立秋の北岳@広河原・大樺沢・八本歯
- GPS
- 26:50
- 距離
- 12.3km
- 登り
- 1,893m
- 下り
- 1,893m
コースタイム
(5:40)仙流荘…(6:35)北沢峠:南アルプス林道バス臨時第3便<¥1,300>
(7:08)北沢峠…(7:33)広河原:南アルプス市営バス臨時便<¥750>
(7:35)広河原…(7:40)広河原山荘(7:45)…(8:10)白根御池分岐…
(10:25)大樺沢二俣(11:10)…(13:30)八本歯のコル…(14:00)トラバース分岐…
(14:10)吊尾根分岐…(14:20)北岳(14:40)…(15:05)トラバース分岐…
(15:40)北岳山荘(テント泊)
歩行時間:7時間
−2日目(北岳山荘〜八本歯〜大樺沢〜広河原)−
(6:00)北岳山荘…(6:55)八本歯のコル(7:00)…(8:30)大樺沢二俣(8:45)…
(10:10)白根御池分岐…(10:30)広河原
歩行時間:4時間5分
歩行距離:12.5km
累積標高差:+1,932m、-1,933m
(11:35)広河原…(12:00)広河原:南アルプス市営バス臨時便<¥750>
(12:40)仙流荘…(13:35)北沢峠:南アルプス林道バス臨時便<¥1,300>
天候 | 9/22 (朝)晴 (昼)晴 (夕)曇 9/23 (朝)雨 (昼)雨 |
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過去天気図(気象庁) | 2012年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
仙流荘無料駐車場 第1駐車場:50台 第2駐車場:200台 ■路線バス 南アルプス林道バス時刻表・運賃 http://www.minamialps-net.jp/ACCESS/bustime_5.htm 南アルプス市営バス時刻表・運賃 http://www.minamialps-net.jp/ACCESS/bustime_4.htm |
コース状況/ 危険箇所等 |
【トピック・登山道状況】 ・コメツガ、ブナ、シラビソの樹林帯を歩く ・大樺沢のお花畑 ・八本歯の丸太梯子 ・北岳バットレスの大展望 ・稜線漫歩 ・国内第2位の高峰 【要注意箇所】 ・バットレス側からの落石 ・雨天時の丸太梯子は滑りやすい |
写真
感想
国内第2位の高峰・北岳へ。
そして間ノ岳へ縦走する1泊2日の計画です。
行きのバスを仙流荘or芦安のどちらにするかを
計画段階で随分と悩みましたが、
帰り道の楽な仙流荘から乗る事にしました。
土曜日の早朝は7月3連休並に混雑していた印象です。
ツアーバスが5台停まっていたので、団体が多かったです。
朝5時から臨時バスが増発しており、
バス待ちで混雑させないように配慮していました。
北沢峠での喧噪もなく、うまく分散された印象でした。
早起きは三文の得です。
広河原行きのバスは20人乗りに10人乗車。野呂川降車が3名。
広河原着が7時過ぎとやや遅い事もあり、
こちらは比較的空いていました。
(芦安から来れば6時着です)
給水は広河原アルペンプラザや広河原山荘で行えます。
中アと南アが渇水し、仙丈小屋の水場が涸れたという情報があった為、
今回は5Lの水を担ぎ上げました。ザック重量は18kg。
北岳登山と言えば、お約束の野呂川を渡す吊り橋歩きから。
ゆらり揺られながら、登山道入口を目指します。
最初はコメツガ、ブナ、シラビソの樹林帯を、
森林セラピーに癒されながら、緩やかに登ります。
身体慣らしに良く、気持ちの良い山歩きです。
白根御池分岐からは、どのルートを選択しても急坂です。
長く厳しい登りが待っていますので、ペース配分に気遣います。
今回は大樺沢から八本歯のコルへ至るルートを選択しました。
初夏は雪渓が広がっており軽アイゼンが必要ですが、
この時期は秋道が現れているので不要です。
晴天時は日差しが強く、体力的にキツいルートです。
雨天時は川のような登山道となり、さらに過酷になります。
正面にバットレスを捉えながら、標高をグングン稼ぎます。
大樺沢二俣では公衆トイレが備えてあり、休憩適地です。
やがてバットレス下方に到達し岩壁を眺めますが、
落石多発箇所なので、素早く通過します。
細い沢を幾つか越えていくと、八本歯のコル取り付きです。
丸太梯子が断続的です。雨天時や下りは滑落に要注意。
傾斜は緩めで、高度感はありません。
八本歯のコルからバットレスの眺めは圧巻です。
ようやく中白根の稜線が確認出来るようになります。
分岐を経て、山頂ルート・北岳山荘ルートに別れます。
2日目に北岳登頂の計画でしたが、
空が穏やかなのでザックデポにて山頂往復しました。
空荷だと往復1時間ほどです。
吊尾根分岐にデポし、そのまま北岳山荘へ下る事も可能です。
北岳山頂からの眺望は一望千里です。
仙丈ヶ岳の存在感が最も大きく、甲斐駒ヶ岳の勇姿が映えます。
地蔵岳のオベリスクも確認出来ます。
南方は塩見岳や荒川三山が望め、深い山であると再認識させられます。
山頂から北岳山荘までは、稜線とトラバース道が平行しています。
どちらも緩やかな勾配ですが、
稜線ルートは痩せ尾根の通過があるので慎重に。
北岳山荘では環境に配慮されたバイオトイレが完備されています。
日帰り登山者やテント登山者はこちらを利用します。
テントスペースは80張ほど。
週末は混み合いますので、早めの到着を。
山小屋は1つの布団に2人が一般的です。多い時は3人(^^ゞ
水場は往復90分と書かれていますが、
ポンプで汲み上げた水が100円/Lで売られています。
標高2900mの高地ですので、夜はかなり冷え込みます。
前日夜から雨が降り続け、当日の朝は気温3℃でした。
氷雨を懸念し、間ノ岳への縦走は断念しました。
もし稜線が凍結してしまったら…
そう思うと怖くて行けませんでした。
初日に北岳を登頂していて正解だったようです。
十分に明るくなってから、最短ルートでの下山に計画変更しました。
雨天でしたので、丸太梯子がとても滑ります。
十分気を付けて下る事にしたので、むしろ安全に下る事が出来ました。
最後は大樺沢を一気に下ります。
先日と比較して、増水して沢の流れに勢いがありました。
登山としてはとても残念な天候ですが、
渇水続きであった自然界にとっては恵みの雨となったようです。
終始雨天というのは2年ぶりでしょうか。
まぁたまにはこういう天候で山歩き出来るのも良い経験であり、
自然相手な登山の醍醐味でもあると感じます。
次回機会があれば、
2泊3日で白峰三山縦走計画を立ててみようと思います。
帰宅後、自宅PCにてメールチェックしたところ
山梨県警察本部から返信があって驚きました(^^ゞ
何も悪い事してないし…と思いつつ恐る恐る開いたところ、
「登山計画書送付先の変更」という内容でした。
これまでは本部宛にメール送付しましたが、
今後は管轄の生活安全部・地域課に送付出来る事になりました。
いつもは返信なんか絶対に来ないので、非常に驚きました。。
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