折立−薬師岳−雲ノ平−槍ヶ岳−上高地 テント泊

1995年08月02日(水) ~ 1995年08月07日(月)

• GPS: 124:51
• 距離: 60.6km
• 登り: 4,266m
• 下り: 4,119m

コースタイム

1日目

• 山行: 10:56
• 休憩: 0:04
• 合計: 11:00

距離 7.1km 登り 991m 下り 54m

9:01 十三重之塔 慰霊碑
9:59 10:00 太郎坂
10:35 青淵三角点
10:50 積雪深計測ポール
12:55 12:58 五光岩ベンチ
13:17 太郎兵衛平
13:45 太郎平小屋
20:01 薬師峠

2日目

• 山行: 7:49
• 休憩: 2:18
• 合計: 10:07

距離 11.0km 登り 704m 下り 1,035m

5:03 薬師峠
5:45 5:47 薬師平
6:37 6:39 薬師岳山荘
7:05 薬師岳避難小屋跡
7:20 7:21 薬師岳
8:01 薬師岳避難小屋跡
8:46 薬師岳山荘
9:17 薬師平
9:28 11:40 薬師峠
12:04 太郎平小屋
13:01 第一徒渉点
13:10 13:11 第二徒渉点
14:07 第三徒渉点
15:06 カベッケが原
15:10 薬師沢小屋

3日目

• 山行: 6:02
• 休憩: 0:01
• 合計: 6:03

距離 6.1km 登り 733m 下り 71m

5:04 薬師沢小屋
7:39 7:40 アラスカ庭園
8:25 奥日本庭園
9:36 祖母岳
10:15 雲ノ平山荘
10:47 スイス庭園
11:07 雲ノ平テント場

4日目

• 山行: 9:05
• 休憩: 1:52
• 合計: 10:57

距離 10.2km 登り 896m 下り 928m

5:34 雲ノ平テント場
6:09 6:11 祖父岳分岐
6:51 6:54 祖父岳
7:21 岩苔乗越
7:36 7:37 ワリモ北分岐
8:01 8:02 ワリモ岳
8:44 8:59 鷲羽岳
10:06 11:02 三俣山荘
11:30 三俣峠
11:41 12:14 三俣蓮華岳
12:49 丸山
13:08 中道分岐
13:30 双六岳中道分岐
13:33 双六岳巻道分岐
13:53 13:54 双六小屋
16:31 双六池

5日目

• 山行: 7:00
• 休憩: 0:21
• 合計: 7:21

距離 6.6km 登り 865m 下り 330m

5:50 双六小屋
6:16 6:24 樅沢岳
7:05 7:11 硫黄乗越
8:00 8:07 左俣乗越
9:14 千丈乗越
11:17 槍ヶ岳山荘
12:21 槍ヶ岳
13:11 槍ヶ岳山荘

6日目

• 山行: 6:33
• 休憩: 1:35
• 合計: 8:08

距離 18.9km 登り 52m 下り 1,616m

5:43 槍ヶ岳山荘
6:18 播隆窟
6:22 6:24 坊主岩屋下
7:05 槍沢・天狗原分岐
7:34 槍沢大曲り
8:03 赤沢岩小屋
8:22 槍沢ロッヂ
8:58 二ノ俣
9:06 一ノ俣
9:18 槍見河原
9:44 10:03 横尾
10:34 10:35 新村橋
10:52 11:31 徳澤園
11:40 11:41 徳沢公衆トイレ
12:11 徳本口
12:29 明神館
12:54 13:21 小梨平
13:45 河童橋
13:45 13:51 無料トイレ
13:51 ゴール地点

天候

8/2 曇　8/3 曇　8/4 晴れ　8/5 晴れ　8/6 曇　8/7晴れ

アクセス

利用交通機関：

電車 バス

運行時間運賃等は1995年当時のもの
往路　夜行バス　池袋東口2305＜関越自動車道−上越自動車道 片道7,340円＞
　　　富山0550　西武バス富山地方鉄道共同運航
　　　富山地方鉄道　富山駅0616＜特急 運賃920円特急券80円＞有峰口0655
　　　バス　　　有峰口0730＜富山地方鉄道2,050円 荷物450円＞
復路　バス　　　上高地1430＜松本電気鉄道アルピコ1,830円＞新島々1545
　　　松本電気鉄道　新島々1605＜670円＞松本1635
　　　JR中央線　松本1645＜スーパーあずさ乗車券3,190円特急券2,060円＞
　　　八王子1902　小作2015

コース状況／危険箇所等

＜1995年当時の記録をもとに2020年に書いております＞
鎖場：西鎌尾根の一部と槍ヶ岳の穂先です。
きつかったところ：相棒と2人での長期のテント泊は初めてでした。ザックは
　　　20kgオーバーだったので，初日の2日は，夜行バスでの寝不足で，折立
　　　から太郎平までの登りがきつかったです。
　　　薬師沢から雲ノ平への登りは，不規則な木の根などの張り出しが歩きづ
　　　らく，重いザックも相まって顎が出ました。
幕営地：
1日目：薬師峠　太郎平から北へ少し下った場所500円/1人。
2日目：薬師沢小屋　幕営地はない。小屋素泊まり5,000円
3日目：雲ノ平　祖父岳の雪渓から降りてくる冷気で，夜はかなり寒い。
　　　　　　　　手前の雲ノ平小屋で支払い。500円/1人
4日目：双六　双六池脇，砂地の幕営地。500円/1人
5日目：槍ヶ岳　ここに幕営地があるのをご存知の方は少ない。
　　　　　　　 南岳に向かう登山道の両側に点在する。500円/1人
　　　　　　　 風の強いときは，テント張るのも大変，トイレも大変。
　　　　　　　 張れる場所が少ないので，いっぱいになることもある。

その他周辺情報

温泉+α：松本まで戻ってきたら，駅やアルピコの地下コインロッカーに荷物を
　　　　預けて，まずお風呂。そのあと喫茶”山小屋”が定番。でも今回は，
　　　　あずさで即ビールにしました。
　　　　(「山小屋」は西穂山荘の当時の関係者が経営していましたが，惜しま
　　　　　れつつ閉店しました。)

写真

5/6 11:30

　　　折立からの登り　　　
2,200m付近に来ると視界が
開ける。夜行バスで睡眠不足
で，気温も上がりバテバテ。
小屋で幕営料を払い，ビール
を飲んで早々とテントの人と
なりました。

5/6 11:30

　　　　薬師岳
朝から曇りで肌寒い。周囲が
全く見えず，ピークハントし
て早々にテント撤収。

5/6 11:30

　　　薬師周辺の花々
チングルマ，シナノキンバイ
ハクサンイチゲ，ニッコウキ
スゲ，ハクサンフウロ霧がな
ければ，もっともっと…。

5/6 11:30

　　　薬師沢左俣
やっと雲より下に出てきた。
薬師沢の渡渉地点。薬師岳東
面の水を集めた沢だけに水量
が多い。ニッコウキスゲが多
い。

5/6 11:30

　　　カベッケヶ原
小屋に近づいてくると，平地
が増えてきて，ちょっとした
氾濫原。奥にはさっき登って
きた薬師岳が見える。

5/6 11:30

　　　薬師沢小屋
薬師沢と黒部源流の合流点と
いう立地にあるのが，薬師沢
小屋。登山客の他に釣り師も
多い。どちらもそれなりの人
たち。

5/6 11:30

　　 アラスカ庭園
ここまで3時間，叫びたくな
るほどの急登の連続。でも，
ここから，アラスカ，スイス
アルプス，ギリシャ，日本と
庭園が続く。バックは黒部五
郎岳。

5/6 11:30

　　赤木岳の横の山は？
アラスカ庭園の木道。360°
憧れの山々。赤木岳の右に見
える遠くの山，もしかして
白山？

5/6 11:30

　　　祖母岳山頂から
庭園のネーミングもさること
ながら，祖母岳，祖父岳が雲
ノ平の東西にある。羽を広げ
たような水晶(黒)岳。美しい！
かわいい雲ノ平小屋。

5/6 11:30

　　 　雲ノ平小屋
憧れの雲ノ平の中央にある小
屋。幕営料はここで支払いま
す。太郎平と薬師峠幕営地も
遠かったけど，同じぐらい離
れている。

5/6 11:30

　　　　チングルマ
雲ノ平の花は，溶岩の窪みな
どに群落している場合が多い

5/6 11:30

　　　　スイス庭園
この年のコバイケイソウは当
たり年。

5/6 11:30

　　 雲ノ平のテント場
奥に見える祖父岳，雪渓の冷
気で，水場の水も冷たいし，
昼間は最高。でも夜が寒いっ
たらない。オレンジ色のテン
トが私たちの家。

5/6 11:30

　　我が家と黒部五郎岳
10時半にはテン場だった。
一昨日濡れたテントとフライ
を乾かし，半日まったりとし
た。

5/6 11:30

　　　　笠ヶ岳
どこからも見える笠ヶ岳の姿
雲ノ平小屋と黒部五郎岳の組
み合わせもいい。

5/6 11:30

　　　　 薬師岳
スイス庭園から見る薬師岳，
雪渓は手前の稜線で見えませ
んが，大きな山容です。

5/6 11:30

　　　　溶岩台地
溶岩台地と鷲羽岳。スイス庭
園から見ると，その様子がよ
くわかる。

5/6 11:30

　　　 雲ノ平の花々
溶岩の周りに群落をつくる様
子がよくわかる。シコタンソ
ウ，アオノツガザクラ，ムシ
トリスミレ，ミツバオウレン
コレモモ…。

5/6 11:30

　　　　水晶岳
ここから見る水晶岳が一番好
きです。黒岳より白岳の方が
合いそうなくらい青い空に合
う。

5/6 11:30

　　　高天ヶ原俯瞰
相棒が温泉に行こうよと誘い
ますが，あそこまで下りて汗
を流しても，この登りで大汗
をかきそう。でも行けばよか
った。

5/6 11:30

　　　　鷲羽も霧
薬師岳に続き，鷲羽岳も雲の
中で何も見えない。

5/6 11:30

三俣小屋付近
ここまで下りてきたら，鷲羽
岳の山頂の雲がとれた。三俣
小屋は登山道の交差点のよう
な場所にあり，ガイドブック
に，小屋の2階で槍ヶ岳を見
ながらコーヒーを飲んでいる
写真がありました。

5/6 11:30

三俣蓮華岳への登り
登山道からの鷲羽岳の雄姿で
す。

5/6 11:30

　　　三俣蓮華岳
裾野には今年満開のコバイケ
イソウが見られます。

5/6 11:30

　　　黒部川源流部
鷲羽岳，ワリモ岳，黒岳，祖
父岳に囲まれた黒部川のゆり
かご。

5/6 11:30

　　　花畑ロード
疲れてしまい，双六岳を避け
て，花畑ロードを歩くことに
した。

5/6 11:30

　　　　双六小屋
双六小屋と池。後ろは樅沢岳
きれいなテントの花が咲いて
います。

5/6 11:30

　　　　硫黄岳
硫黄沢乗越付近の雪田。沢も
あり暖かい硫黄岳は熊の密度
が高いとか。光の差し込み具
合がいい。

5/6 11:30

　　　　西鎌尾根��
槍ヶ岳への道。高層雲と積雲
が光線の具合で彩雲の様にな
っている。

5/6 11:30

　　　西鎌尾根��
このあたりからだと小槍が目
立ちます。今回のコースで一
番岩場が多いところです。

5/6 11:30

　　　　 大　槍
槍ヶ岳は登った回数では多い
ほうですが，このときが一番
いい天気でした。

5/6 11:30

　　　　最後の登り
剱岳に次いで，厳しい登りの
大槍。ハイシーズンだと登り
と下りが行き交うところが渋
滞します。

5/6 11:30

　常念岳から餓鬼岳方面
この日の山岳展望は最高でし
た。常念岳や喜作新道の西岳
大天井岳。

5/6 11:30

　　 　槍ヶ岳山荘
高度感がある写真です。最後
のテン場が見えます。南岳の
方へ向かう登山道の両側がテ
ン場です。この日は風が強く
テントを張るのも大変。風が
強いとテン場のトイレも大変
軽いものは落ちないで吹き上
がってくる。

5/6 11:30

　　　　U字峡谷
長かった縦走も最終日。大曲
まできた。きれいにU字峡谷
を正面，振り向けば槍ヶ岳。

5/6 11:30

　　二ノ俣のつり橋
一つ山を越え，一つ谷を越え
1週間，よく歩き続けた。

5/6 11:30

　　梓川を振り返って
右手に明神岳，振り返れば常
念岳。登ってきた山々はもう
見えない。

撮影機器：

Nikon COOLSCAN IV ED Nikon

感想

nobolimath

相棒と夢だった雲ノ平へ。一人でテントも担いでは，体力的に厳しかったけれど，良き相棒を得て実現できました。感謝！