【過去レコ_1978年（大学1年）】冬季：光岳〜聖岳〜赤石岳〜荒川三山

1978年12月21日(木) ~ 1979年01月01日(月)

• GPS: 272:00
• 距離: 63.6km
• 登り: 6,164m
• 下り: 6,561m

コースタイム

1日目

• 山行: 4:50
• 休憩: 0:00
• 合計: 4:50

11:00 寸又林道_大根沢出合
15:50 樹林帯の途中で幕営

2日目

• 山行: 7:50
• 休憩: 0:15
• 合計: 8:05

6:55 樹林帯の途中
9:50 10:05 椹沢山
14:30 百俣沢の頭
15:00 幕営地（2400m）

3日目

• 山行: 3:50
• 休憩: 0:10
• 合計: 4:00

7:30 幕営地(2400m)
10:30 10:40 光岳
11:30 県営光岳小屋

4日目

• 山行: 7:45
• 休憩: 0:00
• 合計: 7:45

7:30 県営光岳小屋
12:50 易老岳
15:15 幕営（2352mピーク)

5日目

• 山行: 7:35
• 休憩: 0:10
• 合計: 7:45

7:30 幕営（2352mピーク)
12:30 12:40 茶臼岳
15:15 幕営地(2500m)

6日目

• 山行: 5:05
• 休憩: 0:05
• 合計: 5:10

7:50 幕営地(2500m)
9:20 9:25 上河内岳
13:00 聖平小屋

7日目

• 山行: 8:55
• 休憩: 0:00
• 合計: 8:55

7:10 聖平小屋
12:10 聖岳
16:05 兎岳・避難小屋

8日目

• 山行: 6:30
• 休憩: 0:15
• 合計: 6:45

7:25 兎岳・避難小屋
7:40 兎岳
9:10 9:25 中盛丸山
12:25 百間洞
14:10 百間平
14:10 幕営地（2800ｍ）

9日目

• 山行: 1:35
• 休憩: 0:00
• 合計: 1:35

8:10 幕営地（2800ｍ）
9:45 赤石岳避難小屋

10日目

• 山行: 3:10
• 休憩: 0:25
• 合計: 3:35

9:05 赤石岳避難小屋
9:15 9:20 赤石岳
11:50 12:10 荒川小屋
12:40 幕営地

11日目

• 山行: 4:40
• 休憩: 0:50
• 合計: 5:30

7:15 幕営地（ピストン）
8:45 9:05 中岳
10:15 10:45 悪沢岳
12:45 幕営地

12日目

• 山行: 7:50
• 休憩: 0:55
• 合計: 8:45

7:55 幕営地
10:50 11:05 広河原小屋
13:30 小渋湯（林道）
14:50 15:30 釜沢（林道）
16:40 大河原

アクセス

利用交通機関：

電車 バス タクシー

（往路:1978年12月21日）金谷駅5:65ー7:05千頭駅、タクシーで寸又林道入口、林道途中で偶然通りか掛かったトラックの荷台に乗せてもらった。
（帰路：1979年1月1日）大河原からタクシーで伊那大島駅（夜）、辰野駅から夜行で1月2日4:24新宿駅　

ファイル

1978年冬季南アルプス南部縦走.pdf

当時の活動報告書にあった自分の記録です
（更新時刻：2020/06/14 11:05）

写真

入山3日目にようやく光岳山頂 2591m

光小屋前にて

易老岳付近から、はるか聖岳をのぞむ。樹林帯では深いラッセルが続く。

休憩。行動食のメインは、大学近くのケーキ屋さんに無料てもらったスポンジケーキの切れ端（たまにクリームが残っていると当たり！）でした。

快晴の茶臼岳山頂 2604m。樹林帯を抜け出ると、強風で表面の雪が飛ばされるためか、ラッセルは浅くアイゼンでの歩行。

茶臼岳山頂 ；後方は聖岳（左）と上河内岳（右）

茶臼岳山頂；後方に富士山

後方は上河内岳.
テントは「エスパース」2張でした。

ガスの聖岳山頂 3011m

兎岳。冬山縦走ではまだキスリングが主流で、木製のワカン（アルミのワカンは最新）。このあと、百間平付近でホワイトアウト

赤石岳山頂.　前夜、−35℃を記録。

赤石岳山頂 3120m; 避難小屋から頂上までの赤石沢側は猛烈な地吹雪、山頂から伊那側に下り始めると穏やかに。

大聖寺平から荒川三山。前岳3068m・中岳3084と右奥に悪沢岳3141m。

悪沢岳（東岳）山頂 3141m

悪沢岳から小赤石岳/赤石岳をのぞむ。1978年大みそかの日に。

感想

mi_no

はるか昔、大学1年の時の山岳部冬山縦走の記録です。私にとっては初めての本格的な冬山長期縦走でした。当初の計画では、光岳から三伏峠までを目指していましたが、途中2名が風邪で体調を崩し、聖平の避難小屋で休養などもあって、大聖寺平からの下山となりました。赤石岳までトレースもなく、特に光岳から聖平までの樹林帯境界では深いラッセルが続きました。概ね天気には恵まれましたが、聖岳からの2日間は曇/雪で、百間平ではホワイトアウトの状態で幕営。翌朝、ブリザードの中を赤石岳避難小屋に駆け込みました。避難小屋の中の雪を掻きだして中にテント設営。この晩、3000mの稜線で−35℃まで寒暖計が下がりきって、極寒の寒さを体験しました。最後は荒川小屋付近に幕営して、荒川三山を往復して大晦日、残った食糧で年越しを祝い、元旦の日に小渋川を素足で渡渉し、長い長い林道歩きを経て下山しました。
当時の山行記録は、別紙添付。