悪沢岳・赤石岳 〜悪沢とオレ〜

2019年09月26日(木) ~ 2019年09月28日(土)

• GPS: 17:25
• 距離: 26.2km
• 登り: 2,795m
• 下り: 3,018m

コースタイム

1日目

• 山行: 5:55
• 休憩: 0:03
• 合計: 5:58

距離 9.0km 登り 1,624m 下り 136m

9:15 椹島ロッジ
9:28 9:29 滝見橋
11:26 小石下
12:59 蕨段
13:11 13:12 見晴岩
14:25 14:26 駒鳥池
14:39 駒鳥池駐車場
15:13 千枚小屋

2日目

• 山行: 8:52
• 休憩: 1:23
• 合計: 10:15

距離 12.3km 登り 1,268m 下り 1,488m

6:15 千枚小屋
7:10 7:17 千枚岳
8:17 8:22 丸山
9:19 9:20 悪沢岳
10:20 10:22 荒川中岳避難小屋
10:25 10:35 中岳
10:57 11:05 お花畑（荒川前岳南東斜面）
11:46 12:12 荒川小屋
12:45 大聖寺平
13:30 13:32 小赤石岳の肩
13:45 13:55 小赤石岳
14:03 14:04 赤石岳・小赤石岳間分岐
14:19 14:21 赤石岳
14:23 14:27 赤石岳避難小屋
14:29 14:30 赤石岳
14:41 14:43 赤石岳・小赤石岳間分岐
15:13 15:15 北沢源頭
16:03 富士見平
16:30 赤石小屋

3日目

• 山行: 3:26
• 休憩: 0:01
• 合計: 3:27

距離 5.0km 登り 27m 下り 1,446m

1:19 赤石小屋
3:14 3:15 カンバ段
4:45 椹島ロッジ
4:46 ゴール地点

天候

1日目 晴れ、2日目 晴れのち曇り、3日目 曇り

アクセス

利用交通機関：

バス 自家用車

行き：自宅〜クルマ〜畑薙第一ダム臨時駐車場、畑薙第一ダム臨時駐車場〜送迎バス〜椹島
帰り：上記の反対

コース状況／危険箇所等

・椹島〜千枚小屋：危険個所はありません
・千枚小屋〜悪沢岳〜赤石岳：危険個所はありません
・赤石岳〜赤石小屋〜椹島：急な下り、アップダウン、岩場、崖の細い登山道、梯子など危険個所が多いです。

その他周辺情報

県道77号線から少し入った「白沢温泉もりのいずみ」を利用しました。
⇒大井川を眺められる露天風呂、釜風呂（日替わりの湯で今日はお茶）、寝湯など、スーパー銭湯のような施設で、地場野菜も安く買えます。1,000円で一日居られます。（17時からは800円）

写真

9/26 9:08

畑薙第一ダム臨時駐車場から送迎バスに1時間揺られ椹島に到着。ここからスタートです。

9/26 9:09

��1で登り、��2で下って来ます。

9/26 9:09

前回の白根三山の時と打って変わって、最高の登山日和です♪

9/26 9:14

アキチョウジかな。

9/26 9:14

花期の終わったイブキトラノオ？

9/26 9:20

ハナニガナでしょうか。

9/26 9:21

フジアザミ？沢山咲いていました。

9/26 9:22

しばらく林道を進みます。

9/26 9:24

ヒメジオンですよね？こんな時期でも咲いている？

9/26 9:29

この奥深さがいい感じですね♪

9/26 9:32

ここから千枚岳方面に向かいます。

9/26 9:32

なが〜い吊り橋。結構揺れてちょっと怖かった(^^;

9/26 9:40

いきなり急登です(^^;

9/26 10:11

深い森。これが南アルプスなのでしょうね。

9/26 10:37

急登が終わって少し緩やかに。
これ位が気持ちよく歩けますね。

9/26 10:44

立派なマムシグサの実。

9/26 10:46

林道と合流。

9/26 10:48

このエリアは特殊東海製紙社の所有林で、送迎バスを運行している特殊東海フォレストが管理しており、山小屋はもちろんのこと、登山道の道標も立派です。ただ、小屋間の情報が主で、山頂までの距離や時間が分からないです。。。

9/26 10:48

この階段で登山道に復帰です。

9/26 11:03

「残念ながらまだ急登が続きます」。。。1か月振りの登山で苦しいなか、心が折れそうになります(^^;

9/26 11:09

ゲ、今日の目標の千枚小屋はまだまだです。。。

9/26 11:26

緩やかな登りになり、気持ちの良い山行になってきました♪

9/26 11:36

木々の間から南アルプスの山頂がちらちら見えるのですが、今日はずっと樹林帯の中なので、眺望はお預けです(^^;

9/26 12:53

シダの群生

9/26 12:57

あと3時間！

9/26 13:06

ようやく2,100mです。

9/26 13:35

2,300m！

9/26 14:27

千枚小屋まであと1時間！4時前には到着できそうで一安心です。

9/26 14:29

駒鳥池？うーん。。。

9/26 14:28

ちょっと寄り道。なかなか綺麗です♪

9/26 14:50

ミヤマトリカブトが残っていました♪
開花が遅かった株でしょうね。

9/26 14:51

こちらは花後。

9/26 14:58

こっちにも沢山残っています♪

9/26 15:09

アキノキリンソウかな。
美しいですね♪

9/26 15:10

花を楽しんでいるうちに2,500mまで到達！
もうすぐ千枚小屋です。

9/26 15:13

ようやく小屋が見えました〜。

9/26 15:34

千枚小屋に到着！

9/26 15:26

小屋の傍にはヤマハハコ♪

9/26 15:27

これは？？？

9/26 15:29

バライチゴかな。失敬して試食。甘酸っぱくて美味しい♪

9/26 15:32

シシウドかな。

9/26 15:32

線香花火のようです♪

9/26 15:33

これは何の実？

9/26 15:35

これもアキノキリンソウかな。

9/26 15:37

これは何だろう？

9/26 16:57

千枚小屋の夕食。なかなか美味しかったです♪

9/27 4:58

2日目。
夜明けの富士山＃1

9/27 5:06

夜明けの富士山＃2

9/27 5:18

夜明けの富士山＃3

9/27 5:20

夜明けの富士山＃4

9/27 5:31

日の出です♪

9/27 5:35

日の出と富士山♪

9/27 5:37

朝日に染まる千枚小屋。今日も快晴になりそうです♪

9/27 6:15

さあ、南アルプスの眺望を見に行きますよ♪

9/27 6:16

黄葉が溢れていますね♪

9/27 6:18

ここの水場は殆ど出ていません。

9/27 6:20

コバノコゴメグサ。花期の長い花ですね。

9/27 6:20

急登を過ぎ、気持ちの良い登山道になりました。

9/27 6:29

美しい♪

9/27 6:31

ナナカマドの赤い実が青い空に映えます♪

9/27 6:33

快適、快適♪

9/27 6:45

千枚岳まであと少し。いよいよ南アルプスの眺望ですね。

9/27 6:51

稜線に出ました！

9/27 6:53

富士山〜♪
空気の層がクッキリと別れています。その下には雲海。

9/27 6:53

右にパンしていくと。。。
富士山の右には笊ヶ岳と布引山。

9/27 6:53

美しい山並み＃1

9/27 6:54

美しい山並み＃2

9/27 6:54

たぶん聖岳。今日は行きませんが、今年中には行きたいですね。

9/27 6:54

あれは上河内岳ですね。

9/27 6:54

今日登る赤石岳。手前は小赤石岳ですね。

9/27 6:54

その前に登る悪沢岳。
南アルプスの絶景がパノラマで見ることが出来ました♪
あー満足。

9/27 7:08

ちょっと引いて、今日登る悪沢岳と赤石岳を一緒に。
なんという美しさでしょうか。。。

9/27 7:11

悪沢岳の前に千枚岳に登頂。

9/27 7:11

山は午前中が勝負ですから、ここでも南アルプス撮っちゃいます♪
輝く太陽のもと、富士山が頭を出しています♪

9/27 7:11

またまた右にパンして、
この山々の連なり。素晴らしい♪

9/27 7:12

今朝は最高の山日和です♪

9/27 7:12

聖、上河内、赤石、なんという絶景！

9/27 7:12

ここから見る悪沢は決して悪く見えません。むしろ優しい感じ♪

9/27 7:13

反対側を見ると、塩見岳が見えます。立派な山ですねー♪

9/27 7:14

おー、前回登った間ノ岳では！？

9/27 7:14

向こうには鳳凰三山が。

9/27 7:14

どうですか、この絶景！

9/27 7:18

悪沢とオレ。

9/27 7:20

タカネマツムシソウがまだ残っていました。

9/27 7:32

この可愛いボンボンは？

9/27 7:35

あー、キミだったか。

9/27 7:37

リンドウだよなぁ。何リンドウだろう？

9/27 7:40

これはイワインチン？

9/27 7:44

タカネナデシコ、残っていました♪

9/27 8:03

この美しい稜線を登っていきます。

9/27 8:17

丸山？知らなくてゴメン(^^;

9/27 8:18

悪沢岳。ここから見ると悪っぽく見えますね（笑）

9/27 8:24

おぉ、悪だぁ♪

9/27 8:25

カールが美しい♪

9/27 8:43

美しい赤石岳。ワクワクします♪

9/27 8:54

奇岩の先には大ボス

9/27 9:00

荒川東岳。

9/27 9:00

別名（本名？）悪沢岳。

9/27 9:19

目の前には中岳・前岳、そして赤石岳。

9/27 9:24

中岳もなかなか立派な山容です。

9/27 9:44

ハイマツの中を歩いていきます。幸せ〜♪

9/27 10:13

登り返し。登り返しの多いのは、TV「日本百名山」で承知していますので、あまり苦になりません。

9/27 10:21

中岳避難小屋。ここ南アルプスは、避難小屋と言っても有人小屋が多いですね。

9/27 10:25

中岳到着♪

9/27 10:26

南アルプス最高です！

9/27 10:26

ん？富士山の雲が増えてきました。この分だと赤石岳の山頂に着く頃はガスってるかもしれません。。。

9/27 10:26

もう少し晴れていてくれー

9/27 10:40

赤石岳分岐。急いで下ります。

9/27 10:46

急ぎつつも、美しいカールは見逃せません♪

9/27 10:47

ここも花畑なんだろうなぁ。

9/27 10:52

自然が創り出す造形の見事さに感心します。
手前に小さく荒川小屋が見えています。

9/27 10:57

ふと上を見ると花畑♪
オンシーズンだと相当綺麗なことでしょう。次はその時期に来たいですね。

9/27 10:59

至極の路♪

9/27 11:03

もういっちょう！

9/27 11:19

荒々しい岩肌もあります。当然ですが。

9/27 11:46

荒川小屋に到着。ここでランチタイムにして、赤石岳に登る体力を回復させます。
ここで男性用トイレをお借りしましたが、匂わないのに驚きました！どうやってるのでしょう？

9/27 11:55

甘納豆の袋がパンパンで開きませーん(^^;

9/27 12:15

さぁ、急いで赤石岳に向かいましょう！

9/27 12:28

ついに曇ってきました。時刻は12：30。やはり午前中に仕事を済ませないと、こうなってしまいますねぇ。

9/27 13:30

1時間後の赤石岳。。。（泣）

9/27 13:32

ここもオンシーズンは綺麗だろうなぁ。

9/27 13:45

まずは小赤石岳到着。

9/27 13:48

。。。泣

9/27 14:20

赤石岳に到着。

9/27 14:20

何も見えません（泣）
今日は赤石岳避難小屋に泊まる予定でしたが、想像を超える人気で、急遽宿泊場所を赤石小屋に変更します。

9/27 14:49

急いで赤石小屋まで下ります。途中振り返ると悪沢岳。おぉ、悪よのぉ（笑）

9/27 15:08

南アルプスには水が溢れています♪

9/27 15:42

急いで下りたいのに、この区間とんでもなく荒れています。
危険個所多数、アップダウンが激しいし、時間が掛かって仕方ありません。安全に急ぎます。

9/27 15:50

こんな梯子も多数。。。

9/27 15:58

時刻は4時。赤石小屋まで30分。自炊だから許して！

9/27 16:03

ここ、座れそうですねー。

9/27 16:39

無事、赤石小屋に到着。自炊を伝えると小屋の人が笑顔に。

9/28 1:18

夜中に目が覚め、寝れなくなりました。。。
そう言えば、椹島から6時過ぎに出発のバスがあるので、それに乗れば高速の渋滞も避けられる。行っちゃおうかなぁということで、ヘッデンを付けて下山開始です。

9/28 4:46

5時前に椹島に到着。初めてのヘッデン下山でしたので、ゆっくりゆっくり安全に下りました。ビビリーな私にとって、真っ暗な森の中はとっても怖かったので、休憩することが出来ず一気に下山しました。

9/28 11:38

クルマで帰宅途中に寄った温泉。営業開始まで30分ほど待ちましたが、大井川を眺めながらの露天風呂は最高でした♪

撮影機器：

Canon EOS Kiss X7 Canon

iPhone 6 Apple

装備

個人装備

長袖シャツ Tシャツ ソフトシェル ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 日よけ帽子 靴 ザック 行動食 飲料 地図（地形図） コンパス 計画書 ヘッドランプ 予備電池 GPS ファーストエイドキット 常備薬 保険証 携帯 時計 サングラス タオル ストック カメラ

感想

よし

■交通
　南アルプスの南側はアクセスが悪いということは知っていたが、今回実際に行ってみて改めてそれを実感した。高速道路が2時間（22〜24時）、これはまだ良いとして、高速道路を降りた後の2時間（24〜02時）が眠気との闘いで本当に辛かった。
　高速を降りて臨時駐車場に到着するまでに、タヌキ3頭・カモシカ1頭と遭遇した。カモシカは私のクルマを横目に、まるで人が歩くように堂々と道路右側を歩いていた。
　帰りは早い時間に駐車場に戻ることが出来たため、日帰り温泉の入浴と食事をしても、高速道路の渋滞に巻き込まれること無く自宅に15時30分に到着した。臨時駐車場から高速までの往路で辛かった2時間も、日中だったことから、美しい山間部の景色を堪能しながらの快適なドライブとなった。ただし、グーグルの経路案内により極狭な道路を走らされ、何度もバックするハメになったが。。。
■天候
　木曜日から土曜日の山行だったが、快晴の3日間だった。初秋の涼しい気温で夜は寒かったが、日中は太陽の日差しで暑いくらいだった。前回の白根三山が暴風雨の山行でズブ濡れになったため、天気予報で晴れの予報だったこの3日間にして大正解だった。やはり登山は晴れの日に限る。
■携行品
・シュラフ、バーナー
　今回初めて避難小屋に宿泊する計画だったためシュラフとバーナー、そして今までの33Lのバックパックでは荷物が入りきらないため、55Lのバックパックを新調した。避難小屋に泊まる予定を変更したためシュラフは使わない結果となり、ただの荷物となってしまったが、次回は使えるか。
　バーナー（JETBOIL）を今回初めて使ってみたが、あっという間にお湯が沸き、暖かいコーヒーや食事が出来た。今までは面倒と思っていたが、使ってみてその良さが分かった。前回、暴風雨の中の農取小屋で頂いた暖かいコーヒーで、冷えた身体を中から温めることが如何に大事か教えられたということも新調した大きな理由の一つであるが。
・ポール
　山行開始早々ポールのプロテクターが無くなってしまった。緩んで外れたというより構造的に壊れてしまい、山のゴミとなってしまったことには申し訳ないと思う。
　amazonで買った3千円の安物だが、赤岳や鳳凰三山、甲斐駒・仙丈岳、白根三山で活躍してくれ、費用対効果は十分過ぎるほどである。次回の山行までに、同じものを新調しようかと考えている。
■山小屋（千枚小屋、赤石小屋、荒川小屋）
　南アルプス南部の山小屋は東海フォレストが管理しており、どの山小屋も立派なものだった。寝具はどこもシュラフだったが、準備や片付けが楽で寒くも無く、これはこれで有りだと思う。食事（千枚小屋のみ）も美味しかった。
　荒川小屋は男性用トイレを借りただけだが、匂いが無く驚いた。こんな山小屋は初めてである。
■南アルプス
　花期を過ぎた南アルプスだったが、天候に恵まれ素晴らしい絶景を見ることが出来た。果てしも無く続く山並み、美しい緑の稜線、これで花が揃ったらもう至極の世界だと思う。出来ればライチョウも。来年の花期に是非また来たいものである。往路の交通を我慢しなくてはいけないが、その疲れが吹き飛ぶ山行になること間違いなしである。南アルプスは最高の場所だった。