燕岳-大天井岳-常念岳(一ノ沢〜チャリ周回)
- GPS
- 14:22
- 距離
- 55.8km
- 登り
- 4,067m
- 下り
- 4,059m
コースタイム
- 山行
- 12:30
- 休憩
- 1:51
- 合計
- 14:21
天候 | 晴れ、雨、ガス |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
自転車
・チャリで中房温泉までヒルクライム(標高差約800m) ・下山後にマイカーで中房温泉に向かいチャリ回収。 一ノ沢の駐車場は前日夕方の時点で空きがあったが下山時には満杯で下の路肩スペースまで埋まっていた。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
◆一ノ沢〜中房温泉(チャリ) ・前半は下り一辺倒なので楽ちん ・山麓はほぼフラット。 ・宮城から中房温泉までの標高差800mが核心。漕ぐしかない。 ・途中力水で水分補給可能。 ◆中房温泉〜燕岳・北燕岳 ・危険個所なし。迷う場所もない。 ・燕山荘は完全予約制。テン場も同様。 ◆燕山荘〜大天井岳 ・こちらも良く整備されているので問題なし。 ・大天井ヒュッテは今季休業。大天荘はテン場も予約なしで使える。 ◆大天井岳〜常念乗越 ・こちらも迷うことなく問題なく歩くことができる。 ・常念小屋も完全予約制。テントは予約不要。 ◆常念乗越〜常念岳 ・今期は三股への巻き道が復活しているので利用可能。ただし若干危険で歩き辛い。 ・山頂から常念乗越への通常ルートは問題なし。 ◆常念乗越〜一ノ沢 ・こちらも良く整備されている。 ・水場も左斜面からの沢が豊富なのでどこでも採れる。 |
写真
感想
今週は九州に台風襲来ということで湿った空気が流れ込むため天気が悪い…というか不安定な感じ。
雨かもしれないが間違って晴れるかもしれない。
となれば結局山へ行くしかない!ということで久しぶりに表銀座を歩くことにした。
これまでテン泊で縦走することが多かったが今回はチャリを使って日帰りで周回してみよう。
やっぱりオーソドックスに燕岳、大天井岳、常念岳を歩きたい。
ソロで周回するとなると・・・やっぱりチャリしかない。
常念岳の一ノ沢登山口の駐車場に前日夕方に到着したらそのまま車中泊。
午前0時ちょうどにチャリで中房温泉を目指した。
曇り予報だったはずだがスタート直後から雨が降り始めた。聞いてナイス。
今更引き返せないしそもそも雨でも登るしかない。
宮城から中房温泉までの標高差は約800m。
医王山の夕霧峠とほぼ同じ。
春先にコロナの影響でチャリばかり乗っていたのが功を奏した。
昨年までだったら標高差800mとなるとげげーって感じだったがアレルギー反応はない。
速くはないが着実に高度を上げてスタートから2時間ちょいで中房温泉に到着した。
まだ3時前だがボーっとしてても仕方ないので登山開始。
当然こんな時間に登っている人は誰もいない。
合戦小屋まで雨が降り続いていたがそこからガスに変わった。
後ろを振り返るとなんと朝焼け、これはワンチャンあるんじゃないか。
燕山荘に到着するとすっかり青空が広がり絶景が迎えてくれた。
小屋の中から宿泊客が出てくる出てくる…こんなに泊まっていたのか、さすがのキャパ。
ブログの読者さんから声をかけられて一緒に記念撮影、ありがとうございます。
燕岳までは晴れていたが北燕岳ではガスガス…なかなか好天は続かない。
さあ大天井岳を経て常念まで行こうか。
ガスガスということは・・・いた、雷鳥。
ここ最近雷鳥を見る機会が増えている気がする。
今年産まれたヒナがすっかり大きくなって大人と区別がつかないくらいに成長していた。
大天井岳の手前まで晴れていたがそこからまさかの雨。
またですか・・・暑くないので上下カッパを着て歩く。
まあ灼熱地獄がずっと続くよりはいいかも。
大天井岳も人はまばら。既に出発したのか台風を避けたのか。
山頂だけピクッて次なる目標の常念岳へ。
ここは何度も通った勝手知ったる道だ。
しかも日帰り装備なので身が軽い。サクサク歩いてあっという間に常念小屋に到着した。
時刻はまだ11時前…ガスガスで雨が降るかもしれないけどやっぱり常念のピークは踏んでおこう。
山頂に向かって歩いていくと三股の方向を指す標識があった。
あ、そういえば何かで前常念への巻き道が整備されたという記事を見た気がする。
せっかくだから行ってみよう。ということで探求心の赴くままに巻き道へ突っ込む。
幅も狭くて滑落注意的な箇所やロープが張られている箇所もあったが概ね問題なし。
楽かと言われると微妙だが常念小屋と三股とのアクセスが多少楽になったのは間違いない。
後は前常念からピークを踏んで再び常念乗越へ。
あとは一ノ沢を下りるだけ…なのだが、自分が知っている風景と違う。
あ、よく考えたら一ノ沢は積雪期しな来たことがなかった!
冬は沢直登だが夏道は沢の斜面に付けられているのでルートが全然違う。
おかげで新鮮な気持ちで最後まで歩き通すことができた。
チャリも含めて14時間越えのガッツリ山行となった。
やっぱり年に一度は表銀座かな。
表銀座縦走、三股からチャリ周回を夢見ている者です!
以前は友達と車をデポして表銀座縦走しましたが今年は行けるかなぁ
先月夜中前常念から常念小屋の巻道を途中まで下ったのですがヘッデンで照らしてもマーカーが見当たらなくて断念
常念下の分岐まで登って小屋へ
この巻道やっぱり日中一度通るべきだったっと後悔してました。上級者向けとありますがそうでもないんですか?
コメントありがとうございます。
巻き道は崩落地点を跨ぐ箇所で暗いと少しルートが分かりづらいかもしれませんね。
何をもって上級者というのか定義が難しいところですが、登山道が狭くなっている箇所があるのでふらついて足を踏み外す可能性があったり岩場に慣れていない方は避けた方が無難だと思いました。
今回一ノ沢からチャリで周回しましたが三股でもそれほど変わらないと思うので体力次第で十分行けると思います。
頑張ってください!
常人にはできないことを実行する人が多いです。とんでもない日帰り登山などなど。
凄いとは思います。立派です。
ただ、この傾向が、増えすぎないように、という思いが、どうしてもあります。
ヤマレコ、ちょっと、普通じゃなくなってますね。とんでもない山行が、注目を浴びすぎてます。
ヤマレコ、普通で頑張れる、超人的、の二グループに分ける、そんな時が来てませんか。
私は、60代後半、年代で分けるのも一つかな。でも、日帰り登山の超人的なコース紹介は、ヤマレコさん、考える時に来てませんか?
参考にすると、きっと、間違えてしまう人も出ますよ。私は、自分の身体と相談しながら、考えてますけど。
kurish8さん、コメントありがとうございます。
私は自分のことを常人だと思っていますので何をもって超人かというのはピンときませんが、約10年間、四季を通じてほぼ毎週山に登り続けた努力の結果、今のような山行ができるだけの体力が身に着いたと自認しています。
同じようにモチベーション高く色々な山登りに挑戦することは悪いことではないと思いますし、他の人が出来たんだから自分も頑張ろうと思う気持ちを持つことも否定されるべきことではないと思います。
インターネットの世界は発信側ではなく情報を受け取る側のリテラシーが重要で、ちゃんと情報を咀嚼して、自分でも同じような山行ができるのか難しいのか判断する力が求められていると考えています。
アクセスランキング等が無謀な登山を煽っているのではないかという指摘があるとすると、もしかするとそういった要素もあるかもしれないので運営者様でご検討いただいても良いかもしれませんね。
私に対するコメントではなかったかもしれませんが、私の記録にコメントいただきましたので私見を申し上げました。失礼しました。
若い頃同じコースを山仲間と一緒に辿った日々が懐かしい!お暇の折
「山を愛した詩人 串田孫一」https://www.fujiyama-jp.net/wp/?p=2128をご覧ください。「山歩きの想い出」https://www.fujiyama-jp.net/old/
山を題材とした詩や小説は多くありますが、やはり非日常の世界なので感動を得やすいのかもしれませんね。
下界と違っていつの時代も姿かたちを変えないところも想い出を蘇らせてくれる貴重な存在だと思います。
この記録の場を、お借りしてしまいました。これだけの登山ができることには、羨ましい、凄いと思うだけです。変な、チンニュウ者、お許しください。
いえ、気になさらずに。
色んな意見を踏まえ議論できるところも登山SNSの良いところだと思っています
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