袴腰山〜粟ヶ岳(ヒメサユリの小径駐車場からの周回)
- GPS
- 08:05
- 距離
- 21.5km
- 登り
- 1,658m
- 下り
- 1,653m
コースタイム
- 山行
- 7:04
- 休憩
- 1:01
- 合計
- 8:05
14:30粟ケ岳登山口(下田登山口)発〜14:56ヒメサユリの小径駐車場(5.2km)
天候 | 快晴! |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
自転車
ヒメサユリの小径駐車場(長禅寺駐車場/無料/160台程度) ※朝到着すると1台も止まっていませんでした ●自転車 粟ケ岳登山口(下田登山口)にデポ |
コース状況/ 危険箇所等 |
●長禅寺登山口〜袴腰山 登山口は長禅寺の奥にあります。 舗装路をしばらく進んだ後、ヒメサユリ保護のロープが張られた遊歩道に入り、 緩やかに標高を上げていきます。 370m付近の小ピークに高城城址と避難小屋があります。 高城城址を過ぎると袴腰山へ向けて登山道は斜度を上げていきます。 登山口から山頂までの高低差は450mほど。 山頂よりもから八木ヶ鼻側にわずかにに下ったところからの眺めが良いです。 ●袴腰山〜下田ルート合流点 ぶなのみちと呼ばれる長い尾根を辿ります。 名前の通りブナの若木の樹林帯と時折眺望が抜ける箇所があり歩いていて飽きません。 ただしアップダウンは激しく体力勝負の尾根でした。 ロープを頼りに下るところや登りで手も使うところもあります。 道形はしっかりしていて迷うようなところはありませんが、 全体的に踏み跡がのっぺりしていて、登りではふくらはぎが張り、 下りはザレ場を下るような感じで地形図以上に体力が奪われます。 ●下田ルート合流点〜粟ヶ岳 630m付近で下田ルートと合流してから山頂までは一本調子の登りが続きます。 ここからはそれまでと比べるとよく踏まれていて登りやすい登山道が続きます。 樹林帯の中を黙々と標高を上げていき、所々眺望が開けるところがありますが、 七合目付近からは森林限界を超え完全に視界が開けます。 その後、牛の背と呼ばれる痩せ尾根を通過して最後にひと登りで粟ヶ岳山頂へと至ります。 ●下田ルート合流点〜下田登山口 下田ルート合流点からわずかに下ると粟薬師の奥ノ院(避難小屋あり)が現れます。 四合目粟石跡付近はちょっとした岩場。 標高200m付近まで下ると登山道は沢沿いへと変わります。 猿飛滝を経て橋を渡ると林道に出てここから600m弱進むと登山口へと至ります。 ●下田登山口〜長禅寺登山口 およそ5.2kmの車道歩き。 途中に八木ヶ鼻の真下と八木神社の前を通ります。 |
その他周辺情報 | 【温泉】 いい湯らてい(大人ショートタイム昼:600円/タオル・バスタオル付) |
写真
感想
山登りってピークを目指すことだけが目的ではないじゃないですか?
山に登って下りて、温泉入って、地元のおいしもの食べて、おみやげ買って、
時には渋滞に巻き込まれて、家に帰るまでが登山なんだぜ。(誰だよ)
元々は雪の季節に、と思っていた粟ヶ岳。
でも東京から出られる一発目の山行は、上記のすべてが叶う新潟の山へ行きたい!
いてもたってもいられず、冬の下見とヒメサユリが見頃ということを
自分への口実にして行ってきました。
せっかく遠くまで行くのだから袴腰山から粟ヶ岳まで縦走して、
下りは下田の登山口へ戻る周回ルートとしました。
このルート取りだと、GW中に購入したおりたたみ自転車を
山行デビューさせられるじゃん!というのも理由のひとつ。
関越トンネルを越えるまでは雨がぱらついていて心配でしたが、
魚沼からは青空が見えてきて、久しぶりの深夜の長距離の運転と相まって
「そうそう、この感じ」とテンション上がりっぱなし。
山登りのことは写真とキャプションに譲りますが、
下山後は温泉に入り、栃尾まで足を延ばして油揚げを購入。
その後、塩沢でへぎそばを食べてから、
湯沢のいつも立ち寄る酒屋さんでお酒を買って帰路につきました。
解禁後初の週末で、高速道路は大渋滞を覚悟していましたが、意外なことに渋滞ゼロ。
そんなうれしい誤算もあってか、
今回は山に登ること自体と同等かそれ以上に、
山登り前後の時間を意識させられる山行となりました。
健康と同じで失ってから気づく、当たり前の大切さよ〜。
東京はパッとしない天気の週末。
だけど、今週からは都外から出られる!
天気がよいところ、行きたいところに自由に出かけられることがこんなに特別に感じるとは。
いま当たり前にしていること、持っているもの、行く場所…ひとつひとつにありがたみを感じないとなりませんね。
と言いつつも行きの車では爆睡zzz…都外に出た瞬間すら覚えていません。
気がつけば、ワープしたかのように景色が変わっていて目の前には山がありました。
そんなこんなで、久しぶりの新潟です。
天気よくアップダウンもけっこうあったため
暑さにやられそうになりましたが、気分は上向き。
袴腰への途中は、遠くに守門と街が見渡せて本当に気持ちが良い。
そして、ようやく現れた一輪のヒメサユリの存在感のすごさ。
たった一輪見ただけで、なんかすごく目が覚めたようでした。
下山後、チャリで緑の中を走る抜けるのも爽快!
久しぶりの感覚をたくさん味わいながらの一日でした。
おしまい。
移動規制が解除になりやっと他県の山に行けるようになりましたね
おっしゃるとおり、私も行きの車中泊や下山後の温泉、旨いもの、すべてを含めて楽しみです。
普段とは違う場所で違う時間を過ごし非日常を味わうのが最高の贅沢だと思います。
まだまだ制約は多いですが、一歩一歩以前の生活を取り戻して行けたら良いなぁと思っています。
ところで、栃尾の油揚げ おいしいですよね
新潟に住んでいるとき、わりと遠いのですが栃尾まで何回も買いに行きました。
今でも居酒屋で「栃尾の油揚げ」なんてお品書きが有ると思わず頼んでしまいます。
今年初のヒメサユリの美しい写真も見せて頂き最高でした。
yamayaさん
本当ですね、自粛前は当たり前に感じていたけれど、
山だけじゃなく全部味わえるなんて、最強の贅沢ですよね!
久しぶりにこの想いに改めて気付けたのもよかったかな〜って思います。
栃尾揚げは、yamayaさんも好物ですか!?
最近は近所のスーパーでも買えるけど、やっぱり地元で買うものは違いますね!
かなり分厚くて別格でした。
一緒に買ったおぼろ豆腐もかなり美味しくてお酒が進んじゃいました。
あ、もはや、花よりだんごな話になっていますが……
ヒメサユリの美しさは素晴らしかったです!!!
コメントありがとうございました(^0^)
yamayaさん
油揚げ、ホントはお店で揚げたてを食べたかったのですが時間的に間に合わず…。
でも早速月曜日の夜ごはんにミョウガ、ネギ、しそ、実山椒など
薬味をたっぷり載せていただきました。
ようこそ私の家近くの里山、粟ヶ岳へ
解禁1発目に長禅寺から粟ヶ岳のロングルートをチョイスするとは・・・さすがはdanyamaさんとkomemameさんですね!!天気は良かったみたいですが逆に粟ヶ岳はそこまで標高がないので暑くなかったですか?(このルートは先月私も初めて歩いてみましたが暑さにバテてしまい途中敗退でしたよー )
袴腰山までの区間の写真にヒメサユリの写真が1枚も無いので、『えー、せっかく新潟まで来てもらったのにー』と思いましたが粟ヶ岳7合目から上の写真でようやくヒメサユリの写真が出てきてホッとしました (笑)お疲れさまでした。
yama_poundさん
えっご近所なんですかー!?
なんとうらやましい〜。先日も歩いてらっしゃったんですね。
確かに標高低くて、この日もこもるようなゲキ熱っぷりでした。
山頂に着いたときは、頭痛もあったので、きっと軽い熱中症だったのかも…。
ちなみにdanyamaは股下までお漏らししたかのような滝汗でしたよ。
そうそう、ヒメサユリの小径と名が付いているのに、
まったく咲いていなくて、最初は正直ちょっとガックリきていました。
が!ようやく一輪見つけたときの嬉しさといったら!
暑さでもうろうとしている脳にピピーってスイッチが入ったみたいになりました。
新潟は山の幸、海の幸、水、米酒…すべてが美味しくて
移住したいくらいです〜。またうかがいます!
ヤマパンさん
ご無沙汰してます!
粟ヶ岳が近いってことはヤマパンさんの新潟市でも南の方にお住まいなのですね。
久しぶりに遠出しましたが、やっぱり越後の山はいいですね。
東京の山にはない雰囲気があって。
粟ヶ岳は1200m台しか標高はありませんがあの風格。
山頂に着いた時はちょうどお昼時だったためかすごい人でした。
ほとんどが地元の方なのか、ご近所さんの会話が展開されていて、
地元の方に愛されている山なんだなぁと思いました。
ぜひまた冬にも訪れてみたいです。
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