立山〜薬師岳縦走
- GPS
- 22:08
- 距離
- 30.0km
- 登り
- 2,592m
- 下り
- 3,638m
コースタイム
- 山行
- 2:37
- 休憩
- 2:39
- 合計
- 5:16
- 山行
- 3:54
- 休憩
- 0:16
- 合計
- 4:10
- 山行
- 9:53
- 休憩
- 0:49
- 合計
- 10:42
天候 | 雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
復路:折立 |
コース状況/ 危険箇所等 |
室堂までのアクセスおよび山小屋の予約の関係で1日目を一ノ越山荘とし、2日目五色ヶ原山荘、3日目薬師岳山荘としたが、スゴ乗越小屋のほうが体に優しいかも。しかし、翌日折立までは距離がある。 |
写真
感想
1日目(7月23日)
富山から室堂への移動方法の確認不足であたふたしたが、10時過ぎに室堂に到着。
今日の予定は一ノ越山荘着後、雄山・大汝山・富士ノ折立往復、一ノ越山荘泊。しかし、予報どおりの雨。雄山に登るかどうかは山荘に着いてから考えることにして、いざ出発!
コロナのせいか?運動不足のため早速足が上がらない、息も切れる。小さな雪渓をいくつか超え真っ白な目の前に一ノ越山荘が見えた。
受付を済ませ11時20分過ぎだったので昼ご飯を食べることにし、どんべぇ+ビール。雨は上がらないけど、雨の所為にしてたら今回はどこにも登れなくなるので、とりあえず雄山を目指して歩き始める。荷物は何も持っていないのに直ぐに足が重くなり、息が切れる。何度も立ち止まり深呼吸をする。先ほど飲んだビールのせいか?いや高山病か?
約50分かけて雄山神社社務所に到着。もう3時前なので殆ど登山者はおらず、Bunpakuさんはおしるこ、私はココアを飲み、雄山神社に参拝。どこを持ても真っ白な世界、残念!
今日は行程が短かった(約3時間)せいか、夕食を取ることが出来、おかわりもした。
2日目(7月24日)
夜が明けても雨はやむ気配なしで予報どおり。
朝食もお代わりをしてチャージは十分。
前の中ガスに包まれて五色ヶ原山荘に向けて歩き出す。ほぼコースタイムで浄土山(富山大学気象観測所?)着。雨だし、真っ白だし写真のみで先に進む。多少のアップダウンののち雪渓が目の前に見えてきた。2人連れのカップルに会う。雪渓の具合を尋ねるとアイゼン持っているなら付けた方が良いとアドバイスを貰う。お礼を言って二人をよく見るとローカットシューズに軽装。トレラン?トレランシューズで雪渓を登ってきたよう。
めったに使用しない軽アイゼンをなんとか装着し、いざ雪渓を下り始める。アイゼンがよく効いて歩きやすい。多少荷物が重くなったけど持ってきて正解!
その後五色ヶ原方面から何組か来られるが誰もアイゼン装着・携行はない模様。
数カ所の雪渓を歩き獅子岳、ザラ峠を過ぎ、木道が現れる。もうすぐ五色ヶ原山荘、と思いきや意外に長い木道。自然環境を守るためとはいえ整備されるのは大変だろうなぁ。
今回はヤマレコアプリをガイドに歩いていて10分ごとに時刻と標高の音声通知を設定しているが、途切れている?と思いレインジャケットの胸ポケットから携帯を取り出すと、したたり落ちる水水水!防水機能はないけど多少の雨なら大丈夫とたかを括っていたが、画面をタッチしても誤動作?全然言うことを聞かない、写真を撮るどころではない。
ほぼ、コースタイムで五色ヶ原山荘に到着。
乾燥室に濡れたものを全部(勿論携帯も)放り込み昼ご飯にカレーを頼み、今日はもう何処にも行かないので当然のようにビールを飲む。ずーっと雨模様と言うこともあるが行動食があまり減っていないので低体温症予防?で持参したウイスキーのお湯割りを飲みながら行動食をかじり時間を潰す。
乾燥室はストーブと強力な温風送風機が威力を発揮し2時間ほどで衣類は乾燥、靴もいい感じ。携帯は振るとまだ水滴が出てくるので今しばらく乾燥する。
夕食は今日もお代わりをして満腹。明日は5時出発予定なので朝食の弁当と山専ボトルにお湯を貰い(100円)部屋に帰るが、まだ時間が早いこともあり日本酒を買う。いい気分で眠りにつくが夜間は吹き付ける雨風の音で何度も目が覚める。
3日目(7月25日)
4時の目覚ましとともに起床。弁当と乾燥もずくスープにお湯を注ぎ朝食。冷たいご飯はなかなか喉を通りにくいが暖かいスープで飲み込む。
5時出発予定のところ5時20分に小屋の外へ。
なんと、無風で殆ど雨が降っていない。やはり普段の心がけか。鳶山への登山道から五色ヶ原山荘、五色ヶ原全体が見渡せる。晴れてたら素晴らしい景色だろうなぁ。と、雨も上がり薄日も差しかけ雄山が臨めその向こうに殆ど雲の取れた剱岳が望める。やはり晴れた日にもう一度歩こう。
3日目で体が慣れたせいか、歩くのが体調に合わせ遅くなったのかそれほど息苦しさはない。しかし、意識的に大きく深呼吸しないと足を上げる気力が湧かない。何度も孫亜子とを繰り返しやっと越中沢岳に到着。越中沢岳からは急勾配を下る。前方には今日の目的薬師岳(北薬師岳?)が見え、手前にはスゴ乗越小屋も見える。まだ、8時前だけど、スゴ乗越小屋まで3時間あまりのかかるの?コースタイムおかしいんじゃないの?と思ったが、急下り、スゴの頭への登り返し、スゴ乗越への急下り、小屋への登り返し・・。結局ほぼコースタイムでスゴ乗越小屋に到着。昼食の弁当を食べるために温かいうどんを頼む。なんとか腹に収め出発!疲れた体は動かず少し歩いては深呼吸の繰り返し。間山からは岩稜帯?やざれた稜線を歩く。北薬師は目の前なのにまた細かなアップダウン。間にガスがかかっているので距離感や高度感がないせいか直ぐ近くに見えるのに殆どコースタイムどおり。北薬師岳から薬師岳にかけても同様。岩稜帯歩きの得意なBunpakuさんはひょいひょいと先に進む。疲れがピークに近づいた頃ガスの向こうに薬師岳山頂の祠が突然現れる。横殴りの強風と雨のため写真と簡単に手を合わせただけで小屋を目指す。山頂から小屋まで1時間もかかったかな?以前の記憶では20分くらい?しかし、強風横殴りの雨の所為か1時間近くかかった。
薬師岳山荘は大勢の登山客だった。乾燥室も沢山の濡れものがひしめき、場所の確保も難しくまたハンガーも足りない。
受付を済ませ部屋にはいる。部屋割りでは20名くらい収容しそうだが普段は40〜50名くらい入るのかな?部屋割りと受付の指示が異なっているので確認すると部屋割りは昨日のものとのこと。今日はキャンセルが相次ぎこの大部屋は我々だけ!貸し切り状態!
食事は17:40からで濡れた服を着替え直ぐに食堂へ。ご飯味噌汁をよそい、大好きな一番搾りで乾杯をするも箸が動かない、どころかビールが美味しくない!味がしない!今日は10時間あまり歩き胃腸が弱っている、いつも状態。結局ビール一口とよそったご飯と味噌汁はなんとか腹に収めたがおかずはBunpakuさんの協力を得てなんとか8割方食べる。
部屋に戻り逆流性食道炎の消化管を労りながら就寝。夜中は猛烈な風と吹き付ける雨の音。ひょっとして明日は停滞か??
4日目(7月26日)
6時に食堂に向かう。やはり今日もまだ胃腸は回復していない。少しのご飯を卵かけご飯にして味噌汁をいただく。
体(気持ち)が思うように動かず、6時出発のところ6時20分出発。直ぐに薬師平、薬師峠のテン場のイメージだったが、雨で沢となった登山道をゆっくり下る。太郎平衛小屋にはコースタイムより少し遅く到着。到着が遅いこととまだ胃腸が本調子でないためプレモルは断念。Bunpakuさんも気を遣ってくれたのか飲まずに通過。
後はひたすら折立登山口を目指す。歩いていると、そういえばこんな所もあったなと思い出しながら川のような泥濘んだ登山道を下る。
気がつけば登山口、10時半。バス時間まで】1時間以上ある。こんなことならゆっくりプレモル飲んでおけば良かった(後の祭り)。
4日間とも殆ど雨の中、雄大で美しい景色も殆ど見れなかったが、今回の唯一の成果は少々の雨など悪天候でも小屋泊まりであれば山歩きは楽しめるということが分かった。
これから年を重ねるについて坂道を転げ落ちるように落ちてゆく体力、気力でも方法を選択すれば楽しく山歩きが出来る。
コメント
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雨また雨の中、ご苦労さまでした。
しかし、還暦登山者にもかかわらず、コースタイムの0.6とは〜!
相変わらず飛ばしてますねぇ(^^)
2泊3日なら、凄いな!とおもうところですが、3泊4日なので一日の行動時間が短くなんとかなったものです (笑)
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