樅沢岳・祖父岳・水晶岳・鷲羽岳・黒部五郎岳・三俣蓮華岳・双六岳・抜戸岳・笠ヶ岳(100高山33・34・35・36・37・38・39・40・41座目)

2020年08月20日(木) ~ 2020年08月24日(月)

• GPS: 45:30
• 距離: 73.3km
• 登り: 6,263m
• 下り: 6,265m

コースタイム

1日目

• 山行: 7:55
• 休憩: 0:55
• 合計: 8:50

5:20 新穂高温泉バス停
6:30 わさび平小屋
7:00 小池新道入口
7:45 秩父沢出合
8:25 イタドリが原
9:00 鏡池
11:15 弓折乗越
12:15 双六池
12:20 13:15 双六小屋
13:40 樅沢岳
14:10 双六小屋

2日目

• 山行: 8:15
• 休憩: 1:00
• 合計: 9:15

5:05 双六小屋
5:20 双六岳巻道分岐
6:35 三俣峠
7:55 黒部川水源地標
8:55 岩苔乗越
9:30 祖父岳
10:20 岩苔乗越
11:50 水晶池分岐
12:25 12:45 高天原分岐
13:10 13:50 高天原温泉
14:20 高天原山荘

3日目

• 山行: 9:20
• 休憩: 0:00
• 合計: 9:20

5:05 高天原山荘
8:00 岩苔小谷水場
8:50 水晶小屋
8:50 水晶岳
9:25 水晶小屋
10:50 ワリモ北分岐
11:45 鷲羽岳
12:50 三俣山荘
13:50 三俣蓮華岳巻道分岐
14:25 黒部五郎小舎

4日目

• 山行: 7:10
• 休憩: 0:45
• 合計: 7:55

5:25 黒部五郎小舎
6:55 黒部五郎の肩
7:10 7:20 黒部五郎岳
8:50 9:10 黒部五郎小舎
10:25 三俣蓮華岳巻道分岐
10:50 三俣蓮華岳
12:00 中道分岐
12:20 12:35 双六岳
13:05 双六岳中道分岐
13:20 双六小屋

5日目

• 山行: 10:20
• 休憩: 0:00
• 合計: 10:20

4:55 双六小屋
5:40 弓折乗越
5:45 弓折岳
5:45 大ノマ乗越
6:45 大ノマ岳
7:25 秩父平
8:10 抜戸岳分岐
8:15 抜戸岳
9:15 笠ヶ岳山荘
9:25 9:15 笠ヶ岳
10:25 笠新道分岐
11:25 杓子平
14:00 笠新道登山口
15:05 新穂高温泉バス停

天候

晴れ/晴れ/晴れ一時雨/晴れ一時雨/晴れ一時雨

アクセス

利用交通機関：

自家用車

新穂温泉駅手前の登山者用無料駐車場に駐車

コース状況／危険箇所等

水晶岳山頂近辺は、痩せており注意が必要。
それ以外は、特に危険個所無し。

写真

8/20 9:47

鏡池から槍ヶ岳。

8/20 11:54

弓折乗越方面から双六小屋。

8/21 6:05

三俣峠近辺から槍ヶ岳。

8/21 6:55

三俣峠方面から三俣山荘。

8/21 9:47

祖父岳山頂より。

8/21 13:08

高天原温泉。

8/22 7:58

岩苔乗越付近より水晶岳方面。

8/22 9:25

水晶岳山頂より、赤牛岳、立山方面(剱岳)。

8/22 9:28

水晶岳山頂より、正面右、笠ヶ岳。

8/22 10:23

水晶小屋付近より、正面、笠ヶ岳、左、鷲羽岳、右、祖父岳。

8/22 11:16

ワリモ岳方面から鷲羽岳。

8/22 11:50

鷲羽岳山頂より。

8/22 14:24

二俣方面から黒部五郎岳と黒部五郎小舎。

8/23 7:08

黒部五郎岳山頂。

8/23 8:10

黒部五郎カール。

8/23 10:55

三俣蓮華岳山頂より。

8/24 7:16

大ノマ乗越。

8/24 7:41

抜戸岳方面より笠ヶ岳。

8/24 8:45

笠ヶ岳付近より笠ヶ岳山頂。

8/24 11:23

杓子平方面から笠ヶ岳。

撮影機器：

SO-03J Sony

感想

dia-sea

1日目: 新穂高温泉駅と少し距離のある、登山者駐車場から出発。秩父沢までは、林道を歩く。秩父沢からは、登山道となり、ガレ場なども出てくる。鏡池からは、槍ヶ岳が見え、雰囲気が良かった。少々登ると弓折乗越となり、そこからは尾根歩き。しばらく進むと、双六池が見え、双六小屋に到着する。宿泊の手続き後、樅沢岳までピストン。軽めの登山。樅沢岳では、ガスが上がってきて、かろうじて鷲羽岳を見る事が出来た。

2日目: 双六小屋を出発し巻道を使い、緑が気持ち良いカールの中の草原を歩いて三俣山荘へ。遠くに槍ヶ岳も見えた。三俣山荘のテン場の水場で、水を補給。木道のような板の道があるのだけれど、1箇所割れており、躓いた。ちなみに、翌日も同じ場所で躓いた。三俣山荘から、黒部川の源流を経由し、岩苔乗越へ。荷物をデポして、祖父岳へピストン。山頂は、360度の眺望で、景色が最高であった。岩苔乗越から、長く樹林帯や草原を歩き、高天原山荘へ。途中、水晶池に立ち寄るも干上がっていた。高天原山荘で、宿泊手続き後、高天原温泉へ。温度が熱く、長くはつかれなかったが、汗を流せるのはありがたかった。

3日目: 高天原山荘を出発し、岩苔乗越しまで戻り、ワリモ北分岐に荷物をデポ。稜線歩きをしながら、途中、水晶小屋で水分補給をして水晶岳へ。水晶岳山頂付近は、痩せていたり、切り立っている部分が多く、慎重さが求められる。水晶岳の山頂は、360度の眺望。こちらも最高の眺めであった。北は赤牛岳の向こうに剱岳が見え、南は、笠ヶ岳までくっきりと見えた。ワリモ北分岐まで戻り、荷物をピックアップ。稜線を歩いて鷲羽岳へ。鷲羽岳山頂から、鷲羽池を見るとその先に槍ヶ岳を見ることができた。鷲羽岳から三俣山荘までは、急な坂道を直で降りる。小さな石も転がっているので、スリップ・転倒注意。三俣山荘から黒部五郎小舎は、三俣蓮華山を巻きながらの登り。途中、残雪(万年雪?)があり、触って涼むと生き返った。黒部五郎小舎に近づくと、急な下りとなり、石がゴロゴロとしていて、こちらもスリップ・転倒注意だった。黒部五郎小舎に到着して間もなく、夕立ちが降り、濡れずに済んだのは幸運であった。

4日目: まずは、黒部五郎小舎に荷物を置かして貰い、空身で、黒部五郎岳にピストン。カールを経て、九十九折で黒部五郎の肩まで上がり、山頂へ。山頂では、広大なカール越しに山々が見え、絶景だった。槍ヶ岳も遠くに見えた。黒部五郎小舎に戻り、三俣蓮華岳への分岐まで戻る。分岐から稜線歩きで、すぐに三俣蓮華岳山頂。こちらも眺めが良い。次に、丸山を経由して、双六岳へ。だんだんとガスが張りだしており、双六岳に着くころには、遠くの山が見えなくなる。双六岳山頂は、だだっ広く、近くの景色は良く見えたが、だんだんと雲行きが怪しく。双六小屋に着いて、ベンチで休憩していると、またまた夕立ちとなり、小屋泊に切り替える登山者も多そうであった。

5日目: 双六小屋を出発し、弓折分岐へ。当初、弓折分岐から、そのまま新穂高温泉まで帰るルートを想定していた。しかし、笠ヶ岳がきれいに見えていたので、とりあえず、抜戸岳を目指して、笠新道を使って下山に変更。弓折分岐から少し登って回り込むと弓折岳。弓折岳から稜線歩きをしながらアップダウンを繰り返し、大ノマ乗越へ。この時点で、トラブル発生。前日の雨露が残っており、ズボンから靴下に伝わり靴の中もビショビショになってしまった。途中、誰もいないことを確認して、ズボンと靴下を脱いで、絞って水分を取り除くといった失態。面倒でもレインの下を履くべきであった。大ノマ岳付近はなかなかの壮大さで、登山者が誰一人として周りにいなかった為、寂しくもあった。大ノマ乗越を経て、笠新道分岐まで長い稜線歩き。笠ヶ岳が気が遠くなるくらい遠くに見えた。笠新道分岐の手前で、抜戸岳にピストン。ガレ場を越えての山頂だったが、いまいち山頂の位置が分かり辛かった。ピストンを終え、笠新道分岐に到着。笠ヶ岳を見るとまだまだ天気が持ちそうだったのと、ペースも良かったので、意を決して、笠ヶ岳へ。こちらも長く感じる稜線歩き。山頂近くは、ガレ場となっていた。山頂に到着する頃に、だんだんと雲が張り出してきたので、急ぎめに来た道を戻った。そして、分岐から笠新道へ。この間、笠新道からの登山者が数名いたので、少し寂しさも薄れた。笠新道は長く、分岐から延々と下り。杓子平あたりで、一服できるが、また下り。最後の最後で、雨がパラついてきて、レインを装着。大きな岩がゴロゴロとした下りで、だんだんと雨脚が強くなり、滑りやすくなってしまった。途中、岩と岩の隙間につま先を突っ込んでしまい、危ない転倒を1回してしまったが、怪我をすることは無かった。笠新道終盤は樹林帯となり、合流点まで遠く感じた。最終日にも関わらず、かなりの長丁場としてしまったが、笠ヶ岳にも登る事が出来、達成感のある最終日であった。