百名山 空木岳 千畳敷から単独縦走
- GPS
- 32:00
- 距離
- 18.3km
- 登り
- 1,156m
- 下り
- 2,945m
コースタイム
- 山行
- 6:07
- 休憩
- 0:53
- 合計
- 7:00
- 山行
- 6:50
- 休憩
- 0:53
- 合計
- 7:43
天候 | 両日とも山行中は晴れ!暑すぎるくらいでした。 |
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過去天気図(気象庁) | 2020年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
菅の台駐車場からバス・ロープウェイを利用して千畳敷へ |
コース状況/ 危険箇所等 |
1日目 縦走路は大きなピークが3峰あり、アップダウンの繰り返し。 気持ち良い稜線歩きの場所は少なく、岩稜歩きが多いかな? 思った以上に時間がかかりへとへとでした。 ハエマツ⁀に足を取られて二回転倒。 2日目 木曽殿山荘から空木岳への登りはスリリングな場所あり 大きなホチキス!(あの正式名称は何?)が岩に打ち込んであって 思わずホットするが、うん?この場所に補助具はないの? と思う場所もあり、登りがいがある。 下山に利用した池山登山道は小地獄・大地獄は、気を引き締めて。 後は長い道をひたすら歩く気力と体力ですね。 |
その他周辺情報 | 下山時にスズランの湯を利用している人が多かった。 川を越えると早太郎温泉がありこちらはすいておりました。 何といっても、マルスウイスキーの直売店があるので 一升瓶タイプの格安ウイスキーを2本購入。 現在は新型コロナの影響で工場見学中止していました。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
タイツ
ズボン
靴下
雨具
日よけ帽子
着替え
靴
ザック
ザックカバー
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
ハイドレーション
計画書
ヘッドランプ
予備電池
筆記用具
ファーストエイドキット
ロールペーパー
保険証
携帯
サングラス
タオル
ツェルト
ストック
カメラ
予備カメラ
シェラフカバー
ヘルメット
|
---|---|
備考 | もっと軽くしておけばよかった。家に帰って一度も使わなかった物の重さを量ったら3.2圈パッキングの工夫をして余分なものは持ってこないようにしたい。 |
感想
夏のコラボ行。2014年の高妻山から始まって
白馬三山周回、鹿島槍、会津駒・尾瀬、笠ヶ岳、涸沢泊奥穂高岳と
6年続いてきた恒例のお楽しみコラボも、恒例が高齢に変わり
更にこの新型コロナ禍では参集することもできず今年は見送りです。
行きたかった南アルプス、塩見岳から南部も入山自粛。
白山も県外外出の慎重論が出ている関係で難しいかな。
昨年、yumesoufさんが今年は中央アルプスを攻めたいと
言っていた言葉を思い出し、是非見せてあげようと空木岳を選択します。
池山登山口を使った往復ピストンを思い描いたが、
登山道終点まで車が入れず、スキー場駐車場からとのこと、
私には日帰り往復は厳しいかな?と躊躇します。
千畳敷上の島田娘までは依然下調べをしておいたので
今回は千畳敷から極楽平に上り、あとは下り一方と思った
コース設定で稜線縦走の周回コースを考えました。
事前のレコを見ると、こちらもハードなコースとのこと。
それでも木曽殿山荘で一泊すればそれほどでもないのかな?
などと安易に考えたものの、やはり泊を伴う単独行は気が引けます。
前日車中泊で菅の台駐車場入り。同じ県内で家から2時間20分で到着。
慌ててパッキングしたので、持ってみると結構な重さになります。
翌朝、チケット売り場に行列ができ始めたので慌てて並ぶと、
2リットルの水を入れたらさらに重さが増し、急遽荷物減。
調理器具類や厚手の靴下、洗顔に関する用具はすべて車に置いてきました。
チケット購入後、乗車場所に並んでバスを待ちます。
密接を軽減するために、バス乗車やロープウェイ乗車は30名に限定。
どうにか24番あたりで始発便に乗車することができました。
最後部は3人掛けで間隔を取ります。通路の座席は利用しません。
バスで30分しらび平へ。そこからロープウェイ7分で千畳敷へ。
この冬は。支柱の整備で運行できなかった分を取り返す目的もあるのかな?
中央アルプスの山域はコロナ禍の中でも営業が多い感じです。
千畳敷に到着して、まずは宝剣岳を望みます。
最高の天気ですので、やめる選択肢はありません。
手洗いをすまし、2便のロープウェイを撮影し
神社にお参りをして出発です。
極楽平への斜面は日差しが強く、結構な暑さを感じます。
花を愛で、後方を振り返って撮影していくと20分コースを
28分かけて登る、スローペースです。
いいのいいの。今日はゆっくり焦らずペースを下げて歩きとおそう。
これも意外に重い荷物のせいで、そんな選択をして歩きます。
極楽平から島田娘への稜線は歩きやすく、
この先もそんな道が続くのかなどと思ったら大間違い。
七曲りの斜面を下り最初のピークを目指します。
果てしなく続く稜線。その向こうにそびえる
空木岳&南駒ケ岳が遠いこと、遠いこと。
天気のいい時間のうちにたどり着くのか心配になりました。
最初のピーク濁沢大峰に行く途中、
ヒメウスユキソウ(コマウスユキソウ)を見つけてはパチリ
先日王滝山頂が登れるようになった御嶽山を見てはパチリと
のんびり写真撮影を楽しみます。
まだまだ余裕ですね
ここはほんの通過程度で休憩も少なめ。
檜尾岳に向かう際の降下はやや多めかな?
向こうの山頂が見えるのにどんどん下降していくのが
もったいなく感じました。
途中のはしご場で茨城の○○さんを追い抜く感じになります。
お互い、ハクサンイチゲ等の花畑を撮影して
疲れをいやしながら進みます。
檜尾岳に到着するときはまだまだ余力もあり、
東尾根に見える避難小屋もこの好天なら利用しなくてもいいですね。
などとたかをくくっておりました。
少しコースを折れて次のピーク熊沢岳へ進みますが
この辺りから太陽が厳しく、熱中症に気を付けなくては思いました。
小さな上り下りが多く、ハイマツのコースはガスがかかるとわからない
くらいの場所もあり、下りで急ぐと足元をすくわれ
二度も転倒しました。斜面の下りで転倒すると
起き上がるのも大変です。
ミスコースをたどったのか、大きく回り込んで
ようやく熊沢岳に到着した時は
ザックを放り出して、地べたに横たわるように休憩しました。
何か口に入れないとシャリばてになってしまうと思って
牛乳パンを口に放り込み、スポーツドリンクで流し込みます。
いやはや、暑さと荷物の重さでバテバテです。
20分程休憩していると、先ほど抜いた茨城の方が
宿の方に、「遅くなるかもしれないが、とにかく向かっています。」
と伝えてくださいと伝言を承ります。
みんな、この暑さで大分参っているようですが、
単独行の女性二人は、元気に熊沢岳を出発していきました。
さてさて、熊沢五峰?と呼ばれるような
小さなピークを5つ程越えて最後の東川岳に向かいます。
山頂直前の岩場はおいおいこれでもコースかい?
ロープもクサリも補助用具一切なし。
雨天時は難儀するだろう場所が何か所かあります。
それでも三点支点さえ守れば大丈夫かな?
単独行の女性を気遣って、一緒に登っていく方々の
優しさを感じながら、後を追いかけて行きました。
東側岳到着。ここから見る空木岳の容姿は最高ですね。
凛とした独立峰をこれでもか!と表しているようでした。
本日の残りは、木曽殿山荘までの20分程。
多少ガスがかかってきた山頂でのんびり過ごしました。
本日の宿舎、木曽殿山荘に到着後、受付を済ませ
写真も撮らず、即、缶ビールを注文します。
外のベンチで到着を喜び、ゆっくりしていると
茨城の方、香川の方、…縦走路でお会いした方々が
どんどん到着してきました。
飲み過ぎると、水場へ行くのも大変になるかな?
と、ひとまず片道9分の水場に向かって給水します。
この途中には草原性の高山植物が一杯咲いており
その都度。ぱっちりパチリ。満足満足。
17:00夕食時になったので、指定された場所で夕飯をいただきます。
その後、茨城の○○さんい、スマホでたくさんの写真を見せていただき
その後、持って行った僅かなウイスキーを飲みながら
山話を楽しみます。
消灯は何時だったのだろう?雷雨が激しくなり
近場で落雷もあったのかな?
これなら、いびきもうるさくないだろうと
安易に眠りにつきます。
2日目、4時頃から周りが賑やかになっていきます。
消灯が早いせいか、4時でも全く気になりません。
外は月が輝き、金星も見られました。
これならご来光も見られるかな?と、期待を膨らませ待機します。
5:00直前まで粘っていたのに、朝食です!の声に導かれ食堂へ
食べ始めようとすると、出ましたよ〜の声がします。
許可をいただいて、ご来光撮影!!!
良かったよかった。今日も一日無事に過ごせますように。
朝食後ゆっくりしていると、ほとんどの人が出発していきます。
トイレにより、荷物の確認をしてしっかり靴紐を縛って。
所用タイムはどのくらいかな?歩数は?などと考えながら
歩数を数えながらのんびり登っていきます。
朝一ですので、急斜面も何のその、自分的にはいいペースで進みました。
先を行く方々を第一ピークで追い抜き、
その先、の岩場をひたすらよじり、高度を上げていきます。
急斜面の岩稜帯を終え、何となく斜面が緩やかになったと思うと
大岩を越えたところから山頂が見え始めます。
先に登った方々が大勢山頂を楽しんでいました。
朝食をとらず5:00前に出発した茨城の方も山頂でゆっくりしていました。
昨晩一緒にお話しする時間が長かったので、
再会でき、この先一緒に歩かせていただけたらなと
思っていたので嬉しかったです。
少し後から追いかけ、駒嶺ヒュッテでご一緒してからは
何となく息が合って、ゴールまでご一緒することになりました。
まずは駒石までは、健脚の女性が一緒に進みます。
ともに駒石の大きさを示すために写真に写り込みます。
南アルプスを眺めながら、ここでお別れをしたら
あっという間に姿が見えなくなってしまいました。
さすがに、甲斐駒黒戸尾根を日帰り山行できる実力者ですね。
さて、あとは茨城の○○さんと着実に下山です。
この先、何時頃にはここにつきそうだ。
今日の核心部は装備を整え、各自のペースで確実に。
危険個所を越えた後は、ほっとした気もしましたが
まだまだ長い距離が残っているので気を緩めないよう進みます。
残りはあまり個性のない登山道を指導票に沿って進みます。
こんな時の楽しみはキノコ撮影です。
なかなか思いつく個体名が出てきません。
まだまだ学びが足りませんね。
そうこうしているうちに、池内小屋分岐の水場に到着。
豊富な水量に驚き、タップリのどを潤し
更に林道終点まで1時間。
終点の東屋で休憩し、スキー場駐車場…菅の台バスセンターへ
単独行の不安を抱いていましたが、茨城の○○さんのおかげで
安心して楽しい登山ができました。ありがとうございました。
本来なら、握手をして別れるところでしょうが
新型コロナ禍ではそうもいきませんね。
後ろ姿の掲載も快諾いただきレコを仕上げることができました。
この場を借りて、再度感謝申し上げます。
長々記録させていただきました。
目を通していただいた方に感謝いたします。
大桑村からはいって、木曽殿山荘泊、空木岳、南駒ケ岳、越百山の縦走と林道歩きを堪能してみては? 確か日本百、二百、三百名山一機貫通的な登山が楽しめます。林道歩きはちょっとなよりますね。
こんばんは、kintakunte様
県外移動は慎重にの阿部知事の言葉を受けて、
県内onlyで行ける中ア空木岳に行ってきました。
南駒ケ岳も、信州百名山
越百山はマルスウイスキーの高級酒銘柄、
いつかきっと登らせてもらいたいと思っております。
あまりの暑さで、熱中症に気をつけなければと
思う岩稜帯の稜線歩きでした。
kintakunte様はこの夏、どこを歩くのでしょう。
withコロナの時代の山歩きの提案が、「岳人」に
載っています。
kintakunteさんのコメントにあるように、次回は空木、南駒、仙涯嶺、コスモ山周回ですね。秋に計画するぞ!鼻息だけは粗いけど、体力がね〜 だけど天気でよかったですね。空木岳という響きがいいよね。
たましいの声にしたがふわが生のなかばうすあかねさす空木岳 塚本邦夫
の歌があります。この歌の響きに魅せられて登ったのはいつだろう。遠くになりますね〜
雨降ったのね、同じコースをYさんご夫妻と歩いたな。10年以上前かもね。
こんばんは、hagure様
コロナ禍の中では、例年のコラボが計画できず
天気予報を見て山小屋には前日予約で
出かけてきました。
1月の恵那山から見た中央アルプスが気になり
yumesoufさんも行きたいと言っていた
空木岳を選んでみました。
暑くて、荷物も重く、クタクタでした。
おはようございます。
すごいですねー。それにしても素晴らしい天気で長い稜線歩きもさぞかし大満足だったですね。同行できなかったのが歯がゆいです。
もしも元気になれたらコラボしたいですね。
yumesouf様、おはようございます。
yumeさんが今年攻めようとしていた
中央アルプス恵那山・空木岳と仮想コラボしてきました。
恒例の夏コラボ期には空木岳への縦走を
単独行では心配だったり物足りなかったりしました。
空木岳はどこから上がってもたいへんそうです。
コロナ禍の中で、山小屋の利用の制限があり
全てが、今までのようにはいかない感じです。
まずは、元気になって一緒に歩ける日を楽しみに待っています。
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