記録ID: 2275465
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
北陸
割引岳〜金城山
2020年03月20日(金) ~
2020年03月22日(日)
taiganama
その他3人
- GPS
- 56:00
- 距離
- 17.2km
- 登り
- 1,737m
- 下り
- 2,114m
コースタイム
天候 | 1日目:雪、2日目:晴、3日目:曇 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス タクシー
帰り:中之島入口バス停からバスで六日町駅まで |
コース状況/ 危険箇所等 |
・登山口〜巻機山避難小屋 トレースが無く井戸の壁はつぼ足でひたすら直登。バテる。冬型の気圧配置の影響で井戸の壁上部は強風でホワイトアウト。ニセ巻機山下部まではずっとつぼ足だったが、斜面がクラストして危険になり不安定な場所でアイゼンを装着。単独だったらここで気持ちが折れて敗退していたかもしれない。 ・割引岳〜金城山 雪がつながっていて藪漕ぎはほとんど無し。 割引岳先の1781Pは南斜面を巻いて下ったが雪面がクラストしており、このトラバースは行程中で最も緊張した。イワキ頭手前の1475P分岐を通り過ぎたところで雪が割れて尾根通しに通れず、東側斜面を大きくトラバース。 イワキ頭手前の最低コルに下る細尾根が上からでは下部が見えないほど角度が無く、50mロープをほぼ一杯フィックスして降りた。但し、実際に下ると雪が安定していて危険はなかった。 割引岳〜イワキ頭の核心部通過は天気が良く雪も安定していたため何の問題もなかったが、天候次第で難易度は大きく変わると思われる。今回の条件は最高に良かった。南入ノ頭を過ぎるとエスケープルートが無いので悪天時は進むかどうか慎重な判断が必要だろう。 ・金城山〜観音山コース 金城山山頂付近の岩峰で崖ギリギリにトレースが付いていて、どうやってあそこを歩いたのだろうかと皆で不思議がったが、近づくと熊の足跡だと判明した。視界・トレースが無いと山頂から下る部分がわかりずらい。観音山コースは1150m先の鎖場が雪の付き方によっては注意して歩く必要があると思う。意外に怖い。 |
写真
撮影機器:
装備
個人装備 |
ハーネス
スリング
カラビナ
確保器
長袖インナー
ハードシェル
タイツ
靴下
グローブ
アウター手袋
予備手袋
防寒着
ゲイター
バラクラバ
着替え
靴
ザック
アイゼン
ピッケル
ビーコン
スコップ
ゾンデ
行動食
非常食
水筒(保温性)
食器
ライター
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
サングラス
ツェルト
ナイフ
カメラ
シェラフ
|
---|---|
共同装備 |
50mロープ
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
ポール
テント
テントマット
|
感想
1年前に計画した金城山~巻機山縦走は悪天候のため金城山で敗退。今回、逆ルートで挑戦して一年越しの宿題を終えた。もしも去年突っ込んでいたら、登りのため割引岳まで抜けられず大変な目に遭っていたかもしれない。
人気のない雪山の展望を目一杯楽しめたが、このルートの記録がほとんどないのはエスケープルートが無く天候・雪の付き方で難易度が大きく変わるからだろうか?また、変化が少なく市街地も見渡せるので、南北アルプスの大パノラマに比べると地味な印象はぬぐえないか。
1日目に天気が良くてもう少し先まで進めていたら2日間で下山できたかも知れない。
ただ、清水集落の登山口で挨拶したした女性二人組と思われるパーティーが丹後山へ縦走して一時行方不明になり、5日後の夕方に三国ダム側で保護されたとのこと。何があるかわからない雪のバリエーションルートは日程に余裕を持った方が良い。
それにしても充実した良い山行だった。
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