田切岳
- GPS
- 23:30
- 距離
- 30.0km
- 登り
- 2,871m
- 下り
- 3,203m
コースタイム
- 山行
- 7:25
- 休憩
- 1:12
- 合計
- 8:37
- 山行
- 9:22
- 休憩
- 1:16
- 合計
- 10:38
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
中央アルプスの田切岳は稜線から東に外れ、登山道のない山で訪れる人が
少ない山である。
これまでのヤマレコ記録を見ると、何人かが登られていますが、一番多く登られているyamatakeさんの記録を参考に挑戦してみました。
1日目
空木岳登山口へ車で着いたらビックリ!平日というのにほぼ満車、苦労して空きスペースに何とか駐車できて一安心。
さすが人気の空木岳、途中ですれ違う人も多い、この調子だと予定した駒峰ヒュッテも混雑が予想されると思いながら空木平避難小屋に到着。
すぐ目の前にきれいな水が流れ、環境は申し分ない場所、中を覗くときれいに整理され、シュラフまで用意されている。
急遽予定変更してここをベースキャンプにして田切岳へ行くことに決定。
まだ時間は十分あるので駒峰ヒュッテから駒石を周回してくることにし、荷物を置いて出発。
ショートカットして駒石尾根にでられないか探しながら行くがハイマツが密生してとても無理、結局ヒュッテ経由で駒石尾根を下り駒石へ。
駒石尾根から南を見ると丸山尾根の向こうに、ドーム状の山が飛び出して見える。かなりの急斜面でそそり立っており、本当に登れるのか不安になる。
2日目
今日がメインなんだから昨日はゆっくり足を休めておけばいいのに、性懲りもなく駒石まで周遊し足を酷使してしまったので足が重い。
駒峰ヒュッテでご来光、宿泊登山者が空木山頂からぞろぞろ降りてくる。
空木山頂から南駒へは快適な稜線歩き、赤薙岳から田切岳を見るが切れ落ちた岩壁が見えるだけで鞍部まで見えないので田切岳へのルートはわからない。
田切岳へ続く尾根にはハイマツがびっしり、藪漕ぎは困難が予想され帰路はどうしようか迷う。
とりあえず南駒に向かう、擂鉢窪への分岐で荷物をデポして南駒山頂へ、
山頂ではコスモから来た単独登山者と会う。
時間が惜しいのでゆっくりすることも無く擂鉢窪へ下り、避難小屋で休憩、小屋の屋根の一部が壊れてブルーシートで補修してあるが宿泊には問題ないようだ。
小屋の外から田切岳を望むが、赤薙との鞍部は見えない、田切岳とは百離淵の大崩落により隔てられており登山ルートは視認できない。
ここはyamatakeさんの記録を信じて藪へ突入、標高を上げるに従い獣道がひどくなり、ほぼトンネル状態で這い進まなければ前進できないところもある。
右の百離淵に近づききすぎると怖いのでどうしても激藪を行くことになる。上部に近づくと一部ナギの中に入り進むこともできた。
赤薙との稜線に出ると田切岳との鞍部を見下ろすことが出来、ルートを
判別することが可能となる。ハイマツの藪を下り鞍部に到達、南から百離淵が迫り足元から崩落して、ここを通るのは気持ちの良いものではない。
田切岳へ取り付くとすぐ沢地形を利用して登る。少し登り右の藪に入ると残置ロープを発見、ありがたい、ルートは間違っていないようだ。
ロープに従い高度を上げハイマツ藪を進むと山頂のケルンが見え、ハイマツもひざ下になる。山頂の360度の大展望を見ながらゆっくり昼食。
さて帰路をどうするか思案、yamatakeさんのような健脚ではないので、赤薙岳へのハイマツ藪稜線ルートは自信がない、確実なのは来た道を帰るということか。
まて、田切岳の山頂から見下ろすともう一つルートがありそうにみえる。
赤薙岳との鞍部から右の沢へ下り、赤薙岳を越えた稜線にショートカットできそうに見える、藪もハイマツではないので行ってみようと思ったが、今日はロープを持参してないし、初めての山では無理をしないことが一番。
結局、すなおに擂鉢窪避難小屋を目指して藪ルート突入、小屋を経由して意外とスムーズに稜線へ登り上げることが出来た。
赤薙岳山頂で時計を見ると13時前、このまま順調にいけば駐車場まで何とか行けそうだが、目的の田切岳を達成した満足感で十分、年も考慮して無理しないで快適な避難小屋でもう1泊し、翌朝ゆっくり帰ることに変更し気分的にもゆとりをもって空木平へ帰着。
10時間くらい眠ったかな〜。
3日目
ご来光と共に出発、余裕をもって駐車場到着。
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