笛吹川釜ノ沢西俣 甲武信ヶ岳

2019年09月07日(土) ~ 2019年09月08日(日)

• GPS: 16:28
• 距離: 19.9km
• 登り: 1,816m
• 下り: 1,795m

コースタイム

1日目

• 山行: 7:34
• 休憩: 0:00
• 合計: 7:34

距離 9.2km 登り 888m 下り 247m

6:06 スタート地点
13:40 宿泊地

2日目

• 山行: 8:55
• 休憩: 0:00
• 合計: 8:55

距離 10.7km 登り 937m 下り 1,563m

5:40 宿泊地
14:35 ゴール地点

天候

2日とも晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

コース状況／危険箇所等

20mロープを持っていきましたが、お助けロープとしての使用のみ（1回）

沢を詰めてからの藪漕ぎもなく、よいルートです。

ラバーソールの沢靴にしました。フリクションが効いて岩場で威力を発揮します（parsleycandy）

写真

9/6 15:42

前日、エアコンのない部屋で汗だくで準備。おいおい、気付け！一番大事なものが入ってないぞ！（makasio)

9/7 6:16

西沢渓谷入口をスタート(parsleycandy)
なんと私、前夜、高速に乗った後に沢靴を忘れたことに気づき、自宅まで戻ってもらうという失態を犯したことを、絶対に他のメンバーに言えない。(makasio)

9/7 6:19

晴れ。沢組しゅっぱーつ。私、もう前夜の気落ちを完全に取り直しています！（makasio)

9/7 6:57

ここを右に入ります(parsleycandy)

9/7 7:05

いったん入渓(parsleycandy)

9/7 7:06

水面に日が反射してきれい(parsleycandy)

9/7 7:21

出合いで準備（makasio)

9/7 7:36

山の神まではほとんど巻道です

9/7 8:00

ホラ貝のゴルジュ出口(parsleycandy)

9/7 8:04

ホラ貝のゴルジュ
ここを沢下りする人がいるらしい(parsleycandy)
死亡者多数って、脅しじゃないみたい。（makasio)

9/7 8:50

山の神(parsleycandy)

9/7 9:16

乙女の滝(parsleycandy)

9/7 9:27

休憩中(makasio)

9/7 9:39

鶏冠尾根の岩壁がすごい(makasio)

9/7 9:45

明るい渓相です(parsleycandy)

9/7 9:51

命名、つるつる廊下。iさん頑張ってー。私はコケました。(makasio)

9/7 10:22

最初は滝があまりなくて、難しくはありません(parsleycandy)

9/7 10:40

iさんの甲羅干し。(makasio)

9/7 10:50

釜ノ沢出合
ここを右へ
(parsleycandy)

9/7 10:51

道標もあります(parsleycandy)

9/7 11:03

魚留めの滝
巻道はしっかり踏み跡がついています
(parsleycandy)

9/7 11:09

魚留の滝、巻きがスラブでやや難しい。ロープを出してもらいました。(makasio)

9/7 11:13

きれいだよねー。(makasio)

9/7 11:15

ナメ滝は登る(parsleycandy)

9/7 11:16

千畳のナメ(parsleycandy)

9/7 11:19

有名な千畳のナメです。気持ちがよい。(makaio)

9/7 11:22

歩いて楽しいこと(parsleycandy)

9/7 11:22

それを撮るparsleycandyさん。

9/7 11:27

千畳のナメが終わる―。(makasio)

9/7 11:55

見えてきました。両門の滝。(makasio)

9/7 11:58

両門の滝
右は東俣
われわれは左の西俣へ
(parsleycandy)

9/7 12:01

女神様？私は金の斧を落としました。(makasio)

9/7 12:04

私も甲羅干し。本当に気持ちがいい。(makasio)

9/7 12:06

水中写真にトライ(parsleycandy)

9/7 12:12

ここで西俣と東俣で別れるので記念写真。だったのですが、ええい、みんなで一緒に行こうよと。全員西俣ルートに変更！(makasio)

9/7 12:25

両門の滝を巻く。急登です。

9/7 12:36

前回（5年前）は東俣でした。今回の西俣ルートは私、makasioは初めてです。

9/7 12:54

滑らないように。

9/7 13:08

各所で苔が見られる沢です
(parsleycandy)

9/7 14:28

砂地のよい幕営地を発見(parsleycandy)

9/7 14:57

お楽しみのキャンプ！

9/7 15:14

焚火に火をつけたら、夜を待てず、宴会開始！酒、酒！(makasio)

9/7 15:16

最高のキャンプ場でした。もちろん私達の貸切です。

9/7 15:16

みんな待っててねー。さて、今回のやまごはんは。(makasio)

9/7 15:59

うずらと塩やきとりのマヨネーズ和え。

9/7 16:29

ちくわとチーズの生ハム巻き。

9/7 17:06

そして、ナス。

9/7 17:33

とオクラと炒め（iさんの石焼ナス入り）

9/7 17:42

そうめん。揖保乃糸！

9/7 18:13

梅干しベースの手作りソースと和えて。名付けて、焼きナスとオクラの和風パスタ風そうめん。一応、みなさん好評でした。

9/7 17:56

沢で泊まりといえば焚火

9/7 18:41

とにかく焚火に情熱を燃やすメンバーが多いのです(parsleycandy)

9/7 18:10

炎舞。(makasio)

9/7 18:54

沢屋のメンバーは焚火屋でもあります。今度火おこし教えてください。(makasio)

9/7 19:16

眺めていても飽きない。酒の肴にもなる炎。今日はよく遊び、よく飲みました。明日は曇りか雨だろう。(makasio)

9/8 5:49

翌朝
天候は曇り→晴れ（parsleycandy）
予報に反して晴れました。。(makasio)

9/8 4:49

朝はナンを焼きました。レトルトのバターチキンカレーをつけて。(makasio)

9/8 5:46

祭りのあと。

9/8 6:01

さて、2日目。目指すは甲武信山頂！

9/8 6:26

いい滝あります。(makasio)

9/8 6:26

2日目は登れる滝が多く楽しい（parsleycandy）
初日は沢歩きでしたね。(makasio)

9/8 6:38

水線突破も可能(parsleycandy)

9/8 6:42

楽しい。これ、これ。これが沢登り。ロープはいりません。(makasio)

9/8 6:43

それー。それー。水はでも冷たかった。もう山は秋ですかね。(makasio)

9/8 6:55

よいしょー。ここで水を頭から浴びました。朝シャンです。(makasio)

9/8 6:58

よいしょー。

9/8 7:04

詰めてます。稜線はまだ見えず。(makasio)

9/8 7:16

ロープのいらない滝

9/8 7:32

ロープを出さないので早く通過できます(parsleycandy)

9/8 7:56

詰めてます。水が次第に枯れてきたよ？(makasio)

9/8 8:00

最後の水場(parsleycandy)

9/8 8:02

水が涸れ、奥秩父の苔むした森を歩く。踏み跡はずっとありました。(makasio)

9/8 8:23

ちいさな森。(makasio)

9/8 8:31

来た？来た！登山道だ！(makasio)

9/8 8:50

藪漕ぎなしで登山道へ(parsleycandy)
ガイドブックには水師の南側の支尾根に乗るといいと書いてありましたが、本流を最後まで詰めました。踏み跡もしっかりあり、全く楽でした。(makasio)

9/8 9:18

台風前の最高の天気でした。(makasio)

9/8 9:28

さて、みんなが待ってるかな。いろいろなルートで登ってきたメンバーが最後、頂上で一堂に会するのです。(makasio)

9/8 9:48

うっすらと富士山（このあと雲に隠れました）
(parsleycandy)

9/8 9:49

歩いてきた沢筋が見える(parsleycandy)

9/8 9:48

我々ももう少し。(makasio)

9/8 9:58

10時前に山頂到着
4パーティー無事集中できました(parsleycandy)
着きました！(makasio)

9/8 9:56

全員でお疲れさまー！撮ってくれた山頂の女性の方、ありがとうございました。(makasio)

9/8 10:06

遠くに南アルプス(parsleycandy)

9/8 10:06

八ヶ岳
中央は赤岳
(parsleycandy)

9/8 10:06

北アルプス(parsleycandy)

9/8 11:07

広瀬ダム(parsleycandy)

9/8 10:01

沢組でおつかれさまー！！(makasio)

9/8 10:14

さて、下山、みんなはまた分かれて各登山口へ下っていきます。(makasio)

9/8 10:12

台風、ほんとうに来てるの？穏やかな風。（翌朝、耐風姿勢で歩いて千葉の仕事先に行くことになるとは。。）makasio

9/8 10:24

甲武信小屋。makasio

9/8 14:10

徳ちゃん新道入口まで下りてきました
(parsleycandy)

9/8 14:37

みなさん、本当にお疲れ様でした！本当に最高でした。(makasio)

撮影機器：

RICOH WG-4 RICOH IMAGING COMPANY, LTD.

TG-5 OLYMPUS CORPORATION

感想

makasio

所属する千葉の山岳会では年に一度、集中山行というものがある。それは決められた山の山頂に、各々が自分たちのルートで登頂するというもので、それは定められた時間に全員が集合できるかできないかという、ハラハラドキドキ感もまた持ち合わせている。私は今回、笛吹川水系東沢釜ノ沢西俣のメンバーに食事担当として入れてもらった。仕事が平日休みのことが多いため単独がメインの私。今回は本当に楽しみにしていた。
前夜、道の駅みとみ。天の川が見えたというほどの空の下、私が数時間前、家にとんでもないものを忘れた事件に先輩方は全く触れない。優しさと心の偉大さに触れながら、翌早朝快晴の西沢渓谷を出発する。鶏冠谷出合いで沢装備を整え、水の中に足を踏み入れる。水は冷たく、夏の終わりを感じさせる。ただ、ミズナラやオオカメノキ、モミジなどの広葉樹の葉の色はまだ瑞々しく、美しい。昔の登山道の名残を横に山の神へ道を歩く。再び沢へ入ると、乙女の滝や東のナメ沢が見えてくる。魚留の滝を高巻くとそこは有名な千畳のナメ。私は5年前の東俣に続き、2度目。今度も快晴の天国のナメを歩くことができた。ただ、ただ水がきれい。コロコロと水面に水流の影が踊っている。水底の磨かれた丸い石が宝石のようにそこら中に転がっている。両門の滝で大休止。石の上で甲羅干しをしていると、なにやら、東俣チームが私たちの西俣チームに合流するとのこと。これは大宴会の予感がする。両門の滝を高巻き、西俣に出ると、最高のキャンプ場を発見。さもすれば、もうすでにパチパチと焚火の音。全員で大量の薪を集め、やることとすれば、もう飲むことしかない。まだ3時前だが。結局4時間の宴は大量の薪を燃やし尽くすまで続いた。
夜中にパラパラと音がしたが、朝起きてみると、星が見えた。予報では曇りのち雨。翌日は台風直撃とのこと。山頂で晴れ間があったらよいなと思った。2日目。小滝が続く。多段10mの滝を越えると倒木の塊。そこを巻き、沢を純粋に詰めていくと水は次第に枯れ、奥秩父らしい苔むした樹林帯に出る。そのまま詰めていくと、あっけないくらいに水師手前の登山道にひょっこり出た。一匹のホンドキツネが興味深そうに我々を眺めていた。露岩帯に出ると快晴。奥に富士山が見えた。信濃川源流の道の分岐を越えると山頂から声がする。他の全メンバーがすでに到着し待っていた。5年前の西俣組到着のように感動の歓声が上がると思いきや、我々メンバーを心配する人はおらず、手持ちぶたさに皆でカールを食べていた。それでも、甲武信ヶ岳集中山行は大成功だった。集合時間30分前に全メンバーが集合、5年前は曇りだったが、今回は快晴の山頂からみんなで集合写真を撮ることができた。ほんとうに楽しかった。ひとりで山を歩くのも、皆で歩くのも別の楽しさがあって、別の良さがある。山っていいなあ。山に集う人もいいなあ。また食担でもいいから、参加したいな。（おしまい）

☆Parsleycandy

所属する山岳会の集中山行。今年は沢が1本。テント、避難小屋泊縦走がそれぞれ1本、日帰りハイキングが1本の計4本。日曜日の午前10時半に甲武信ヶ岳山頂で集中する計画です。

沢登り組は午前6時過ぎに西沢渓谷の遊歩道をスタート。鶏冠尾根（釜ノ沢もあったかも）の道標から沢に下りて入渓。

途中ホラの貝ゴルジュ付近に「沢下りで死傷者多数。ロープとライフジャケットは持ちましたか？」という看板がたくさんありました。右岸の乙女の滝が美しい。

山の神から沢登りらしくなります。魚留滝を左側から巻くと、美しいナメ。思わず歓声が上がります。

両門滝から西俣へ。幕営適地が出てきます。右岸が開けた場所で幕営。流木が豊富にあり、じゅうぶん焚火ができます。

2日目は6時出発。テントを張ったところから先によいテン場はありませんでした。焚火もできたし、決断してよかった。

2日目のほうが登れる滝が多くて楽しいです。ロープを使わずに登れました。

藪漕ぎなしに登山道へ。山頂には10時前に着き、4パーティー無事に集中できました。集中が成功すると楽しいです。

コメント

MjunjunM

ワクワクドキドキ🤗楽しそうですねー
見ていてもワクワクするようなレコで、単独⛑女史は羨ましい限りでーす。🤗

makasio

Re: ワクワクドキドキ🤗楽しそうですねー
MjunjunMさん、コメントありがとうございます😊沢登りは最もワクワクな登山スタイルのひとつです。ご興味があればうちの会にご連絡を。（笑）本当に楽しい山でした。伝わってよかったです。MjunjunMさん、お花の写真、お上手ですね。🌸

☆Parsleycandy

コメントありがとうございます！
沢はいいですよ！シャワーを浴びて気持ちいい快適な時期はとても短いですけれど😅

sirius

沢登りもいいね
makasioさん、こんばんは。

気持ちよさそうですね。
写真から伝わってきますよ。
夜の宴会も楽しそう。
仲間と行く山行もいいもんだね。

靴の件。
途中で気が付いてよかったね。
登山口まで行ってたら・・・。
とにかくよかった。

makasio

Re: 沢登りもいいね
シリウスさん！お久しぶりです。😊
はい。楽しかったですよー。沢登りは岩登りの要素を持った水のバリエーションルート。泊まりでは焚き火もできます！靴のことは。。皆さん、優しいので。恥ずかし。笑
あ、来週、今回と別の会の方と明神東稜へ行ってきます。あとでシリウスさんのレコも参考にさせていただきますね。🙂