記録ID: 227664
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍
初挑戦!西穂高岳〜槍ヶ岳縦走☆最難関ルート制覇(後編/奥穂〜槍ルート)マイグレートサミッツ2
2012年09月21日(金) ~
2012年09月23日(日)
- GPS
- 52:57
- 距離
- 32.6km
- 登り
- 2,836m
- 下り
- 2,820m
コースタイム
西穂高岳〜奥穂高岳(前編)先週・・は下記となります。
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-224213.html
出発時刻/高度: 07:30 / 1516m 到着時刻/高度: 12:00 / 1516m
合計時間: 52時間50分 合計距離: 32.61km
最高点の標高: 3092m 最低点の標高: 1511m
累積標高(上り): 2494m 累積標高(下り): 2497m
1日目 8時間13分 (休憩1時間)
上高地バスターミナル 7:30
岳沢小屋 9:39-9:50
紀美子平 13:04-13:13
奥穂高岳 15:03
穂高岳山荘 15:43
2日目 10時間48分(休憩1時間30)
穂高岳山荘 5:12
涸沢岳山頂 5:37
D沢のコル 6:10
涸沢槍 7:01
北穂高岳南峰 7:50
北穂高岳北峰 7:58
北穂高小屋 8:01-8:09
飛騨泣き 8:57
A沢のコル 9:20
長谷川ピーク 10:01
大キレット最低のコル 10:18
南岳小屋 11:41
南岳 12:21
中岳 13:48
大喰岳 14:33
飛騨乗越 14:53
槍ヶ岳山荘 15:11-15:38
槍ヶ岳山頂 16:00
3日目 6時間40分(休憩20分)
槍ヶ岳山荘 5:20
天犰原分岐 6:49
槍沢ロッジ 8:10
横尾山荘 9:17
徳沢園 10:19
明神館 11:11
河童橋 11:57
上高地バスターミナル 12:00
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-224213.html
出発時刻/高度: 07:30 / 1516m 到着時刻/高度: 12:00 / 1516m
合計時間: 52時間50分 合計距離: 32.61km
最高点の標高: 3092m 最低点の標高: 1511m
累積標高(上り): 2494m 累積標高(下り): 2497m
1日目 8時間13分 (休憩1時間)
上高地バスターミナル 7:30
岳沢小屋 9:39-9:50
紀美子平 13:04-13:13
奥穂高岳 15:03
穂高岳山荘 15:43
2日目 10時間48分(休憩1時間30)
穂高岳山荘 5:12
涸沢岳山頂 5:37
D沢のコル 6:10
涸沢槍 7:01
北穂高岳南峰 7:50
北穂高岳北峰 7:58
北穂高小屋 8:01-8:09
飛騨泣き 8:57
A沢のコル 9:20
長谷川ピーク 10:01
大キレット最低のコル 10:18
南岳小屋 11:41
南岳 12:21
中岳 13:48
大喰岳 14:33
飛騨乗越 14:53
槍ヶ岳山荘 15:11-15:38
槍ヶ岳山頂 16:00
3日目 6時間40分(休憩20分)
槍ヶ岳山荘 5:20
天犰原分岐 6:49
槍沢ロッジ 8:10
横尾山荘 9:17
徳沢園 10:19
明神館 11:11
河童橋 11:57
上高地バスターミナル 12:00
天候 | 1日目 2日目 3日目 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
沢渡〜上高地 往復2000円 4名ならタクシー同額 上高地 バス関連 http://www.kamikochi.or.jp/ 穂高岳山荘 http://www.hotakadakesanso.com/ 槍ヶ岳山荘 http://www.yarigatake.co.jp/yarigatake/ しるふれい 沢渡P脇 温泉入浴(外来300円) http://www.azm.janis.or.jp/~silflay/ |
コース状況/ 危険箇所等 |
穂高岳山荘〜北穂高岳 あくまでも私の感想ですが、奥穂〜槍ヶ岳のルートで穂高岳山荘〜北穂高岳が 最も難易度が高いと感じました。飛騨泣きや長谷川ピーク、大キレットのが、やや楽に思えたほどです。 奥穂〜槍コースは槍〜奥穂より難易度が高くなるというのはここかと思いました。 朝、穂高岳山荘を出発・暗い時間帯ですが涸沢岳に登ります。山頂付近まではガレていますが、暗くてもルートは問題ありません。 さてこの先から難関ルートがスタートします。 涸沢岳山頂から少し下り裏側に回り込むトラバース。 ここからの下りは垂直の岩壁・ルンゼ状で、鎖や階段のハーモニー。 ザレ場の急な下りで鎖も無いような場所もあります。ミスったら一気に落ちる怖さを味わうので、冷静に行きましょう。D沢のコル(最低のコル)に着くと一瞬ホットします。自分が降りた場所を見ると恐ろしい〜 このコース登りなら意外とスルスル行けると思います。 北穂高岳までは、数回のアップダウンとトラバースを繰り返し、緊張の連続が 約3時間も続きます。地図でも○危書かれてました。 北穂高小屋に着くと生きた心地を取り戻せます。ほほほほ・・・ 北穂高小屋〜飛騨泣き、長谷川ピーク、大キレット 北穂高小屋からはザレた急な下りがあります。鎖・梯もありますがガレた急な下りのスリップと落石には要注意です。上からの落石はあった場合に逃げられないのでヘルメット着用。 こんどは飛騨泣きです。高度感はたっぷりありますが、ホールドはシッカリあるので大丈夫です。ただ左や右にルートをとる場所は間違えると危険なので、○マークを良く見て進みます。ここを下るとA沢のコル・・・やっと一休み。 このあと長谷川ピークですが、ここは高度感あるナイフリッジですが、鎖やホールドはシッカリあります。飛騨側から信州側に乗り越すルートをきちんと通過すれば問題なく行けます。いずれも高度感があり、風が強いと怖いと思いますが、慎重に前を向いて進めば良いと思います。 そして大キレットは前半に比べれば普通の登山道です。岩場や鎖、梯は途中に少しありますが、通過してから思えば、これが大キレットって思います。南ヶ岳小屋に向かうとルンゼ状の急な登りで鎖・梯は有りますが、どちらかと言うと昼前の体力勝負って感じで登り切れば大キレットが終わり、南岳小屋に到着。 南岳小屋〜槍ヶ岳 小屋から槍ヶ岳までは、危険個所は前半に比べれば2割程度で、あとは高速道路みたいなものです。稜線歩きの大展望が楽しめて幸せいっぱいで槍を眺められます。 ただし、中岳のアップダウン・大喰岳、飛騨乗越と体力勝負の戦いが続きますので、行動食や水分はシッカリ持って補給をした方が良いです。 後半はこれでもか〜ってくらい足には厳しい個所が何度かあります。 飛騨乗越を登り切ると槍ヶ岳山荘に到着。 チェックインして、ザックはデポし槍ヶ岳に向かいます。 槍ヶ岳に登るには鎖や梯を登っていきますが、今までのルートに比べれば 簡単です。ホールドもシッカリしていますので、何も問題ないですが・・・・ 上高地から登ってくる初心者・登山者が怖くて、足が震えたり、下りルートを登ったり、鎖・梯は初めて・・と混乱していました。 先日は3時間待ち・・・・のようでした。 私は15時半頃でタイミングを見て登り始めましたので、スムーズでしたね。 最後に槍ヶ岳山荘より上高地 ここは距離が20キロ近くあり、地図コースタイムは8時間(休みなし) 想定は10時間かと思います。登山道はシッカリ整備されており、普通の登山道です。前半は岩場ゴロゴロですが、雨でガスっていたので雷鳥に何度か会いました。 槍沢ロッジを過ぎれば上高地の観光道のようなもので、ひたすらガンガン歩く。晴れていれば良い景観です。 西穂高岳〜槍ヶ岳縦走制覇して・・・・ 全て縦走してみて、難易度は西穂高岳〜奥穂高岳ルートのが高いと思います。 その理由は西穂をスタートして、全てが緊張する岩稜帯であり、激しいアップタウンの繰り返し。小さいピークを含めれば20峰を越えると思います。峰により、100〜150mのアブタウン。目的地の穂高岳山荘までは平均10時間かかります。 途中に水場や小屋が一切ないため、水と弁当・行動食は多少余分に必要になります。途中で水が無くなりツライ思いをする方が居られるようです。 そのためにザックは軽くするのに限界があり、重いザックを背負う事に。 さらにエスケープルートと1ヶ所・天狗の頭〜岳沢小屋に下るルートで、残雪があればアイゼンが無ければ下れないようですし、下りは嶮しいルートになります。 もっと厳しいのが後半3割にジャンダルム・ロバの耳・馬の背と難易度の高いポイントがあり、奥穂高岳から穂高岳山荘も急な下りで鎖と梯が連続しますから、小屋に着くまで厳しいルートと言えます。 この逆で奥穂〜西穂なら後半は楽になると思う方も居られるようですが、たしかに後半は西穂高岳独標〜ロープウェイまでは普通の登山道ですが、逆コースは難易度がさらに増しベテランの方も怖いと言うくらいです。 馬の背が下り、逆層スラブも下りで恐怖感は2倍以上になり、さらに危険度も下りが多くザレ場も滑落の危険が増すので難易度が上がるようです。 奥穂〜槍ヶ岳は難易度や危険の高いルートは前半だけです。 大キレットも後半はさほどではなく、途中には北穂高山荘・南岳小屋があるので 水や食事など補給も可能です。ザックも軽くできますね。 ただし、涸沢岳の下り〜長谷川のピークまでは高度感たっぷりの難関ルートには間違えありません。後半は危険個所が少しあるものの、稜線や普通の登山道なので、技術より体力勝負です。槍ヶ岳はこの難コースを来ている人には楽に登れますが、 当日に晴れていれば登頂しないと、翌日はご来光の渋滞やガスの場合があるので・・ 最後に。このルートは槍から奥穂に向かうルートがやや難易度が下がると言います。北穂〜涸沢岳の危険個所が登りになるからだと思います。 初めての方はベテランの方や山岳ガイドの同行が必要です。このコースはミスをすれば大事故や死亡事故になります。岩稜帯や鎖、梯から高度感など経験を積んで行く事をお勧めします。登山者による落石も多いので、ヘルメットは絶対に必要です。飛騨泣きや長谷川ピークで怖くて動けない人、悲鳴を上げている人を見ましたので、これを書かせて頂きました。やはり一般登山道最難関ルートに間違いありません。無事に家に帰る事が登山です。 |
写真
感想
山を初めて2年9カ月
今回は最大の山旅でした。2週連続で穂高に入り、西穂高岳から槍ヶ岳まで
ベテランが行く縦走ルートをなんとか制覇。
前半(西穂高〜奥穂高)は山岳ガイド福田さんのアシストで縦走できたものの
今回は単独で槍まで行きました。
穂高岳山荘をスタートして、北穂高まではほとんど登山者も居ないし
うす暗い、風が強い、不安と緊張がピークでした。
かなり危険ならあきらめて帰ろうと・・・・
涸沢岳の下りから北穂高小屋過ぎて下りまでが、かなり難易度が高く厳しい道のりでした。
この先も大変ですが、精神的にも落ち着き、ナレタ感があり無事に槍まで
到達できました。前半がかなり厳しかったので、大キレットはある意味・・
楽しんで縦走できたと思います。
登山を初めて、今回は最長距離で最難関を乗り越えられて
とても嬉しいです。縦走して、穂高・槍のルートは本当にスゴイと思いました。
普通の登山から考えれば、あれは登山ではなく、ロープを使わずに行ける登攀ですね。次に行けばもっと違う風景や感覚が得られるのかも知れません。
秋はコンロと美味しい物、コーヒーでもザックに入れていやし系百名山の山旅に
行きます。
お気に入りした人
人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:7958人
何枚目とは言いませんが、私が写っていました
そうか、あそこでそういえば人がいたっけなぁ〜と。
引き続きナイスな山行を!
BIMOTAさん こんにちは。
写真失礼しました。何処か良く見たら解りました。
あそこに行くまでかなり大変な道のりで一息入れて、気合い入れなおしておりました。
BIMOTAさんも良い山旅をされてください。
ケガをお大事に。
お疲れ様でした。
今夏はまさに北アルプスのグレートサミット三昧でしたね。
私の直近登山は荒船山のまったり登山でした(笑)
たまには、のんびりゆっくりの山登りも良いのでは?
今度、ご一緒しましょう!
yumemi56さん こんにちは。
もう秋の気候になってきましたから
グレートは雪が降るまでお休みして。
絶景百名山の 山へ行きたいですね。
久しぶりにコンロでも持って。
キレイですね〜〜〜
いいな〜〜
私も崖っぷち攻めようかな〜〜〜
ここのところ天気が不純じゃなくて不順なので
家でまったりしています。
秋山出動しなきゃね〜〜〜
tekutekugoさんこんにちは。
いよいよ秋本番ですね。
穂高は今週か来週が良いのかと思います。
先週日曜日は槍で初雪のようでしたが・・・
崖っぷちは少し休んで、ゆるゆる紅葉したいと
思います。
すばらしい!!
ブラボー!!
僕も先週穂高に登ってきただけに、大変なコースという事はよわかります。
僕もこのコース挑戦したいですね〜
お疲れさまでした。
ご覧いただきありがとうございます。
来年に是非挑戦してみてください
槍から穂高に行く逆コースのが比較的、難易度が
低いと思います。
達成感は最高ですよ
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する