冠雪赤石岳東尾根〜徒歩大井川東俣林道から
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- GPS
- 40:15
- 距離
- 50.2km
- 登り
- 3,126m
- 下り
- 3,123m
コースタイム
- 山行
- 10:39
- 休憩
- 0:05
- 合計
- 10:44
- 山行
- 16:10
- 休憩
- 0:39
- 合計
- 16:49
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
行動時間 11時間と16時間 標高範囲 900m〜3100m 気温 スタート5度 上で0度 山で会った人 3人 展望 2500mから ハイマツ 2600mから 紅葉 1200mくらいマックス 先週の上越よりは暖かい 積雪の様子 上で30センチ スマホカウント 29000歩と55000歩 雰囲気 山は静かだが下は40年間の工事中(終わらない 満足度 90% |
写真
感想
サミッツ最終章 NO007
冠雪赤石岳〜徒歩大井川東俣林道から
初夏の仙丈、夏の農鳥(稜線まで)に続きまたも南ア、40年も行ってない赤石岳。コロナ休業南アだから、畑薙ゲートから徒歩またはチャリ、しかも林道24時間営業(真っ暗闇の真夜中でも=カモシカ目の前出た)。畑薙〜椹島の17キロもなんのその。ハーフを走るか、いやゆっくり歩く。
秋の移動高になっている。週末数日の晴れ間違いなし。大井川上流に行くことに。
朝東京出て昼につけば、数時間林道進入できるかと思ったが、知ってはいたが新東名静岡から延々山越えはこの40年ほとんど進化せずに、あっという間に夕方に。勇気もそがれて、翌日未明出発にして仮眠。
実はこの車ゲートは、夕方5時に締まると言っているのだが、真夜中でもトラック、関係車の出入りが自由で、ダイヤルキーみんな知っていた。夜中もうるさい、もう工事現場と同じで、国立公園の味わいゼロ。奥で何をやっているのか。世紀の遺物リニアの工事だった。
4時過ぎ暗いうちにチャリ出るが、舗装は2キロであとは砂利で進めない。40年間進歩してない道。あきらめて徒歩。3時間歩いて赤石ダムは初見だった。明るくなった朝に、工事トラック都合50台も土埃もくもくで入ってくる。路肩に小さくよける。4時間後、ようやく椹島集落を上から見たが、工事関係者のキャンプと化していて、もちろん大勢がここで宿泊工事しているらしい。
林道わきの愛想のない登山口の階段上って取り付き。8時半。ここからざっと6時間で赤石小屋に着くそうだが、標高1200mから2500mへ。急登であるし、水3リットル担いでいる、テントも。
周囲は紅葉できれいしているが、もくもくと足元だけ見る。途中で廃道林道横切って、さらに急登登って、シラビソ樹林に代わったが、やはり南アは木が邪魔して景色がなかなか見えない。ようやく7時間後小屋に着くと、有難い倉庫の2階が冬季小屋で解放されているから入る。冬季トイレも外に。フォレストの管理は登山道整備も小屋新築もなかなか行き届く。少し先から目的の赤石岳冠雪の様子が大きく、でもああ遠い。
500円献金して、飯して明るいうちにさっさと寝る。ところが22時に再度腹が減って起きて、また食って寝る。昼間食事の時間が短いと、夜に減るもんだ。
翌アタックの日。ここから往復して下山とは巨大スケジュールではあるが、ほかに選択なし。登り4時間。4時半暗闇で出るが(今は6時近くまで暗い)、ほぼ満月。西に沈む月に向かって歩くというオシャレ。そこに遠くから対抗者のライト。頂上小屋からの下山のようだが、いきなり現れると怖いなあという真夜中の恐怖もあり。30分してすれ違ったが、あとでわかるか、あんな冠雪急斜面をライトで下るとは、ちょっと恐怖。
登山道は赤石沢(北沢)のカールに入り込んで登り上げるという、ちょっと格好のいいルートだった。私本流の南沢なら登ったことあるけれど、それよみがえる。
赤石岳はカールとは言わないようだが、間違いなく水源はカール状で、早くもそこは冠雪吹き溜まりになっている。だんだん上に出ると、ハイマツ斜面が30センチ積雪に埋もれて、ただ数人のトレースでルートが分かるのが有難い。頂上付近で見かけた年配が昨日ここ登って、あとから降りてきた。ハイマツ出て主稜線の小赤石岳のコルに出ると、あとは雪混じりあがっていくだけだが、右足だけアイゼン履いたり脱いだり。そしてついに赤石岳頂上。あれそこに小屋があるのも、知らなかった、立派だ北穂のように頂上に小屋がある。先の年配がゆっくり起きてきた。
わお南アが全部見えるといっても、自分のいるこの赤石岳が最高で、隣に荒川、南に聖は低いですよ。あとは遠くに富士。仙丈、北岳もわかるね。北アも見える。
赤石東尾根という大井川盆地の谷底からよくぞ2000mも登ってきたね。反対の伊那の方がずっと近いのに、小渋川しか道がなくて行ったことない。白日夢のような少しの時間を過ごして、戻ろう。延々と。下山開始が8時半、下山完了は12時間後になった。
コメント
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sptakaさん、こんばんは。
2日目の陽が昇る前にすれ違いました対抗者のライトasa37030です。
お疲れ様でした。16時間の山行とは恐れ入ります。強靭な体力ですね。
赤石からの下りは急斜面だったのですね。
雲海に浮かぶサファイ富士の写真、最高ですね。小生もあんな写真撮りたかったです。スマホのカメラじゃダメなのか?腕前なのか?
この時季、南アは人気ありませんが、また東京から来てくださいね。(静岡県民より)
いやあ、あの時は「おはようございました」
頂上に出たときに、もう一人のお客さんはシュラフ干しているという余裕でした。赤石岳に住んでいるのかと、帰路に下の方で抜かれました。登りの時にクマの叫びを聞いたと警戒していました。あの方も夜の林道歩行ですね。今時期の南アは強烈な人ばかりです。またどこかで。
spatakaさん今日は
二日前(金曜日)に同じ尾根から下山したbi75です。
赤石岳は格好良い山ですね。spatakaさんのヴィデオに聞こえた、富士見平の昭和19年に起きた郡飛行機の事故の話は気になりました。シェーアして有難うございます。頑張ってネットで検索して面白い資料が見つけられるかどうか挑戦します。
良い登山が長く続くように。
ありました!!
http://hikokikumo.net/a4501-05-Akaishidake-97Bommer-000.htm
貴方、赤石岳から4時間でゲートまで下山!
スーパーマン
仙丈岳から、3日で来ましたか。素晴らしい!
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