もいいけれど、雲も良いアクセント。

8/14 5:06

これから向かう丸山双六岳方面

8/14 5:06

さあ出発です。

8/14 5:12

幻想的な縦走路。なんだか帰りたくない。

8/14 5:14

きれいだ

8/14 5:15

太陽よく頑張った。今日も暑くなりそうだ。

8/14 5:46

双六山頂は通過せず、中道へ。

8/14 5:46

高原状の中道を望む。

8/14 5:47

ほとんど花の写真を撮らなかったが、本当はゆっくり鑑賞して歩きたい素晴らしい場所。

8/14 6:15

分岐に到着。

8/14 6:28

縦走路に別れを告げる。

8/14 6:29

双六小屋到着。ほとんど休憩せず。後で反省（登り返しでバテル笑）

8/14 6:31

双六池とキャンプ場

8/14 7:06

槍ヶ岳は少しずつ穂先を隠しだす。

8/14 7:09

8/14 7:18

人だかりが
なにかとみると雷鳥の撮影会。人気者は辛いね！

8/14 7:24

鏡平山荘が眼下に。近そうに見えるんだけど。

8/14 7:33

弓折岳分岐から大きく下降。

8/14 7:33

弓折乗越。
双六から鏡平まではとにかく人が多くて大名行列のよう。

8/14 8:07

ホウホウの体で鏡平山荘へ。休む間もなくかき氷売り場へ。イチゴ練乳掛け。最高にうまかった。

8/14 8:09

山荘のテラスから来た道を振り返る。

8/14 8:17

今日は逆さ槍は見られず。しかし充分美しい。

8/14 8:18

笠ヶ岳が近くなってきた。

8/14 9:24

高度を下げる毎にグングン気温上昇で、ほとんど意識朦朧の状態で、秩父沢出合に。顔と頭を洗う。

8/14 9:57

やっと小池新道入り口へ到着。

8/14 9:58

後ろを振り返る。

8/14 10:04

林道に出たばっかりですけどここでも水浴び(^^;

8/14 10:16

ワサビ平小屋で休憩。スイカやトマトなど販売。自分はキュウリをまるかじり。

8/14 10:34

で次はそうめんです。生き返った〜
ここから急いで新穂高のバスターミナルへ。平湯行きバスにぎりぎり間に合う。汗も拭いていないんですけど（笑）

8/14 13:17

平湯バスターミナルの隣にある”ひらゆの森”で入浴と休憩

8/14 13:17

温泉も広々して清潔な良い施設です。

8/14 17:15

事故渋滞に巻き込まれながらも、無事松本駅に間に合う。おつかれ様でした。

撮影機器：

iPhone X Apple

DSC-RX100M5A SONY

感想

カズたたーん

令和元年のお盆の山行。今年は雲ノ平・水晶岳を目指してGO！

当初の予定では立山室堂から山に入って、五色ヶ原→薬師→雲の平→水晶と歩いて、条件が良ければ読売新道から黒部湖へのルートを考えていたが、台風10号の影響が8月15日16日は出そうなので、今回の日程と折立からのルートに短縮変更。
問題のアクセスだがキャンセルでも出たのだろうか、前日の予約で新幹線もホテルも折立行きのバスも何とか取れちゃった('◇')ゞ　なんとラッキー

山行は全日ほぼ晴天に恵まれて（恵まれすぎて）北アルプスの夏山らしい、色彩豊かで楽しい登山でした。
今回のルートは北アルプス最奥とはいえ夏の人気のコースなので、テン場のポジション取りの懸念があったため、一日の行動時間は短め・早立ち早着を心掛けた。
実際到着が12時頃の薬師峠ではその時間でほぼ満杯。その翌日の雲ノ平でも13時以降の到着組は条件の悪い場所（あるいは指定場所ではないところ）しかなかった。
でも悪いことばかりではなく、早立ちで涼しい時間に歩けて、稜線で美しい朝焼けやご来光を見られて、テン場では昼間からビールを飲めて(笑)のんびりできました。

夏の北アルプスの縦走は南アルプスや飯豊・大雪などのようにがっつり歩く場所ではなく、「THE夏山まつりin北アルプス」のつもりで楽しめば各所の混雑や物価の高さも腹が立たなく、むしろ楽しめるのでは。個人的感想です〜(._.)
でも小屋締め直前の静かな北アルプスももう一度楽しみたいな。

今回は夏山らしい楽しい山行でした。出会ったみなさんお世話になりました。


その他情報
・薬師峠テント場　水場水量豊富、テントサイトに受付売店あり
・薬師沢小屋　水豊富、急登が待っているので補給を
・雲の平　酷暑により高山植物少な目。小屋は雨水を利用。
　　　　　池塘など枯れている箇所が多かった。
・雲の平テント場　水量有、トイレは汚く個数少な目。
　　　　　　　　　小屋まで20分かけて行く人多数。
・水晶小屋　雨水利用。当日は売り物はビール以外なし。売店期待は危険。
・三俣山荘　テント場の水量は若干細い。小屋の水量は豊富（無料）
　　　　　　トイレは小屋利用で清潔。
・その他　　暑さで熱射病等による救急搬送や遭難が発生しているようです。