北岳〜間ノ岳〜農鳥岳縦走(2日) とても素晴らしい雲海上の日の出
- GPS
- 32:00
- 距離
- 24.2km
- 登り
- 2,421m
- 下り
- 3,092m
コースタイム
6:50 広河原登山開始
9:05 二俣
10:55 上部稜線
12:10 肩ノ小屋
13:35 北岳山頂
14:05 吊尾根分岐
14:55 北岳山荘
8/16
4:15 北岳山荘登山開始
4:50 中白根山山頂
6:00 間ノ岳山頂
7:30 農鳥小屋
9:15 農鳥岳山頂
10:05 大門沢降下点
12:25 大門沢小屋
14:45 奈良田第2駐車場
天候 | 8/15 曇りのち小雨時々雨 8/16 快晴 雲は少しある |
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過去天気図(気象庁) | 2012年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
注意しなければいけないのは、山梨交通のバスの本数。8/15は1台限りで並んでいた後方の人約10人が乗車できなかった。 バスの始発は第1駐車場のため、早くから並ぶのであれば第1駐車場のバス乗り場まで行ったほうが良い。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
登山ポストは北岳の登山口広河原山荘にある。奈良田は林道のトンネル手前から左方向へ向かう所に設置してある。 北岳は右俣コースは雨でもそんなに険しくなく安全だと思った。稜線に危険な個所はほとんどない。多少ある岩場も3点確保で行けばよい。 中白根山から間ノ岳への稜線は風が強かった。北岳山荘の人の話だとこのあたりが特に風が強く吹くときがあるので飛ばされないように注意。とのことだった。 危険だと思ったのは農鳥岳から奈良田へ向かう登山道。 急降下。雨が降っていると滑りそう。そして大門沢小屋から奈良田へ向かう途中にある最初の木製の橋。これは雨で濡れていると間違いなく滑りそう。そしてその後にある吊り橋。高度感がある上に良く揺れる。道板の幅も狭く横にあるワイヤーも少ない。一歩間違えば落ちそう。雨で濡れていると危険。 |
写真
感想
白峰三山の中では農鳥岳だけ登ってなかったので登ることにした。最初は奈良田からのピストンを考えたが、広河原から白峰三山を縦走する。
8/14 天気は最悪で岐阜は雨時々土砂降り。果たしてこのような状態で山に行って良いのか一抹の不安。山梨方面の天気予報は8/15 曇りだったので思い切って出発する。夕方6時に山仲間を乗せる。夕食を済ませ小牧東インターから乗り渋滞している東名方面ではなく、中央道を走行し中部横断自動車道に入り白根インターで降りる。雨は時々降っているくらいだった。岐阜とは大違い。ここから国道52号を南下。上沢で右折し奈良田へ向かう。
駐車場は案内では第一駐車場は40台となっていたが20台くらいしか駐車できない。ここは満車だったので第2駐車場へと向かう。ここも案内では60台となっているがそんなに駐車できるのか疑問。多分40台くらい。社中泊。
8/15 早朝4時に起き準備。4:30にバス停に並ぶ。5:32第一駐車場から山梨交通のバスが来る。なんと一台だけで座るところなし。これで全員乗れるのか?と思ったら案の定10人くらい乗れなかった。このバスを目当てに来ているのに乗れなかった人は気の毒だった。すし詰め状態で発車。急カーブが多くありメッチャ疲れた。何とか広河原に到着。残された人はこのバスが折り返し迎えに行くようだった。
広河原からつり橋を渡り登山開始。登山開始早々は曇っていた。大樺沢ルートを進んでいく。途中の分岐で右俣コースに入る。小雨が降りだした。このルートは花が多く咲いている。上部稜線に出ると時々強い風が吹く。雨は時々強くなる。肩の小屋で休憩する。やっとの思いで北岳山頂。小雨。曇っていて何も景色は見えない。早々に北岳山荘へ向かう。
北岳山荘泊。料金は7900円。夕食朝食付き。綺麗な小屋だった。夕食も美味しかった。
8/16 4:15 北岳山荘を出発。風が強く寒い。暗い中ラテを点けて中白根山へ向かう。中白根山でご来光。雲上に出た。とても美しく感動した。間ノ岳への稜線はとても風が強い。
間ノ岳山頂からの見晴しはよかった。間ノ岳が3189.3mと大きいため、仙丈岳・塩見岳・荒川岳・甲斐駒ケ岳など小さく見える。農鳥岳も3000mを超える山なのに小さく見える。
先が長いので休憩は早々にして農鳥岳へ向かう。念願の未踏。メッチャ嬉しい。農鳥小屋には昼から雷雨になるかもしれないと書いてあった。先を急ぐ。
農鳥岳山頂!3000mを超える山で唯一登ってなかった山!ついに踏破!メッチャ嬉しかった。しかし、デジカメの電池が... 切れる寸前。
山頂からの景色はとても素晴らしかった。北岳・間ノ岳があまりにも大きく立派なため、3000mを超える農鳥岳であるが霞んでしまうのだろう。100名山には入っていない。ただ、この山を単体で考えるととても良い山だと思った。
ここからの下山途中、広河内岳手前で一気に降下していく。この広河内岳は美しい山容で標高2895mあるが、大きな農鳥岳に埋もれてしまっている。この山がもう少し小さい山域に有ったら注目される山だと思う。
ここから奈良田へ向かう登山道は急降下が多くかなり大変である。大門沢小屋を過ぎると木製の橋がある。これは雨で濡れていると滑るので危ない。この先吊り橋が4か所ある。
最初の2か所は渡るのに勇気がいる。高度感がある上に渡してある道板が狭い。よく揺れる。
登山口から駐車場まで林道を歩く。
今回の登山は、未踏の農鳥岳を踏破するのが目的だった。北岳の右俣コースの花は素晴らしかった。中白根山から見た雲海上のご来光。メッチャ感動した。8/14は雨で8/15もここまで良くなるとは思っていなかったが、とにかく良い天気になりドンドン雲がなくなっていった。間ノ岳とか農鳥岳ではとにかく見晴しが良かった。
とても良い山行だった。
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