会津駒ヶ岳
- GPS
- 09:40
- 距離
- 12.9km
- 登り
- 1,200m
- 下り
- 1,200m
コースタイム
天候 | 晴れ→ガス→豪雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
車道の上部が通行止めになっているので、駐められる台数は現在少ないようである。 下の方にも駐める場所があるが、そこから車道をしばらく歩く必要がある。 路肩に駐める人が多い。 私は、滝が見える駐車場に置いたが、登山口まで車道歩き10分ほど。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
水場までは急な樹林帯歩き。 水場は5〜6分ほど標識から下る。 水場から上は階段や木道などで整備されているところが多い。 駒の小屋からの木道は朽ちている所が多く、雨だと滑りそう。 温泉は、燧の湯や駒ノ湯などの共同浴場もある。 |
写真
感想
会津駒ヶ岳への興味は、昨年父親と尾瀬に行った頃から。
父親が、行ってみたいけど行ったことがないと言っていたのが、きっかけでした。
お父さんを出し抜いてやろう!と(笑)
ま、優しい娘ですから、一応、1ヶ月ぐらい前から、この日に行ってみようと思っているんだという話はしていましたが、予定があったのか魅力を感じなかったのか、はたまた母親に遠慮したのか、父親は一緒に行くとは言いませんでした。
ただ、会津駒ヶ岳について調べていくうちに、悩みも出てきたわけです。
一つは、岩手山の標高を上回ること。
私にとって、ナンバーワンは岩手山なのですf(^_^;)
それだけじゃなく、標高が高いということは、登りが辛そうだということ。
皆さんのレコを見ると、大抵、最初から急登が続くとあります。
1時間以上はヒーコラ登ることになりそうです。
へなちょこな私に登れるかしら…。
もう一つの悩みは、期待したほど、多くの花が見られるわけではなさそうだということ。
皆さんのレコに載っている写真を見ると、私が見たことない花は、ハクサンコザクラぐらいなんです。
皆さんにとって載せるほどではない花が、実はたくさんあるのかもしれないし、実は全然無いのかもしれない。
ハクサンコザクラの群落は魅力です。
でも、それだけかぁ…と思うと、テンション下がります。
でも、行くことにしたのは、福島の山に行くという目的も、あったからなのでした。
檜枝岐までは我が家から4時間以上。
遅足の私が、花の誘惑に負けながらも、余裕をもって下山するためには、早朝に出発したいです。
でも、長丁場になりそうなので、車泊は避けたい。
ということで、土曜日は移動にして、会津田島駅近くにあるビジホに前泊しました。
それでもホテルを4時に出発し、1時間ほど掛けて登山口のある林道を上っていくと、5時過ぎだけど既に駐車場はいっぱい。
路肩で車泊していた人もいるほどで、人気振りに驚きます。
車道歩きをすることにして、少し下の駐車スペースに駐めました。
路肩に駐めるのって、好きじゃないんです。
小心者なので…。
Uターンができないため大型車進入禁止の林道に、大型バスが乗り付けて、団体様を降ろしていきました。
6時前だというのに、すごいです。
急登はやはり、辛かったのですが、ここは岩手山だと思うことで、頑張れました(笑)
このぐらいの登り、岩手山だって、ある!と。
私の頑張りどころは、大抵登り始めてから1時間までの間です。
ここでしっかり水分等を摂りペースを調整しないと、ヘロヘロなんです。
お天気は良かったですが、早朝は涼しく、風が心地よかったです。
樹林帯で、日射しも遮ってもらえました。
樹林帯には花は少なかったですが、それだけに、小さな宝物を見つけたような気持ちになります。
水場までの間は、ツルアリドオシがちょこちょこと顔を覗かせていました。
先行した団体様が休憩の隙に追い越し、2組のご夫婦と抜きつ抜かれつしながら、写真を撮りつつ歩きました。
カメラ持って歩いていると、そして、花の写真を撮っていることに気付いてもらえると、上の方はとてもきれいだよ、と教えてもらえます。
過去の情報なんかも教えてもらえます。
こういう情報の交流が、私は楽しみです。
水場を過ぎてもしばらく樹林帯でした。
このままずっと、こういう道なのかなぁ…と不安になる頃、山の稜線が木々の間から見えてきました。
あそこまで頑張ろう!だったり、まだあんなにあるの〜?だったり、思いはそれぞれですが。
登山道が木道になり、湿原エリアに入ってくると、イワイチョウを始め、お花たちが目立ってきて、俄然パワーアップ!
駒の小屋も見えてきます。
歩みが同じになった、一眼レフをそれぞれお持ちのおじさま方と、これは何だ、あれは何だと話をしながら歩きました。
ハクサンコザクラがちらほらと見え始めた頃、駒の小屋に到着しました。
駒の小屋前にある、駒ノ大池。
印象は、「小さい!」でしたf(^_^;)
大池っつーぐらいだから、もう少し大きいと思っていたんですが…。
でも、だいたい山の池や沼って、思っていたより小さいですよね。
そろそろお腹が空いてきたので、小屋前のベンチでおにぎりを1個だけ食べ、休憩。
なんかもう満足f(^_^;)
でも、今日の目的は、山頂の向こうにある、中門岳です。
そのための早朝出発です。
頑張らねば。
駒ノ大池から先には、雪も少し残っていました。
ハクサンコザクラが、密度は低いものの、一面に咲いていました。
木道近くの子達は、ちょっと終わりかけて綺麗じゃない子が多くて、可愛い子見つけるたびに、足を止めてしまいました。
こんなに広範囲に見られるなんて、嬉しくなりますね。
山頂にもとりあえず登り、岩手山を越えてしまった…と、ちょっと感傷に浸り。
もっと高い、山頂部をガスに包まれた燧ヶ岳を望みながら、中門岳を目指します。
時折、ハクサンコザクラの密生地もあり、久し振りにマクロレンズをズームレンズに付け替えて、撮影しました。
中門岳までは、思ったよりも歩きました。
思ったよりも、アップダウンがありました。
木道にもまだ一部雪が残り、湿原がまだ冬眠から覚めたばかりという雰囲気です。
ここにはこれから、どんな風景が広がっていくのだろうと考えると、楽しくなりますね。
ハクサンコザクラの他にも、ワタスゲやイワイチョウなど、様々なお花があったのですが、よく目立ったコバイケイソウは、葉っぱだけでした。
中門岳の標識の先にも、木道が続いているので、行けるところまで行ってみました。
途中で、一眼レフのおじさま方とすれ違い、「ずいぶんゆっくりでしたね。」と声を掛けられました。
この先が、本当の中門岳であるらしいとおっしゃっていました。
眺めはそっちの方が良いとも。
最終的に、池塘エリアをぐるりと木道で歩き、戻って来る造りになっていました。
奥の方で、おじさまおばさまグループがお食事をなさっていて、私もそこで、残りのおにぎりやおかずを食べました。
もう、私的にはすごく歩いて疲れていました。
今日は、休憩が多いです。
時折、トンボが大量に飛んで来て、空がトンボだらけになっていました。
木道にもよく止まっているので、うっかり踏んでしまいそうです。
帰りも、駒の小屋まではゆっくり写真を撮りつつ歩きました。
歩いている人も少なくなり、一人っきりの木道歩きは、音楽を掛けて進みました。
小屋に戻る頃、ガスが流れてくるようになりました。
下から湧いてくるように、流れて行きます。
空気が湿ってきて、降り出すかも…。
予想通り、水場にあと少しというところで、ポツポツと落ちてきました。
すぐにカメラをザックにしまい、ザックカバーを付けました。
この日は、レインウェアを持ってきていませんでした。
雨は予報にもあったのですが、暑いだろうから、多少濡れるのは涼しくていいだろうと。
しかし、実際の雨は、どしゃ降り、豪雨。
初めのうちは、樹林帯の木々が遮ってくれていましたが、それもすぐ限界になります。
確かに、一生懸命歩いているから、雨の冷たさは心地よいのですが、だいぶ濡れました。
カメラをしまったことで、真面目に歩く羽目になった私。
登山本に載っているコースタイムより、だいぶ早く歩くことができましたv
しかし、急いだ分足腰に負担がきましたね。
足の裏はふやけて皮剥けたし。
下山後は、共同浴場の燧の湯(500円)で汗を流しました。
会津駒ヶ岳は、ハクサンコザクラの群落だけでも、一見の価値のあるところでした。
晴れていれば遠くの山々まで望めることや、高層湿原の池塘群など、またいつか、訪れることもあるかもしれないなぁと思ったのでした。
中門岳までの距離でだいぶ体力を使ったので、今回は諦めましたが、富士見林道をキリンテまで下るということも候補でした。
ただそうすると、車道を再び上らねばならないという試練があったわけですが…。
そちらの登山道で見られるらしい、ミヤマコゴメグサ。
これを見るために、少し歩いてみても良かったなぁと、後悔しています。
雨が降るかもと思って、すっかり忘れてしまっていたのでした。
会津駒ヶ岳、あまりよくは知らなかったんですが、いい山ですね、もちろん岩手山の方が上ですけど
福島県まで行くと、関東からもかなり人が入るのでシーズン中の混雑はしょうがないのでしょうけど、私の場合は、距離の問題もありますが、どうしても足が遠のいてしまいます
ただこれだけ見事にハクサンコザクラが咲いていると一度は見に行きたいな〜
雨具無しでの下りは大変だったと思います、雨具はやっぱり必需品ですね
お疲れ様でした。
池塘のある風景はどこでも癒されますね。涼しい〜という気になります。
○○コザクラという花は初夏の季節ものだと思っていましたが
雪田の残る標高の高い山はまだこの時期でも見られるものなんですね
ハクサンコザクラとてもきれいですね。 見てみたいな〜。
蔵王に行った時も感じましたが今年はトンボが多いのかな〜
トンボがいると羽虫が少なくて煩わしくなくていいですね
こんにちは!springさん。
自分も今日、長野の白馬でハクサンコザクラ見てきた!
タイムリーだねぇ。
カッパは必須だよ!どの位のコースタイムとか、
危険性とか詳しくは分からないけど、
お兄さんが怒っておきます(キリッ)
でも、最大の発見は、コースタイム内でハルさんが
歩けるって事
こんばんは!
返事遅くなってすみません
もちろん、岩手山LOVE は変わりませんよ!
標高は会津駒ヶ岳の方が上ですが
関東ナンバー多かったですよ。
夜に来て車泊の人がたくさんですが、ここは尾瀬に行ってしまう人も多いですし、馬返しほどの車じゃなかったと思いますよ〜。
こちらから行くとなると、けっこう掛かりますものね。
日帰りは厳しいですね。
もし行かれることがあれば、泊まりで尾瀬もセットが良いと思います。
雨具無しでの下り、濡れて大変という感じはありませんでした。
化繊だからか、濡れていることは全然気にならなかったですもの。
抜かした人に、そんなに濡れて大丈夫ですか?と聞かれて初めて、袖から滴るほど濡れていることに気付いたぐらいです。
しかし何が大変かって、止まらずに歩かねばならないということですね
ま、次回からは持って行きますよ
こんばんは!
返事遅くなってスミマセン
八幡平も池塘がステキですよね〜
欲を言えば、青空が映るのがいいんですけどね!
会津駒は、まだショウジョウバカマが咲いているぐらいです。
春と夏とがいっぺんに来るとのことで。
ハクサンコザクラ、八甲田のミチノクコザクラと似ていますよね。
ほんとかわいらしかったです
そっか〜!
トンボが多いと羽虫が少ないんですね!!
じゃあトンボ様にもっと頑張ってもらわないと(笑)
でも、突然空が暗くなるほどに大群で押し寄せられるのは勘弁ですよねぇ…
こんばんは!
お返事遅れてごめんなさい。
白馬にもハクサンコザクラ咲いていたんだ!
白馬は花の種類が多そうだね。
カメラグッズ以外は、なるべく持ちたくないもんで、つい
今度は傘を持って行くよ。
コースタイムは、下りなら、ね。
登るの嫌いだから
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