硫黄岳〜横岳〜赤岳〜阿弥陀岳縦走(日帰り)
- GPS
- 11:20
- 距離
- 16.6km
- 登り
- 1,715m
- 下り
- 1,704m
コースタイム
8:14硫黄岳山荘-9:15横岳-9:30三叉峰10:16地蔵尾根分岐-10:21赤岳展望荘-
10:57赤岳11:45-12:03文三郎尾根分岐-12:23中岳-12:31中岳ノコル12:37-
13:01阿弥陀岳-13:26中岳ノコル-13:58行者小屋14:31-16:00やまのこ村
天候 | 7/10(火)晴れ後曇り |
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過去天気図(気象庁) | 2012年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
・受付は朝の5時からですが、下山時に料金を払っても大丈夫でした。 ・美濃戸口〜美濃戸までの林道は車高の低い車はアンダーを擦ると思います。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
・北沢:整備されています。 ・赤岳鉱泉〜硫黄岳:問題無し。 ・硫黄岳〜赤岳展望荘:ハシゴ、鎖とありますが、難易度は高くないです。しかし、数が多いので慣れない人は精神的に疲れると思います。 ・赤岳展望荘〜赤岳:危険個所は無いですが急登りなので地道に歩いてください。 ・赤岳〜文三郎尾根分岐:鎖がありますが、岩場の凹凸が大きいので鎖に頼りすぎない方が歩きやすいです。 ・文三郎尾根分岐〜中岳ノコル:問題無し。 ・中岳ノコル〜阿弥陀岳:急坂、足場も悪く、ルートのマーキングはほとんどありません。踏み跡多数で困ります。三点支持は確実に行ってください。横岳周辺の鎖場より気を使いました。 ・中岳ノコル〜行者小屋:登山道崩壊数か所ありますが、迂回路があるので確実に歩いてください。 ・南沢:工事区間で迂回路がありますが、問題無し。 |
写真
感想
密かに?企んできた南八ヶ岳日帰り縦走を決行することにしました〜ヤマレコの皆さんの記録も参考にしつつ、4時40分に美濃戸の「やまのこ村駐車場」を出発しました。雨男の割には今日は晴天で気合が入りますね。阿弥陀岳〜硫黄岳へ向かうか、硫黄岳から阿弥陀岳に向かうかギリギリまで悩んでいたのですが、硫黄岳から南八ヶ岳の写真を撮りたいな〜と思ったので、まずは北沢ルートに突入。しばらく歩きやすい林道を進み、橋を渡り、登山道へ入ります。急坂も無く、快適に歩き、大同心が視界に入ると、ほどなくして赤岳鉱泉に到着!赤岳も綺麗に見えますが、東側から雲が出ているので、何時までもつかな〜と心配になります。
ここから硫黄岳へ向けて登りが始まります。徐々に高度を上げると、阿弥陀岳や赤岳が木の間から見え、下界は雲に覆われ見事な景色!登りの辛さを忘れさせてくれます。木々の背が低くなると同時に視界が開けるとすぐに赤岩の頭に出ました!もはや見事と言うしかない景色!頂上でもないのにバンザイしてしまった…硫黄岳も、すぐそこに迫っていて、歩くペースも上がります。前回の硫黄岳は真っ白でしたから、嬉しい限りです。しかし、東からの雲の量が増え、所々で、決壊したようにこちら側に流れ込んできます…崩れる前に行けるとこまで行かないとと、すぐに硫黄岳山荘に向かいました。なだらかに降り、コマクサの群落を見つつ硫黄岳山荘で本日最初のまとまった休憩です。トイレはなんとウォシュレットです!
山荘から横岳へ向かいます、徐々に高度を上げつつ、景色を眺め、幸せなひと時です。東側にフェンスが張られた道を歩いて、台座ノ頭を通過すると、目の前に岩峰が…いよいよ横岳だな〜と気合を入れつつ、鎖場に突入!難易度や高度感はそれ程ではなく、無ければ無いでどうにかなるのかもしれませんが、入山数が多い山ですから、やっぱり必要ですよね〜もし自分が山に登り始めた頃なら、相当の恐怖ルートだったと思います。
無事に、横岳に登頂しましたが、雲との競争です…徐々に視界が良くなる時間が減ってきているので、この先は厳しいかな?その後も、鎖やハシゴはチョコチョコと出現します。岩場に慣れていない人には、拷問かと思うでしょう…精神的に疲れる区間ですね。二十三夜峰の基部を通過すると一安心です。地蔵尾根ルートと合流し、赤岳展望荘へ。
視界は悪く、時々ですが赤岳山頂が見えます。最後の急登に入り、多少、息が切れてきました。慌てず焦らずと登り続け、赤岳頂上小屋が目に入り到着です!景色はダメでしたが、長めの休憩を取るうちに晴れるかな〜と期待して、頂上小屋でこコーヒーブレイク!靴を脱いで小屋に入り、食堂でまったりコーヒーをいただきました。ドリップしていて美味しかったですよ〜その後も、しばらく粘りましたが、視界は晴れず、しぶしぶ阿弥陀岳に向けて出発しました。
鎖やハシゴのある岩場を降りてゆきますが、ホールドはしっかりしているので、鎖に頼りすぎない方が降りやすいかもしれませんね。文三郎道との分岐を通過してさらに降ります。このルートには人っ子一人いません…平日とは言え少ないな〜阿弥陀岳は人気が無いのかな?中岳に登り、緩やかに降った所で、中岳ノコルに着きました。ここで、荷物をデポして貴重品だけ持って空身で阿弥陀岳のピストンです。下から見上げても急登なのがわかりますが、いきなりハシゴです。その上も、浮石が多く、ルートにマーキングがしていない為に、様々な踏み跡に惑わされました…しっかり三点支持をして歩いた方がいいな〜と思う個所もあります。個人的には横岳の岩場より気を使います。それでも無事に登頂し、頂上独り占めです。けれども、真っ白な世界なので、サッサと下山開始…すると、男性が一人登ってきました。「あとどれくらいですか〜」と聞かれたので「登りだと10分少々ですかね」と答えつつ、しばし雑談。お互いに、マークが無いし踏み跡多いし、八ヶ岳にしては珍しいなーと言うことで一致。この方は今晩は行者小屋に泊るとのことです。そして、また降りていると今度は女性が一人で登ってきました。出合ったのは僅か2人…無事に、デポ地点に到着し、行者小屋に降ります。
しかし、この行者小屋へ降りるルートが数か所崩壊していて、降りてくると意外と迂回路が発見しにくいです。それでも、無事に行者小屋に到着すると、日が差してきました。赤岳はダメですが阿弥陀岳は見えて、なんだか残念な気分…かなり空腹でしたし、低血糖気味で頭痛がしていたので、糖類の代表格の「山菜うどん」を注文!豪快に食べてしまいました…さて、そろそろ美濃戸に降りようかな〜とザックを整理していたら、阿弥陀岳ですれ違った男性と再会しました。「私も山頂独り占めでした」と言っていて、やはり登山道の崩落部分の迂回路を見失ったそうです。そして、ここで別れ、南沢経由で美濃戸へGO!
南沢ルートは何度か歩いているので大体状態はわかっていましたが、工事で迂回路があるとのことですので、そこだけは注意しないとな〜とハイペースで降りました。行者小屋であった頭痛も、うどんのおかげですっかり回復し順調です。そして、工事箇所に着くと、しっかりとした迂回路があり、迷うことも無くスムーズに通過。あっけなく北沢ルート合流する美濃戸山荘に到着!ここから駐車場の「やまのこ村」までテクテク歩くと、カンカン照りで暑い…駐車場では朝に受付できなった事を伝え、\1,000支払い、いざ温泉へ!温泉は、前回同様に延命の湯へ行き、まったり疲れを癒しました〜
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