蝶ヶ岳・常念岳 (三股からループピストン)


- GPS
- 18:37
- 距離
- 20.4km
- 登り
- 2,668m
- 下り
- 2,663m
コースタイム
- 山行
- 4:35
- 休憩
- 0:47
- 合計
- 5:22
- 山行
- 5:21
- 休憩
- 0:32
- 合計
- 5:53
天候 | 8日:曇り時々雨 9日:雨時々曇り、夕方晴れ間 10日:ガス、中腹から下は晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
予約できる山小屋 |
蝶ヶ岳ヒュッテ
|
写真
感想
今年のコラボ登山は天候に恵まれず7月の連休から延期、さらにこの週も天気はあまり良くないので、夜行バス利用の室堂は諦め、予約なしの自家用車で行ける範囲としてこちらに転戦。雨風は有りそうだが後半は回復すると見込んで実施した。
【0〜1日目】
私は金曜日夜発。環七の渋滞でGoogleナビの迂回セットにミスをして(一般道優先のまま)R246を横浜方面に向かい、川崎に入ったところで気が付いて府中SICから中央道へ。松本辺りで0時を回ったので調整せずに安曇野ICを降り、途中の西友(24h)で買い出しをして三股へ。1時過ぎだったが第1駐車場には10台程度の空きが残っていた。結構ギリギリ。Masuzushiさんは朝発だったので第2駐車場から歩いて合流となった。
駐車場の先のゲートで検温があり、登山カードを戴いて、案内所で登山届を提出してスタート。雨はパラパラ降ったり止んだりで、スタートは雨具を着たが途中で脱いで、風が強くなってまた着るような状態。
二人とも久しぶりのテン泊で重量に身体が馴染んでいないのでゆっくり焦らず登る。
稜線に近づくと風の音が次第に大きくなり、今にも攣りそうになってきた足を引きずりながら何とかテン場に到着した。予報通り体感でも15m程度の強風なので、テントは2人で協力して1張りずつ確実に設営した。
受付はまだ先なので、取りあえずビールにつまみを作って飲み始める。保冷用の凍らせたプラティパス等が良く効いてキンキンに冷えたビールで乾杯。展望は殆どなかった。
日が暮れる前には就寝したが、夜中には風がさらに強まり、20mかと思わせるほどでテントがかなり大きく揺れてひしゃげた。強風下ではフライの張りが不十分で結露浸水のためシュラフにまで影響が出たのは大きな反省材料。基本に立ち返ってやり直し!
【2日目】
夜中の惨状から停滞も諦めて撤退気分だったが、昼頃には回復するというので、その頃にピークに着けるならと遅くしてスタート。でも雨は止んだが思ったほどは回復しない。花は楽しめたが展望はほぼ無し、本来は絶景の縦走路だけに残念〜。
テン場の混雑はまあまあだったが、まだ時間も早かったので割と良いところに空きがあった。まずは設営して濡れたものを乾かす。ほどほど乾いたところで受付とビールに小屋へ行く。生ビールは今年は無いそうで、ロング缶で乾杯の後、日本酒を少々。テントに戻ってツマミを作りながらワイン、日本酒と進んだ。
天気は回復し、常念岳の山頂と青空が見えたがその他は相変わらずで、槍の穂先も僅かな時間だけしか顔を出さなかった。翌日の好天を期待して早めに就寝。
前日ほどではなかったが、この日も夜中に風が強まり、時々雨が当たる音がした。
【3日目】
予定よりも早く隣でバーナーの音がしたので3時半過ぎに起きだした。まあ日付けが変わってからあんまり眠れなかったので問題は無い。
外を見ると山頂はガスorz。とりあえず棒ラーメンを食べて片付けを始める。風は強いが寒くはない。常念岳に向かって歩き出すがガスが取れなければ山頂はパスして下山することにした。前常念岳へのルートは聞いていた通りに中々の岩稜ルート。食料や酒分の軽量化はされたものの、そこそこの重量のザックを担いで慎重にならざるを得ない。ケガなどしたらいつも以上に大顰蹙になってしまう。初めは少しルートも不明瞭なところがあり先々が心配だったが、そのうちに登りの登山者が多くなり、ハッキリしてきた。しかし、このルートを登りに使う人が意外に多くてびっくりした。特にトレランスタイルの日帰りと思える人や、テン泊の重装備の人など尊敬に値する。
無事に一等三角点百名山の前常念岳ピークを通過して、あとは本当に事故が無いようにだけ気を付けて下山。休憩も多めながらほぼCTで下山出来た。荷物は重かったがテン泊でも行程を短くすればまだ大丈夫だということが分かって良かった。
駐車場からほりでーゆ〜まで下る途中、サルの群れがいた。何か変だと思ったら、子ザルが交通事故に遭ったようだった。
温泉に入って食事をし、現地で解散。中央道の渋滞が出ていたので、何となく馴れてしまった一般道で帰宅。野菜のお土産や白州で水汲みをして大月の手前から大きく右へ迂回ルートとGoogleくんの指示。先日河口湖からの帰りに通った秋山を通るルートで相模湖まで来たが、途中で暗闇の中からウリ坊が2匹出てきたのにはびっくりした。
そこからなぜかR16/R246と大きく迂回させられて21:45頃に帰宅。ラジオの交通情報に寄れば、大月ICからなら高速利用と時間的にそれほど変わらなかったはず。
毎夏恒例のfireさんとのコラボ山行も、10年目に突入しました。今年はなかなか梅雨が明けず、日程も行先も組み替えてようやく実現。蝶ケ岳キャンプ場で一昼夜続いた強風暴風には肝を冷やしましたが、私にはほぼ全行程が未踏のエリアだったので、とても楽しめました。前常念からの下りは噂どおりの岩稜コースで、テント泊装備の身には応えましたが、終わってみれば達成感でいっぱいです。今年もよいコラボが出来たことに感謝です。
fireさん、masuさん、天候がいまいちでしたが、雷鳥や食事で楽しめたのではないでしょうか。例年ならば梅雨明けの晴天続きになるはずですが、東北北部の梅雨が明けていない今年は、長野県北部の天候はぐずったれている様です。また2泊3日のゆったりした日程なら山とテン泊を満喫できた様で何よりです。
10年続くコラボ登山、良いですね。
kintaさん、コメント有難うございます。
1泊目だけはこれ以上になったらどうしようとビクビクしていましたが、まあ何とか大過なく予定のコース(ピストンまでは無理でしたが)を怪我無く歩けて良かったです。
北信の天気もなかなかスッキリしませんね。残暑も厳しいとの中期予報が出ているので、夏の後半でもう少し楽しみたいところです。
fireboltさん、こんばんは。
蝶ヶ岳ヒュッテのテン場の夜はまさに大変でしたね。私のテントは一部壊れて浸水したり大変でした。写真#10の中央右の青いテントの奥のカーキ色(肌色の濃い色)が私です。
翌日、常念まで行かれたのですね。私は日出とともに横尾へ撤退してました。8時前には雨が上がって解放に向かったようでよかったです。
次回はスカッと晴れた槍穂を拝みたいところですね
ShuMae さん、お早うございます。
コメントありがとうございました。
ハンドルネームに何となく覚えがあるので、ヤマレコ上では以前にご挨拶させて頂いたような気がしています。もしかするとレコを参考にさせて頂いただけかもしれませんが。あ、リス君クラブの方でしたか。
私も撤退する気に大きく傾いていたので、単独なら降りていたでしょう。自分のスマホはあまり入りが良く無くて、最新の予報は確認していませんでした。
今回は2人だったので、協議して天気予報を度々確認し、7時半を過ぎれば雨は止み、昼頃には晴れ間も出ると分かったので続行となりました。
百名山リーチも同じですね! 残りは飯豊ですか。良い山ですので楽しんで下さい。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する