大根沢山・大無間山(赤石温泉白樺荘より反時計回り周回)
- GPS
- 17:36
- 距離
- 26.3km
- 登り
- 2,690m
- 下り
- 2,708m
コースタイム
- 山行
- 7:21
- 休憩
- 2:44
- 合計
- 10:05
天候 | 1日目:晴れ 2日目:小雨のち晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
【登山・下山ポスト】白樺荘の中にあります。 【白樺荘〜鉄塔】林道歩き。直登でショートカットするコースは疲れるだけで余計に時間がかかるのでオススメできない。 【鉄塔〜標高1737m地点】わりとリボンも多く傾斜も普通。 【標高1737m地点〜田代沢ノ頭】激急登。体力消耗します。 【田代沢ノ頭〜大根沢山】倒木多めですが安全快適な尾根歩き。 【大根沢山〜アザミ沢ノコル】急にリボンの数が減ります。基本的に痩せ尾根の一番高いところを歩けばいいんですが、倒木を避けて脇を巻く踏み跡の中には間違った方向へ下りていってしまうものも…。惑わされないように注意。 【アザミ沢ノコルの水場】登山道から外れ笹の斜面を東へ10分ほど下りたところに細い沢がありました。水量はチョロチョロ程度。 【幕営地】アザミ沢ノコルから少しだけ登ったところに好適地。焚き火跡があるのですぐ分かります。 【幕営地〜三方峰】大根沢山からの道同様、痩せ尾根歩き。緊張しました。 【三方峰〜大無間山〜小無限山】リボンも増えるし危険箇所もなし。 【小無限山〜標高1307m地点】ときどき急降下もありますが普通。適当に下ると間違えそうなところも数箇所あったので、必ず次のリボンが見える方向へ進む。 【標高1307m地点〜明神橋】スキーゲレンデ上級コース並の急傾斜に10cm以上落ち葉が積もった状態。しかも下は浮石多数。木につけられたリボンと薄い踏み跡を探しながら慎重に下りる。鉄塔より下はさらに急傾斜になるので、固定ロープを使いながら絶対に足を滑らせないように、落ち葉の積もったトラバースの溝を降りていく。長時間緊張を強いられました。 【明神橋〜白樺荘】舗装路歩き。 |
その他周辺情報 | 赤石温泉白樺荘の日帰り温泉を利用。510円/人。ぬるめながらヌルヌルした泉質と茶臼岳を正面に眺められる露天風呂は最高。 食事は16時までだったので間に合いませんでした。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
雨具
靴
ザック
ザックカバー
行動食
非常食
調理用食材
ハイドレーション
コンロ
コッヘル
調理器具
ライター
地図(地形図)
コンパス
ヘッドランプ
予備電池
ファーストエイドキット
常備薬
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
タオル
ツェルト
ストック
ナイフ
カメラ
シェラフ
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---|
感想
川根本町の日本二百名山&静岡の百山「大無間山(だいむげんやま)」は何年も前から登ってみたかった憧れの山でした。まず名前がカッコいい(笑)。山容もカッコいい(浜松市からも見えます)。そしてどのルートでも難易度が高い。しかもヤマビルと積雪を避けると5月か11月しか好適期がないという強敵です。
ところが11月に入って急に暖かくなって、しかも晴れが続く予報じゃないですか。「今でしょ!」と林先生の声が頭の中で鳴り響きました(妄想です)。
ということで、17〜18日の2日間、やはり静岡の百山の大根沢山(おおねさわやま)と大無間山を周回してきました。単独行としては自分史上最大のチャレンジです!
今回はなるべく体力の消耗を減らしたかったので、YouTubeにあった「秋のULテント泊登山 装備一式を徹底紹介!」という動画を参考にして、荷物を軽量化!いつものダブルウォールテントではなくツェルト泊に。食料はフリーズドライのリゾットと固形燃料のストーブで。ザックはパーゴワークスのRush30にギリギリまで詰め込むことで、カメラ+2Lの水を含めても8.5kgほどに抑えることができました。
初めてのツェルト泊、しかも11月ということで、夜の防寒がちょっと心配でしたが、エアーマット+ダウンシュラフ(ダウンハガー800 #3)+ゴアテックスシュラフカバー+ダウンジャケット・ダウンパンツで快適に過ごせました。
で、無事2日間の登山をほぼ計画通りの時間で終えることはできましたが、やはり難しいルートでしたね。反省点も多くいまいちスッキリしてない状態です。
一番まずかったのは、水場についての事前調査が足りなかった点です。「この辺を探せばすぐ見つかるだろう」と思っていた水場がなかなか見つからず、偶然すれ違った単独行のお兄さんが探しだしてくれたおかげで水にありつけたのは、結果的にはラッキーでしたが非常に危ない状況でした。名前も聞けませんでしたが、あのお兄さんには本当に感謝しています(ありがとうございました)。
他にも「大きな道間違いこそしなかったが間違いかけた回数は多数」「食料を軽量化しすぎて明らかにカロリー不足(実際1日目はシャリバテだった)」「ストックがないと自立できないツェルトを使うのにストックを壊した(先端だけだったのでツェルトは張れました)」などなど…。登山を初めて7年目。今回で189回目の山行でしたが、まだまだ初心者から抜けきれてないなと猛反省中です。
今後登りたいルートの中にはもっと難易度の高そうなものもありますから、余裕のある安全な登山が楽しめるように精進していきたいと思います。
コメント
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nkitaniさんこんばんわ
ヤマ●プではフォローさせてもらっています
静岡の百山では高難度のこの周回ルート私も今年計画してましたが、時期を逃しました。無事に2座踏破出来て充実した二日間だったでしょう
貴重な水場情報ありがとうございます。
この周回はどっち周りが歩きやすいのでしょうか?
来年の春にはチャレンジできるかなー
こちらでもフォローさせていただきます
uttyさん、ありがとうございます。ヤマ●プ…?あ、あの先日池口岳・鶏冠山をピストンされてた!?あのレポはとても参考になりました(自分も周回かピストンか悩んでます)。私もヤマレコでもフォローさせていただきますね。こちらでもよろしくお願いします。
さて、今回自分は反時計回りで周回しましたが、今どちらがいいか聞かれたら時計回りをオススメします。理由はやはり今回苦労した明神橋側の急斜面。あれは絶対下りより上りのほうが安全でしょう。三方峰〜大根沢山の間の痩せ尾根ゾーンも上り基調のほうが迷いにくいと感じました。
私も最初は時計回りで計画を作っていたんですが、最近の記録に反時計回りが多かったことと、水場で水を汲んでから幕営地まで登るほうが無駄がないだろう、というだけの理由で逆にしてしまいました。結局幕営地から水場はたいした距離ではなかったし、余計なザックを置いていったほうがいいような水場だったので、時計回りでもまったく問題ないです。
ぜひ来年の春、充実の2座踏破に挑戦してください!たぶん池口岳〜鶏冠山のほうが大変そうなので余裕かも?
無事お戻りになられましたようで、安心いたしました。大根沢山の情報を頂きありがとうございました、心構えして臨むことができました。田代沢の頭からの落ち葉ラッセル区間では、かすかに残る踏み跡に前日のご苦労を思い浮かべながら下山いたしました。雨は想定外でしたが、晩秋の深南部を楽しまれたことと思います。お疲れさまでした。
水場では大変お世話になりました。あのまま電波の繋がるところを求めて登っても無駄でしたから(翌日大無限山まで繋がりませんでしたので)、あのタイミングでお会いできたのは本当にラッキーでした。
プロフィールにあったURLからYouTubeの動画を拝見させてもらいました。編集も凝っていて素晴らしい!自分が歩いたルートを思い出しながら楽しませてもらいました。自分の登場シーンはさながら映画のようにドキドキしながら見てしまいました(笑)。続編が楽しみです!他の動画も興味深いものが多かったので順に見させていただきますね。
今考えると、TandPさんの計画していた幕営地を自分が先に取ってしまっていたのかもしれませんね…。なんだか申し訳ないです…。
お目に留まったようで恐縮です。個人が特定できないようにはいたしましたが、無許可でご出演いただきました、どうかご容赦ください。
幕営地につきましては、朝、明神谷林道を上がっていかれた際から想定していました。お気になさらず。大根沢山までの区間で幕営地の当てもありましたし。おかげで翌日の行程に余裕ができて、雨が上がってから行動開始できました。
お気遣いありがとうございます。私は顔や声が出ても全然大丈夫です!
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