四国、三嶺→剣山縦走
- GPS
- 10:24
- 距離
- 19.1km
- 登り
- 2,118m
- 下り
- 1,224m
コースタイム
- 山行
- 4:47
- 休憩
- 0:50
- 合計
- 5:37
- 山行
- 5:47
- 休憩
- 0:44
- 合計
- 6:31
天候 | 1日目:晴れのち曇り(微風)、2日目:曇り(微風) |
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過去天気図(気象庁) | 2020年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
姫路→姫路バイパス→加古川バイパス→第二神明道路→阪神高速(北神戸線)→明石海峡大橋→神戸淡路鳴門自動車道→徳島自動車道→美馬IC下車→R438→剣山見ノ越駐車場 自宅から約3時間30分くらいでした。 見ノ越駐車場(第一、第二)は相当広い無料駐車場ですが、それでもハイシーズンは路上駐車が出るほど車が多いです。 駐車場バス停横に簡易トイレ(公衆トイレ建替え中)あり。 リフト乗り場横にも公衆トイレあり。 (バス) 見ノ越駐車場にマイカーをデポして、「剣山登山バス」で名頃バス停まで移動。 1日に2本しかないバスですが、11時発のバスに乗れば約30分で名頃登山口に到着します。 (※今回、諸事情によりバスには乗れませんでした) |
コース状況/ 危険箇所等 |
名頃登山口→三嶺:激登りの連続 三嶺→白髪避難小屋:三嶺直下は激下りで以後はそれなりのアップダウン 白髪避難小屋→丸石避難小屋→丸石:多少のアップダウンはあるが緩やかな尾根歩き 丸石→次郎笈:稜線まで地味にキツイ登りの後、次郎笈直下は激登り 次郎笈→剣山:下って登る ※三嶺と剣山の山頂付近にはトイレありますが、縦走路上には一切トイレは無いので注意が必要です。 |
その他周辺情報 | (日帰り温泉) 見ノ越駐車場から美馬ICの道中(R438)にある「つるぎの宿 岩戸」の日帰り温泉を利用しました。 料金:400円 内湯、サウナ、水風呂があります。 シャンプー、リンスは無し(売店で売っているようです。未確認) ボディーソープは設置されています。 ドライヤーあり。(無料) (コンビニ) 美馬IC下車してすぐ南の道路沿いにローソンあります。 また、国道(酷道)438の入口付近にも地元のコンビニ?(食料品店?)あります。 ※グレートトラバースで田中陽希さんが立ち寄ったコンビニです。 |
写真
装備
備考 | ゲイターとザックカバー忘れました。 |
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感想
シルバーウィークですね。
連休開始早々の土曜日、日曜日は秋雨前線の影響で全国的に雨模様。
色々計画していたけれども、またまたお預けかなと思いきや、前日の金曜日なってまさかの天気回復。週間天気予報も全くアテになりません。
三嶺から剣山までの縦走はGWくらいからずっと計画していたのだけれど、コロナ自粛や天候不良により、なかなか実現しませんでした。
最大の問題は、この計画の要でもある「剣山登山バス」がコロナ自粛で運行中止になっていたこと。
7月ごろに三好市の観光課に確認したところ、いつバスの運行を開始するかは未定であったが、8月から見ノ越までのバス運行が開始されていたので、ついに計画を実行する時が来たのでした。
近所の山行仲間のI君を旅の道連れにして、朝6時に自宅出発、9時半くらいには剣山見ノ越駐車場に到着した。駐車場はかなりガラガラでバスの来る11時までは余裕があります。バスが来るまでに少し早めの昼食として食堂で祖谷ソバでも食べて時間をつぶす予定でしたが、駐車場で大阪から来た71歳のおじさんと話し込んでしまい、いつの間にか11時前になってしまい蕎麦を食すのは断念した。
そのおじさんは、剣山は初めてで今日は西島でテン泊して明日、車で移動して三嶺に登るらしい。71歳とは思えないくらいお元気です。
11時、バスが来ない。
ワンボックスタイプの貸し切りタクシーが数人のハイカーを乗せて、バス停前にやってきた。タクシーから降りてきた男性ハイカーさんから驚愕の事実を突きつけられる。なんとバスが事故にあい、バス会社が手配したこのタクシーに乗り換えてここまで運んでもらった。警察の現場検証とか考えると当分バスは来ないと思うとのこと。
えらいこっちゃ。
計画変更やむを得ず。とプランBを考えていたが、ここでI君がタクシーの運ちゃんに何やら話しかけている。
数分後、
I君「バス料金で名頃まで乗っけてくれるってw」
私「それは有難い。どんな交渉したの?」
I君「ん〜と、最初はこの運ちゃん、バス会社に依頼されてバスの乗客をここまで運んだだけで、それ以外は頼まれていないって渋ってたんよ。」
私「ほうほう、それで。」
I君「何か月も前から、この旅行を計画していて遠路はるばるやって来たのに、このままでは徳島県の事が嫌いになってしまいそうや、何とかしてくれ。って粘っただけ。」
と、快くバスと同じ料金で名頃登山口まで行ってもらえることになったのでした。
関西人独特の諦めの悪さと、播州人独特の粘りと押しの強さで、タクシーの運転手さんが根負けしたようで申し訳ないなと思いつつ、内心は助かってほっとした。
さて、名頃登山口からいよいよスタートですが、マジでザックが重い。
荷物は少なく軽くして山行に挑むのが私の本来のスタイルであるが、今回ばかりはそういうわけにもいかず、更にI君のザックに水が入りきらないとのことで、2リットルペットボトルを私のザックに追加したため、飲料水だけで6リットル以上も持つことになった。寝袋や食材などを含めると、たぶんザックの重量は13〜15キロくらいはありそうだ。避難小屋の近くに水場はあるが、枯れていることもあるようなので念のため水を持って上がったのが失敗だったかもしれない。
三嶺の山頂が近づくほどに斜度も厳しくなり、ザックの重さが肩や腰に食い込んでくる。ザックを下ろすと体が宙に浮きそうな感覚にとらわれるが、ザックを担いだ瞬間、もともと低い身長が更に2僂らい縮まる感覚にとらわれる。
なので、当然予定山行時間をオーバーし、17時30分にやっと思いで白髪避難小屋に到着した。
避難小屋には3人の女性ハイカーさんが既に寝る準備をしていたので、急いで夕食の準備に取り掛かる。
更に男性1人と女性2人の3人グループが到着し、総勢8人で避難小屋を利用することになった。予想よりは多いなと思ったが、まだもう数人は入れそうだしソーシャルディスタンスは問題なさそうだ。
ちなみに、最後に到着したグループの男性ハイカーさんは、水は水場で補給することを前提に水の代わに500ml缶ビールを4本持って上がって来たようです。
I君は夜中に、「一緒に飲みましょうか、どうぞ」、と声をかけられたようであるが、遠慮して飲まなかったことを翌日後悔していました。
2日目は、初日と違ってザックが一気に軽くなったこと、登山道がなだらかな稜線歩きに変わったことから快適に距離を稼ぐことができた、なので、6時間くらいを想定していた山行時間であったが、結果は5時間ちょっとで剣山山頂に立つことができた。
2日間の山行で、腰・肩・足等体中のあちこちが痛くなったが、久しぶりに充実した山行となったので満足しました。
それにしても、I君は、駐車場での71歳のおじさんに始まり、タクシーの運転手さんや避難小屋のハイカーさん、休憩中に出会ったトレランの人など、すぐに話しかけて仲良くなるのはもう一種の才能やね。
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