2.23（ふじさん）の日に富士山に向かって【甲相国境尾根縦走/畦ケ丸〜菰釣山〜高指山】

2020年02月23日(日) ~ 2020年02月24日(月)

• GPS: 11:29
• 距離: 21.3km
• 登り: 1,737m
• 下り: 1,288m

コースタイム

1日目

• 山行: 5:38
• 休憩: 0:30
• 合計: 6:08

距離 10.1km 登り 1,230m 下り 566m

8:59 西丹沢ビジターセンター
10:53 10:54 善六ノタワ
11:43 12:03 畦ヶ丸
12:05 12:09 畦ヶ丸避難小屋
12:29 モロクボ沢ノ頭
13:07 13:08 大界木山
13:39 城ヶ尾峠
13:43 13:44 城ヶ尾山
14:15 中ノ丸
14:49 ブナ沢ノ頭
14:58 15:01 ブナ沢乗越
15:07 菰釣避難小屋

2日目

• 山行: 4:16
• 休憩: 1:05
• 合計: 5:21

距離 11.2km 登り 520m 下り 738m

5:44 菰釣避難小屋
6:14 6:29 菰釣山
6:47 ブナノ丸
7:08 7:14 油沢ノ頭
7:30 7:31 樅ノ木沢の頭
7:44 7:52 西沢ノ頭
8:11 8:18 石保土山
8:36 要所小屋ノ頭
8:47 大棚ノ頭
9:35 9:36 富士岬平
9:48 10:15 高指山
10:57 山中湖村コミュニティセンター
11:04 平野バス停
11:05 ゴール地点

天候

2/23　快晴（風強し）
2/24　快晴（穏やかな登山日和）

アクセス

利用交通機関：

電車 バス

往路
新松田7:15発〜西丹沢ビジターセンター8:26着（富士急湘南バス）1,210円
※超満員でした（次のバス8:15発は臨時便が出たそうです）

復路
山中湖平野11:56発〜紅富士の湯12:17着（富士山周遊バス ふじっ子号）450円
花の都公園入口14:00発〜御殿場駅14:55着（富士急行バス）1,150円
※花の都公園入口バス停は系統によりバス停が違うので注意
御殿場駅15:14発〜新松田駅15:56着（JR御殿場線）510円

コース状況／危険箇所等

登山道に雪はありません
ところどころに痩せ尾根あり、風などでバランスを崩さないように注意

その他周辺情報

日帰り温泉：紅富士の湯（800円）
※大型のコインロッカーあり（無料）

写真

2/23 7:05

今回の縦走は登山口と下山口が違うので久しぶりに公共の交通機関で

2/23 8:57

新松田駅から超満員のバスに揺られて西丹沢ビジターセンターへ

2/23 8:58

まずは畦ケ丸に向けて出発
バスは満員でしたが、畦ケ丸方面に向かう人は少数
ほとんどが檜洞丸方面かな

2/23 8:59

最初に吊り橋を渡って

2/23 9:20

細い橋で何度も渡渉をして右岸、左岸をいったりきたり

2/23 9:23

堰堤も階段でいくつか越えていきます

2/23 9:57

沢から離れるといよいよ本格的な登り

2/23 10:47

善六ノタワでようやく稜線へ

2/23 10:57

稜線に出てもこの階段
見ただけでしんどそう

2/23 11:04

でもこんな開放的で快適なところもあります

2/23 11:39

そうこうしているうちに、この縦走最初の山頂、畦ケ丸に到着
樹林に囲まれて展望はいま一つ
強風ですが、ここでお昼ごはん

2/23 12:06

山頂から少し下ったところに畦ケ丸避難小屋
1/27〜8/31まで建て替えにより利用休止と書いてありましたが、まだ使えるみたい
だったら強風の山頂でランチしないでここですれば良かった…

2/23 12:11

このストーブも見納め
（リニューアル後の小屋にはストーブは設置されないそうです）

2/23 12:25

モロクボ沢ノ頭方面に進むと樹木の間から富士山

2/23 12:25

今日は2月23日
語呂合わせで富士山の日だそうです

2/23 12:28

モロクボ沢ノ頭から菰釣山方面へ
ここからは初めて歩くルート

2/23 12:36

時には幅1mもない長い痩せ尾根も
風が強いので緊張します

2/23 12:51

昨年の台風の名残？
数箇所、倒木が登山道を塞いでいるところもありました

2/23 12:56

今回の縦走路はその名も甲相国境尾根
甲州（山梨）と相模（神奈川）の県境を辿ります
東海自然歩道にもなっています

2/23 13:06

大界木山山頂

2/23 13:45

城ケ尾山は広々とした明るい山頂

2/23 14:18

見えそうで見えない富士山
樹々の奥にチラチラと見えるだけですが、次第に大きくなってくるのがわかります

2/23 15:01

アップダウンを繰り返し、ようやく今日の目的地　菰釣避難小屋まであと300m

2/23 15:00

ブナ沢乗越にある看板
こちらは神奈川県となっていますが

2/23 15:00

こちらは道志村役場（山梨県）

2/23 15:21

本日宿泊の菰釣避難小屋

2/24 5:55

2日目
菰釣山山頂からの日の出を拝むため、6時前に小屋を出発
東の空が白みだしてきました

2/24 6:15

20分ほどで菰釣山

2/24 6:18

山頂からの富士山
山頂部が赤く色づいてきました

2/24 6:21

日の出は樹々の間から

2/24 6:22

裾野のほうまで赤くなってきました
久しぶりに見る紅富士

2/24 6:24

手前の尾根がこれから歩く縦走路のようです

2/24 6:30

若干霞んでいますが南アルプス南部も良く見えます

2/24 6:38

樹林帯も黄金色に染まっています

2/24 7:08

○○山でなくて、□□ノ頭という名前のついた山頂が多いです

2/24 9:14

愚直なまでに尾根を行くので、何度となくアップダウンを繰り返します

2/24 8:18

何座目かわからなくなってきました

2/24 8:30

平坦なところはオアシスのよう

2/24 8:43

大棚ノ頭手前の送電線の鉄塔
どうしても見上げたくなる

2/24 9:29

もう少しで富士山が目の前に見えるのでワクワク

2/24 9:35

富士岬平に出ると…

2/24 9:34

目の前に富士山
ゴールの山中湖も目の前

2/24 9:48

そして最後の1座、高指山へ

2/24 10:15

カヤト原の向こうに山中湖と富士山

2/24 9:57

ここはハイキングコースにもなっていて、たくさんの人がくつろいでいました。
自分もしばしの間、ゴロンと横になります
今日は風もなく暖かくて気持ち良い

2/24 10:30

少し巻きながら下りて高指山山頂を見上げる

2/24 11:04

山中湖平野が縦走のゴール
お疲れ様でした

2/24 11:20

バスまで時間があったので、山中湖畔まで下りてみました

紅富士の湯に立ち寄り、汗を流します

御殿場駅からは電車を乗り継いで家路へ

撮影機器：

E-M5MarkII OLYMPUS IMAGING CORP.

感想

ken_poplar

雪山を予定していた3連休でしたが、上信越やアルプス方面は軒並み大荒れの予報で、関東周辺なら後半の2日間が良いみたい。
ちょうど2月23日が語呂合わせで富士山の日だそうで、それなら富士山の眺められる山に行こうと思い、以前から気になっていた甲相国境尾根へ。本当は新緑の頃に行きたいと考えていたけれど、冬枯れのこの時期は木の間から富士山が見えて良さそう。軽荷で1日で駆け抜けても良かったけれども、晴れが2日間続きそうだし、丹沢の避難小屋に一度泊まりたかったので、ゆっくりと縦走することにしました。

初日は体が持っていかれるくらいの強風！西からの向かい風とあって、思ったように進まない。ところどころの痩せ尾根では、緊張するところもありました。畦ケ丸を過ぎてからは、1組としか会わない静かな尾根道。こんな晴天なのにマイナーなところはこんなもんです。

菰釣避難小屋は、冬の時期なのでほとんど利用者もいなくて一人だったら寂しいと思っていましたが、意に反して？8名もの利用者で、定員10人の小屋はほぼいっぱい。おかげで他の人と楽しくお話することができました。

2日目は、せっかく菰釣山に近い避難小屋に泊まったのだからと、少し早起きをして山頂からのモルゲン富士に合わせて出発。久しぶりに見た紅富士、素晴らしかったです。昨日と同じような展望のあまりきかない尾根を巻道もなく愚直なまでに辿り、さすがに飽きてきた頃、最後にどピーカンの絵に書いたような富士山が目の前にドカーン！頑張ったご褒美です。

ハーフマラソンとほぼ同じ21km、思った以上にアップダウンがあって、以外にタフな縦走路でした。本当は鉄砲木ノ頭まで行こうと思っていましたが、高指山でギブアップし山中湖畔へと下山。おかげでゆっくり温泉に入って、早めに家路につくことができました。