ウルトラライトな富士山☆(富士宮口〜剣ヶ峰〜須走口)
- GPS
- 07:40
- 距離
- 11.5km
- 登り
- 1,483m
- 下り
- 1,887m
コースタイム
8:23 富士宮駅 8:30
9:50 富士宮口五合目 9:55
10:14 六合目
10:55 新七合目
11:38 元祖七合目
12:15 八合目
12:57 九合目
13:27 九合五勺
14:06 浅間大社奥宮
14:25 剣ヶ峰
14:55 久須志神社
15:32 吉田口須走口八合目
16:06 須走口七合目
16:57 砂払い五合目
17:24 須走口五合目 17:30
18:25 御殿場駅 18:30
20:10 新横浜駅 20:13
天候 | 剣ヶ峰までは晴れ 剣ヶ峰以降は雷雨と大雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
帰り:須走口五合目から富士急バスでJR御殿場行き |
予約できる山小屋 |
八合目池田館
|
写真
感想
富士山は2回目の挑戦になります。
26年前、中学生でしたが両親と一緒に富士宮口から頂上を目指しました。
思いっきり観光客です。御来光を目指して夜に登りました。
母親に高山病の症状が出て、八合目と九合目の間で
下山となったと記憶しています。
あれから思えば今は情報が自由に調べられ、
道具も充実していますので、
ずいぶんと便利になりました。
ヤマレコのみなさんの記録を見ていると、
登山口までバスがあり、
けっこう速い時間で登り下りされていらっしゃいます。
富士山日帰りできるの?ってスケジュールを引いたところ、
横浜から日帰りで山行できることが判明しました。
今回の山行のテーマは、
・富士山に日帰りで初登頂する
・できる限りウルトラライトな装備で登る
としました。
新たに投入した装備です。
・ブラックダイヤモンド ウルトラディスタンス120cm
これは迷わずすんなり買えました。
トレッキングポールを軽量化するのは他の装備にほとんど影響しません。
富士山と言えば金剛杖ですが、
私のは黒金剛杖でございますことよ☆
(黒=ブラック、金剛=ダイヤモンド)
・モンベル トレントフライヤーパンツ
買うのにすごく迷いました。
ウルトラライトな場合、ボトムのアウターは
レインウェアが無難です。防寒を兼ねます。
防寒に傷みやすい生地の1万4000円はどうなのか
トレントフライヤーの薄さで防寒を兼ねられるのか
そもそも、ボトムは濡れることを前提で乾きの速さを優先する
という思想もあります。
いろいろ迷って、結局買ってしまいました。
ボトムのレインウェアは防寒用、
ボトムは濡れても良いという
甘い考えが今回の失敗につながります。
その他の装備のポイント
・着用装備:1.4kg(靴を含む)
ザック重量:5.0kg(食料と水とトレッキングポールを含む)
※途中でペットボトルのコーラ1本を購入
・ボトムは安物のサポートタイツと普通の短パン
とりあえず、シャツの裾を出したら何とか格好は
見られると思いましたので、これで行くことにしました。
・靴は、ベアフットトレランシューズのMinimus
ローカットのシューズは砂走りで確実に靴に砂が入ります。
トレランシューズで富士山登っているヤツいるのか
調べましたがよく分からず。
靴に砂が入っても脱ぎやすいし取り除けばいいやと思いました。
これも失敗につながります。
ここ数日、天気が微妙で、この週末に富士山に登って良いのか
と迷いました。
天候をしっかりと読んで、富士宮口の午前中は降らないと判断。
前日までの状況から、午後は雨になっても降るのは富士宮口に弱い雨だけで
須走口は降らないと読みました。
雨の可能性が高いのに山に行ったのはこれが初めてです。
失敗につながります。
富士宮口五合目から剣ヶ峰までは順調でした。
高山病にならないよう、大きく深呼吸しながら登りました。
観光客が多いです。
剣ヶ峰あたりからガスがじゃんじゃん山に登ってきて
視界が悪くなりました。
吉田口頂上あたりで雨が決定的になります。
山小屋の方が雷雨の注意を呼び掛けていました。
ザックを背負い、
その上からレインジャケット(トレントフライヤー)を着込みます。
レインパンツ(トレントフライヤー)は履きませんでした。
吉田口須走口のブルドーザー道を下り始めます。
遠くで稲光が光り、雷鳴が轟きます。雨は止みません。
天気の読みは完全に外れました。
トレランシューズの中には砂が入り始めます。
山小屋ごとに靴を脱いで中の砂を取り出しました。
しかし、砂が少しずつ湿り始め、ドロドロになって
取り出すのが難しくなりました。
ボトムは濡れても良いというヘンな先入観があったせいか、
結局、須走口五合目までレインパンツは履かず、
短パンとサポートタイツと靴下と靴は
スブ濡れになってしまいました。
特に靴は、カラフルな柄が砂だらけで真っ黒になりました。
靴の中もズブ濡れで砂だらけ、靴下の中の足まで真っ黒に
なってしまいました。
バスと電車の時間継ぎが厳しかったので、
靴真っ黒のまま乗ってしまいました。
すごく恥ずかしかったです。
皆さんごめんなさいです。
御殿場行きのバスですごく気分が悪くなってしまいました。
睡眠不足、少し空腹で、道がグニャグニャだったのが
ダメだったみたいです。
あと、風邪の症状が出ていたみたいです。
頭はそんなに濡れてなかったのですが、
下半身がズブ濡れだったのが良くなかったのか…。
電車の中で感冒薬飲んで治しました。
三島駅で辛うじて靴下だけ、予備に替えましたが、
相変わらず靴は真っ黒で、自宅まで帰りました。
他の乗客の皆さんに申し訳なかったです。
今回の教訓。
・雨が確定したら、
さっさとレインジャケットとレインパンツを着用すること。
レインパンツが高くてもったいないと思った、
濡れても乾くはずだと思った自分がバカでした。
風邪ひきそうになりました。
レインパンツ着ていれば少なくとも短パンとサポートタイツは
濡れなかった。靴下もある程度の濡れは防げたし、
砂の侵入も減らすことができた。
・軽登山靴とトレランシューズどっちが良かったのか。
今回の山行、これだけ速く山に登れて下りてこられたのは
トレランシューズのおかげでしょう。
しかし、仮に軽登山靴でレインパンツも履けていれば
靴下は濡れず、靴の上部は大きく汚れなかったと思われます。
靴の中に少量の砂が入ったのは確実で、
靴もドロドロだったでしょう。
でも、防水靴なので、下りてきてからホースとブラシで
躊躇なくゴシゴシ洗えたかもしれません。
今回の山行は軽登山靴の方が良かったと結論付けます。
今後の山行でも、雨の場合、靴はドロドロに汚れます。
その時にどうやって綺麗にして家に帰るかは問題でしょう。
トレランシューズだった場合…って
トレランシューズをもう一足持って、山を下りてから
靴下と靴を履き替えれば良いとかヘンなことを考えてしまいました。
ベアフットならば両足で400グラム以下だしぃ…。
トレランの方とかどうしていらっしゃるんですかねい?
でもまあ、高山病にならず、
富士山に登頂することができました。
日帰りで7時間30分で登って下りてきたのは
けっこうイケてるのではないでしょうか。
できる限りウルトラライトな装備でチャレンジし、
その結果、いろいろな教訓を得ることができました。
全体的に良い山行だったと思います。
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