七ツ石山・雲取山・丹波天平
- GPS
- 07:10
- 距離
- 35.2km
- 登り
- 2,477m
- 下り
- 2,454m
コースタイム
東日原BS 6:55 - 小川谷橋7:10 - 八丁橋7:35 - 名栗沢橋8:09 - 唐松谷出合下降点8:29 - 出合の橋8:36 - 富田新道分岐9:00 - 唐松谷奥の橋10:26,10:37 - ブナ坂11:20 - 七ツ石山11:32.11:45 - 斧手岩11:54 - 巻き道分岐12:03 - 七ツ石小屋分岐12:11 - 鴨沢道と合流12:23 - ブナ坂12:32 - ヘリポート12:54 - 奥多摩小屋先のピークの上13:10,13:20 - 巻き道分岐13:48 - 雲取山荘14:24
10/15
雲取山荘5:30 - 雲取山6:00,6:15 - 三条ダルミ6:38 - 狼平7:13 - 北天のタル8:29,8:38 - 禿岩9:19,9:50 - 飛龍権現9:54 - 前飛龍(岩岳尾根分岐)10:31 - 熊倉山11:28,11:37 - サオラ(竿裏)峠12:07 - 丹波天平12:40,12:52 - 尾根を越える13:18 - 丹波小学校入口13:57
天候 | 10/14 前半は晴れ、午後は雲が出てやや曇り気味。(雲取山荘は朝3℃と聞きました。) 10/15 晴れ。山頂は風があると寒いくらい。防寒具はお忘れ無く。 |
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過去天気図(気象庁) | 2012年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
丹波15:45発、奥多摩駅行き。余裕です。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
・日原林道 紅葉にはまだまだです。500mおきにキロ表示あり。下降路は6.5kmの少し先。 ・唐松谷(11/07まで通行止め) 富田新道分岐までは登り。分岐を過ぎてから谷に沿って横に移動という感じになります。桟道幾つかあり。ルートを外した場合、直ぐに行き詰まって判ると思います。尾根に沿って登っちゃわないように注意してれば良いかと。一箇所、尾根を越えるところで不明朗になってオヤと思うところがありました。ここは尾根に沿って登るのか?と思いましたが、越えて向こう側が見えるとハッキリ道が解りました。また斜面が崩壊気味の所もあり(写真を見てください)。通るのに危険は感じませんでした。道路補修の為に通行止めになるので、改善されるのではないかと思います。 一度水流に近付き、もう橋は近いか?と勘違いしましたが、再び斜面を登り、水流とは離れます。渡るのは二度目に水流に近付いてから。渡った後は一登りでブナ坂。特に迷うような所はありませんでした。 ・雲取山の東側巻き道 出入口の分岐に指導標あり。途中には一切ありません。一箇所、沢の源頭でやや崩れ気味の所がありましたが、その他は明瞭です。オヤと思うような交差や分岐もなし。ここまで登れる人なら通るのに支障は無いと思います。 ・三条ダルミから飛龍権現 倒木がルートを遮るところが散見されます。迂回は容易。地面が見えない位、笹が道を覆い気味の所があります。隠れ倒木、石などにはご注意を。 ・禿岩 このルートの場合、飛龍権現からミサカ尾根に直ぐに降りてしまう人が多いですが、晴れなら飛龍権現などで休まず、禿岩に行ってください。また、飛龍山頂には展望はありません。ピークハントに拘らないなら、飛龍山頂より禿岩をお勧めします。飛龍権現まで来て禿岩に寄らないなんて私には考えられません。将監側に50m程登り、尾根を越す所に分岐の指導標があります。飛龍権現から5分もかかりません。東西南の大展望あり。雲取山より好展望だと思います。特に多摩川源流域が一望出来るのは見事。 ・ミサカ尾根(サオラ峠まで) 飛龍権現の降りから岩が出てきます。道も余り良くありません。足元注意です。前飛龍はピークには何も表示はありません、ピークを越して少し先、岩岳尾根ルートの分岐の所に前飛龍の表示があります。その先は岩の出てくる急降。滑らないようにしっかり足元にご注意を。落ちれば痛い所です。 ひとしきり降ると、打って変わって土の穏やかな道。この辺はクマ注意です。若葉の出る前のGWなら、そこかしこに熊棚が見れるところ。お食事の跡や糞も見られました。出会い頭にならないよう、熊鈴必須かと。 熊倉山の先、サオラ峠に近付くと尾根が広くなります。どこでも歩ける感じ。なので、道がぼやけてやや解りにくい所もありました。よく見れば解ります。落ち着いてキョロキョロしてください。 ・天平尾根 もう、ただっ広い尾根。霧に巻かれれば、立派にリングワンデリング出来ます。ルートを外すと厄介。外さないようにご注意を。 丹波天平から丹波山へは、指導標の丹波の方に真っ直ぐ行くと、ロープと道があります(写真を見てください)。しばらくジグザグに南東の尾根に向かって降り、下の方で南西に向かいます。道はしっかり着いているので外して迷うとは思いませんでしたが、南東に向かっている間は、出だしから外してないだろうなと、チト不安でした(入口はなんの特徴もないただっ広いだけの所ですから....磁石と地図だけが頼り)。南西に向かいだすとお手製の道標もあって一安心。この先の道は、2万5千図の小径と合ってます。尾根を乗越し、沢に降りて左岸側を沢から離れながら尾根に乗るように降る。尾根から離れるところ(西に曲がる所)から電線があり、指導標もあります。点線ルートですが、限りなく実線に近いルートだと感じました。 最後は丹波小学校裏手におります。小学校の脇を青梅街道へ(小学校に行くところは2万5千図とは異なります)。小学校校舎脇に指導標あり。入口は普通、こんな所が登山口とは思わない所です。知らなければ入っていくのを躊躇するの間違いなしです。 APRS VX-8D + SRH940 144.66MHz、1200bps、5W、デジパス"wide1-1" 先週の倉掛山から板橋峠まで、送信が上手く行かなかった件を、会社の一アマ免許を持っている人と話してみました。「そりゃ、送信するときは身体からアンテナを離さないと。人体が近くにあるとインピーダンスが変わっちゃうから、全然飛ばないよ。頭の上にアンテナを出すだけで、全然違うよ。」とのこと。 考えてみれば、無線機は身体の後方にあるので、丸川峠に登るときは、人体(自分)・アンテナ・甲府市街(受信局)の順に並んでいて、倉掛山からは、アンテナ・人体・甲府市街の順になっていたと思います。この位置関係のせいで、丸川峠の登りは上手く行き、倉掛山からはダメだったのか? 電源入れっぱなしで自動送信しても、受信してもらえないのでは意味がないし、今回は泊まりで充電出来るチャンスがありません。節電しないと電池が持たない。そう思って、ここぞという所で、電源を入れて高く上げてマニュアル送信にしてみました。ついでに、ロケーション抜群の所では、思いっきり飛ぶので、デジパスの"wide2-1"は迷惑なだけと思い、wide1-1のみにしました。 唐松谷からブナ坂までは、どうせ上手く行かないと思ったので、送信していません。七ツ石山は当然として、石尾根のここぞと思う所ではほぼ100%成功しています。雲取山巻き道、雲取山荘前も成功。二日目は、雲取山頂は当然、三条ダルミ、三ッ山の巻き道、北天のタル、禿岩、前飛龍、熊倉山まで成功。サオラ峠、丹波天平は拾ってもらえませんでした。丹波天平から下は、拾ってもらえないと思い、送信していません。 デジピート(中継)してくれたのは、主に神奈川県大和市の局です。御前山の西をかすって、高尾山の北を越えて行ったようです。意外なところでは、静岡県伊東市の局。畦ヶ丸辺りで丹沢を超え、箱根外輪山をかすって届いたよう。千葉県南房総市の局も。意外に東京の局に拾ってもらえていません。 興味のある人は、Google Maps APRSで、コールサイン=ジェイ・エッチ・ワン・エル・イー・エフ(半角英字で入れてね)。SSID"-7"で検索してみてください。二日分位を見れば、全部見れます。 |
写真
感想
今頃取ってる夏休み。10/15が最後です。何度か泊まった雲取山荘。いつもはGWとか三連休しか泊まれない。人気の山小屋なので、いつも混んでます。が、さすがに翌日が平日の日曜夜は空いているでしょう。静かでゆったり泊まれる山荘も良いんじゃないか。そう思って雲取山に決定。実際には20名ほどの泊まり。食事に出遅れて次の回にまわされないようにとか、朝のトイレが混まないうちにとか、全然気になりません。8畳間に二人。布団が無いとか、布団を敷くところがないとか、騒ぐ人もいません。山荘の人も余裕があるので、忙しそうに動き回ったりしてません。こういう小屋だったんですねぇ。
雲取山は6回目。さて、どこから登ろうか?未踏のコースも少なくなって来ました。唐松谷のコースは10/15から桟道掛け替えの為に通行止め。10/14が工事前の最後のチャンス。日原谷の奥にあり、アプローチが長く、行く機会がありませんでしたが、この際登って見ましょう。そうそう、GWからの宿題がありました。写真では判読出来なかった斧手石の石碑。判読のための写真を撮ってくるか...。そう言えば、七ツ石山・雲取山の巻き道も通った事がありません。この際通って見ましょう....。で、登路は決まり。
どこに降りるか?前飛龍から岩岳経由で余慶橋のルートは是非行って見たいルート。ですが、降りに使う自信はありません。もう一つ。丹波天平から丹波山への道も未踏のまま。この際通って見ましょう。三条ダルミから北天のタルも久々です。禿岩からの展望も楽しみ....サオラ峠の中川神社にもご挨拶しておくか.....先週に写真を見たし。そんなんで、降路も決まり。
唐松谷では、害獣駆除の鹿狩りをしてました(本来、猟期は11月からです)。谷沿いは誰にも出合わない静かな山旅でしたが、上の方は鹿追のかけ声やら、鉄砲の音やら....。が、この辺がブギの花だらけになったのは鹿の食害の結果でもあります(マルバダケブキの葉は鹿は食べられません)。自然のバランスが崩れてしまっているなら、可哀想な気もしますが仕方がないでしょう。
(東京都のハンターマップを見ると、唐松谷・大雲取谷・長沢谷は奥多摩特別保護区内なので、猟期には関係なく、狩猟禁止区域でした。10/21記)
斧手石の石碑は、正面から日が当たり、陰影のない写真になってしまいました。読みにくい写真になっちゃいましたが、読解にはチャレンジするつもり。GWの写真では読み取れ無かった文字を一つでも確定したいです。読解が進めば、この感想に追加します。
二日目は晴れて、禿岩で大展望が楽しめたので、大満足。東は大岳山から、西は先週歩いた倉掛山まで、私の遊び場が一望出来ます。特に多摩川源流域はまるで箱庭。一度は登った山々の展望はいつまで見ていても飽きません。この先行きたいルートは興味が尽きません。30分も眺めてました。
丹波天平山頂は誰も居ない、一人たたずんでいると木の葉の落ちる音が聞こえるような静かな所。が、クマ出ます。シーンとした中でカサっと音がしただけでビクっとしちゃう。そんな林です。こんなの普通は味わえない。単独で行かれる事をお勧めしたいです。丹波天平からの降りは点線ルートなので、少々ビビってましたが、安心して降りれる道でした。個人的にはサオラ峠から降りる道よりも降りやすいんじゃないか?と思います。
P.S.
金元副隊長の「奥多摩登山考」雲取山荘で売ってました。1200円なり。もう手に入らないかと思っていたので、速攻で買いました。面白いというか、とても興味深いです。その辺の書店では手に入らないのが残念。金副隊長が現役の警察官だった頃の出版なので、形式的に公務員の副業っぽくなってしまい、出版には色々ご苦労があったようです。金さんには一銭も印税が入らないんだとか.....。
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