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Yamareco

記録ID: 237410
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
甲信越

秋山郷の山旅(2)紅葉燃える鳥甲山(屋敷コース往復)

2012年10月20日(土) [日帰り]
 - 拍手
GPS
07:40
距離
7.7km
登り
1,270m
下り
1,281m

コースタイム

6:40屋敷登山口−8:20屋敷山(稜線出会い)−9:10ピーク1675−10:10赤堯淵▲クラ)の頭−11:00-30鳥甲山頂上−12:10赤クラの頭−13:10屋敷山−14:20屋敷登山口
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2012年10月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 自家用車
秋山郷ー(レンタカー)−屋敷登山口
駐車は登山口周辺の広がった部分2か所に合計10台ほど可能。
コース状況/
危険箇所等
・登山口;屋敷登山口は、他のヤマレコの記録にもあるように、屋敷トンネルの北側に新登山口ができており、標識、登山ポストあり。
・屋敷登山口から稜線出会い(屋敷山)までは、すごく急な坂、それほど危険ではないが、下りは滑りやすいので要注意。途中の堰堤部分まで道がジグザグしているが標識と赤テープをたどれば問題なし。それ以降は標識、テープは少ない。
・稜線伝いの道は、よく歩かれていて、一部の急登を除くと歩きやすい。東側が崖になっているので、踏み外しに要注意。稜線部は標識、テープ類はほとんどなかった。1675ピーク、赤クラの頭も、標識はなし。
・この日は、ムジナ平からの縦走者も多かった。鎖場が何ヵ所かあり、中腹まではヌカルミがひどかったそうだが、それほど難コースということでもなさそう。ただし、登りに使うのは良いが、下降には使わないほうが良い、とのことだった。
早朝、鳥甲山の頂きに陽が差し始める。秋山郷より望む
2012年10月20日 06:20撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
10/20 6:20
早朝、鳥甲山の頂きに陽が差し始める。秋山郷より望む
屋敷登山口。標識と登山ポストあり
2012年10月22日 21:03撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
10/22 21:03
屋敷登山口。標識と登山ポストあり
2合目付近より、鳥甲山の稜線を望む。だいぶ遠いなあ..
2012年10月22日 21:03撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
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10/22 21:03
2合目付近より、鳥甲山の稜線を望む。だいぶ遠いなあ..
2合目付近、標高1000m程度はまだ紅葉には早く、緑のブナの森が広がっていた
2012年10月20日 07:07撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
10/20 7:07
2合目付近、標高1000m程度はまだ紅葉には早く、緑のブナの森が広がっていた
2合目付近にあるコンクリートの堰堤の前を行く。この付近、道がわかりづらいため、写真のような「登山道」の標識がかなり設置されていた
2012年10月20日 07:13撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
10/20 7:13
2合目付近にあるコンクリートの堰堤の前を行く。この付近、道がわかりづらいため、写真のような「登山道」の標識がかなり設置されていた
3合目付近、しだいに色づき始めた木々が出てきた
2012年10月20日 07:48撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
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10/20 7:48
3合目付近、しだいに色づき始めた木々が出てきた
3合目付近、鮮やかなオレンジ色の紅葉
2012年10月20日 08:01撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
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10/20 8:01
3合目付近、鮮やかなオレンジ色の紅葉
3合目付近の鮮やかな紅葉
2012年10月20日 08:03撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
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10/20 8:03
3合目付近の鮮やかな紅葉
3〜4合目付近は、ブナの黄葉も多い。今日は青空で日差しもあり、黄葉も輝いている
2012年10月22日 21:05撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
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10/22 21:05
3〜4合目付近は、ブナの黄葉も多い。今日は青空で日差しもあり、黄葉も輝いている
稜線(屋敷山)に出た。稜線沿いも紅葉が見ごろで、P1675がこんもりと紅葉の森を形作っている
2012年10月20日 08:48撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
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10/20 8:48
稜線(屋敷山)に出た。稜線沿いも紅葉が見ごろで、P1675がこんもりと紅葉の森を形作っている
下から見上げる紅葉の木々、実際に目で見ると、日差しが紅葉の葉を透して輝いていた。
2012年10月20日 08:54撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
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10/20 8:54
下から見上げる紅葉の木々、実際に目で見ると、日差しが紅葉の葉を透して輝いていた。
巨大なブナの木にツタウルシか?赤い葉が寄り添っていた
2012年10月22日 21:06撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
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10/22 21:06
巨大なブナの木にツタウルシか?赤い葉が寄り添っていた
黄葉と青空の鮮やかなコントラスト
2012年10月20日 09:13撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
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10/20 9:13
黄葉と青空の鮮やかなコントラスト
P1675に到着。まだまだ先は長く、手前には赤クラの頭のピーク、遠くに見えるのが鳥甲山の山頂かと勘違いしていたが、あとから確認すると、白クラの頭だった。
2012年10月20日 09:16撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
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10/20 9:16
P1675に到着。まだまだ先は長く、手前には赤クラの頭のピーク、遠くに見えるのが鳥甲山の山頂かと勘違いしていたが、あとから確認すると、白クラの頭だった。
P1675より苗場山遠望。昨日とは一転して、朝寝でもしているような穏やかな姿を見せている。
2012年10月20日 09:29撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
10/20 9:29
P1675より苗場山遠望。昨日とは一転して、朝寝でもしているような穏やかな姿を見せている。
赤クラの頭へと登山道を登ってゆく。稜線伝いの道は展望も良好。
2012年10月22日 21:08撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
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10/22 21:08
赤クラの頭へと登山道を登ってゆく。稜線伝いの道は展望も良好。
稜線から見下ろす秋山郷の集落。はるか1000mの標高差だ。
2012年10月22日 21:08撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
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10/22 21:08
稜線から見下ろす秋山郷の集落。はるか1000mの標高差だ。
紅葉した灌木の向こうには、澄み切った秋空が広がっている
2012年10月20日 09:38撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
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10/20 9:38
紅葉した灌木の向こうには、澄み切った秋空が広がっている
赤クラの頭付近より、P1675を振り返る。稜線は紅葉で飾り立てられている
2012年10月20日 09:40撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
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10/20 9:40
赤クラの頭付近より、P1675を振り返る。稜線は紅葉で飾り立てられている
赤クラの頭まであと少し。ピークの東斜面は急角度で切れ落ちている
2012年10月20日 09:58撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
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10/20 9:58
赤クラの頭まであと少し。ピークの東斜面は急角度で切れ落ちている
紅葉と、のびやかな苗場山の取り合わせ、赤クラの頭付近より
2012年10月20日 09:58撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
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10/20 9:58
紅葉と、のびやかな苗場山の取り合わせ、赤クラの頭付近より
稜線から東斜面を見下ろす。下のほうにも黄葉の森が広がっている
2012年10月20日 10:03撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
10/20 10:03
稜線から東斜面を見下ろす。下のほうにも黄葉の森が広がっている
赤クラの頭に到着。ようやく鳥甲山の本峰が見えた。笹に覆われて緑のピークだ。
2012年10月22日 21:10撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
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10/22 21:10
赤クラの頭に到着。ようやく鳥甲山の本峰が見えた。笹に覆われて緑のピークだ。
赤クラの頭より、鳥甲山から白クラの頭への稜線を眺める。予想以上に凸凹した稜線が続いている
2012年10月20日 10:16撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
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10/20 10:16
赤クラの頭より、鳥甲山から白クラの頭への稜線を眺める。予想以上に凸凹した稜線が続いている
紅葉を眼前に、秋の空を眺める。今日は浮き立つようないい天気だ
2012年10月20日 10:29撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
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10/20 10:29
紅葉を眼前に、秋の空を眺める。今日は浮き立つようないい天気だ
鳥甲山頂上直下の笹の急斜面
2012年10月20日 10:56撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
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10/20 10:56
鳥甲山頂上直下の笹の急斜面
鳥甲山の山頂(三角点付近)は木々が多くて展望が十分ではなかったが、その手前から、南西はるかに北アルプスの槍穂高連山までもが望めた(中央のスカイラインです)
2012年10月20日 11:01撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
10/20 11:01
鳥甲山の山頂(三角点付近)は木々が多くて展望が十分ではなかったが、その手前から、南西はるかに北アルプスの槍穂高連山までもが望めた(中央のスカイラインです)
鳥甲山の山頂部より、南の眺め。名前がよく解らないが、志賀高原の山々のようだった。はるかに鉄塔を抱いた山が見えたが、横手山のようだった。
2012年10月20日 11:01撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
10/20 11:01
鳥甲山の山頂部より、南の眺め。名前がよく解らないが、志賀高原の山々のようだった。はるかに鉄塔を抱いた山が見えたが、横手山のようだった。
鳥甲山の山頂の風景。ここは紅葉はなく、針葉樹がまばらに生えている
2012年10月20日 11:25撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
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10/20 11:25
鳥甲山の山頂の風景。ここは紅葉はなく、針葉樹がまばらに生えている
鳥甲山山頂付近からの眺め(山名不明)
2012年10月20日 11:42撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
10/20 11:42
鳥甲山山頂付近からの眺め(山名不明)
鳥甲山山頂付近より、北斜面を見下ろすと、一面の紅葉の森が広がっていた。遠方の平地は鳥甲牧場か?
2012年10月20日 11:43撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
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10/20 11:43
鳥甲山山頂付近より、北斜面を見下ろすと、一面の紅葉の森が広がっていた。遠方の平地は鳥甲牧場か?
稜線より東斜面を見下ろす。午後の日差しの中、黄葉の木々が鮮やかな色を見せている
2012年10月20日 11:49撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
10/20 11:49
稜線より東斜面を見下ろす。午後の日差しの中、黄葉の木々が鮮やかな色を見せている
稜線にあった、真っ赤な紅葉
2012年10月20日 11:57撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
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10/20 11:57
稜線にあった、真っ赤な紅葉
黄葉の斜面を前景に、遠く秋山郷の集落を見下ろす
2012年10月20日 12:40撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
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10/20 12:40
黄葉の斜面を前景に、遠く秋山郷の集落を見下ろす
同じく、東斜面の黄葉、斜光に輝いて美しい
2012年10月22日 21:15撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
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10/22 21:15
同じく、東斜面の黄葉、斜光に輝いて美しい
P1675にて、ホソバヤマハハコがドライフラワーのようになりながら生えていた
2012年10月22日 21:15撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
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10/22 21:15
P1675にて、ホソバヤマハハコがドライフラワーのようになりながら生えていた
下降点(屋敷山)からは、気が抜けない急な下りが続く
2012年10月22日 21:15撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
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10/22 21:15
下降点(屋敷山)からは、気が抜けない急な下りが続く
2合目あたりまで下ると、再び緑の森。ブナの巨木が多い。
2012年10月22日 21:16撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
10/22 21:16
2合目あたりまで下ると、再び緑の森。ブナの巨木が多い。
下山して、屋敷集落にて。午後の沈んだ雰囲気の秋山郷
2012年10月22日 21:16撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
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10/22 21:16
下山して、屋敷集落にて。午後の沈んだ雰囲気の秋山郷
撮影機器:

感想

【山行No 417(2)】

※ 昨日の苗場山に続き、今日は今回の主目的、鳥甲山へ向かう。

・朝5時過ぎに起きると、まだ暗い空だが星も出ており、今日は良い天気になりそうだ。
 さっそく出発の準備をするが、昨日、宿のおじさんに「靴底は大丈夫ですか?」
 と言われたのが気になり、靴底を見てみると、なんと、
 右の靴の靴底のビムラムが、はがれかけている!。
 せっかく出発しようとしているのに、これは参ったな、と思うが、
 遠方からわざわざ来ているので、これしきのことで山行をあきらめることはできない。
 レスキューパックの中から、テーピングを取り出し、テーピングを靴に巻いて靴底を固定してみた。
 これで行けるか不安はあるが、ともかくも出発しよう。6時前に出発。
・夜が明けかけた道を、秋山郷の奥へと進む、上空はすっきりした青空が広がり、 途中で鳥甲山の朝焼けも見えた。

6:20-40 鳥甲山 屋敷登山口(標高=830m、気温=7℃)
 ・登山口付近には、朝早いのに、道の少し広くなったところに車が3〜4台ある。
  ヤマレコの情報や宿の人の情報では、旧登山口は閉鎖となり、新しい登山口が
  できているとのことだったので、どこだろうと歩いてみると、
  屋敷トンネルの北側に、登山口の新しい標識と登山ポストがあった。

 ・登山届を出して早速登り始める。
  無理やり切り開いた登山道なので、道はあまり良くなく、しかも急登だ。
  急登を越えると、崩れた林道を少し歩き、さらに大きな堰堤の前を横切って進む(標高1040m付近)。
  道がややわかりにくいが、そのために、この付近までは「登山道」と標した標識が
  たくさんあり、迷うことはなかった。だが標識がなければ迷うかもしれない。
 ・堰堤を過ぎると、ようやく良く踏まれた登山道になった。
  しかし急斜面なのにジグザグにはなっておらず、足元も粘土質で滑りやすい。
  ちょっと汗をかきつつ登高する。
 ・標高1000m付近あたりはまだ紅葉には早く、緑の葉を着けたブナの森になっている。
  原生林らしく巨大なブナが多く、雰囲気の良い森だ。苗場山の方角から朝日もさし始め、爽やかな朝の雰囲気。
 ・その後しだいに標高を上げてゆくと、標高1300m付近より周辺の木々も色づいてきた。
  今日は昨日とは大違いで、澄み切った青空の下、朝の日差しを浴びて、
  紅葉も一段と鮮やかな色合いを見せてくれている。
  これを見たかったんだ、と思う。やはり上越の秋の紅葉は素晴らしい。

8:20-30 屋敷山(稜線出会い、標高=1450m、気温=15℃)
 ・ようやく急登が終わり稜線に出た。しかし方向を示す標識があるだけで、
  特に山頂のような感じの場所ではない。
 ・少し休んで靴の具合を見ると、急登の山道で酷使されたせいで、
  出がけに貼ってきたテーピングが、早くも切れかけている。
  まだ山頂まで遠いのに、これは困ったと思い、しばし考えていると、
  ザックのレスキューパックの中に、細引きを入れていることを思い出した。
  とりあえず細引きを適当な長さに切り、靴をぐるぐる巻きに縛ってみた。

 ・ここから稜線伝いの道となる。標識やテープ類はないが、道ははっきりしている。
  最初の小ピーク(P1675)まではブナの林となっており、視界はないが紅葉は盛りでいい感じの散歩道といった感じ。
  前方の小ピークは、紅葉に覆われた築山のようにも見える。

9:20-30 P1675
 ・登るときには顕著なピークと見えたが、登ってみると標識もなくピークらしくない場所だった。
  しかし、ここから高木が少なくなり、視界が開けてきた。
  目指す鳥甲山方向には、さえぎるように赤クラのピークがそびえ、
  深い秋山郷の谷の向こうには、昨日登った苗場山が、朝寝でもしているかのように寝そべってるのが望める。
 ・ここからは稜線は灌木帯となり、ずっと左右の展望を眺めながらの歩きとなった。
  東のほうは、足元から崖が切れ落ちており、はるか1000m下の秋山郷の集落が遠い。
  秋山郷の向こうには苗場山が大きく、その左(北東)には遠く、越後三山の姿も見える。
  北西の方に目をやると、西魚沼丘陵の向こうに米山が見え、その先は日本海のようだ。
 ・稜線の紅葉もちょうどピークといった感じで、素晴らしく鮮やかで、
  写真をパチパチと撮りながら行くので、なかなかペースは上がらない。

10:10-20 赤クラの頭(標高=約1840m)
 ・急登を一登りして、ようやく赤クラの頭に着いた。ここも標識なし。  
  このピークから見ると、ようやく鳥甲山の山頂が見えた。
  笹に覆われた緑の姿をしている。先ほどまで鳥甲山山頂かと思っていたピークは、
  その先にある白クラの頭だった。白クラへの稜線はかなり凸凹しており、
  ガイドブックどおり、やや難コースに見える。

 ・ここからはもう紅葉はなく、笹の道をずんずんと登ってゆく。
  この付近で、下山者10名ほどに出会う。屋敷登山口からのピストンの登山者も多いようだ。
 ・山頂直下の分岐より西に100mほど歩くと、ようやく鳥甲山の山頂だ。

11:00-30 鳥甲山山頂(標高=2037m、気温=約22℃)
 ・狭い山頂には、くすんだ標識と三角点があるだけで、
  まわりは針葉樹に覆われて、視界は今一つ。
  しかし、ようやく念願の山頂に到着できてうれしさがこみあげてくる。
  木々の間からは、志賀高原あたりの良く名を知らない山々や、
  南西方向はるか遠くには、北アルプスの槍穂連峰まで見えた。さすがに澄み切った秋の空だ。
 ・登山者が入れ代わり立ち代わりやってくるが、せっかくなので山頂で
  パンの昼食を取り、しばしのんびりした。
 ・やってくる登山者と少し話をすると、結構、ムジナ平からの縦走者も多い。
  鎖場があったり、ぬかるみが多かったりで少し苦労したようだが、
  それでもそんなに難コースというほどでもないらしい(登山口から4.5hとのこと)。
  今回は安全第一で、屋敷からの往復コースを選んだが、自分も最初の予定通り、縦走してみても良かったかな?と思う。  
 
 ・そろそろ下りにかかる。上空はいつのまにか、積雲がずいぶん湧いてきているが、
  天気が崩れそうな感じではないので、安心して、写真を写しながらのんびりと下る。

13:10 屋敷山(稜線分岐)
 ・ここから、登りにも苦労した急な坂が始まる。
  道は濡れてはいないが、それでも粘土質の土の上に落ち葉が積もって滑りやすく、
  腰を落として慎重に行ったつもりだったが、それでも3、4回は尻もちをついた。
14:00 堰堤
 ・ここからもまだ急な下りが最後まで続き気が抜けない。

14:20-30 屋敷登山口
 ・ようやく登山口に到着してほっとした。
  心配したはがれかけの靴底も、細引きのおかげで何とか持ってくれた。
  「山と高原地図」でのこのコースのコースタイムは、9.5時間となっているが、
  かなり余裕を見た時間のようで、結局8時間で午後早い時間に降りれて一安心。
 ・車に乗り込もうとしているとき、山頂で出会ったムジナ平からの縦走3人組があとから降りてきた。
  ここからムジナ平まで6kmを歩くのも大変だろうと思い、
  ムジナ平まで車で送ってあげた(車だと片道 約10分)

・その後は、屋敷集落にある民芸資料館を少し見物し、
 あとは(今日は秋山郷での宿が確保できてないので)、ふもとの六日町まで車を走らせ、泊まる。

・翌日は天気が良ければ近くの山に登ろうかと思っていたが、あまり天気は良くなく、
 ドライブがてらに弥彦山に行き、午後、越後湯沢に戻ってから電車で帰路についた。 

※長年、気になっていた山に無事登れ、紅葉もちょうど盛りだったし、
 満足感の大きい山旅だった。
 さっそく、来年の秋はどこに行こうか、などと考えたりする...

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コメント

秋山郷
bergheilさん、こんばんは。

秋山郷から苗場山、そして鳥甲山、いずれも素晴らしい紅葉の中の山行でしたね
こんな素晴らしい山行なら、長距離遠征も苦になりませよね

靴はちょっと大変な様でしたが、無事の山行良かった

1年ちょっと前まで、長野に居たので懐かしかったです
2012/10/24 23:26
RE:秋山郷
kusmmkさん こんばんわ。
コメントありがとうございます。

数年に一度、秋には新潟や上信越の山に紅葉見物にいっていますが、秋山郷は、ずいぶん前からあこがれていた場所でしたので、ようやく念願を果たした感じです。

苗場山、鳥甲山とも期待以上の紅葉と原生林に出会えましたので、いつの日にか再訪したいと思っています。
2012/10/25 21:35
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

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