赤石岳・荒川岳 時計回り周回コース

2019年08月11日(日) ~ 2019年08月13日(火)

• GPS: 56:00
• 距離: 25.9km
• 登り: 2,953m
• 下り: 2,957m

コースタイム

1日目

• 山行: 4:50
• 休憩: 0:10
• 合計: 5:00

9:00 スタート地点
11:20 11:30 カンバ段
14:00 赤石小屋

2日目

• 山行: 4:30
• 休憩: 1:10
• 合計: 5:40

6:00 赤石小屋
6:30 6:40 富士見平
7:20 7:30 北沢源頭
8:40 8:50 赤石岳・小赤石岳間分岐
9:10 9:20 赤石岳
9:30 10:00 赤石岳・小赤石岳間分岐
10:10 10:10 小赤石岳
10:30 10:30 小赤石岳の肩
11:10 11:10 大聖寺平
11:40 荒川小屋

3日目

• 山行: 9:10
• 休憩: 0:40
• 合計: 9:50

4:30 荒川小屋
5:30 5:30 お花畑（荒川前岳南東斜面）
6:10 6:10 中岳
6:15 6:15 荒川中岳避難小屋
7:50 7:50 悪沢岳
8:20 8:20 丸山
9:00 9:00 千枚岳
9:20 9:50 千枚小屋
10:30 10:40 駒鳥池
11:30 11:30 見晴岩
11:40 11:40 蕨段
13:00 13:00 小石下
14:00 14:00 滝見橋
14:20 ゴール地点

天候

1日目　晴　午後一時雨
2日目　晴　午後一時曇
3日目　風雨　のち　晴　

アクセス

利用交通機関：

バス

行きは東京から畑薙臨時駐車場までを，毎日あるぺん号のバスで移動。
東京を深夜発で6時ごろ畑薙着，その後特種東海フォレストのバスで
椹島に向かいました。
帰りも同じバスで移動しました。
畑薙ー椹島間はダートで揺れに揺れる…。バスは満員でザックを膝に
抱えての移動だったので，なかなか経験できない思いをしました。

コース状況／危険箇所等

登山道は比較的明瞭で危険個所は特にありません。
敢えて上げるとすれば，千枚小屋からの下りで林道に降りてくる
最後の部分が，昨年から（？）変更されていて，少し分かりにくかった
です。でも赤ペンキなどの目印がしっかりあるので，確認しながら
通れば問題ないと思います。

その他周辺情報

下山後は毎日あるぺん号が途中で白樺荘に寄ってくれたので、
ここで昼食をとりました。かつ丼はボリューム満点でした。
ここは風呂も入れるのですが，休憩は１時間のみなので
食事と風呂の両方は厳しいかも。

写真

8/11 9:01

椹島から林道を少し歩き，鉄製の階段が登山口になります。

8/11 9:52

1時間弱歩いてようやく5分の1。
先は長そうです。

8/11 10:50

相変わらず森の中ですが，少しずつ景観が
変わっていきます。

8/11 11:24

樺段。赤石小屋との中間地点です。

8/11 12:15

ほぼ針葉樹の森になりました。

8/11 13:12

あと少し。

8/12 5:48

赤石小屋に到着。

8/11 18:18

展望台にいってみると，コバノイチヤクソウが。

8/11 17:37

赤石山荘の夕食は生姜焼きです。
お味噌汁のお椀が大きいのが嬉しい。

8/12 6:36

2日目。今日は赤石岳を目指します。
写真は富士見平から見る赤石岳。

8/12 6:36

天気も良く，富士山もバッチリ。

8/12 7:26

直下の沢にきました。

8/12 7:34

ハクサンフウロ。

8/12 7:36

タカネグンナイフウロ。

8/12 7:37

ホソバトリカブト。

8/12 7:43

イワオウギ。

8/12 7:58

ヒメシャジン。

8/12 8:03

オンタデ。ピンクがきれいでした。

8/12 8:07

チシマギキョウ。

8/12 8:10

イブキジャコウソウ。
ちょっとピンボケ。

8/12 8:49

写真を取りながら急登を登ると稜線に出ました。
ここからはサブザックで赤石岳をピストンします。

8/12 8:51

赤石岳を望む。

8/12 9:15

朝に比べると雲が湧いてきました。

8/12 9:18

赤石岳山頂。すぐ下に避難小屋。

8/12 10:01

分岐に戻って小赤石方面。

8/12 10:09

小赤石岳山頂。

8/12 10:25

小赤石の肩付近で3羽のライチョウと出合う。
ちょこちょこと動きがかわいい。

8/12 11:07

大聖寺平とトラバース道。

8/12 15:11

荒川小屋に到着。先に進むか迷うも，
快適そうだったので宿泊決定。

8/12 17:25

荒川小屋のテン場と富士山方面。
雲が湧いてきて見えず。

8/12 17:31

荒川小屋の夕食は荒川カレー。
スパイスとニンニクがきいて若干辛目。
食欲をそそる。3杯おかわりしました。

8/13 5:13

3日目。台風が近づいていたので，この日に
椹島まで下山することに。朝5時にしてこの雲
天気が怪しい。

8/13 5:31

荒川中岳直下の鹿よけの防護柵。
中はお花畑で一杯でした。
でもここからガスがでてくる。

8/13 5:41

テガタチドリ。

8/13 6:07

お花畑の急登を黙々と登ると再び稜線に。
でもこの頃には風雨となってきた。寒い。

8/13 6:13

中岳山頂。フリース＋カッパをきて即通過。

8/13 7:05

細い岩尾根を通過します。
下からの風が強い。

8/13 7:50

悪沢岳山頂。百名山にもかかわらず，この天気で
誰もいません。景色を見たかったですが…即通過。

8/13 8:17

丸山。

8/13 8:41

お花畑が出てきました。ピンク〜紫系の花が多く
とてもきれいです。

8/13 8:44

タカネビランジ。初見です。

8/13 8:51

千枚岳の最後の登り。やせ尾根ではしごが1か所あります。

8/13 9:02

千枚岳山頂。風は少し収まる。

8/13 9:34

千枚小屋。中でホットココアをいただきました。
従業員の方も丁寧に対応してくれました。感謝。

8/13 10:26

下り始めると晴れてくる。登山をやっている者の
宿命ですかね。

8/13 10:37

駒鳥池分岐。カッパを脱ぐ。

8/13 11:41

蕨段。

8/13 12:09

清水平。湧き水でおいしい。

8/13 13:05

小石下。ここからが分かりづらかったです。
目印を細かく確認。

8/13 14:22

大井川にかかる新しい吊り橋。
揺れる揺れる。なかなかスリリング。

8/13 14:47

椹島に戻ってきました。着いたときには2時を過ぎて
しまったため，ソフトクリームはお預け。

撮影機器：

PowerShot G9 X CANON

装備

備考

ヒル対策でスプレーを持っていったのですが，不要だったようです。

感想

whitebear70

まとまった休みがなかなか取れず，長い間の憧れであった南ア南部へ。

当初の予定では3泊して赤石と荒川をのんびりと周回する予定したが，
台風接近のため3日目に行程を伸ばして椹島まで下山しました。

小屋で一緒になった人と話をしていると，1日でコースタイム10時間
以上の道のりを当たり前のように歩く人が多く，この山域に来る人たちは
みな体力があるなあと感心してしまいました。

この山行1週間前に別の山でトレーニングをしたのは正解でした。
さすがに急登では息も切れましたが，大きな体のトラブルもなく
3日間を歩き通すことができました。

この山行で一番感じたのは，南アのスケールの大きさです。
一つ一つの山は遠く，なかなか着けなかったですが，山頂に着いたとき
その雄大さがそれまでの疲れをすべて吹き飛ばしてくれました。

小屋の方々の対応もとても丁寧でした。お盆の時期で混雑していました
が，ご飯もおいしく，とても満足できるものでした。

来年以降の夏に，南ア百名山で残る聖と光に挑戦したいです。

関ってくれた多くの方々，ありがとうございました。