北アルプス裏銀座・烏帽子岳〜笠ヶ岳
- GPS
- 41:46
- 距離
- 48.3km
- 登り
- 4,270m
- 下り
- 4,255m
コースタイム
- 山行
- 8:22
- 休憩
- 0:43
- 合計
- 9:05
- 山行
- 11:20
- 休憩
- 1:04
- 合計
- 12:24
- 山行
- 4:17
- 休憩
- 1:30
- 合計
- 5:47
- 山行
- 6:28
- 休憩
- 1:25
- 合計
- 7:53
- 山行
- 5:39
- 休憩
- 0:21
- 合計
- 6:00
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス タクシー
JR信濃大町駅前よりタクシーにて高瀬ダム、¥2.000/(4人で相乗り) アルプス第一交通(026-1-22-2121)に前日電話で予約が必要か?と問い合わせると、「駅の真正面なのでとりあえず当日朝来てくれ」とのことで名前だけ聞かれた。 当日、ドライバーの方の話では、とりあえず乗り場(会社の真ん前)に来てくれればなんとかしますとの談。 当然予約を受け付けるが、実際運行時にはフリーの客も合わせて極力4人乗車にしようといった感じでした。またマイカーで来る方には駐車場の提供もあるようでした。 高瀬ダムまでは他、アルピコタクシーも運行していますが、地元アルプス第一交通がメインといった感じを受けました。 (復路) 新穂高ロープウエイから路線バスで松本バスターミナルへ(\2,880) 直通運転は11:30発と13:45発の2便のみ、以降は平湯温泉で乗り換えとなる。 乗車券はロープウエイ駅舎内の券売機で購入、同じバス停から高山行なども出発するので事前にザックなどを置いて並ぶ時は要注意。 |
その他周辺情報 | 下山後、新穂高温泉「中崎山荘」(新穂高ロープウエイの北側)で入浴¥800、食堂、休憩所もあり、好印象でした。 |
写真
感想
今回、烏帽子岳〜笠ヶ岳まで3泊4日の計画でしたが、途中体調を崩し4泊5日となりました。「裏」とはいえ「銀座」と呼ばれるルートだけあって小屋もテント場も大混雑にびっくりでした。
そもそも自身の能力的に3泊4日の計画では無理があったようです。つい欲張ってあまり余裕のない計画を立ててしまう傾向にあるので反省です。
稜線からの景色は、昨年の表銀座の時とは少し異なり、より山深さを感じるものでした。昨年歩いた燕から槍の稜線がそっくり見えたのにも感動しました。
また、双六から笠ヶ岳の登山道からの景色も最高でした。弓折分岐から先は登山者も少なくなり私好みの静かな道でした。
登山道の印象としては、ブナ立尾根は急登として有名らしいですが、標高差などからさほどではないと思いつつも実際バテてしましました。
裏銀座は尾根に登ってしまえば、アップダウンが少なく楽だと聞いていましたが、私はその少ないアップダウンに参ってしまいました。
最もきつく感じたのは笠新道の下りでした。
(1日目)
8月9日(金)終電でJR信濃大町着23:59、 駅から少し歩いてコンビニで買い物をした後、駅寝をしようとしたが駅前は意外とうるさい事もあってほとんど眠れなかった。
予約していた2名の登山者と私と単独の方の4人で乗り合わせてタクシーで高瀬ダムへ。
ブナ立尾根の取付きの水場で何も考えず4.5Lの水を確保、重くなったザックと睡眠不足+前夜の飲み過ぎのためか?その後の急登にバテバテとなった。
時折冷たい風が吹くと心地よいが、暑い日でショルダーハーネスが絞れるの程の汗をかいたが、まだこの時は休憩中におにぎりを食べる元気があった。
混雑するテン場の隙間にになんとか張って烏帽子岳へピストン、夕食はカレーメシとおにぎりとスープ、疲れていたので早々に就寝。
ビール350×2 水1L購入して翌朝スタート時3.5L
(2日目)
日の出前に出発し稜線上で日の出を見ながらおにぎり一個を食べる。
水晶小屋に到着時に予定の時間より遅れており、テン場の混雑の心配もあるので水晶岳は諦めようと思ったが、前日小屋で出会ったベテランさんに再会し「そりゃもったいない、三俣山荘のテン場は広く前回は6時に到着したが大丈夫だった」と聞き水晶岳へピストン。
水晶小屋でネクターを購入、普段なら絶対買わないこの甘い飲み物がなんとうまいことか。
鷲羽岳から見える三俣山荘のテン場にはテントがいっぱい、早く下りたいが浮石だらけの長い下りがはかどらない。予定の時刻を大幅にオーバーして小屋に到着。
はたしてテン場は大混雑、なんとか隙間を見つけなんとか設営。
小屋でビールを購入して飲むが、なんか普通じゃない感じ。夕食(アルファ米とカレー)を作るが食べられない。
体調が普通じゃないので、早々に下山しようかと地図を眺めるも、明日一日で降りられそうな所はない。とりあえず明日は双六小屋まで移動して明後日、新穂高温泉まで下ろうと考える。
(3日目)
朝トイレの行列に並ぶ、長蛇の列、腹具合はよろしくない。
今日は元々の予定を変更して双六小屋までの移動としたのでゆっくり歩く・・が、しばらく歩くと腹具合がピンチ・・・三俣蓮華岳の登りで・・・ハイマツの陰で・・・!!・・・山頂でのんびり過ごしたりしながら歩き昼前に双六小屋に到着、さすがにテント場はまだすいていた。
アルファ米などには全く食べたいと感じなかったが、小屋の「五目ラーメン」の文字に食欲を感じ食べたら美味かった、救われた。
(小屋の軽食はみな¥1,000で何を食べてもうまいらしい。)
この日は小屋端の石積みの上に寝そべって(体調悪いんだから飲まなきゃよ良いのに)ビールや持参した酒をチビチビやりながら過ごす。
(4日目)
朝食にラーメンを食べてスタート、体調も前日よりだいぶ回復した感じだし天候も悪くならなそうなので、このまま下らずに一日延ばして笠ヶ岳まで行こうかという考えが湧いてくる。結局、弓折分岐で電波が通じたので、家にメールを入れコンパスの登山届を変更して笠ヶ岳に向かう。
秩父平の水場はわずかだが出ていて、冷たい水が美味かった。笠ヶ岳山荘に到着した時テント場はまだすいていた。ここは裏銀座の主ルートから外れているのであまり混雑しないのかもしれんない。
テント場の水は枯れていたが、小屋で無料で分けていただけた。
山頂に登った後、小屋のラーメン(¥800)が美味いそうなので食べようとしたら、軽食は2時までで終わっていた、「おでん」ならできると言うのでおでん(¥500)を食べビールを飲んで過ごす。
相変わらずアルファ米には食欲を感じないので酒のつまみをつまんで就寝。この小屋はテン場と小屋がだいぶ離れているのが難点、1張¥800領収書は出ない、夕立があった。
(5日目)
笠新道で下山する。なんとも長い下りで、下りなのに楽ではなかった。
中崎山荘で入浴(¥800) 13:40のバスで松本へ、バスは事故渋滞で2時間半位遅れた。
今回、食欲不振で持って行った食料はほとんど減らず、計算すると登山中に食べた合計は(小屋で食べた物も含めて)わずかに4,000Kcal、人間の効率の良さにびっくりだが、もっと食べやすい行動食など考えないといけない。
今まで小屋ではビールと水しか購入したことがなかったが、今回小屋の美味しい食事に救われた、感謝。
三俣山荘、双六山荘は水が豊富では無料、水晶小屋は天水のため水の販売が出来なくなることがある。笠ヶ岳山壮のテン場には水場があるが今回は枯れていたため雨水をろ過した物を小屋で無償で提供していただいた。
<以下備忘録>
ガルモント Tower Trek、Fit's、プラティパス2.5L+500mlペットボトル×4、ハットは雨用と晴れ用、モンベル#5、CarryTheSun初使用、ライトシェルジャケット初日朝のみ着用するがどうせすぐ仕舞わなければならないし、早朝もさほど寒くないのでその後は着用せず。(朝の小屋前ではダウンを着用している人が多かった)
BAAM 500ml用10個(少なかった)スピリタス500ml(2/3余る)柿ピー3、ベビーサラミ4(半分程度余る)、バルトロ65、トレッキングポール後半使用せず、モンベルの山シャツ、フェニックスの薄手パンツ
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