信州秋山郷で山とキャンプ(鳥甲山、苗場山)
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- GPS
- 12:38
- 距離
- 17.3km
- 登り
- 2,199m
- 下り
- 2,181m
コースタイム
- 山行
- 6:19
- 休憩
- 0:56
- 合計
- 7:15
- 山行
- 4:57
- 休憩
- 0:25
- 合計
- 5:22
天候 | 20日雨のち曇り、21日晴れのち曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
苗場山小赤沢3号目登山口駐車場 (宿泊)のよさの里オートキャンプ場 1泊大人1名2000円 キャンプ者は併設の温泉施設を利用可能 利用受付時間 10:30~17:30 関越道塩沢石打ICーR353ーR117ーR405(私は切明温泉を目的地にGoogleMapでルート探索して行きました。) |
コース状況/ 危険箇所等 |
鳥甲山[とりかぶとやま](距離約8.1Km)・・・貉平から山頂までルートははっきりしていると思います。万仏岩のはしご鎖場はルート取りに苦労しました。特に下りは鎖で下りていった後のはしごが直接見えないので回り込みながら慎重に行く必要があります。私ははしご、鎖を使って上り下りしました。濡れていると滑るので要注意です。その上も数メートルの岩場がいくつもありますが鎖ロープは無いので下りは要注意です。白瑤瞭から先、剃刀岩は、片側切れ落ち、その先も狭い尾根歩きありで油断はできません。全般的に急なので下りはスリップ、滑落注意です。私は久々のヘルメットかぶっての登山でした。 http://sakae-akiyamago.com/play/362/ 苗場山(距離約9.1Km)・・・6合目から先、急登もあり鎖場もありますが上りは鎖を使わなくても大丈夫です。使うとかえって危険と感じる場所もありました。下りは1か所だけ鎖を使いましたがあとは必要ないかと思います。6合目から下、粘泥箇所歩きでスリップに注意です。 両山共に粘泥箇所が多いのでゲイターを付けたほうがベターです。 登山届けは電子申請 |
その他周辺情報 | のよさの里(日帰り温泉、食事、キャンプ場) 小赤沢温泉 楽養館(日帰り温泉、食事) ※11/4までの期間限定で越後湯沢から無料バスが出ているようです。(要予約) http://sakae-akiyamago.com/event/3203/ |
写真
あいさつしたら「気をつけて下ってってください。」と言っていただけました。あっという間の出来事でした。
感想
連休は取れても週末なかなか晴天に恵まれない今年の10月も後半ですが、20日と21日で信州秋山郷へ山歩きとキャンプに行ってきました。
1日目の鳥甲山の天気は雨、岩々で危険な山でこのお天気ではたいへん不安でしたが、ガスガスの中でもきれいな紅葉を眺めながら最初の周回予定とは変わってしまいましたが無事歩いて来ることができました。最後は晴れ間も覗いて向かいのお山も見えて黄葉のブナ林の中気持ちよく歩いてこられました。距離の割にはかなり疲れましたが。(^-^;
そうして約束の4時にはキャンプ場の受付を済ませて急いで寝床(テント)の準備をして、併設の温泉に入ってホットすることができました。今回も夕ごはん後、焚火を眺めながらお酒を楽しみました。(ラグビーも陰ながら応援してました。笑)その後就寝でシュラフに包まって寒さもそう感じずに休むことができました。翌朝は、朝起きて近くの眺めのよい場所へお散歩してきれいな鳥甲山を見られて、朝食後準備して撤収したのが9時で、登山口には9時半ごろになってしまいました。(9時登山開始予定)^^;
2日目は、前日よりも軽めに小赤沢3合目登山口からの苗場山です。登山口からきれいな紅葉が出迎えてくれました。時間も遅いせいか苗場山の上まではほとんど人に会わず静かな山歩きでしたが、苗場山山頂近辺は平日の割には結構人がいました。山上台地は草紅葉の原に池塘が点在する広々した眺め、その向こうには昨日登った鳥甲山がきれいに見えていました。きのうの借りを返した気持ちです。(笑) 祓川コースからでも小赤沢コースの方まで足を伸ばすのも時間があって天気がよければよいかなと思います。そうして下山ではまさかの田中陽希さんとバッタリのサプライズで今回の山行は締めくくられました。お山とキャンプ第2弾もお天気には振り回されましたが満足の結果となりました。
長文の山行記録はこちらから(笑)↓
1日目まずは、秋山郷の最奥からの紅葉の鳥甲山を歩いてみようと前々からの計画で比較的お天気のよさそうな日を選んだつもりでしたが、登山口に着いた時は小雨が降りしきる中でした。お昼には天気が回復することを期待しつつ上って行くと程なく上から下って来る人たちが、この天気なので今日は撤退するとのことでした。ここの縦走コース山のグレーディングでも4Dで危険度は戸隠山とほぼ同等です。雨の中ちょっと不安を感じている時だったので不安が増します。無理せず行けるとこまでと気を取り直し、黄葉の始まったブナの林を上がって行きました。
そうして尾根をしばらく上がると梯子と長い鎖が見えてきました。ムム、晴れてればまだしも雨で濡れている中これは手ごわそうだとルートを慎重に選びながら上がることができほっとしました。でもその後も数メートルの鎖ロープなしの岩場が連続しましたが、ちょうどきれいな紅葉にも癒され急登を上がって行くことができました。この時は周回でここを歩くことはないからと思っていましたが。
そうしてちょっとヘロヘロになりながらも白瑤瞭に到着です。展望は全く無いですが今までもガスガスで全く見えないので変わりはないですが。ここまで来ると次は山頂を目指そうという気持ちになってきます。一旦下ってカミソリ岩を通過し、上り返して行くと、通行止めのテープがあったので右下側をトラバースして、最後山頂手前まで急登を上がった三叉路で休んでいると1名反対側から上がってきました。
その方と一緒に山頂に到着すると、そのすぐ前に到着した方2名の方がいました。雪あかりに前泊して最初は3名で上がってきたけど1名が途中で下ると言ったので2名だけで上がってきたとのことでこの後は屋敷方面へ下ると言っていました。先の1名の方は反対周りで1周と言っていたので、私もどうしようか迷いましたが一周するには時間がきびしいと思い、このままピストンで下ることにしました。ガスガスで小雨の山頂でしたが一休みも兼ね、おにぎり1個でお昼ご飯にしました。食べ終わりお互いに山頂で記念写真を撮り合い、もう1名の方はもう少しゆっくりするとのことで私一人また下山にかかります。
行きと逆のルート、カミソリの刃の先のところ梯子が見えましたが、この天気なので遠慮し、同じルートで下ります。白瑤瞭との中間地点あたりで薄日が差してちょっとだけ景色も見えましたが山頂方面はガスの中でした。白瑤瞭まで上り返した後は下るだけです。でもその下りがこんな急坂を上がって来たのかと改めて実感できるハンパない下りです。でも行きでも見たきれいな紅葉の木々にまた癒されます。
そうして万仏岩の手前で休憩していよいよ今日最難関の下りです。雨は止みましたが濡れているので最新の注意を払いながら鎖を掴んで慎重に下ります。梯子に乗り移るところでルートに悩みましたが回り込んで何とか無事に下ることができました。その後も小刻みなアップダウンと急な下りは続きます。
でも青空が覗いてきて下のほうが見えるようになってきました。ガスも少し晴れてきれいな紅葉の山肌が目に入っています。やっと見たい景色が最後に見ることができました。岩場が無くなってもずっと下まで急坂で滑らないように注意して下って行きました。ピストンとしたおかげで時間的には余裕があったのでよかったかなと思います。そうしてなだらかになって程なく登山口まで無事戻ってくることができました。向かいには頭に雲を被った苗場山あたり?がきれいに見えていました。そうして本日の宿泊地のキャンプ場へ車で向かいました。
2日目朝は、山麓のキャンプ場で迎えました。朝6時前に起き出して近くの天池までお散歩してきました。ここは鳥甲山のきれいに見えるビュースポットで写真撮影の方も多いようです。今日は朝からよいお天気で昨日はぜんぜんだった鳥甲山がくっきりすっきりきれいに見えています。ちょうど池にも山と紅葉が映ってとてもきれいでした。もう少し紅葉しているともっとよかったと思います。散歩後、朝ごはんを準備し、いただきました。そうして撤収の開始です。昨日は、私のほか2組(家族連れと山登系グループ)で静かなキャンプ場でした。私が撤収作業をしていると山登系の方々は撤収を終え出発して行きました。
すっかり出遅れの私は、ようやく9時前に撤収完了し、こちらも初めての登山口へ向かいます。そうして登山口に到着が9時半急いで準備して9時40分登山口からスタートしました。
最初は、上越の山のような木の根の道、こちらも黄葉のブナ林がきれいです。ただ足元が粘泥の道で丸太がケンケンパの丸のように続く中を歩いて行きました。5合目まであまり急な上りでは無かったと思いますが思ったより時間がかかったような気がします。5合目から先、鎖があらわれ急な場所も出てきました。7合目辺りまでくると眺めもよくなり新潟方面の山々が見えました。8合目を過ぎ、笹原が見えてくると苗場高層湿原の入口はもうすぐです。
ぱっと視界が開けて草紅葉の原が広がる景色が見えました。ここからは木道歩きで上って行くと、池塘のちらばる広い湿原の向こうに昨日登った鳥甲山、志賀方面の山々、さらに奥には北アルプスの山々とすばらしい景色が広がっていました。そうして九号目、標高2000mまでやってきました。
ここから山頂までまだ40分?、でもこの先樹林帯の中、岩々で水たまりの歩きにくい場所があったので少し時間がかかりましたが、ようやく山頂のヒュッテが見えてきました。ヒュッテの横を通って山頂へ、今回で2度目の苗場山山頂です。写真を撮ったら早々に山頂下の展望ベンチへ移動して、広々した景色を眺めながらお昼ごはんをいただきました。
食べ終わったら下山にかかります。下山も同じコースで広々した高層湿原の眺めを見ながら気持ちよく下って行きました。そうして湿原の端っこで鳥甲山の見納めです。
最初の下りは急ですが、昨日に比べれば。そうして下って行くとあまり人には会いませんでしたが、7合目の手前あたりで下からやってくる2人組、一人がもう一人をカメラで撮影しながら上がってきました。よく見ればあの方です。あいさつしたぐらいですが、汗だくで颯爽と上って行きました。偶然にも陽希さんに初めて出会うことができました。というビックりもありました。そのあとも滑って転ばないよう注意しながら歩いて行くとまた下の方は紅葉がきれいで最後に癒されながら下ってこられました。そうして無事下山して川で泥泥の靴を洗ってから車で小赤沢温泉でゆっくり温泉に浸かってから帰途につきました。
コメント
この記録に関連する登山ルート
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iwanobさん、こんばんは。
苗場山 タイムリーなレコですね!
只今、祓川登山口の駐車場にいますよ
ちょっと、天気が心配なのですが
明日、祓川登山口から苗場山に登る予定です。
登山口の紅葉は見頃ですが
山頂の高層湿原の草紅葉も気になりますね!
田中陽希さんに会えたのですね!
ニアミスはありましたが
iwanobさん、うらやましいです。
mikaboさん、こんばんわー。
苗場山登山口なう、まさにタイムリーでしたね。明日は微妙なお天気ですが、雨は降らなさそうなので薄日でも射してくれると草紅葉も映えてよいですね。神楽が峰の先から見る堂々とした山容の苗場山はカッコいいなあと思います。また今回まさかの陽希さんにも会えてうれしい限りです。
今晩は、駐車場で過ごすとのことで寒いでしょうから暖かい格好でお過ごしください。そうそう少し足を伸ばして是非高層湿原に広がる池唐と鳥甲山の景色見てみてください。それではよい山行を。
iwanobさん こんばんは
秋山郷から登る苗場山コースは、未踏なのでぜひ登りたいと考えて
いますが、まだ秋山郷にすら行ったことが無いので、今年は紅葉の
時期に行こうと考えていました。しかし、この日は天気が悪くて…
延期になってしまいました。そろそろ行かないと、草紅葉どころか
初冬になってしまいそうなので、週末に行こう…と考えています。
ところで、レコを拝見すると、泥だらけになる可能性が大きいよう
ですね。野鳥の会の長靴を購入したので、これで行けるかもね?と
思っているのですが、やはり無理でしょうか?
埼玉のchii
chiiさん、こんばんわー。
小赤沢からの苗場山、三合目まで車で行けて大きな駐車場もあって比較的楽に行けるコースです。確かに11月には降雪もあるかも知れないので週末辺りが紅葉もきれいでいいかもしれませんね。天気はちょっと心配ですが。(^-^; 秋山郷は苗場山だけではもったいないのでどこか宿に泊まって翌日観光して回るのもいいと思います。天池、布岩鳥甲山のビューポイントはいっぱいあります。chiiさんならスリリングな鳥甲山に登ってみたいでしょうが。(笑)
足下は、ただではすまないでしょうね。長靴どうでしょうね、足下を気にせず歩ければかえって安全かもしれませんが、裏が滑りやすく無ければありかもしれません。
iwanobさん、はじめまして
matayannさん、こんばんわー。コメントありがとうございます。
20日の山はずっと小雨が降り続きガスガスの山歩きとなりましたが、午後になってようやく青空ものぞいてきたときは嬉しくなりますね。苗場山での陽希さんとのスライドは偶然のうれしいサプライズでした。一日違いならたぶん会えてましたね。
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