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Yamareco

記録ID: 2624879
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ハイキング
奥秩父

南大菩薩小金沢連嶺 〜麗しの稜線〜

2020年10月04日(日) [日帰り]
 - 拍手
kimichin2 その他1人
体力度
3
日帰りが可能
GPS
07:18
距離
18.8km
登り
1,099m
下り
1,675m
歩くペース
速い
0.91.0
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
6:09
休憩
1:04
合計
7:13
距離 18.8km 登り 1,101m 下り 1,691m
8:30
60
9:30
9
9:39
15
9:54
9:56
40
10:36
10:38
33
11:11
11:53
32
12:25
30
12:55
12:56
14
13:10
13:16
26
13:42
13:53
48
14:41
62
天候 曇り
過去天気図(気象庁) 2020年10月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
甲斐大和駅発7:48(栄和交通バス、臨時便、970円)小屋平BS着8:23
やまと天目山温泉発16:16(栄和交通バス、300円)甲斐大和駅着16:30、発16:42
コース状況/
危険箇所等
大菩薩から富士山を見ながら南下するコースは相変わらず気持ち良い。変化にも富んでいる。
湯ノ沢峠から登山口までの沢沿いの道は、台風などで荒れている。基本的に右岸を進めばよいが、部分的に道が消失しているため、徒渉を繰り返しながら下りる。増水時は高巻きが必要な個所も有る。
小屋平バス停。臨時バスのお蔭で予定より20分程早く出発できた。小雨は上がった。
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小屋平バス停。臨時バスのお蔭で予定より20分程早く出発できた。小雨は上がった。
石丸峠までゆっくりと登る。
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石丸峠までゆっくりと登る。
霧は晴れそうにない。笹原が気持ち良いはずなのに。
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霧は晴れそうにない。笹原が気持ち良いはずなのに。
9:30、石丸峠を通過。
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9:30、石丸峠を通過。
狼平。今日はお昼寝はできないね。
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狼平。今日はお昼寝はできないね。
奥秩父の風情を愛でながら。
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奥秩父の風情を愛でながら。
10:35、小金沢山に到着。
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10:35、小金沢山に到着。
落ち葉のクッション、笹原の解放感。
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落ち葉のクッション、笹原の解放感。
少し霧が晴れてきた。静かな道。
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少し霧が晴れてきた。静かな道。
牛奥ノ雁ヶ腹摺山。コーヒーを淹れよう。
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牛奥ノ雁ヶ腹摺山。コーヒーを淹れよう。
30分あまりの休憩ののち、南の空を望むと、出会えた。
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30分あまりの休憩ののち、南の空を望むと、出会えた。
笠雲を乗せてお忙しいところありがとうございます!今山行で唯一出会えた瞬間だった。
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笠雲を乗せてお忙しいところありがとうございます!今山行で唯一出会えた瞬間だった。
山深い場所でこの気持ち良さ。
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山深い場所でこの気持ち良さ。
川胡桃沢ノ頭。
大峠+雁ヶ腹摺山分岐。年末のあの日、山頂は風が強かったけど富士山はこの上なく素敵だった。
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大峠+雁ヶ腹摺山分岐。年末のあの日、山頂は風が強かったけど富士山はこの上なく素敵だった。
12:54、黒岳に到達。
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12:54、黒岳に到達。
白谷ノ丸。
ここから望む富士山が、私にとってはナンバーワン。残念ながら今日は見えない。
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ここから望む富士山が、私にとってはナンバーワン。残念ながら今日は見えない。
湯ノ沢峠。ここに立つのは何度目だろう。
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湯ノ沢峠。ここに立つのは何度目だろう。
湯ノ沢峠避難小屋。道中、昨夜ここに泊まった3人組パーティーとすれ違った。
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湯ノ沢峠避難小屋。道中、昨夜ここに泊まった3人組パーティーとすれ違った。
湯ノ沢峠登山口。ここまでの沢沿いの道、荒れていた。道は数ヶ所消失し、何度も徒渉を繰り返した。
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湯ノ沢峠登山口。ここまでの沢沿いの道、荒れていた。道は数ヶ所消失し、何度も徒渉を繰り返した。
15:40、長い林道歩行を終え、やまと天目山温泉に到着した。
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15:40、長い林道歩行を終え、やまと天目山温泉に到着した。

感想

 甲斐大和駅には臨時バスが待っていた。予定よりも20分早く小屋平に到着する。満員の車内から降車したのは3名のみ、大菩薩嶺を目指す方々がほとんどだった。霧雨は上がり、石丸峠を目指し、ゆっくりと歩き始める。気温は10度前後、風は感じられなかった。雨上がりの清涼な空気は心地よく、身体は軽い。今日唯一の登りらしい登りも、息上がらず、労せず尾根に乗ることができた。期待どおりの光景があった。
 曇り空、霧も深い。青空に溶け込んだ笹原は見られなかったが、それでも十分に気持ちが良い。7年前、登山を再開して間もない頃、ヤマレコの記録でこの道を知った。また歩いてみたいと思える数少ないコースの一つ、記憶に間違いは無かった。石丸峠の先で牛の寝通りへの道を分ける。かの道は、眺望は得られないが、静かで趣のあるコースだった。そしてほどなく狼平。今日は大の字になることはできないが、スコットランドを彷彿させる素敵な場所なのだ。
 標高2014メートルの小金沢山には前年の11月に登ったので、2014年の年賀状の主役は、ここの山頂写真だった。今日は富士山の姿は見えそうにない。
 それにしても変わらず、変化に富んだ道。楽しい、そして気持ちいい。人と出会わない、静かなこともこのコースの魅力。今日も5組しか出会わなかった。
 11時過ぎ、牛奥ノ雁ヶ腹摺山に到着した。格別に美味いコーヒーを淹れよう。しばらくまったりしたのち、南を見ると、たおやかな姿がそこにあった。会えると思っていなかっただけに感無量、今日の目的は半分達せられた。
 胡桃沢ノ頭、黒岳を経て、白谷ノ丸へ。ここから望む富士山が、私は最も好きだ。今日は見えないが、また来よう。こんどはきっと会える。
 湯ノ沢峠。今日で4度目である。縦走後の下降点、道迷いの末に辿り着いた場所、なぜかここは不思議な場所に思える。私にとってパワースポットなのだろう。峠からは沢沿いの道を下る。台風や豪雨で荒れた道を慎重に下りる。ルートファインディング、渡渉の繰り返し、登山口まで気を抜けない時間が続いた。
 覚悟していた長い林道歩き。素晴らしい時間を振り返りながら歩いた。笹原も富士山も苔の生み出す造形も、いつまでも心に残るだろう。かけがえのないものたちよ、「また会おう」。今日という日に感謝。

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1/5
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