白馬三山・唐松岳
- GPS
- --:--
- 距離
- 33.9km
- 登り
- 4,162m
- 下り
- 3,863m
コースタイム
5:30天狗山荘−6:50不帰キレット−9:10〜9:20唐松岳山荘−11:05〜11:15白岳−12:20大遠見−13:10小遠見−13:50地蔵の頭−14:10アルプス平
(14:20→ゴンドラ→14:30〜15:10エスカルプラザ→送迎バス→15:15〜15:24神城駅→大糸線→15:44白馬駅→徒歩→16:00駐車場)
天候 | 1日目:晴れ時々霧 2日目:霧 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
猿倉まではタクシー相乗り 3人乗車で1人1,000円 (この駐車場はタクシーが常駐しており、早朝登山者を見ると適当に調整してくれるようです) 五竜テレキャビン大人片道860円+荷物代200円(10kg以上) ※乗車時におしぼりくれます。登山者にはありがたいです。 白馬五竜からは無料送迎バスで神城駅まで(係員に声掛けないとバス出ません) 神城駅から白馬駅まで電車(180円) 白馬駅から八方まで徒歩(15〜20分くらい、木流川遊歩道) |
コース状況/ 危険箇所等 |
1.白馬大雪渓 雪解け進んでおり、雪渓を歩く距離は短いです。常に落石の危険があるので気を配りながら通過します。 2.不帰ノ険 白馬側からだと第2峰の取り付きからの登りと第2峰北峰手前が難所です。(山と高原地図の危険マーク通り)ただしどちらもスタンスは豊富で進退窮まるようなものではありませんので、剱や大キレットと比べると易しいです。不帰の手前、天狗の大下りにもちょっとした岩場があり、これが目安になるでしょう。(難なく通過できれば不帰もOK) 3.牛首 山と高原地図では大した記載がないですが、結構長く初心者にはしんどい岩場です。危険マークの無い一般縦走路なので、難易度は高くないですが、鎖の連続する岩場が続きます。人の多い時間帯は渋滞しそうです。 4.遠見尾根 意外と上部は岩場が頻発します。ルートも細いので注意しましょう。八方尾根と同じ感覚で選択するといろいろな意味で痛い目に遭います。 |
写真
感想
当初2泊3日で五竜岳登頂を含むルートで考えていましたが、1日目に天狗山荘までたどり着けたことで2日目に下山できるなと考え、後片付けとか雑多なことを考えてしまい、1泊2日に変更しました。
八方からバスで猿倉に入る予定でしたが、駐車場で支度をしていると、タクシーの運転手が声を掛けてきて、良かったら相乗り1人千円で行かないかとのことで、同意し慌てて支度をしました。おかげでバス代+100円で30分早く猿倉に着きましたが、慌てたための犠牲で、‥爐蕕靴織櫂リ凍らせた水(500mlペット)E爐蕕擦織レンジジュースで鯒漏抂奮阿了海塙盡驚録沺△鮗崙發頬困譴討靴泙い泙靴拭仕方なく今回はプラクティバス1lを水筒代わりにすることにし、猿倉で給水して出発です。
大雪渓は前回来た時に大バテにバテた反省から、ペースを崩さず早くならないようにゆっくりと登りました。前半は雪渓の涼しさもありいい感じでしたが、後半休み所に迷い、次の水場にしようと思っていたらこれが見つからず、結局休みなしに頂上宿舎まで行ってしまい、かなり疲労してしまいました。雪渓はこのところの暑さもあって緩んだ状態だったので、アイゼンなしで行きました。登山者のアイゼン装着比率は70%くらいでしょうか。
頂上宿舎前のベンチで食料補給して白馬を空身でピストンします。大雪渓の疲労が残り、空身なのに足取りは重かったです。天気は晴れですが雲は多く、見える山はごく近い山のみで、白馬三山、旭岳以外は見えず、見える山もガスがかかることが多い状態でしたが、それでも晴れ間に瞬間見えた勇姿には感動しました。花も終わりの時期でしたが、秋の花が咲いていたり、夏の花の名残が見れたりと、結構咲いていました。さすが白馬ですね。
ピストンを終えて時間が充分ありましたので、天狗山荘に向かいます。この道は人も少なく、アルペンムードも満点で最高です。杓子岳も巻かずに気合で登ります。これで剱・立山が見えているとなお良かったのですがね。白い岩石が多く、清廉高貴な雰囲気も感じました。
天狗山荘まではさすがに長い道のりでした。プロトレックの適当な高度表示で2千メートル以上の累積標高差があったことがわかり、納得です。天狗山荘周辺を天狗平というのですが、いいところです。未だ豊富な雪渓に美しいお花畑に囲まれ、水も豊富でまさしくオアシス。何より人が少なそうです。
2日目は初日以上の天気を期待していたのですが、むしろ悪化。完全ガスの中です。山荘辺りで早朝の雰囲気を楽しもうと思ってしばらく待機していたのですが、回復の見込みなく断念して出発しました。行程中不帰ノ険や五竜山荘付近でややガスが薄くなり展望が開けた瞬間がありましたが、結局下山するまでガスでした。(下界は憎らしいほど晴れていました)不帰や牛首の様子はコース概要や写真をご参照。明日も大気の不安定な状態は続くとのことで下山決定。下山にあたり土曜日なのでまともに八方尾根から下るとすれ違い地獄になることを恐れ、時間を見てできれば遠見尾根から下山するつもりで足を進めました。唐松山荘に10時前に着けたので予定通り遠見尾根を選択します。一度通っていますが、唐松〜五竜の縦走路はさすが縦走路、雰囲気があって人も少なく、八方尾根を下るよりずっと良かったです。白岳からいよいよ初体験の遠見尾根を下りますが、思っていた以上に地味なルートでした。^娚阿閥垢き意外と険しい(上部)0娚阿氾庫召覆ぁ覆曚楴林帯) それもあって想定通り人は少な目でしたが、それでもそれなりの人がここから登ってきていました。正直登りは長いし、しんどそうです。同じゴンドラ利用のコースでありながら、八方尾根とこうも違うのかというのは驚きでした。
地蔵の頭まで着き、長ーい下山コースもようやく終わったと思うのも束の間、ここから観光客がどっと増え、渋滞待ちしながらの下りです。地蔵の頭まで登っても何の風景も変わらないと思うのですが、やはりみんな登ってくるのですね。植物園まで来ると道が広がりすれ違い出来るようになるので、ようやくスタスタ歩いてアルプス平に到着です。登山者は荷物第200円かかります。ゴンドラは乗車時におしぼりサービスがあり、とてもありがたいです。さすが白馬五竜、いろいろ考えてるなと関心です。
下山後も試練あり。花三昧バスで八方まで直通で帰れると思っていたのですが、受付で聞いてみると、なんと昨日で営業終了とのこと。急遽駅まで送迎バスをお願いしました。(駅送迎は無料ですが、利用者はほとんどいないため、受付に声掛けないと運行しません。要注意)とりあえず電車で白馬駅まで戻るも、八方方面行きのバスはシーズン外れで便がなく、覚悟を決めて歩きました。(ここまできてタクシーは悔しい!)木流川遊歩道というのがあり、これがなかなか雰囲気あって、何より強い日差しを避けられたので、歩いて帰るのもありだなと思いました。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する