笠ヶ岳-奥西
- GPS
- --:--
- 距離
- 57.4km
- 登り
- 5,504m
- 下り
- 4,404m
コースタイム
01:30 新穂高無料駐車場
02:10 笠新道登山口
05:20 笠ヶ岳
08:10 双六小屋
10:30 槍ヶ岳山荘
13:00 横尾
13:30 徳沢
14:10 小梨平キャンプ場
9/1 8時間15分 16km +1,800m CT0.50
02:00 小梨平キャンプ場
03:25 岳沢小屋
06:00 奥穂高岳
09:30 西穂山荘
10:15 西穂高口駅
天候 | 8/31 快晴 9/1 晴れ-曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
その他周辺情報 | 下山後の風呂は安定の荒神の湯 |
写真
感想
まだ登ったことがない笠ヶ岳、歩いたことのない奥穂高-西穂高を歩こう。そして今週も小梨平で文化的キャンプといこうじゃないか。
8/31(土)
金曜夜移動で新穂高へ。夏休みが終わり渋滞はマシになったが新穂高は近くはない。21時に新穂高に到着し4時間仮眠して元気に出発。当初は中尾からクリヤ谷を登る予定だったが前日から飛騨地方はかなりの雨が降っていたらしい。沢沿いのルートはヤバそうなので予定を変更して笠新道から行くことにした。ものすごい濃い霧の中をせっせと登ってゆく。笠ヶ岳山荘でちょうど明るくなり何も見えない山頂に到着。今日は修行かーと諦めムードで来た道を戻ると辺りのガスはぶわーっと晴れて青空と太陽とまわりの山々が姿を現した。昨日の雨のおかげで空気はキリッとスカッと澄んでいて見事な青空だった。こんなに晴れちゃっていいんですか。もうこの景色が見れただけで来てよかった。いつガスに包まれても文句は言うまい。写真をたくさん撮ったら双六小屋を目指す。3月に訪れた大ノマ乗越に着くとあのときの試練を思い出して胸が熱くなる。というか新穂高の左俣林道に来るたびにあの戦いを思い出す。たぶんこれから一生そう。
双六小屋から樅沢岳に登り槍を目指す。笠から見た槍はめちゃ遠かったが歩いていればどんどん近づいてくる。西鎌尾根を双六から登ってくるのは初めてだ。ちょろちょろアップダウンはあるがおおむね登り。天気は全く崩れる気配がなく左手には硫黄尾根と裏銀座、右手には飛騨沢と笠、振り返れば黒部五郎、正面には近づいてくる槍ヶ岳とどこを見ても楽しい。天気が良い西鎌尾根はこんなに楽しい。槍が近づくと風はなかなかの勢いになり寒い。フルに着込んで肩の小屋に着くとようやく風から解放された。あとは槍沢をガーッと下って上高地の林道をぺたぺた走り愛しの小梨平へとゴール。今日はずいぶん観光客が少なくて静かな林道だった。森の中にテントを立てたらおやつを食べながらラジオを聞いて優雅な午後を過ごした。
9/1(日)
ぐっすり眠って1時半起床の2時出発。奥穂山頂で朝を迎えるよう時間調整した。先週も登った岳沢を今日も元気に詰めてゆく。満天の星空にテンション上がる。天気はしばらく大丈夫そうだ。岳沢は奥穂まで一切の登り返しが無いから好きだ。登山道も明瞭だし無心になって登り続けられる。岳沢小屋のカレーが美味いらしいが、ここをランチ時に通過するにはどうすりゃいいんだ。下りで使えばいいのか。いや、小梨で風呂入ったあと岳沢小屋まで登ってテン泊か。うーん、風呂入った後に登るのは嫌だなあ。
吊り尾根を歩いていると後ろから太陽が登ってきた。雲は多いが今日も良い天気だ。奥穂で大展望を楽しんだら未踏の西穂を目指して岩尾根をゆく。風が心配だったが昨日に比べたら微風、むしろ心地よいくらいだ。奥穂小屋出発組は数組しかいなくて少し歩くと今日の先頭になった。追い越しスライドが無いので順調にジャンダルムと西穂を超えてゆく。昨日中尾から笠ヶ岳に登っていたら今日は焼岳まで縦走して中尾に降りるつもりだった。しかしクルマが新穂高にあるし、ポツポツ雨が降ってきたので焼岳まで行くのはやめた。小屋で名物のらーめんを食べたらロープウェーでサクッと下山。荒神の湯で汗を流したら渋滞する前に伊賀へ帰宅した。
西穂山荘でらーめんを食べたり新穂高ロープウェーに乗ったり、なんだか普通に楽しかった。こういう本州の普通の山屋が通る道を僕はまだまだやったことがないので普通に楽しい。次は無雪期劔とか立山とか行ってみたい。
いいねした人