八ヶ岳【美濃戸口-阿弥陀岳-赤岳-横岳-硫黄岳-美濃戸口】
- GPS
- 10:26
- 距離
- 21.9km
- 登り
- 1,967m
- 下り
- 1,950m
コースタイム
- 山行
- 9:02
- 休憩
- 1:24
- 合計
- 10:26
天候 | 曇りのち晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
美濃戸-行者小屋間の南沢は、ルートの付替・変更が激しかったです。 |
写真
感想
今シーズンの高山登り納めに、南八ヶ岳の周遊コースを選びました。
5年前にも同じルートを歩いたのですが、そのときは、足の裏が痛くて痛くて、北沢の最後の林道を半べそかきながら歩いた記憶があります。
今回は、ジョギングなどで体力づくりもしっかりしていることもあり、5年前と比較するために、あえて同じルートを選択しました。
と言いつつ、前夜に車中泊をするために、夜に美濃戸口に到着すると、その先の林道は通行止めに・・・。ネットで調べたつもりだったんですけど。
仕方なく、美濃戸口の駐車場で仮眠をとり、少し早めに出発しました。
真っ暗な林道を歩き、1時間弱で美濃戸に到着し、そこから南沢に入っていきます。
久しぶりだったこともあるのか、だいぶルートが変わっているように思いました。
以前はまっすぐ抜けていた沢沿いの道も、大きく迂回して、尾根を登って越えていくような新ルートもありました。
沢沿いの歩きにくい登山道に苦戦しながら、1時間ちょっと歩くと、だんだん傾斜が緩くなってきて、行者小屋が近くなってきていることがわかります。
広い河原に出ると、本来は大同心を従えた横岳の姿が、目の前に立ちはだかるのですが、今日はガスの中で何も見えません。
行者小屋に到着し、ベンチで休憩をとり、阿弥陀岳に向かいます。
本当は、阿弥陀岳、赤岳、横岳の屏風のような岩壁を見ながらゆっくりしたいところですが、ほんと、何も見えませんでした。
阿弥陀岳分岐までは沢沿いに歩き、そこからは尾根に取り付き、阿弥陀岳の斜面をジグザグに登っていきます。
傾斜が緩くなってくると、中岳のコルに到着です。
中岳のコルも雲の中で、全く何も見えませんでした。
展望は期待できませんが、単なるピークハントのつもりで、阿弥陀岳の急斜面に取り付きます。
急登に喘ぎながら登ること30分、阿弥陀岳の頂上に到着です。
予想通り、何も見えませんので、すぐに中岳のコルまで引き返しました。
中岳のコルに戻るころに、雲が高度を上げていき、どんどん視界が開けてきました。
目の前の中岳が見えてきて、右手の権現岳も見えてきました。
その権現岳の向こう側には、南アルプスの北岳、雪をまとった姿がとてもきれいでした。
中岳を越え、赤岳の斜面をつづら折りに登り、文三郎尾根の頭あたりから岩場が始まります。登山道には雪もついてきて、慎重に歩きます。
赤岳の頂上には人がたくさんいて、ここまでの登山道とはまったく違う騒々しさでした。
人ごみを避けるために、北峰に移動し、そこで昼食をとりました。
風があったので、岩陰に身を潜めて食べる、温かいカップヌードルがとてもおいしかったです。
昼食後、地蔵ノ頭まで高度を下げ、そこから横岳に向かって登り返します。
横岳の奥ノ院までの縦走路は、甲州側に行ったり、信州側に行ったりと、岩峰を左右にかわしながら進んでいきます。
鎖場、ほぼ垂直のはしごなど、アルプスの難易度の高いルートに匹敵するくらいのルートです。
そんな岩場と、眼下の景色を楽しみながら歩いていると、あっという間に横岳の頂上(奥ノ院)に到着しました。
そこからは、硫黄岳山荘まで下り、登り返して、硫黄岳の頂上まですぐでした。
硫黄岳の頂上からの景色もとてもすばらしく、南八ヶ岳の天狗岳から蓼科山まで一望でした。
硫黄岳からの景色を堪能して、赤岳鉱泉、美濃戸を経由して、無事に美濃戸口まで下山することができました。
足の親指にマメができて、北沢の林道を歩いているときはきつかったのですが、以前よりはまったく疲労感がなく、美濃戸口までしっかり歩くことができました。
今年の夏は雨に祟られ、なかなか良い山行ができませんでしたが、今回の八ヶ岳はとても楽しむことができました。
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