北穂高岳〜涸沢岳〜奥穂高岳周回(涸沢の紅葉はこれから)
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- GPS
- 27:16
- 距離
- 37.2km
- 登り
- 2,540m
- 下り
- 2,548m
コースタイム
- 山行
- 0:13
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 0:13
- 山行
- 5:39
- 休憩
- 0:40
- 合計
- 6:19
- 山行
- 8:27
- 休憩
- 1:47
- 合計
- 10:14
- 山行
- 5:23
- 休憩
- 1:51
- 合計
- 7:14
- 山行
- 1:59
- 休憩
- 0:13
- 合計
- 2:12
天候 | 9/23(月)曇り 9/24(火)曇り〜雨 9/25(水)晴れ 9/26(木)晴れ 9/27(金)晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2019年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
沢渡Pから上高地BTまでバス往復2050円 |
コース状況/ 危険箇所等 |
・上高地〜横尾 無舗装の林道レベル。多少のアップダウンはあるが危険個所なし。 ・横尾〜涸沢 一般登山道。良く整備されているが石・砂利道もあって、特に下りは スリップ注意。 ・涸沢〜北穂穂高岳 岩稜の急坂。鎖・梯子あり。落石にも注意。以降、ヘルメット着用。 ・北穂高岳〜涸沢岳 今回の周回ルートで最も危険度が高い場所。鎖・梯子多数。確実な3点 支持などある程度の岩登り経験が必要。足を滑らせたらただでは済まな い箇所多数。 ・涸沢岳〜奥穂高岳 梯子・鎖場のある岩稜帯。3点支持など初級岩登りの経験必要。 滑落事故が多数発生している場所なので通行注意。 ・穂高岳山荘〜涸沢(ザイテングラード) 岩稜の急坂。鎖場は一ヶ所。落石が多い場所なので注意。 ・涸沢〜屏風の耳〜徳沢(パノラマコース) 前半はロープ、鎖場があり、道が細く滑落危険個所多数。悪天時は避け た方が賢明。(横尾コースより時間がかかる) 好天時の屏風の耳からの展望は圧巻。 後半の下りは危険個所少ないが、とにかく長い。 |
その他周辺情報 | ・入浴は小梨平(600円)と徳沢ロッジ(800円)を利用。 どちらもボディソープとシャンプー有り。(温泉ではありません) ・徳沢、横尾、涸沢に水場あり(無料)。 |
写真
感想
9/21(土)に奈良県の自宅を車で出発して新潟県の妙高高原笹ヶ峰へ。
別荘ライフを楽しんだ後、9/22(日)心配された台風の余波にも会わず天候に恵まれて妙高山に登頂。
詳しくは下記参照。
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-2031777.html
そして、9/23(月)に妙高高原から上高地へ移動。前回と同じく小梨平キャンプ場にテント泊。ここは便利な場所で風呂・食堂・売店完備。終始曇り空で一時小雨もあったが、一人静かな夜を過ごす。
翌9/24(火)は晴れたり曇ったり。テントをたたんで涸沢に向け出発。3週間前にも歩いた道をドンドン進む。横尾から涸沢への登山道へ。本谷橋から本格的な登りとなり、暑さもあって重荷がこたえる。涸沢が近づいても紅葉はなく、まだまだ緑の葉が一杯。
やがて一年ぶりの涸沢ヒュッテに到着。生ビールと思ったが、小雨が降ってきて寒い。テントもなかなか張れず、しばしヒュッテで待機。結局ラーメンを食べて温まる。雨が止んだすきをとらえてテント張り。なんとか濡れずに済んだ。寒いのでビールは諦め、温かい食事を作って食べ、早々に就寝。
9/25(水)は穂高へ登る日。モルゲンロートははっきりと見れなかったが、天気は上々で登山日和。
まずは、北穂目指して急坂を登る。青空が広がり穂高の展望が見事。天気が良いので登山者も多い。3時間近くかけて北穂山頂へ。遠くは雲海が広がっているが、槍ヶ岳をはじめ北アの山々が遠くまで見えている。富士山、八ヶ岳も雲の上に顔を出していた。
北穂小屋に立ち寄った後は、涸沢岳経由で奥穂を目指す。縦走路に入ると登山者はぐっと減少。前後に数人しか見えない。
涸沢岳までは大きなアップダウンが数度。鎖も梯子もあり気が抜けないコース。誰かがコメントしていたが大キレットと遜色ないコースと。私も同感。
北穂から2時間掛けて涸沢岳到着。奥穂からジャンダルム、西穂方面が綺麗に見えている。穂高岳山荘に降りたあとは奥穂へ。だんだん雲が広がってくるが、何とか晴れている間に奥穂山頂へ到着できた。記念撮影をした後は、ジャンダルム見物へ。懐かしのジャンダルムを背景に、ここでも記念撮影。しかし、西穂から縦走してきたご夫婦から滑落事故の話を聞く。既に救助要請済みで、本人は元気との事だが早い救助を願った。奥穂に戻り下山開始してもヘリコプターが何度も飛び回っていた。無事救助されたそうだが、救出までには相当時間が掛かったとの事だった。
穂高岳山荘で少し遅い昼食を取ったあと、ザイテングラードを下って涸沢に降りた。せっかくなので初めての涸沢小屋へ立ち寄りおでんと生ビールで無事到着を祝った。
夜は満点の星だったそうだが、爆睡して見れず。残念。
9/26(木)朝は零度近くまで冷えてテントは夜露でびしょ濡れ。乾かしている時間は無いのでポリ袋に突っ込んで収納。天気が良いので下山は予定通りパノラマコースから。このコースは屏風岩までの登り道が狭く、ザレや木の根・岩の乗越が多く、油断出来ない。途中の屏風岩の大展望が大きな目的なので、晴れた時しか通らない事にしている。
テント場で一緒だった同年代の男性(九州から来ていた)と一緒に進む。話が弾む中、大展望の屏風の耳に到着。穂高・槍の素晴らしい景色がなにより。先を急ぐ男性を見送って、1時間以上山頂で展望を楽しんだ。
その後、長い下りをゆっくり降りて、予定通り徳沢でテント泊。ロッジで入浴してさっぱりした後は、徳沢園で夕食。風呂上がりの生ビールが旨かった。
この夜は途中で目が覚めたので、トイレへ行く道中で満天の星空を楽しむ事ができた。
9/27(金)朝から快晴。青空に山々が映えて素晴らしい景観。7時に徳沢を出発し上高地からの景色を楽しんだ後、バスで沢渡へ。11時前に沢渡を出発し、途中休憩もたっぷり取って7時間掛けて奈良の自宅へ無事帰着した。
昨年と同時期に涸沢の紅葉を目指したが、今年は残暑が長く紅葉は大幅に遅れていた。昨年は26日でピークを迎えたが、今年は2〜3割との事。最盛期は10月に入ってからになるそうだ。また、次の機会に涸沢の紅葉を楽しみたい。
今回は穂高周回と屏風岩での展望が好天に恵まれた事に感謝したい。お楽しみはまだまだ続く。
去年の9月、涸沢とパノラマコースでいろいろとお世話になった者です。
トレーニングはしてきたものの、40年振りの穂高で若干緊張気味でしたが、abek3さんからお声をかけて頂き緊張が解れました。
また、帰りのルートも強引にご一緒させてもらい申し訳ありませんでした。
天気に恵まれ、涸沢も北穂もパノラマコースも私にとって忘れられない思い出になりました。
abek3さんは、今年も幅広く活動されているようで、すごく励みになります。
私の方は6月からブログを始めており、あの時の事もupしています。
Googleで「TANEの独り言」で検索してもらうと出てきます。よろしければお暇な時に覗いてみてください。
突然の訪問、お許しください。
11cosumo(TANE)さん、お久しぶりです。
昨年9月の涸沢からパノラマコースは、好天に恵まれ素晴らしい体験でした。
ブログも拝見しました。あの時の情景が思い浮かびます。遠くからの遠征、お疲れさま。こちらこそ、楽しい時間をありがとうございました。
今年も涸沢訪問の予定でしたが、コロナ禍で断念。来年は行きたいですね。
またどこかでお会いできるのを楽しみにしています。ブログ楽しんで下さい。
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