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Yamareco

記録ID: 271642
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雪山ハイキング
奥多摩・高尾

【★奥多摩・赤破線経路(準バリルート)!★鳥屋戸尾根★川乗橋バス停〜鳥屋戸尾根〜蕎麦粒山〜一杯水避難小屋〜ヨコスズ尾根〜東日原バス停★】

2013年02月23日(土) [日帰り]
 - 拍手
GPS
06:55
距離
13.2km
登り
1,298m
下り
1,097m

コースタイム

【■山域(通過自治体)■】
‥豕都西多摩郡奥多摩町
∈覿霧秩父市

【■今回のコース■】
『川乗橋バス停(標高430m/7:50am/登山開始)-
鳥屋戸尾根取付地点(7:53am)-トヤド山(9:44am)-
笙ノ岩山(標高1258m/9:51am)-塩地ノ頭(10:03am)-
松岩ノ頭(標高1268m/10:15am)-鳥屋戸尾根分岐(11:18am)-
蕎麦粒山(標高1472m/11:29am)-仙元峠&棒杭ノ頭&天目山は巻く-
一杯水避難小屋(13:00/20分休憩)-横篶山&滝入ノ峰も巻く-
東日原バス停(標高620m/14:45/登山終了)』
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2013年02月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
【●往路●】
ゝ王線-吉祥寺(京王線150円)
吉祥寺-奥多摩(JR中央本線・JR青梅線/890円)
1多摩駅-川乗橋(西東京バス/250円)

【●復路●】
‥貽原-奥多摩駅(西東京バス/450円)
奥多摩-阿佐ヶ谷(JR青梅線・JR中央本線/890円)

【●往路詳細●】
吉祥寺5:35-5:55立川6:04-6:34青梅6:35-
7:17奥多摩7:25-7:40川乗橋
(JR中央本線・JR青梅線・西東京バス)

【●復路詳細●】
東日原14:50-15:16奥多摩15:26(ホリデー快速)-
16:43三鷹16:48-16:57阿佐ヶ谷
(西東京バス・JR青梅線・JR中央本線)

西東京バス
http://www.nisitokyobus.co.jp/
コース状況/
危険箇所等
【▲登山道状況(赤破線経路(鳥屋戸尾根)&赤線一般登山道)▲】
\郛莇競丱皇-取付地点:一般道路歩きなので問題無し
⊆萇嫦賄-笙ノ岩山:笙ノ岩山直下までは雪が無い
cノ岩山-蕎麦粒山:積雪約10cm〜30cm・アイゼン不使用
(※ただし鳥屋戸尾根を下りで利用する場合は要アイゼン)
ざ焦粒山-一杯水避難小屋:積雪約30cm・要アイゼン
グ貲嫂緘鯑饐屋-滝入ノ峰直下:積雪約10cm・要アイゼン
β貽ノ峰直下-東日原バス停:飛び石状態の凍結箇所注意
※全行程4本爪の軽アイゼンで問題ありませんでした。

【▲登山者数情報▲】
\郛莇競丱皇-取付地点:7名
⊆萇嫦賄-笙ノ岩山:0名
cノ岩山-蕎麦粒山:0名
ざ焦粒山-一杯水避難小屋:1名
グ貲嫂緘鯑饐屋-滝入ノ峰直下:2名
β貽ノ峰直下-東日原バス停:0名

【▲今回の山の別名▲】
.肇筌瓢魁Эノ通り
≪ノ岩山:庄ノ岩山・小ノ岩山
1地ノ頭:シオジ窪ノ峰
ぞ彰筌瞭:松岩尾根ノ頭
ザ焦粒山:ソバ粒山・ソバツブ山・三角山・火打石山
仙元峠方面分岐:鼓ヶタワ(つつみがたわ)
Ю膰菊宗Ю間峠・長尾谷ノ頭
棒杭ノ頭:古棒杭・棒杭尾根分岐
一杯水:一口水・イッパイ
天目山:天目ノ峰・三ツドッケ・三ツドッケン
滝入ノ峰:大蛇居


【▲読み方▲】
.肇筌瓢魁Г箸笋匹笋
≪ノ岩山:しょうのいわやま
1地ノ頭:しおじのあたま
ぞ彰筌瞭:まついわのあたま
ザ焦粒山:そばつぶやま
仙元峠:せんげんとうげ
棒杭ノ頭:ぼうくいのあたま
一杯水:いっぱいみず
天目山:てんもくさん
滝入ノ峰:たきいりのみね
昭和19年の鳥屋戸尾根周辺の古地図
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昭和19年の鳥屋戸尾根周辺の古地図
昭和19年のヨコスズ尾根周辺の古地図
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昭和19年のヨコスズ尾根周辺の古地図
川乗橋バス停(標高430m/7:50am/登山開始)
2013年02月23日 19:38撮影 by  VG170 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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2/23 19:38
川乗橋バス停(標高430m/7:50am/登山開始)
川乗林道入口のゲートをくぐる
2013年02月23日 07:42撮影 by  VG170 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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2/23 7:42
川乗林道入口のゲートをくぐる
川乗林道
2013年02月23日 07:52撮影 by  VG170 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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2/23 7:52
川乗林道
鳥屋戸尾根取付地点(7:53am)。写真を撮影した場所は川乗林道上で、進行方向左側でゲートから徒歩3分程の場所。
2013年02月23日 07:53撮影 by  VG170 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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2/23 7:53
鳥屋戸尾根取付地点(7:53am)。写真を撮影した場所は川乗林道上で、進行方向左側でゲートから徒歩3分程の場所。
鳥屋戸尾根の下方は杉林
2013年02月23日 08:10撮影 by  VG170 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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2/23 8:10
鳥屋戸尾根の下方は杉林
そろそろ自然林が見えてくる
2013年02月23日 08:48撮影 by  VG170 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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2/23 8:48
そろそろ自然林が見えてくる
鳥屋戸尾根の自然林
2013年02月23日 08:52撮影 by  VG170 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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2/23 8:52
鳥屋戸尾根の自然林
鳥屋戸尾根
2013年02月23日 08:57撮影 by  VG170 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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2/23 8:57
鳥屋戸尾根
鳥屋戸尾根
2013年02月23日 08:59撮影 by  VG170 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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2/23 8:59
鳥屋戸尾根
前方にトヤド山が見える
2013年02月23日 09:25撮影 by  VG170 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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2/23 9:25
前方にトヤド山が見える
トヤド山手前の無名峰
2013年02月23日 09:37撮影 by  VG170 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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2/23 9:37
トヤド山手前の無名峰
トヤド山(9:44am)。別名:杉ノ通り
2013年02月23日 09:44撮影 by  VG170 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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2/23 9:44
トヤド山(9:44am)。別名:杉ノ通り
鳥屋戸尾根
2013年02月23日 09:47撮影 by  VG170 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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2/23 9:47
鳥屋戸尾根
積雪が現れ始める
2013年02月23日 09:49撮影 by  VG170 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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2/23 9:49
積雪が現れ始める
笙ノ岩山頂上が見えてくる
2013年02月23日 09:50撮影 by  VG170 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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2/23 9:50
笙ノ岩山頂上が見えてくる
笙ノ岩山(標高1258m/9:51am)。別名:庄ノ岩山・小ノ岩山
2013年02月23日 09:51撮影 by  VG170 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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2/23 9:51
笙ノ岩山(標高1258m/9:51am)。別名:庄ノ岩山・小ノ岩山
笙ノ岩山を下る
2013年02月23日 09:52撮影 by  VG170 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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2/23 9:52
笙ノ岩山を下る
塩地ノ頭(10:03am)。別名:シオジ窪ノ峰
2013年02月23日 10:02撮影 by  VG170 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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2/23 10:02
塩地ノ頭(10:03am)。別名:シオジ窪ノ峰
塩地ノ頭付近から川乗山方面を眺望
2013年02月23日 10:07撮影 by  VG170 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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2/23 10:07
塩地ノ頭付近から川乗山方面を眺望
なかなか感じの良い尾根
2013年02月23日 10:12撮影 by  VG170 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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2/23 10:12
なかなか感じの良い尾根
松岩ノ頭(標高1268m/10:15am)。別名:松岩尾根ノ頭
2013年02月23日 10:15撮影 by  VG170 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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2/23 10:15
松岩ノ頭(標高1268m/10:15am)。別名:松岩尾根ノ頭
松岩ノ頭の積雪の急坂を下る
2013年02月23日 10:17撮影 by  VG170 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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2/23 10:17
松岩ノ頭の積雪の急坂を下る
鳥屋戸尾根
2013年02月23日 10:49撮影 by  VG170 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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2/23 10:49
鳥屋戸尾根
鳥屋戸尾根
2013年02月23日 10:51撮影 by  VG170 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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2/23 10:51
鳥屋戸尾根
ここまでマトモなトレースが無いので道形を洞察するのに苦労しました。
2013年02月23日 11:08撮影 by  VG170 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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2/23 11:08
ここまでマトモなトレースが無いので道形を洞察するのに苦労しました。
だんだんと稜線が近付いてくる
2013年02月23日 11:17撮影 by  VG170 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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2/23 11:17
だんだんと稜線が近付いてくる
赤線一般登山道合流(鳥屋戸尾根分岐(11:18am))
2013年02月23日 19:43撮影 by  VG170 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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2/23 19:43
赤線一般登山道合流(鳥屋戸尾根分岐(11:18am))
蕎麦粒山頂上が見えてくる。ここで鳥屋戸尾根は終わりです。かなりパンチが効いた尾根でした(><)
2013年02月23日 11:28撮影 by  VG170 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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2/23 11:28
蕎麦粒山頂上が見えてくる。ここで鳥屋戸尾根は終わりです。かなりパンチが効いた尾根でした(><)
蕎麦粒山(標高1472m/11:29am)
2013年02月23日 19:44撮影 by  VG170 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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2/23 19:44
蕎麦粒山(標高1472m/11:29am)
蕎麦粒山から東南の天目背稜(都県境尾根)を眺望
2013年02月23日 11:30撮影 by  VG170 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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2/23 11:30
蕎麦粒山から東南の天目背稜(都県境尾根)を眺望
一杯水避難小屋へ向かう。仙元峠&棒杭ノ頭&天目山(三ツドッケ)は巻く。
2013年02月23日 11:35撮影 by  VG170 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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2/23 11:35
一杯水避難小屋へ向かう。仙元峠&棒杭ノ頭&天目山(三ツドッケ)は巻く。
蕎麦粒山からの下り急斜面で4本爪軽アイゼンを装着する
2013年02月23日 11:44撮影 by  VG170 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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2/23 11:44
蕎麦粒山からの下り急斜面で4本爪軽アイゼンを装着する
積雪30cmくらいはありますし、小さい雪庇もあります
2013年02月23日 12:09撮影 by  VG170 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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2/23 12:09
積雪30cmくらいはありますし、小さい雪庇もあります
この辺は左側がクドレ(崖)なので要注意
2013年02月23日 12:43撮影 by  VG170 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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2/23 12:43
この辺は左側がクドレ(崖)なので要注意
グミ乃滝方面には足跡がありませんでした
2013年02月23日 19:46撮影 by  VG170 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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2/23 19:46
グミ乃滝方面には足跡がありませんでした
一杯水。別名:一口水・イッパイ
2013年02月23日 19:46撮影 by  VG170 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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2/23 19:46
一杯水。別名:一口水・イッパイ
一杯水避難小屋(13:00/20分休憩)
2013年02月23日 13:00撮影 by  VG170 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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2/23 13:00
一杯水避難小屋(13:00/20分休憩)
一杯水避難小屋地番
2013年02月23日 13:01撮影 by  VG170 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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2/23 13:01
一杯水避難小屋地番
氷点下2℃とやや暖かい
2013年02月23日 19:47撮影 by  VG170 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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2/23 19:47
氷点下2℃とやや暖かい
一杯水避難小屋の中
2013年02月23日 13:01撮影 by  VG170 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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2/23 13:01
一杯水避難小屋の中
一杯水避難小屋の緊急物資には『生きろよ!』と書いてある。私も小屋の救急箱にパブロン(風邪薬)5包と太田胃散4包を寄付しました。
2013年02月23日 13:11撮影 by  VG170 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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2/23 13:11
一杯水避難小屋の緊急物資には『生きろよ!』と書いてある。私も小屋の救急箱にパブロン(風邪薬)5包と太田胃散4包を寄付しました。
ヨコスズ尾根を下る
2013年02月23日 13:21撮影 by  VG170 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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2/23 13:21
ヨコスズ尾根を下る
横篶山&滝入ノ峰も巻く
2013年02月23日 13:35撮影 by  VG170 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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2/23 13:35
横篶山&滝入ノ峰も巻く
前方に滝入ノ峰が見える
2013年02月23日 13:42撮影 by  VG170 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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2/23 13:42
前方に滝入ノ峰が見える
本日登って来た対岸の鳥屋戸尾根を眺める
2013年02月23日 13:46撮影 by  VG170 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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2/23 13:46
本日登って来た対岸の鳥屋戸尾根を眺める
この辺りでアイゼンを外す
2013年02月23日 14:19撮影 by  VG170 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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2/23 14:19
この辺りでアイゼンを外す
やっと人里が見えてくる(^0^)
2013年02月23日 14:38撮影 by  VG170 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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2/23 14:38
やっと人里が見えてくる(^0^)
東日原の町も見えてくる
2013年02月23日 14:42撮影 by  VG170 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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2/23 14:42
東日原の町も見えてくる
14時50分発奥多摩駅行のバスに間に合った(^^)。ちなみに次のバスは16時17分です(^^;
2013年02月23日 14:45撮影 by  VG170 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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2/23 14:45
14時50分発奥多摩駅行のバスに間に合った(^^)。ちなみに次のバスは16時17分です(^^;
東日原バス停(標高620m/14:45/登山終了)
2013年02月23日 19:49撮影 by  VG170 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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2/23 19:49
東日原バス停(標高620m/14:45/登山終了)

感想

【■■感想と解説■■】

今回は久々に奥多摩に行きたくなったので行ってきました。この時期は積雪が多いので、日向尾根という別名が付いている尾根で、いわゆる南側尾根です。南側の尾根は雪が少ないから登りやすいです。他には朝日尾根あるいは朝日向尾根と云う別名が付いている尾根は太陽が登る方向にある尾根ですので、この尾根も積雪が少ないです。そしてその逆で日影尾根(日陰尾根・日蔭尾根・ヒカゲ尾根)あるいは日影山などという名前の山や尾根のほとんどは北側の尾根ですので、標高1000mを越えると積雪で難儀しますので、尾根の別名や尾根の方角などで積雪が多い少ないを判断するのも大切な事であると存じます。ちなみに今回の鳥屋戸尾根は日向尾根(南側尾根)ですので標高1200m地点までは雪がありませんでした。

まず初めに川乗橋バス停からゲートをくぐって川乗林道に入って3分ほどの場所に鳥屋戸尾根の分岐があります。この分岐は道標がありますので解かりやすいですが、ここから蕎麦粒山直下までは私製道標3個以外は官製道標が一つもありませんので登りで使う場合も下りで使う場合も道迷いには十分に注意することです。鳥屋戸尾根の取付地点から笙ノ岩山までは杉林と自然林を交互に登って行くような感じですが、上の方に行くにしたがって自然林は増えてきます。笙ノ岩山まではかなり急峻な登り一辺倒で今の時期は樹間から対岸の山々の風景が眺望できますが、新緑の季節になると樹間の眺望が無くなるものと思われます。笙ノ岩山手前のトヤド山付近から少しずつ積雪が増えてきましたが、今回は蕎麦粒山まで軽アイゼンは使いませんでした。そしてこの尾根で要注意な場所は松岩ノ頭を下降した時にすぐとなりに松岩尾根が平行しておりまして、松岩尾根方面にも赤テープがありましたので、松岩ノ頭で必ず方位磁石を見て確かめる事が大切です。松岩ノ頭を下降すると水濠と呼ばれているデエロ(平)があってこのデエロ(平)でも松岩尾根に引き込まれそうになりますので用心することが必要だと思います。

この松岩尾根云々の場所を過ぎると蕎麦粒山までは比較的簡単に行けます。蕎麦粒山からの景色は南方方向のみが開けていて同方向の景色は素晴らしく美しかったです。ここから一杯水避難小屋までは最低でも4本爪の軽アイゼンが必要になります。一杯水避難小屋までは巻き道が平行しておりますので比較的容易に行けますが巻き道は凍結している箇所が多くて、さらに足元は切り立ったクドレ(崖)がほとんどですので滑落には厳重注意が必要です。一杯水避難小屋からはヨコスズ尾根を下りましたが、滝入ノ峰直下までは軽アイゼンが必要です。滝入ノ峰直下を過ぎると自然林と杉林を交互に抜けると下方に民家の青い屋根が見えてきて、その民家から東日原バス停までは約10分〜15分の行程です。今回の総括は積雪期の鳥屋戸尾根を歩けた事に満足していると同時に凍結したクドレ(崖)の上の道は慎重に通らなければならないと云う危機感も改めて実感しました。ちなみに今回はワカン(簡易スノーシュー)と12本爪アイゼンを持って行きましたが4本爪で問題なかったので2つとも使いませんでした。

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鳥屋戸尾根を蕎麦粒山三角点から順に述べてみると、最初が鼓ヶタワで、現在の林道は此処を縫っているのだ。グイと降って1200米のトヤ場を過ぎて次の1320米圏は長尾山といい、長尾はこの辺一帯の字なのである。西多摩とある西の字にかかる1300米圏は八丁山、降って1254米の庄ノ岩山である。一に小ノ岩山または笙ノ岩山なぞとも謂い、山頂附近に浸蝕のたま内部の空洞となった堊石があり、風の吹くたび、自ら音を発して微妙に鳴るのが笙を吹くようだからと俚老は謂う。

『昭和19年・宮内本』より抜粋

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【★仙元峠・天目山(三ツドッケ)・滝入ノ峰の写真は以下へどうぞ★】

雲取山&長沢背稜(鴨沢-七ツ石山-雲取山-雲取山荘1泊-芋ノ木ドッケ-
長沢山-酉谷山-七跳山-三ツドッケ-東日原)(奥多摩)
2011年11月26日(土)〜27日(日)<Yamaotoko7>
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-153007.html

天目背稜(都県境尾根):東日原-ヨコスズ尾根-一杯水-仙元峠-
蕎麦粒山-日向沢ノ峰-長尾ノ丸-棒ノ嶺-清東橋(奥多摩)
2011年12月17日(土)<Yamaotoko7>
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-156535.html

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