薬師・平ノ渡・読売新道・赤牛・水晶・鷲羽・黒部五郎
- GPS
- 39:36
- 距離
- 75.5km
- 登り
- 7,101m
- 下り
- 7,098m
コースタイム
8/17: 2:40スゴ乗越小屋-5:10越中沢岳-7:00五色ヶ原7:25-9:50平ノ小屋・平ノ渡11:05-13:10奥黒部ヒュッテ
8/18: 1:30奥黒部ヒュッテ-5:45赤牛岳6:40-9:15水晶岳-11:05鷲羽岳-11:35三俣山荘
8/19: 1:10三俣山荘-2:00三俣蓮華岳-5:20黒部五郎岳6:10-8:35北ノ俣岳-10:00太郎平小屋-12:30折立
天候 | 8/16: 曇 8/17: 晴・曇 8/18: 晴・曇・雨 8/19: 晴・曇 |
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過去天気図(気象庁) | 2012年08月の天気図 |
アクセス |
写真
感想
昨年のお盆休みに歩き損ねた読売新道と赤牛岳に再挑戦。
四日間の日程なので折立からの周回を計画。雲ノ平に足を踏み入れる時間がないのが残念。
1日目(8/16) 折立-スゴ乗越小屋
有峰林道でゲート待ちをして,7:10に折立を出発。曇天だが,あまり涼しくはない。
前年も同時期に歩いたルートなので,やや新鮮味に欠けるが,
それでも,薬師岳から間山に掛けての稜線歩きは気持ちが良い。
霧の合間に時折姿を見せる赤牛岳が待ち遠しい。
2日目(8/17) スゴ乗越小屋-奥黒部ヒュッテ
渡し船が10:00発なので,それを目指して2:40出発。
前日は夕方遅くから雨が降ったが,すでに空は晴れている。
越中沢岳は偽ピークが多く調子が狂うが,ちょうど頂上に着いたタイミングで御来光。
霧が出ていてはっきりとは見えないが,それはそれで良い雰囲気。
鳶岳からは,五色ヶ原を見渡せる。今回は時間が無いので素通りするが,いつか再訪してみたい場所。
五色ヶ原では余裕があるかと思っていたが,ダラダラと歩いたので渡し船の出発直前に平ノ渡へ到着。
渡り終えたところで休憩をとり,奥黒部ヒュッテへ向かう。
心配していたダム沿いの道は,一通り整備されており,危ない部分も一部にあるものの,通行に支障はない。
3日目(8/18) 奥黒部ヒュッテ-三俣山荘
前日にGPSの充電を忘れていたため,充電完了を待って1:30出発。
歩き始めるとすぐに急登になるが,それほど登り辛いということはない。
2/8の道標を過ぎる辺りから,空中に張り出した木の根を歩くような場所が増え,
おそらくこの辺りが読売新道らしいところ。
森林限界を越えると,赤牛岳はもう目の前。しばらく稜線を歩いて,いよいよ一年越しの赤牛岳へ到着。
頂上からは大展望が得られるが,特に薬師岳付近の山並みが素晴らしい。
赤牛岳を十分に堪能してから,遠くに見える水晶岳を目指す。
特に険しくも穏やかでもない標準的な稜線歩きだが,この程度が一番楽しめる気がする。
水晶岳はタイミングが悪かったのか人が多い。
雲も大分上がってきていて展望もイマイチなので,ほぼ素通りする。
鷲羽岳に着く直前からパラパラと雨が降り始める。
三俣山荘までは長くは掛からないだろうと,そのまま足を速めるが,
雨脚は次第に強くなるものの,三俣山荘はなかなか見えてこない。
結局,霧の中から三俣山荘が現れる頃には土砂降りになってしまい,最後はびしょ濡れ。
4日目(8/19) 三俣山荘-折立
テントを出たら霧に包まれていたが,撤収を終えるころには晴れてくる。
三俣蓮華岳までは開けた道で,最終日にして,ようやく全天の星の下でのナイトハイクを楽しめる。
2:40頃,南の空に超低速でオレンジ色の流星を発見。気が付いてから2秒程度は流れて,最後は三裂程度して消滅。
明るさはそれほどではなかったが,これほどゆっくりと長く流れる流星は初めてなのでちょっと感動。
黒部五郎岳は稜線ルートから。
序盤の樹林帯は前日の雨の影響もあって歩き辛い。
その後はしばらくはお花畑の中を緩やかに登る道が続き,最後の稜線に出てからはやや険しい。
霧が出ていたこともあって,頂上の場所を見誤り,
時間調整でペースをセーブした挙句,御来光を直前のピークで迎えてしまったのが残念。
黒部五郎岳の頂上は全方位の絶景で,流れる雲海も素晴らしい。
最終日なので早く下山したい気持ちもあったが,結局だらだらと長居してしまう。
黒部五郎岳から北ノ俣岳までは,穏やかな稜線が長々と続く。
多少の登り下りもアクセントになって,ちょうど良い。
北ノ俣岳を過ぎると,いよいよ折立までの長い長い下り。
下り嫌いに加え,ここまで来ると精神的に燃え尽き症候群状態で,なかなか足が前に進まない。
特に,太郎平小屋から三角点までのだらだら下りが辛く,とうとう三角点ではベンチに座って休憩する始末。
幸い,折立に向けて歩き始めるとすぐに雨が降り始め,その後は雨嫌いの本領を発揮してスムーズに下山。
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