北岳(夜叉神から広河原)
- GPS
- 32:06
- 距離
- 24.2km
- 登り
- 2,902m
- 下り
- 2,809m
コースタイム
- 山行
- 8:27
- 休憩
- 0:19
- 合計
- 8:46
- 山行
- 12:40
- 休憩
- 0:54
- 合計
- 13:34
過去天気図(気象庁) | 2019年12月の天気図 |
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アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
その他周辺情報 | 登山後は白根天笑閣 アルカリ濃度日本二位の温泉だったはず |
写真
装備
備考 | 池山御池小屋までは水を持って上がるべきだった |
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感想
A4夜叉神峠に着 気温5度程度で熟睡し寝過ごす。ゲート前に工事車両が待っていて、案の定トンネル途中で迷惑をかける。鷲ノ住山は落ち葉で滑る。野呂川吊橋を渡ったところ、林道に上がる手前が難所。幅が狭く荷物を背負っての登りになる。予想通りスリップして負傷、もう帰りたくなる。あるき沢手前に水場、歩いて間もなく登山口 すぐ急登でペースダウン 標高1900あたり幕営適地 ホコリが出るキノコを見つける 倒木多い。予定を小屋泊に切り替えるが周りに積雪が無い。小屋は8〜10畳ほどの広さか 気温0度ほどで音も無く熟睡。
2日目、暗いうちに出発するが、倒木で案の定ルートロス 靴にチェーンを着ける。城峰を過ぎて幕営適地 稜線に出ると見晴らしが良い 携帯の電波を拾う いつの間にか砂払は過ぎていた。ルート分からずハイマツの上を歩くが、踏み抜いてとてもじゃないが登れない。軽身ならば行けるかと考えて、途中登りの手前でテントを設営 同時に雪を融かして水を補給。結果的にそこがボーコン沢ノ頭直下であった ボーコン沢ノ頭は広く、ケルンに書いてある方角(来た方向)を覚えておく。積雪があるがズボ抜いて歩きにくい 自らのトレースで帰りのルートを印しておく。小さいピークを左から巻いて登ると遭難碑あり、そこでアイゼン着
八本歯のコルは今の時期は容易かった。ザック無しなら前向きでも降りられる 岩を巻く時は北側に歩いて巻く 巻くルートの雪は踏み固める(ステップが崩れる)残置スリングがあるところは遠慮なく利用させてもらう
吊尾根分岐から先は風が強い。バラクラバを残してきて後悔した 夏道の柵が見えるので沿って歩くが、しばらくすると夏道は雪に埋もれている。クラストした雪壁を直登するが雪に滑り面がある この上に乗ったならば雪ごと落ちると判断 右に移動し岩を上がり尾根伝いに歩く これが正解のようだ。東側に雪庇が育っている 眺めが良く、平坦になればすぐ山頂。
山頂は風があり慌てて戻る 八本歯のコルを過ぎたころ暗くなる。暗闇の中を真っ白なライチョウが横切る。誰かのトレースを見つける ひょっとすると山荘に向かったのかと思う
3日目 A3に富士山を見るとライトの列が見える 月明りが眩しく天候も良いが風が続く おそらく稜線は風速15メートル超と思われる。今日で撤収を決めるが、来た道を戻るのはうんざりなので大樺沢を降りるルートにする 結果的にこれが間違い。遭難碑の手前で撮影タイムと名ばかりの、風が収まるのを待つ。日の出と同時に風が一瞬収まり、八本歯のコルを急いで通過する。分岐の先を下り、本来なら木の階段があるところに沿って降りる 雪を踏み抜く度に心が折れる これがモナカ雪か。谷の中を歩くのは誤り、左岸をトラバースするのが正解かと思われる 案内板を見つけて白根御池小屋方向へ。樹林帯でも風が強く、砂防ダムの水が風で逆流するのを見る
広河原から夜叉神峠に向かって林道を歩いていると、途中で工事をされていた方々に車で拾ってもらった。まさかの出来事で、大変有難かった。いつか改めて御礼がしたいところ 3日ぶりに会った人の優しさでこれまでの辛さが吹き飛んだ
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