表銀座〜槍〜(撤退)上高地

2020年08月09日(日) ~ 2020年08月11日(火)

• GPS: 24:13
• 距離: 34.9km
• 登り: 3,104m
• 下り: 3,037m

コースタイム

1日目

• 山行: 5:46
• 休憩: 1:07
• 合計: 6:53

距離 6.0km 登り 1,411m 下り 144m

7:02 中房温泉登山口
7:58 7:59 第１ベンチ
8:46 第２ベンチ
9:28 第３ベンチ
10:09 10:15 富士見ベンチ
10:39 11:08 合戦小屋
11:24 11:37 合戦山
12:14 12:16 ベンチ
12:27 12:31 燕山荘
13:18 13:22 めがね岩
13:25 13:32 燕岳
13:37 めがね岩
13:48 13:49 いるか岩
13:55 燕山荘

2日目

• 山行: 5:30
• 休憩: 4:17
• 合計: 9:47

距離 11.5km 登り 882m 下り 914m

7:12 燕山荘
7:35 蛙岩
7:48 大下りの頭
8:55 小林喜作レリーフ
9:00 9:19 槍ヶ岳・大天井岳、常念岳分岐
10:02 10:11 大天井ヒュッテ
10:26 10:56 牛首展望台
11:10 11:26 大天井ヒュッテ
11:46 11:52 貧乏沢下降点
13:05 13:22 赤岩岳
14:01 16:31 ヒュッテ西岳
16:38 16:48 西岳
16:59 ヒュッテ西岳

3日目

• 山行: 8:25
• 休憩: 2:45
• 合計: 11:10

距離 17.4km 登り 884m 下り 2,002m

5:29 ヒュッテ西岳
6:33 6:47 水俣乗越
8:34 ヒュッテ大槍
9:10 10:28 殺生ヒュッテ
11:04 11:32 槍ヶ岳山荘
12:00 播隆窟
12:03 12:04 坊主岩屋下
12:29 12:30 槍沢・天狗原分岐
12:54 12:55 槍沢大曲り
13:14 13:28 赤沢岩小屋
13:45 13:46 槍沢ロッヂ
14:15 二ノ俣
14:25 14:26 一ノ俣
14:38 槍見河原
15:28 15:54 横尾
16:28 新村橋
16:39 徳澤園

当初の計画は、燕岳から表銀座・東鎌尾根で槍ヶ岳へ。さらに西鎌尾根で双六→新穂高温泉の4日間予定でした。2週間前の『表銀座〜大天井岳〜常念岳〜蝶槍〜上高地』では全日通して悪天候だったので、そのリベンジも半分くらいありました。(https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-2453708.html)
結果は、3日目の悪天候、翌日以降も回復見込みが無かったことから、槍から上高地へエスケープという結末。最後は、お気に入りの徳沢園で締めくくるという2週間前と似たような形で締めくくりました。

なお、翌日は蝶ヶ岳へ山行しました(別の記録へ)。https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-2495128.html


3日間のうち、2日目はいい天気でした。ちょうど牛首や西岳など、いい眺望ができるポイントで晴天となったのはラッキーでした。

今回行けなかった西鎌尾根は、いつ行こうかな〜

天候

8/9 曇り
8/10 曇り→晴れ
8/11 曇り→雨→曇り

アクセス

利用交通機関：

バス

8/8 新宿バスタ → 穂高 → 中房温泉(前泊)
8/11 徳沢園に泊

コース状況／危険箇所等

【中房温泉〜燕岳】
お馴染みの急登。合戦小屋のスイカをいただき。

【燕岳〜大天井岳】
表銀座。ガスの中の山行となり、今回も眺望は無かった。。。残念！

【大天井岳周辺のの喜作新道】
大天井岳の周りに三角形のように登山道が通ってますが、その北西側の喜作新道〜大天井ヒュッテまでを、通りました。
後半は着れ落ちた岩場をトラバースします。それが何回となく繰り返される様は、RPGゲームで先に進んでいる感覚と何故か似てました(笑)

【大天井ヒュッテ〜西岳の喜作新道】
牛首からの眺めは最高です。360度パノラマ。背後の大天井岳はもちろん、常念、槍の北鎌、鷲羽〜水晶〜裏銀座、高瀬ダムと針ノ木岳、全部見渡せます。
そこからの喜作新道は、稜線を渡り歩きますが、西岳までは危険箇所らしい所はありません。

【西岳〜槍の東鎌尾根】
今回のルートでは、難所が一番多い。核心部とされる長いハシゴ(槍に向かう方がハシゴを降りる長さが長い)。全体的に痩せ尾根、リッジ、急降下と急上昇！？が、続きます。今回は進むにつれ悪天候になって行きました。

【槍〜上高地(徳沢園)】
途中の坊主岩屋下までは岩石が多く、ババ平以降は傾斜もなだらか。
何ヵ所か、東鎌尾根からの沢沿いに、大量の岩石が流れ落ちてきた箇所があります。7月の大雨の跡でしょうか。もちろん通れるように整備していただいてましたが、落石には注意ですね。

写真

8/8 15:56

【前日】
今回は、所属部山行で燕岳に行きます。参加者5名揃って、前日移動で昼過ぎに中房温泉に到着しました。
まったりと温泉に入ります。

8/8 15:58

初めて入った中房温泉。
中はキレイですね。

温泉後は、みんなで豪華山飯を堪能。
ここ中房温泉のテン場は地熱で少しだけ地面が暖かい。

お酒もほどほど？！？に就寝です。

Zzzzzzz

8/9 7:57

【1日目】
7:00 さぁ、今日からが山行です。
曇り空の中、朝7時に出発。

8/9 8:29

30分置きにベンチがあって、たくさん休憩出来ます。

8/9 10:26

みんなで荷物を分けあって、この急登を登ります。

8/9 10:30

次第にガスも晴れてきました。
燕山荘からの眺望が楽しみになります。

8/9 10:35

合戦小屋まであと5分！！

8/9 10:40

10:40 合戦小屋に到着。

8/9 10:44

涼しい天候ですが、スイカをいただき〜

8/9 11:28

大天井岳だけは、山頂にガスが掛かってますが、それより下は、すんだ空気です。

8/9 11:54

燕山荘も見えてきました！

8/9 12:34

12:27 燕山荘に到着！
裏銀座は、稜線に少しだけガスが掛かってます。

8/9 12:46

曇りのお蔭で、暑くない。

8/9 13:02

テント2張り設営し、燕岳を目指します。

8/9 13:26

深い谷底まで、クッキリ見えます。

8/9 13:26

13:26 燕岳、山頂に到着です！

8/9 13:47

3年ぶりの燕岳。天気は決して良いわけではありませんでしたが、裏銀座を見渡せたり、高瀬ダムを見下ろしたり、満足です。

8/9 13:57

テン場のすぐ隣に、雷鳥さんが！！
登山道の脇なのに、警戒心もなく、長らくいらっしゃいました。

8/9 18:38

周りがザワザワしているとおもったら、何と、テン場のすぐ近くにクマが現れました！！！
(写真真ん中、少し左上。テント用のトイレの奥です)

あちらも人を警戒してか?近づいてくることはありませんでしたが、初めて野生のクマに遭遇してしまいました。

あとから知ったのですが、同じ日に上高地小梨平テン場ではテントをクマが襲ってケガをされた方もいらっしゃった。。。

8/9 17:58

夕日を浴びる燕岳山頂。

今日もみんなで豪華飯！！

大勢で来ると、楽しいですね〜

明日からは、部山行の皆様は下山。自分は1人表銀座縦走にチャレンジです。

風も弱く穏やかな夜の中、就寝です。
Zzzzzzz

8/10 5:01

【2日目】
2日目の朝です。

8/10 7:12

今日で皆さんと別れて、行動です。
撤収、身仕度までは一緒に済ませ、みんなに見送られるように、燕山荘を出発しました。
7:12

8/10 7:31

今日は、あいにくの曇り。ガスが濃く、せっかく楽しみにしていた眺望は無し！！

先月と同じ状況に気持ちが萎えてきます。

8/10 7:33

2週間前と同じだなぁ〜

8/10 7:42

あっ！！
ちょっぴり晴れ間が出て、下界が見えました！

8/10 7:48

7:48 大下りの頭

8/10 7:49

ガスの中、登山者も少なめ。

8/10 7:50

また、少し晴れて来た？

8/10 7:54

ガスが、上がった！！
ほんの2〜3分の間に、みるみる辺りの景色が見えるようになりました。山の天候は良くも悪くも変わりやすい。

8/10 7:56

富士山が彼方にうっすらと見えます。

8/10 7:59

8/10 8:46

幻想的な眺めです。

8/10 8:51

大天井岳手前の梯子。
夕べテン場で近くにいた親子(子供は小学生前？！)が奮闘してます。
がんばれー

8/10 8:53

8:53 梯子を降りたところで、小林喜作レリーフがありました。
2週間前は見つけることが出来ずでしたので、ちょっとハッピー

8/10 8:58

大天荘との分岐です。ここは、槍ヶ岳方面に向かいます。
その前に、しばし休憩。

8/10 9:20

9:20 喜作新道を出発です。
空もすっかり青くなりました！！

8/10 9:28

トサカ岩？？

8/10 9:29

これの事かな？？

8/10 9:30

近くで見ると、ニワトリに見えるような気がしてきた。

8/10 9:33

さて、
ここからは、岩場をトラバースして横渡りする箇所が、繰り返されます。

8/10 9:42

先行する登山者を発見。

8/10 9:43

滑落注意！！

8/10 9:48

ギザギザギザと、珍しい地形

8/10 9:55

牛首、展望がすごくいいらしい。
(頭がギリギリ切れちゃってます:汗)

8/10 9:59

眼下に大天井ヒュッテ。今年は営業中止です。
こういう眺めって、好きですねぇ

8/10 10:00

10:00 常念との分岐。

8/10 10:05

誰も居なくて、静かでした。

8/10 10:13

さぁ、牛首に登ります。
どんな景色が待っているのか？

8/10 10:29

10:29 登りました！
牛首の後ろには、大天井岳が、ドーンって、そびえてます。

8/10 10:30

高瀬ダムの水色もキレイ

8/10 10:54

槍ヶ岳方面。
前穂〜奥〜北はガスの中ですが、槍〜北鎌は、バッチリ！

しばらくの間、360度に見渡せる眺望を楽しみました。
この牛首は、いいところですね。

8/10 11:26

さらに喜作新道を西岳に向かいます。

8/10 11:47

11:47 貧乏沢
ここから北鎌に向かう人も居るとか。。。

8/10 11:57

11:57 ビックリ平。何にビックリすればいいのかな？？

8/10 11:58

ビックリから槍を見てみました。
キレイに晴れてますが、ビックリはしませんでした(笑)

8/10 12:17

象徴的な槍穂先と、それに続く北鎌尾根。
ずーっとこんな眺めを楽しみます。

8/10 12:45

稜線の東側をトラバースします。
赤岩岳ですかな？

8/10 12:50

赤岩岳の山頂へは、ここから登れるようです。

8/10 13:00

13:00 行ってみました。

8/10 13:03

三角点があります。

8/10 13:01

鷲羽、水晶がバッチリ

8/10 13:43

赤岩岳から元の登山道に戻り、先に進みます。
こんなナイフリッジもあったり。

8/10 13:50

ようやく、西岳ヒュッテが見えてきました。

8/10 13:56

13:56 西岳ヒュッテに到着しました。

8/10 14:41

西岳は、ヒュッテからすぐそこです。

8/10 14:42

テントを張って〜

8/10 15:31

冷やしトマトを頂き〜

8/10 13:57

西岳ヒュッテの正面には槍ヶ岳

8/10 14:42

後ろ(東側)には、常念岳

8/10 14:45

北側には西岳。
大天井岳も。

8/10 15:54

南側には、赤沢山。
マイナーで明確な登山道はありませんが、行く人もいるらしい。。。

8/10 13:56

さて、西岳の山頂に向かいます。
ここから上がります

8/10 16:39

15分ほどで山頂に到着。
バックは今日通ってきた喜作新道。大天井岳や牛首も見えてます。

8/10 16:42

北側には高瀬ダム。この先に針ノ木岳が美しくそびえます。今度行きたくなってきます。

8/10 16:47

槍方面はガスに隠れてしまいました。

8/10 17:40

ヒュッテに戻ると、ガスが立ち込めました。ブロッケンして暇を潰します。

8/10 18:03

沈んでいく日と槍が重なります。

8/10 18:28

今日からは独り＝粗食。。。

8/10 19:31

明日、東鎌を通って槍へ。そのまま西鎌で双六まで行けるかなあ？天気次第だけど、今日みたいな天気に恵まれたらいいなぁ〜
槍のシルエットを眺めながら、好天を願いました。


Zzzzzzz

8/11 5:07

【3日目】
3日目の朝。
強風の中、常念方面から朝日が登ります。

8/11 5:30

5:30 槍ヶ岳方面はガスの中です。
天候の不安と期待の中、ヒュッテを出発。

8/11 5:52

水俣乗越に向かって、落ちていくように標高を下げます。

8/11 6:30

木の板が無いと、こわ〜い。

8/11 6:43

6:43 水俣乗越に着きました。

8/11 6:43

この先は、さらに険しくなるはず。

8/11 6:53

8/11 6:56

ガスが、だんだん降りてきます。

8/11 7:08

こんな道を通って行くと、

8/11 7:12

7:12 長〜いハシゴです。
テン泊道具で重たいザックで降りるのは、緊張しました。

8/11 7:17

登りのハシゴの上から、振り返って。

8/11 7:23

険しい痩せ尾根が続きます。
とうとう雨が降り始めました。

8/11 8:32

8:32 ようやくヒュッテ大槍に到着。

8/11 8:34

雨とガスの中ですが、東鎌尾根を進みます。

8/11 8:52

ザーザー降り続く雨、このような背を渡るのは怖いですね。

8/11 8:53

結局、東鎌尾根の最後で引き返し、殺生ヒュッテに降りました。
気温11℃。暖かいうどんを頂き、さてどうしよう？？

8/11 11:09

一旦肩の小屋まで上がったが人もまばら。
このガスで槍に登るのは止め。

8/11 11:11

西鎌方面を覗いてみると、真っ白。視界20m！？
こりゃあダメだ〜
→11:11 上高地へ下山します〜！！

8/11 12:01

さぁ、どんどん降ります。

8/11 12:01

グリーンバンドの鮮やかな色映え

8/11 12:56

下山途中で、正面には西岳が！！
朝まであそこにいたんだ。

8/11 13:05

13:05 大曲り

8/11 14:31

8/11 14:31

7月の大雨で崩れたのでしょうか？？

8/11 16:44

16:40 徳沢園到着です。今日はここで寝ます。

今回はここまで〜

撮影機器：

SC-02K samsung