百高山 赤沢山ハント&槍ヶ岳・大切戸
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- GPS
- 21:13
- 距離
- 57.3km
- 登り
- 4,170m
- 下り
- 4,122m
コースタイム
- 山行
- 6:25
- 休憩
- 2:27
- 合計
- 8:52
- 山行
- 8:25
- 休憩
- 1:10
- 合計
- 9:35
- 山行
- 4:48
- 休憩
- 0:04
- 合計
- 4:52
天候 | 8/13・・・雨のち晴れ 8/14・・・晴れ 8/15・・・晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
|
写真
感想
何気に百高山が残り十数山。その中で気になったのが赤沢山というわけで、
今年のお盆夏山チャレンジは赤沢山に決まり!
そして、山旅に便乗して妹も往復同行し、上高地ステイすることに。
1日目 8/13
さわんど駐車場に着くと、タクシー相乗りの声を掛けられ、
バスを待たずして、6時過ぎに上高地入り。
順調にスタートできそうで良かったと思ったら、雨がパラパラ。
パラパラどころか、それなりの弱雨となってしまう。
ホテル白樺荘の入り口で図々しく雨宿り。
朝ご飯を食べて様子を見るも上がりそうな気配がなく、
妹と別れて出発する。
徳澤前で一旦合羽ズボンをぬいだが、また降り出したので横沢で再び履いて、
その後も雨に降られながら足を進める。
雨の中テントかなぁ。着替えも余分はない・・・不安になる。
11;30、槍沢ロッジ。
雨宿りの登山者でいっぱい。軒下を取り合うかのよう。
その一角でやっとパンをほおばり、座ることもできず、
仕方なく、先に進むしかない。
歩き出すと雨が弱まったり、止んだり、小康状態になる。
合羽も乾きそうな予感がしたが、再びぱらついたりとなる。
大曲から一気に標高が上がる。
荷物が、体が重い。かめさんモードに切り替える。
花の写真を撮って気を紛らわせる。
途中沢で水が補給できた。持参の水、少なくて良かったかも。
ここでは、ミヤマママコナが多く咲いていた印象。
ハクサンフウロやニッコウキスゲも見られた。
息があがらないようにゆっくりと思いつつも、苦しい登り。
水俣乗越の道標が見えてうれしかったこと。
水俣乗越で一息ついて、西岳ヒュッテまであと一息。
この区間は以前の縦走で通過したことがあった。
くさりや梯子、こんなだったかと思い返しながら、
あと一息が、それなりに大変だった。
小屋が見えて喜んで、受付を済ませる。
テントは予約制でなかったので、張れるかも心配であったが、
先に5,6張りあって、まだ大丈夫だった。
テントを張ることには雨が上がったので、良かった。
テントを張って、濡れたものを乾かすことができた。
そして、明日の朝行く、今回のメインターゲット、赤沢山へのルートを確認。
特に案内があるわけではなかった。
下降点ぽいところは、上のテント場の奥の岩の右横。
ハイマツが覆いかぶさっているけど、ルートははっきりしている。
地図と照らし合わせると間違いなさそう。
あとは時間もあったので、西岳のピークへ上がってみる。
そのうちに、雲がとれて、常念、燕、大天井、穂高・・・と周囲の山々が見えていい時間となる。
一流の山々を見渡し、贅沢なひととき。
テントに戻るとちょうど槍の穂先の雲もとれた。
西岳、こんな良いところだったんだ。
雨に降られたけど、報われた。
日暮れを待たずして就寝。
夜中に空をのぞくと、満天の星。やったぁ。
2日目 8/14
4時に起床して、支度。薄明るくなって、赤沢山へ向かう。
整備されたルートでないので、ヤブ漕ぎ。一気に50くらい下る。
マーカーが所々にあり、急な箇所にはロープもあるが、
一か所見落とすと、変な斜面に導かれてしまう。
これはあり得ないと見渡すとマーカーが遠くに見え、
尾根を外れてしまいかけていた。
落ち着いて戻るとあとは順調に進められたが、
結構な藪。ひざ下からくぐるくらいまで、いろいろある。
タイツでなくて良かった。ハイマツのヤニも結構つく。
赤沢山は山標がなく、三角点と棒が立っているのみだった。
展望は良い。
一人で来るには勇気が要るかも。
来られたのは、これまで経験積ませてもらったからに違いない。
再び、マーカー頼りにテント場へ戻って、テントを撤収。
あとは、槍、キレット縦走だ。
雲のない、最高の夏山日和。天気が良いとおのずと調子が出る。
サクサク歩いて、槍へ。
コロナのせいで登山者も少ないとのことで、槍の穂先の渋滞もない。
天気に恵まれた大展望を堪能できた。
その後も調子よく歩いて、大キレットへ。
どかーんと下降した岩場を見て、
3回目、大丈夫大丈夫と案じながら、調子の良く進んだ。
長谷川ピークを越えて、最後、北穂への登りでいよいよ集中力も途切れてくる。
休憩しようか?と頭をよぎるが、あと少し、がんばりきろうと続ける。
そんなとき、前方にライチョウ。
勝手に応援してくれたととらえ、気を取り直し、最後の踏ん張り。
テント受付して、水を補給。テント場への移動が大変だった。
トイレは小屋のほうにしかなく、あり得ない遠さ・・・
気力体力使い果たした。
一眠りするとその後、意外と眠れない。
この日も満天の星空。贅沢な時間に違いない。
3日目 8/15
明け方はガスって、テントは結露。
妹との待ち合わせもあるので、できたら早く下りたい。
撤収して、薄明るい中、下山を開始。
涸沢へは岩がゴロゴロ。
食料、水がなくなって、ザックは軽くなった。
前穂かっこいいなぁ。涸沢は見えていると近そうで、なかなか近づかない。
初めての涸沢。テントがカラフル、メッカなんだなぁ。
あとは足早に下山。
目標の10;15のバスにちょうどよく、着けて、さわんどへ戻れた。
今までだったら、ソロテント山行、好まなかった。
これからもそうかもしれない。
でも、経験値があがって、やたら臆病になることはなくなったとは思う。
目標の山にチャレンジ、
なかなか今年味わえなかった山の空気をいっぱい吸えた3日間。
ありがとうございました。
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