黒部五郎岳,鷲羽岳,水晶岳,薬師岳 5日目 6日最終日
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- GPS
- 123:53
- 距離
- 59.3km
- 登り
- 4,449m
- 下り
- 4,449m
コースタイム
- 山行
- 5:02
- 休憩
- 0:28
- 合計
- 5:30
- 山行
- 7:50
- 休憩
- 0:49
- 合計
- 8:39
- 山行
- 6:17
- 休憩
- 1:08
- 合計
- 7:25
- 山行
- 6:21
- 休憩
- 1:38
- 合計
- 7:59
- 山行
- 7:22
- 休憩
- 1:06
- 合計
- 8:28
- 山行
- 4:01
- 休憩
- 0:26
- 合計
- 4:27
8月の終わりに北アルプスの日本百名山4峰を縦走、登山をして来ました。
折立登山口から総距離60キロメートルを踏破し次の厳峰の頂に立ちま
した。
黒部五郎岳 2840m
鷲羽岳 2924m
水晶岳 2978m
薬師岳 2926m
お天気に恵まれ過ぎて熱中症、高山病に耐えながら何とか戻ることが
できました。
以下はそれらのすべての詳報と写真を日にちごとに順次アップしてゆく
予定です。
8月24日
昼過ぎに松山インターに乗る。
松山自動車道→瀬戸大橋→山陽自動車道→名神高速道路→
25日
東海北陸自動車道→飛騨白川PA
萩町合掌造り集落を観光する。
北陸自動車道→立山インター→県道6号→有峰林道→折立登山口
26日
折立登山口→太郎平小屋 泊
27日
太郎平小屋→黒部五郎小舎 泊。
28日
黒部五郎小舎→水晶小屋 泊
29日
水晶小屋→薬師沢小屋 泊
30日
薬師沢小屋→薬師岳山荘 泊
31日
薬師岳山荘→折立
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
昼過ぎに松山インターに乗る。 松山自動車道→瀬戸大橋→山陽自動車道→名神高速道路→ 25日 東海北陸自動車道→飛騨白川PA 萩町合掌造り集落を観光する。 北陸自動車道→立山インター→県道6号→有峰林道→折立登山口 26日 折立登山口→太郎平小屋 泊 27日 太郎平小屋→黒部五郎小舎 泊。 28日 黒部五郎小舎→水晶小屋 泊 29日 水晶小屋→薬師沢小屋 泊 30日 薬師沢小屋→薬師岳山荘 泊 31日 薬師岳山荘→折立 |
その他周辺情報 | 立山 天然温泉 湯めごこち 076−464-2600 |
写真
感想
黒部五郎岳,鷲羽岳,水晶岳,薬師岳 5日目と 6日最終日
●8月30日
薬師沢小屋ではゆっくり眠れたが、谷川の流水の音がうるさくて2時頃
からは浅い眠りになっていた。
5時50分に薬師沢小屋を出発した。予定では太郎平小屋まで4キロ3時間だ。
出発は小屋の裏山から100mほど高度を上げると、昨日の庭園にあった
ような木道が続いていた。
木道は3キロほど続き、残り1キロは高度をグングン上げてゆく。
標高2000mから2330mまでだから結構きつかった。
太郎平小屋には9時に着いた。ほぼ予定の時間通りだった。
ここでカップ麺を食べて9時20分に薬師岳山荘に向けて出発をした。
木道を暫く行くとキャンプ場があり10ほどのテントが設置されていた。
このキャンプ場を過ぎたあたりから本格的な大岩の登りとなる。
岩を登り切ったところが少し平らに、広くなっておりここが薬師平らし
かった。
薬師平には木道があり水平移動だが、終わるとすぐにまた急な岩登り
となる。
このころから頭痛がひどくなる。太郎平小屋を過ぎたあたりから軽い
痛みが始まり気になっていたのだが段々とひどくなった。
この頭痛の原因は
熱中症だろうか?
高山病だろうか?
リュックの重さのせいか?
原因はわからなかった。
薬師岳山荘まで無事に行けるだろうかと、激しくなる痛みをこらえた。
何とか山荘に着くと12時だった。
着いたとたんに何故か痛みがスーッと引いていた。
一体何だったんだ。
30分ほど山荘で休んでいたら疲れもなく、頭痛もない。
至極体調がよくなったので、小さなリュックを背負って、これから
薬師岳に登ることにした。
不思議なほど快調であった。リュックの重みがそれほどきつかったの
かと改めて思い知った。
なだらかな坂を上ってゆくと小さな屋根が壊れた避難小屋とケルンの
ような石積みがあり、そのケルンの中に木造があった。
らさらに15分ほど行くと薬師岳の頂上だった。
岩がゴツゴツしている上に祠が立っていた。ガラス越しに中をのぞ
くと金色の仏像、木造、石仏などが数体並んでいた。
薬師岳の頂上周囲の景色はガスが巻いていてあまりよく見えなかった。
明日の朝に山荘から見えるだろうと思って、景色が見えないことには
こだわらなかった。
薬師岳の頂上で昨日、折立から登ってきた女性から聞いたのだが、
折立の駐車場でクマが出て、名古屋ナンバーの車の窓ガラスを壊して
熊が車内を荒らしたようだ。
私のジムニーは大丈夫だろうかと心配になった。
後日談だが、次の日(31日)立山の温泉でテレビを見ていたら、
ニュースの映像で折立駐車場にまたクマが出たと、白い軽四のボン
ネットにクマが上がっているのが放映されていた。
さて、薬師岳山荘で最終の一泊をするのだが、寝床は衝立で仕切られ
ていた。
コロナの関係で水が一切ない。消毒液もトイレと談話室の2個のみ。
朝の洗顔や歯磨きの水がないので持参のペットボトルの水を使った。
コロナが心配だからと客に水を提供しないのはひどすぎると思った。
却って不衛生ではないかと思った。
ただ、食事はここ薬師岳山荘が一番おいしかった。
寝室は本来16人部屋の設定であるが、この日に泊ったのは8人だった。
黒部五郎岳,鷲羽岳,水晶岳,薬師岳 6日目最終日
●8月31日
薬師岳山荘を4時40分に目覚めた。疲れていたのかよく眠れた。
朝食後にカメラを持って外に出てみた。
雲が出ていて槍ヶ岳程度しか写せなかった。
6時に下山に向けて薬師岳山荘を出発した。
5時間あとの11時には折立に着く予定だ。12時に雷雨が予想されたので
気がかりだった。
薬師岳山荘は標高2,703mにある。
折立登山口は1350mだから高度を一気に1350m下げることになる。
中継点の太郎平小屋には予定の1時間半を要して、7時半に着いた。
ここで軽い行動食を口にした。
それからの下山は実に楽勝だった。
登りは苦労したが快適に足が動いた。
折立駐車場に着くと、通路に置いていた、シャワー用の10リッター入りの
水タンクは熊対策のためなのか、片付け処分されていた。仕方ない。
ならば、車内に飲料水として置いていた水でシャワーを浴びた。
5日間の汗がいっぺんに流れたようで気持が良かった。
立山インター近くまで行き、「湯めごこち」という温泉に入った。
¥880−浴室内にある簡易ベットに横になっていたら1時間近く眠ってし
まった。夕食もこの温泉内にあるレストランで済ませてから高速に乗った。
自宅までナビで750キロ、11時間。
愛媛には翌日の9月1日15時頃に戻ってきた。
直接自宅には帰らずに、家族の所有する別宅で3日ほど自主隔離をして
コロナに感染していないことを確認してから9月3日に自宅に帰った。
以上で
北アルプス縦走60キロ5泊6日の
すべての報告を終わりにします。
これで私の日本百名山の登頂は56峰になりました。
最後まで見ていただきありがとう御座いました。
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