富良野岳-旭岳2020
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- GPS
- 20:24
- 距離
- 70.9km
- 登り
- 4,769m
- 下り
- 4,935m
コースタイム
22:00 十勝岳温泉凌雲閣
23:20 富良野岳
00:30 上ホロ
01:15 十勝岳
04:00 オプタテシケ山
05:10 双子池(水)
08:00 三川台
09:10 南沼(水)
12:30 忠別岳
14:20 白雲避難小屋(水)
15:40 北海岳
16:40 旭岳
18:25 旭岳ビジターセンター
天候 | くもり |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
旭岳下山後に車に乗って十勝岳温泉凌雲閣に戻ってきた。 |
写真
感想
3年前に初めてこれをやった。楽しかったので毎年やろうということになったが2年前は天気と週末が合わなくて中止、去年は天気が悪くて天人峡エスケープ。今年はようやく天気と週末が噛み合ったので決行できた。今回初完走のkonさん、siroさんお疲れ様でした。siroさんは一年間走りまくって沢山トレーニングをしていた。konさんは初挑戦、しかもあまり大雪山を歩いたことが無いというのに凄い。風樽、羊蹄で練習した甲斐があった。またやりましょう。
この3年間、夏冬含めて本当に厳しい山をいくつもやってきた。おかげで今回は心地よい疲労感で終えることができて嬉しい。しかしもう凌雲閣-旭岳ではエクスタシーできない身体になってしまった。次は原始ヶ原-愛山渓か。
豆大福6, 惣菜パン1
花のタイミングがバッチリで、なまらミンタラでしたわー。みんなで完走できてよかった。
おにぎり3,惣菜パン1,わらび餅6,ウィダーゼリー1
厳しく優しい年下の先輩に見守られて、ギリギリ完走出来ました!
僕の余力が無いので、美瑛岳、美瑛富士、トムラウシ、化雲岳、白雲岳の山頂をパスしたズルですが、僕は大満足です!
特にトムラウシでは南沼で2人の主⁈に会えたのに、新しい標識を見ないでごめんなさい。
春の羊蹄山の山頂で初めてパクさんに会って、下山後の京極温泉でカツカレーを食べながら、十勝〜大雪に一緒に行きませんか?と突然誘われたので、何気に参加を決意したものの、過去のレコを見直して恐怖した。
フッタル2や無限羊蹄と地獄の練習会に参加して、いよいよ本番を迎えましたが、世の中にこれ程辛い修行がある事を知りました…
特に三川台手前の延々と続く笹藪は、もう二度と通りたくないと思い、後半の登り坂は疲れ果てて本当に倒れるかと思った!
暗闇とガスと疲労で景色を楽しむ余裕は無かったけど、足元には沢山の花々が咲いていたので癒されました。
下山して温泉に向かう車の中でパクさんが「コンさんの54年間で十勝大雪は何番目に辛かった?」と聞いてきたので迷わず「今回のが間違いなく一番辛かった!」と答えると、とても満足そうに笑っていたので、これ以上の計画は遠慮して下さいね〜笑
皆さん、ありがとう!燃え尽きました!
終わった、無事に成し遂げる事ができた。長い夢を見ているような1日だった。
去年初めて十勝-大雪に挑戦し完膚なき敗北から1年、再び大雪山に戻ってきた。
何が足りなかったのか反省して、この1年間は意識がぶっ飛びそうなほど追い込んだり、泣きたくなるようなしんどい練習を沢山沢山やってきた。人生最強の自分にまで仕上げた。
それでも足りるのか分からない。不安半分、楽しみ半分で凌雲閣を出発。
天候は気温が低く高曇りでベストコンディション。十勝ラウンドは前半ひどい特濃ガスだったが美英岳分岐でスカっとなくなった。オプまで行けば、さぁ双子池から三川台までが核心部。去年よりさらに笹が元気に育っていたが、怪獣パクが笹ラッセルし一列にトレインを組んで乗り切った。初めてのコンさんはここでかなり消耗していた、お疲れ様でした。
やっと南沼に着いたがまだ半分。化雲岳〜五色岳の間のチングルマの群生は今年も綺麗だった。暑い忠別岳を登ったら長い長い高根ヶ原を歩いていく。この辺りまでくれば足のどこか痛いか分からないくらい全部痛いけど、心を燃やしてひたすら足を前へ出す、心は人の原動力だ。
やっと白雲キャンプに着いたらもう少し。お鉢からガスに包まれ旭岳からの展望は残念ながら無かったが、もう十分満足。いつぶり以来かの完全燃焼で下山した。
厳しい場面もあったが、1番素晴らしい時期の大雪山を夜明け前から晩まで心と体で思う存分に堪能し、最盛期の沢山の花たちに励まされ、無事に旭岳まで歩き通すことができた。
やはり厳しくもあり、美しい大雪山を益々好きになった。
今回2年越しに一意専心し、全身全霊で望んだ本気の山をやる事によって心技体全てにおいて一回り成長できたと思う。そして、今後の人生においてとても大切な何かを得た気がする。
山なんて所詮自己満足の世界で楽しみ方は十人十色、楽しいのが1番。でも1度は”自分にとって本気の山”をやってるみのは如何でしょう、きっと良い事があります。皆さんも是非。
持てる力を全て出し切った。これ以上のチャレンジがあるかは分からないけど、山人生の最高到達地点はここで良いと思っている、今は…
こんな弱っちぃ僕を支えてくれ、文句一つ言わずに最後まで一緒に歩いくれたみんな、ありがとう。
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