剣岳・立山 - こんなはずではなかったのに
- GPS
- 48:31
- 距離
- 20.7km
- 登り
- 2,142m
- 下り
- 2,136m
コースタイム
- 山行
- 3:11
- 休憩
- 0:13
- 合計
- 3:24
- 山行
- 5:06
- 休憩
- 1:33
- 合計
- 6:39
天候 | 曇り・晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2019年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス 自家用車
直通バス 黒部宇奈月温泉駅〜室堂 バス・ケーブルカー 室堂〜美女平、美女平〜立山 富山電鉄 立山〜新魚津 |
コース状況/ 危険箇所等 |
室堂ターミナルに登山届提出ブースあり。 特に登山道が崩落などによる注意個所なし、ただし、特に剣岳の別山コースはもともと注意個所が多い。 剣岳、雄山ともに「登りルート」と「下ルート」が異なる場所があるので「赤黄矢印」を確認する必要 |
その他周辺情報 | 道の駅「マリンドリーム能生」 〒949-1351 新潟県糸魚川市能生小泊3596-2 TEL.025-566-3456 新鮮な海産物、土産物、レストランなど購入できます。 |
予約できる山小屋 |
|
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
靴
ザック
トレッキングポール
テント
フライ
グランドシート
張り綱
サンダル
朝食
行動食
夕食
地図(地形図)
コンパス
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
携帯
時計
タオル
カメラ
帽子
水 2リットル
バーナー
バーナー風防
鍋
カトラリーセット
保温カップ
救急用品
タイラップ・ナイフ等緊急用品
着替え下着(上下)
着替え靴下
ボディペーパー
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感想
■反省点
一つ目の予想外は駐車場。宇奈月温泉-黒部宇奈月温泉駅-魚津IC-室堂直通バスがあるのをFacebookのメッセージで知る。そのバスを使えば、車を宇奈月温泉付近に駐車しバスで室堂へ移動。その後、剣沢-仙人小屋-阿曽温泉-宇奈月温泉と回れば車で帰宅できるととっても嬉しい車で周遊できる。
念のため黒部宇奈月温泉駅ある有料駐車場で現場確認すると、「新幹線利用乗客専用駐車場」と断りの看板が出ている。他府県ナンバーのわが車は駐車禁止扱いでレッカー移動になりそう。たまたま新魚津駅周辺に宿泊するので宿の方に尋ねると、黒部宇奈月温泉駅無料駐車場は地元民の利用でも満車のことが多いとか。後に黒部宇奈月温泉駅前にある黒部市観光案内所で確認すると、駐車できますよと注意書きについて知らないよう。とにかく、余り県外利用者が多いと地元民とのトラブル発生危惧もあるので、私は留めない方がよいと感じました。
今回は、新魚津駅付近の市営駐車場を310円/日で駐車。富山電鉄で黒部宇奈月温泉駅まで移動し室堂までのバスに乗車。今回は計画変更して、剣沢から宇奈月温泉に抜けなかったので、室堂から新魚津駅まで交通機関で戻らなくてはならないところ、たまたま富山電鉄で立山駅-新魚津駅と戻れ考えてなかった計画変更ですが幸運でした。
室堂から新魚津駅までもどるため、室堂から富山駅までバス、ケーブルカー、電車の通しチケットを購入しました。室堂から新魚津駅まで直行切符を購入すればチケット変更手数料分安かったんですね。初めから予定変更時の交通手段変更についても考えた方がよかった。一日一回、立山駅から宇奈月温泉直行列車もあるようなので、知っていると役に立つことがあるかも。
2つ目の予想外の事態は天気。雨が降らない日がもう少し続くと期待していたら、予定最終日が終日雨の予報。天気図を見ても、その他天気予報を確認すると、天気予報通りの天気となりそう。あの崖をくりぬいた狭い道を雨中歩くのは、気が滅入りそう。天気変化によるエスケープルートがないのがつらい。計画変更する時の代替えコースを考えてなかったのがまずかった。
■印象
剣岳登山コースについてはいろいろ書いてあるので、詳しくはそちらで調べていただくとして。私は一般登山道なのでなんとかなるだろうと、軽く考えていました。大きな岩がゴロゴロ、鎖場多数、私は時々目印ペイントを見失うなど、思ったより手こずりました。
それでも、往復全行程気を抜かず歩けたことで、満足感はとても高い良い山歩きとなりました。あまりに緊張感あふれる山歩きだったので、少なくとも翌日歩く気がしません。
■渋滞予想
カニノタテバイ、カニノヨコバイでは大人数が一度に通れるところではないので、うまい人たちでも人数が増えれば渋滞するでしょうね。皆さんよりかなり早く出発するか、1時間くらい遅く出発することで渋滞を避けることができるかもしれません。
■行程
室堂駅で階段を上り登山口??へ。広場に出るとたくさんの観光客がいます。登山口でこれだけたくさんの観光客がいるのを見るのは上高地いらい、さすが有名観光地。人の流れに何げなく雄岳に向い進んでしまい、雷鳥沢に行けないのをGPSで確認して発見。本来の雷鳥沢に行く道に回り道をして行くで20分のロスですが、正しいルートを歩いていると見られない景色を見ることができたので良し。
室堂周辺の道は石が敷き詰められよく整備されているので、普通の靴ならば歩きやすいでしょうが登山靴で歩くにはとっても足にこたえます。しかも雷鳥沢までたくさんの大嫌いな階段がたくさん。この階段を見るだけで雷鳥沢を利用したくなくなります。
室堂から剣沢にあるテント場まで上り下りとも木陰がないので日差しがあれば暑くてたまりませんが、景色がみえないず残念ではありますが日差しにより汗がでないのはよい。テント場は広いのですが、思いのほか景色が良くて石が少なく平らな場所が見つかりません。結局、劒岳を出入り口に見える配置でテントを張りましたが、ガスで剣岳みえず。テント全体が微妙に傾斜していて、夜中に目がさめると頭がテント入口に押し付けられています。何回も体を移動しますが、目が覚めると頭が入口を押し付けてました。さらに朝3時に起きてしまい、もう少しと二度寝をしたら5時12分の日の出時刻に目がさめる。すでに出発しているグループ多数。それでもモンベルで購入した3分で食べられるアルファ米を持ってきたので時間短縮。
ほとんど最後の出発となる6時に劒岳に出発。はるか彼方に2組の先行者が見えるだけ。まずい。転落しても、誰もみてくれないではないか。
名物の鎖場が次々登場。一部対面通行だが、ほとんど上り専用、下り専用なので待つ必要がないはずだったが・・・。団体さんでつかえてました。ただし、出発が遅かったため待ち時間は5分から10分位で5時に出発した方は30分以上待ち時間があったとか。お陰で私より早く出たグループに追いつくことができたし、追い越させていただきました。また、5分程の待ち時間で各リーダーの足場の支持、皆さんの動きで事前学習させていただくことができかえって助かりました。
コース全体に緊張感を必要とするアスレチックコースという印象。一般登山道なので必要なところはステップがあったり、鎖があったりと全体的に整備されてましたが、鎖場を通過してホットして油断したところで目印を見失い一瞬迷子に。確実なところまで戻り登山道を上ることができました。同じところで迷う方が多いようで、道のようにみえるところが紛らわしい。
9番目の鎖場を過ぎると山頂だと聞いていたので、9番目の鎖場を過ぎて岩頭から山頂を探すと・・・。まだ10分以上がらがらの石斜面を登らなくては。油断してたぶん精神的ダメージを受けそうになりながら、今まで何度もあった偽ピーク通貨経験を思い出し、なんとか山頂へ。山頂は祠の周りからたくさんの人たちの声が。なかなか自分の登頂記念写真を撮る順番がまわってきません。ただし、こだわったインスタ写真を撮るために、いろんなポーズをとり写真を撮りまくる人がいないのは幸いでした。
2時間前に登った方はガスガスのため山頂からの景色は眺められなかったようですが、私が山頂到着少し前から雲が切れてきたので、時々景色を眺めることができました。それでも、白馬などの山々は知らないとどの山かわからず瞬く間に雲に隠されてしまいます。記念写真用に山名を書いた複数の看板があり、写真を撮るのに助かります。登ってきた尾根を見ると、目前の登山道を歩くことばかりを考えていたので、改めてすごい尾根を歩いていたと考え深く、すごい風景を眺めることができました。
登山道は大きな石が多いので、下りは一歩一歩膝に衝撃がかかります、かえって鎖場の方が膝の負担が少ないです。
さいわいdocomo電波は入るので天気予報を確認すると、高度感のある水平歩道を歩く水曜日には強い雨になりそうな予感なので日程を短縮したいがエスケープルートがないこのルートで日程を詰めるには、スピードを速めるか、長時間歩く予定でないと短縮できません。両方とも体力的に自信のない私の選択手段に入らないので、剣沢を降りるより初めて訪れた立山三山を訪れるよう計画変更。LINEで家族に計画変更の連絡を入れる。
夜半まで時々降ったりしていましたが、天気予想通り夜半にはすっかり空が晴れ渡り素敵な星空を見ることができます。昨日と異なり、3事犯位に起床して剣岳方向を確認すると、すでに出発されているグループもあり稜線上にライトの線が続いていました。明るい昼間でも道をロスした私は暗い時間帯に歩く自信はありません。
朝日の当たる剣岳の写真を撮り、6時半頃出発。朝早くからキャンプ場を訪れる人がいるですね。雷鳥沢から来たんでしょうか。静かなキャンプ場にラジオ放送の音が響き渡ります。小学生を連れた親が子どものためにラジオ体操をスピーカーで流しているようです。なにも100m先まで聞こえるような大音量で流さないでほしいものです。
別山乗越まで高度を上げるにつれ、立山をはじめとした北アルプスの山々が雲間から広がる素晴らしい景色が見えてきます。遥か彼方龍王岳山頂に小屋が見えます。地図で見ると尾根の谷間にある一の越小屋が見えているのかと期待してしまい、真砂岳、富士の折立、大汝山、雄山と縦走することに。体力温存のため別山は訪れず、富士の折立への登りは大きな石がある上に急傾斜の道が40分位続きます。南アルプスで次々に現れる次の山登場への耐性ができた私には、がっかり感が体力をそがないよう養われた気がします。
富士ノ折立にのぼると後はそれほど上下のない快適な尾根歩きとなります。富山湾まで見える、五竜など北アルプスの山々が見える雪渓が所々に残る尾根歩きは快適。どこをみても、雲が出ても、室堂付近を見てもうれしい山歩きの上、谷をのぞき込むと黒部第四ダムも眼下に。こうして立山神社到着。500円の拝観料をはらいすぐに山頂の社殿を訪れることができました。山頂からすぐに一の越小屋におりますが、登りの赤ペンキと下りの黄色ペンキと決まりがあるのを知らず、赤矢印ペンキをつたい降り始めますが登りの人が多くてとても歩けません。すぐ横に黄色矢印ペイントを見つけ移動すると、だれも登ってきません。剣岳だけでなくこちらも上り登山道と下り登山道が別れているんですね。地元の方は間違って歩いている人を見かけると地元の方は「おいっ。そこは下りだ。登りはあっち」と厳しくしてきしていたが、失敗した私は丁寧に教えてあげたつもり。
もう見るところを見たので、立山には用事がない。翌日には天気が悪くなり始めるので、下山してしまおう。下山するならほとんどの人が帰り始める前に室堂を離れた方がよいと判断し、昼食を食べずすぐでるバスに飛び乗り富山へ。ここで大失敗。これから向かうのは富山電鉄の新魚津までだが、富山で乗り換えればよいと勝手に富山までチケットを購入。立山駅でたまたま一日一便しかない宇奈月温泉行に乗ることで直接新魚津まで行けることがわかり、こちらに乗ろうとすると駅員の方が立山-富山を解約して、立山-新魚津に変えた方がよいとアドバイスをくれる。
新魚津駅までの時間に宿泊施設についてインターネットで検索するも見つからず。Booking.comなどにもっとたくさんの宿泊施設が登録してほしいが、たまたま新魚津駅周辺を知っていたので、予約がなくても心配せず駅周辺の宿を訪れることができたのはよかった。
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