木曽駒ケ岳、宝剣岳、三ノ沢岳。。空木岳は遠かった。縦走を断念して千畳敷から日帰り周回
- GPS
- 08:49
- 距離
- 9.7km
- 登り
- 939m
- 下り
- 931m
コースタイム
- 山行
- 6:28
- 休憩
- 2:19
- 合計
- 8:47
天候 | ガスのち晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
しらび平ロープウェイ駅まではバス、ロープウェイで千畳敷へ(片道2,200円) |
写真
感想
今年のアルプス縦走は最終的に中央アルプスの縦走ということになったが、当初は南アルプスの未踏の百名山光岳を予定して計画を作っていた。今年はコロナウィルスの関係で南アルプスの山小屋は殆ど営業しないことが分かっていたが、どの小屋も避難小屋として利用できるとのことだったので易老渡を起点にして光岳、茶臼岳、聖岳などを2泊3日で周回しようというものだった。
しかし、7月豪雨の影響で芝沢ゲートから易老渡、便ヶ島への林道が甚大な被害を受けて歩行も不可(従来から車の侵入は不可だった)ということがHPに出され、畑薙側から茶臼へ登るルートも橋が流され通行が困難になったことから急遽目的地を、近くの中央アルプスとこれも未踏の百名山の恵那山に切り替えたのが今回の山行だった。
1日目の中央アルプスは駒ケ岳ロープウェイを利用して木曽駒ケ岳から空木岳まで縦走して1泊2日で菅の台へ周回する予定とした。実はこのルートは自分が学生の頃(45年前)に友人と一緒に歩いたことが有ったので、今回は欲張って主脈稜線から離れた日本百高山の一つである三ノ沢岳へも寄り道し、主脈の檜尾岳避難小屋に泊まって周回しようと計画した。
ロープウェイの千畳敷駅を降りたときには周囲はガスに取り囲まれており、予定より30分ほど遅い(ロープウェイが3本目になったため)スタートになった。それでも稜線の乗越浄土まで上がり、中岳、木曽駒ケ岳に着く頃には風は多少強いもののガスもほぼ晴れて見晴らしは良くなってきた。山の日らしく登山者はかなり多かった。
乗越浄土へ戻っていよいよ縦走開始。目の前の宝剣岳の岩場を登る。45年前もこんな険しい所を登ったのかなあ、ひょっとしたら巻き道でもあってそこを歩いたんじゃないだろうかなんて思いながら幾つかの岩峰を越えた。
そして下った三ノ沢岳への分岐。ここに荷物をデポして、身軽な装備で出発したものの自分は水のボトルを入れ忘れるという大失態。sattonには迷惑をかけたし、そのお蔭で帰りは熱中症のような状態でばててしまったことが、この後の行動変更につながる結果になったかもしれない。
当初はガスに隠れていた三ノ沢岳だったが、暫く歩くうちにすっかり晴れ渡り眼前にどっしりとした山容を見せてくれたが、一旦220m下って、180m登り返すという行程を往復する(約5km)のはなかなか大変だった。ただ、それにしては結構すれ違ったパーティの数が多かったのは、このピークが日本百高山の一つというせいなんだろう。
三ノ沢岳では行きの途中自分たちを追い抜いて行ったカップルと暫し談笑。この時点では、まだ空木岳への縦走を諦めてはいなかったので、早々に山頂を後にして主脈稜線の分岐へもどることにした。しかし、暑かったなあ、すっかり晴れて直射日光の厳しい中を細かいアップダウンも有っての最後の200m今日の登り返しにはすっかり参ってしまった。
分岐まで戻った時の時刻は当初の予定より決して遅れてはいなかったもののかなりの消耗に、この先どうするかとの相談の結果、縦走は諦めて極楽平から千畳敷へ下山することにして、のんびりコーヒーブレークを取って南アルプスや主脈縦走路の展望を楽しむことにした。無理をすれば避難小屋まで行くことはできたとは思うが、まだいくつかのピークを越えて3km余りの縦走は、その時の体調を考えると断念するのが妥当だろうとの判断だった。
実際、極楽平では既に15時を回っていたので、ま、正解だったのでしょう。
千畳敷駅ではロープウェイ待ちの人たちが多く、整理券で1台40人ずつに制限していたことも有って、40分ほど待つことになったが、朝と違ってガスの晴れた(と言っても徐々にガスが湧いてきてはいた)カールと宝剣岳の威容を眺めて過ごした時間は悪くなかった。
45年ぶりの中央アルプスはなかなか手ごわかった。
【2020年の山行18回目】
今回の歩行距離:10.2km 2020年の累積距離:261.5km
今回の累積標高:1,208m 2020年の累積標高:19,584m
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