南アルプス/北岳
- GPS
- 32:00
- 距離
- 10.9km
- 登り
- 1,766m
- 下り
- 1,766m
コースタイム
8:00 奈良田(バス)出発
8:50 広河原
10:15 第二ベンチ 10分休憩
11:00 白根御池小屋 30分休憩
12:30 高度2680mの岩場 3分休憩
13:00 小太郎尾根分岐 通過
13:05 広くなったところ 15分休憩
13:47 肩の小屋キャンプ指定地 ザックデポ
14:00 肩の小屋でテント受付
14:30 テント設営
行動時間 4:12
休憩時間 0:58
<2日目>
5:53 肩の小屋 出発
6:20 北岳山頂 到着
6:45 北岳山頂 出発
7:05 肩の小屋 トイレ
7:20 キャンプ指定地 撤収準備
8:00 キャンプ指定地 出発
8:11 小太郎尾根分岐 通過
8:55 白根御池小屋 到着
9:15 白根御池小屋 出発
10:30 広河原山荘 30分休憩
11:05 広河原バス停
11:50 広河原(バス)出発
12:40 奈良田
行動時間 3:42
休憩時間 1:15(テント撤収除く)
過去天気図(気象庁) | 2011年09月の天気図 |
---|---|
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
南アルプス北岳ピストン
<登山計画と実際のコースタイム編>
<1日目>
登山計画書 実際のコースタイム
8:00 奈良田(バス)出発 8:00 奈良田(バス)出発
8:50 広河原 8:50 広河原
10:15 第二ベンチ 10分休憩
11:00 白根御池小屋 30分休憩
12:00 白根御池小屋 通過
12:30 高度2680mの岩場 3分休憩
13:00 小太郎尾根分岐 通過
13:05 広くなったところ 15分休憩
13:47 肩の小屋キャンプ指定地 ザックデポ
14:00 肩の小屋でテント受付
14:30 テント設営
15:00 小太郎尾根分岐 通過
15:30 肩の小屋 到着
16:00 夕食準備
17:00 夕食完了
17:30 寝袋に入る
行動時間 6:40 行動時間 4:12
休憩時間 0:00 休憩時間 0:58
<2日目>
登山計画書 実際のコースタイム
4:00 起床
5:00 肩の小屋 出発 5:00 朝食
5:40 北岳山頂 到着
5:53 肩の小屋 出発
6:00 北岳山頂 出発
6:20 北岳山頂 到着
6:30 キャンプ指定地 撤収準備
6:45 北岳山頂 出発
7:05 肩の小屋 トイレ
7:20 キャンプ指定地 撤収準備
7:30 キャンプ指定地 出発
7:50 小太郎尾根分岐 通過
8:00 キャンプ指定地 出発
8:11 小太郎尾根分岐 通過
8:55 白根御池小屋 到着
9:15 白根御池小屋 出発
9:20 白根御池小屋 到着
9:30 白根御池小屋 出発
10:30 広河原山荘 30分休憩
11:05 広河原バス停
11:30 広河原 到着
11:50 広河原(バス)出発 11:50 広河原(バス)出発
12:40 奈良田 12:40 奈良田
13:00 白根館 入浴
14:00 奈良田駐車場 出発 帰路
行動時間 5:00 行動時間 3:42
休憩時間 0:30 休憩時間 1:15(テント撤収除く)
※行動時間は休憩を含まない歩行時間です。
※計画書の区間タイムは山と渓谷社が出版する複数の書籍に記載された標準タイムを反映しています。
今回は事前に「草すべりはパない(半端ない)」と聞いていたので、随分身構えて望んだからか、想像よりは楽勝で、キャンプ指定地まで随分早く到着することが出来ました。
事前に2万5千分の1地図に赤線を引いていた時は、
「こうやって見ると、いつも歩いている明神山と距離的には大して変わらないような気もするけどなぁ・・・広河原から御池まで3時間・・・御池から小太郎尾根まで3時間かぁ・・・そんなにかかるのか・・・相当シンドそうだなぁ・・・」
と、思っていましたが、実際行ってみると脳内の想定どおりの距離感でした。ただ、全体的に勾配がキツく、その距離が長いので筋力勝負を強いられました。
今シーズンはこれまでテント泊5日・小屋泊4日・3000m級日帰り1日・1000m級日帰り1日とこなしてきたので、それなりには筋力と心肺機能は鍛えられていたのかも知れない。
それにしても、改めて見直すと今シーズンは山行日数が少ない・・・。8月の長雨の影響です。
でも、我慢の甲斐あって、前回の塩見岳に続いて今回も両日快晴に恵まれて改心の山歩きが出来ました。コレだからアルプスはやめられません(笑)。去年2日間ガスに包まれていて視界5mほどの苦行を強いられた鳳凰三山も今回は良く見え、地蔵ヶ岳のオベリスクの直下に行った時よりも今回北岳から見た方がオベリスクが良く見えました(単眼鏡使用)。1年越しのリベンジ完了です。
台風15号の直後から急激に夜の気温が落ちてきて、街では過ごしやすい夜になっていますが、実は個人的には高所の夜の冷え込みを心配していました。そして、今回想像通りの寒さでした。
折角の満点の星空も、伊那谷や甲斐の街の夜景もゆっくり見られず、夕食も朝食もテント内で作って、テント内で食べました。寝袋に入ってしまえば幸せでしたが、一度入ると出るのが辛くて窮屈な時間を過ごしました。そして、去年と同じようにホームシック症候群が・・・。
<前日現地入り>
出発前週に日本を縦断した台風15号の影響で、奈良田から広河原へ向かうバスが道路復旧工事の為、26日(月曜日)まで運休していました。これにより、出発2日前まで
「北岳に行けなかったらどうしよう・・・今週は行くの止めとこうかな・・・」
と悩んでいました。
そもそも、本来ならご近所の山仲間であるbird-mountainさん兄弟と、1泊2日の聖岳テント山行を予定していたので、聖岳の登山計画書を作り、国土地理院発行の2万5千分の1地図の予定登山ルートに赤線を引き、天気予報を監視しながらワクワクしていたのですが、出発前週の週末に聖岳の登山口がある便ヶ島へと続く林道の状態が気になって地元の観光協会に電話で確認を取ると・・・。
観光協会の方(以下「観」)「林道は全面通行止めです」
私「台風15号の影響ですか?」
観「いいえ、12号の影響です」
私「(驚)12号から通行止めですか!?」
観「はい、今回の15号の影響に関しては現地に被害状況を確認しに行くことも出来ない状況です」
私「・・・今シーズンは絶望的ですか?」
観「はい」
はいっ!終わったぁ!俺の今年のヒジリ終わったぁ!
今シーズンの南アルプス高度3000m越えシリーズのメインとして位置付けていた聖岳登山計画は完全に終了しました。
そこでアレコレ考えた結果、私は単独で北岳ピストン。Bird-mountainさん兄弟は日帰りで塩見岳へ予定を変更しました。
北岳に照準を絞った時、私は当然猖迷峠経由瓩任旅河原入りを想定していましたが、先週白根三山を縦走したbird-mountainさんが奈良田から入ったと聞いた時に、初めて「奈良田があったじゃん!」と閃いたのです。と、いうのも9月以降になると林道バスの早朝始発がなくなってしまうので、乗り継いでいると登山口に立てる時間が随分遅くなってしまいます。北沢峠経由ですと、広河原への到着は午前10時過ぎ・・・肩の小屋に夕方4時過ぎ到着となってしまいます。今の時期だと4時といったら暗くなりかけています。そこで奈良田からの広河原入りルートを調べてみると狆茲蟯垢┐覆鍬甅犖畫8:50到着瓩犯鷯錣僕利な事を知りました。私は南アルプスといえば仙流荘から北沢峠へ!という固定概念に縛られていたことに気付きました。
と、言う訳で奈良田からのバスルートで北岳へ。
2011年9月27日(火曜日)
21:40
自宅を出発しました。岡崎インター手前で給油。今回は東名高速で一路清水インターへ。夜の東名を走るのは久しぶりでした。大型トラックの速度規制が始まって以来かな・・・多分。全般的に車が多くて数珠繋ぎ状態。時速70km以下まで減速したり、追い越し車線からなかなか走行車線に戻れず急がされたりで走りづらい・・・。
2011年9月28日(水曜日)
0:00頃
清水インター下車。国道1号線から国道52号線へ。夜の国道52号線は非常に走りやすいです。信号は少ないし、車は少ないし、24時間営業のコンビには等間隔であるし・・・。
「これなら奈良田から入るのも悪くないな・・・」
などと考えながら快適な夜のドライヴ・・・この時までは・・・。
順調にルートを案内してくれていたハズの自家用車据付型のナビが突然
「10km先、工事により片側交互通行です」と。
この時は
「・・・夜だし・・・山の中だし・・・片側交互通行なんて気にならないぜ・・・」
と余裕でした。この時は現地まで距離にして残り40km程度。
「もうすぐだな・・・1時過ぎには寝られるかな・・・」とのん気に計算。
暫くして「ピッ!」とナビが再び何かの変更を知らせた。
「!?何だろう・・・まぁいいや・・・」特に気に留めませんでした。
車窓からは「身延」の地名を表す看板が目立ってきました。
「そろそろかな・・・」などと考えながら国道52号線を左折する予定のポイントを待っていました。
「・・・何だかおかしいぞ・・・」と思った頃には、車窓から見える看板が猊抻寮遶瓩鯢修垢茲Δ砲覆蠅泙靴拭
「・・・おかしい!・・・絶対おかしい・・・」そう思いながらナビを良く見ると先ほど53号線の左折ポイントまであと1桁kmだったのにフタ桁になってるし・・・トータルの残距離も70km・・・。
「な、な・・・70kmぉ〜!!!!」
この時初めて異変に気付きました。取り合えず絶対変なので国道52号線上でUターン。ナビが再び目的地までを自動検索・・・。しかしナビはあくまでもう1回Uターンするルートを示しています。流石におかしいと思って路肩に停車し、地図を広域にして問題点を確認しました。すると奈良田の手前で通行止めのマーク・・・。
「だって、片側・・・だろ・・・?」
と思いながら今度はナビが案内したいルートを見てみると、予定していた早川町経由で入っていくハズの道の真反対から奈良田入りさせようとしている・・・。
「そっちはダメだろ?・・・夏期マイカー規制の為の林道バスなんだからそっちから入れる訳無いじゃん!・・・」。
私は私の経験と勘を信じました(笑)。ナビと言えども完璧は無く、今までも散々煮え湯を飲まされたこともあります。特に山道では・・・。
70kmも遠回りして「ゴメンナサイ。ムリデシタ」では済まされません(笑)
その後はナビの案内を無視し続けて、リアルな狷始案内標識を見ながら早川町を目指しました。予定した県道37号線「南アルプス街道」に復帰した時には、片道10kmの20kmほどロスしたことに気付きました。
「まぁ睡眠時間が30分くらい短くなる程度だ・・・」と思うことにしました。
アルプス街道に入ると早速頭上の電光掲示板に「・・・夜間通行止め・・・」の表示が・・・。
「つ・・・通行止め・・・だと・・・」
にわかに香ばしい香りが漂い始めました(笑)。
おそらくこの通行止めはさっき地図で見た地点のことであろう・・・本当に夜間だけだろうか・・・手前に寝て待てる場所はあるのだろうか・・・。とにかくこの目で通行止めのゲートを見ないと気が済まない。アルプス街道をドンドン奥へ・・・。早川町を過ぎた頃から片側交互通行の区間が数箇所ありました。一箇所は最近取って付けた様な未舗装の迂回路もあり、道路に直接滝が流れ落ちているような地点あり・・・。台風12号と15号の爪痕が生生しいルートが続きました。ただ、基本的には道幅も広く、綺麗にアスファルトが敷いてあり、国道並みのしっかりしたガードレールもありますので良い道です。
新しくて綺麗なトンネルを2つほど越えた先に通行止めのゲートは存在しました。私が到着した頃、ちょうど夜間工事をしていたお兄さんがいたので、
「通行止めは何時に解除しますか?」と聞くと、
「6時です」と。
私はUターンしてトンネルを2つ越えて路肩が広くなっていて所謂爛璽屮薀勝璽鶚瓩房屬鯆笋瓩銅崔翡饌寮を取りました。この時
2:00
「6時には解除するけど、ギリギリまで寝たいから7時に起きりゃいいや・・・」
最近出発前の睡眠時間を大切にしているので直ぐに寝ました。おそらく4時間半ほどは眠れたと思います。
7:00
携帯電話のアラームで目覚めました。寝起きは悪くありません。この調子なら今日はガンガンいけそうです。事前情報として直前に白根三山を縦走したbird-mountainさんから
「草すべりはマジ辛いです」
と、聞いていたので充分な睡眠時間が必要だったのです。
7:15
奈良田バス停近くの狢莪戝鷦崗讚瓩箸いΥ波弔侶任欧蕕譴織好據璽垢房家用車を停めました。インターネッツで調べたところ、温泉旅館倏鮑館瓩魘瓦鵑世發少し先にも大きな無料駐車場があるようですが、1台も停まってないですし、コチラの方が近かったのでココに停めました。
取り合えず、車内でトレッキングタイツを履いてコンビニで買っておいた狎嵌哭瓩鉢犧瓩里にぎりを2個頬張りながら周りの景色を観察しました。
この時の外気温は16度でした。
そして朝のお勤めをしに、バス停にある綺麗なトイレに立ち寄りました。ウォシュレットではありませんが、水洗の快適なトイレです。手洗い用のシンクもあります。
一旦車に戻って、登山靴に履き替え、クロックスをザックに格納し、身支度を整えて停留所でバスを待ちました。同じようにバスを待つ方が7名ほどいらっしゃいましたが、装備や服装から渓流釣りの方たちが殆どでした。同じようにバスを待っている方だと思っていた方が
「乗車券をお持ちで無い人はいらっしゃいますか?」
とおっしゃったので、その方からチケットを購入しました。広河原まで片道1000円と協力金100円です。どうやらこの方は運転助手さんのようです。広河原へも一緒に乗車されます。
8:00
定刻通り、バスは広河原に向けて走り出しました。
<1日目(奈良田→肩の小屋)編>
奈良田を出発したバスは、荒々しい壁面の隧道を車幅ギリギリで擦り抜けたり、直角コーナーからの狭い橋を内輪差を考慮した巧みなハンドリングで進んでいきます。車内では釣り客と運賃の徴収係りのオジサマとの間で釣り場のポイントの話で持ちきりでした。
結局、終点の広河原の手前まで車内に残っていたのは私と2名の登山客だけでした。
8:50
バスは定刻通りに広河原到着しました。今シーズン広河原まで来たのは初です。人生で初めて広河原入りした去年は、奥様と早川尾根を歩いてルンルン気分で下りてきた良い思い出も・・・ウッカリして乗り継ぎバスに乗り遅れた反省すべき思い出も・・・白鳳峠からの下りでハンパない膝痛に襲われ「もう山歩きを止めよう」かと真剣に考えた思いでも・・・ここにはいっぱい詰まっています。しかも、毎回曇っていてたので広河原から今日ほど北岳がハッキリ見えることを知りませんでした。
何回も見てはいたものの一度も渡ったことが無かった吊橋を渡っていざっ!北岳登山口へ!
吊橋を渡った先にベンチがあったのでメモ帳にデータを記入した。
天候/快晴 気温12度 気圧851Hpa 高度は地図で確認して1570m
プロトレック(登山用腕時計)の高度計を修正しました。
ベンチのすぐ向こうが広河原山荘です。対岸のバスの車内からここを見る度に思うのですが、私がここのお世話になる時はバスに乗り遅れた時だろう・・・と(笑)。
広河原山荘の裏に分岐点があり、山側が北岳方面、一方は広河原遊園?(多分公園)になっていました。私は山側の北岳方面へ。更に直ぐ分岐があります。大樺沢経由の二俣方面と白根御池方面です。大樺沢方面は台風12号の影響を受けた時点から土砂崩れの為通行止めです。
北岳の夏シーズンは登山客で一杯です。日本第二位の高峰ですし・・・日本百名山のひとつですし・・・山頂までの距離は短いですし・・・。
山頂直下の犖の小屋瓩脇逎▲襯廛垢任歪舛靴地獄の激混み小屋として有名です。最盛期には畳み1畳に3人寝ることも・・・アァオソロシヤ・・・。
そんな人気の北岳も一度牙を剥けば、土砂崩落や落石・・・落雷・・・雪渓の崩落・・・強風・・・と自然の驚異を見せ付けます。ロッククライマーに人気の北岳バットレスも何人ものチャレンジャーの命を奪っています。
今回の台風2連発でも随分ダメージを受けたようで、この日の時点で広河原から山頂に向かうことができるルートは白根御池小屋経由の尾根伝いコースのみです。
分岐点で御池方面に進路を取り、ここからいきなり急勾配の連続です。
と、言っても手を使って登るような箇所は殆ど無く、木製の梯子を登る時にバランスを取る程度です。表現としてはそこら辺の低山の犇仔佑八丁瓩般召里弔い慎淌个しばらく続くような感じです。
車中泊で夢も見ずにしっかり睡眠できたお陰なのか、心肺機能は絶好調だったので、第一ベンチをスルーし、
10:15
高度2100mくらいに位置する第二ベンチまでノンストップで歩きました。ここで休憩していた人は登りが3人、下りが2人。狭い場所ですから賑やかです。10分休憩休憩して出発しました。
高度2155m付近からようやく北岳が姿を見せ始めます。少し立ち止まって写真を撮りました。事前にBird-mountainさんから、
「登山道から見えているピークは真のピークにあらずっ!」
とメールで伺っていたので、見えているものが山頂とは思いませんでしたが、そそり立つその山容を撮らずにはいられませんでした。
それからも暫く急勾配が続きます。途中ですれ違った方が
「もう直ぐ急登は終わりだよ!」
と声を掛けてくださったので、にわかにテンションが上がりました。実はこの辺りから
「今日は余裕かも?」
と思い始めました。
そして、その通りに急登は終わり、フラットな道に変わりました。途中で木製の橋と鉄の足場で沢を渡る箇所があり、手や顔を洗うと冷たい水が心地よいです。
足元がコブシ大の石を敷き詰めた道に変わったら白根御池小屋はもう直ぐです。
11:00
白根御池小屋に到着しました。小屋には入りませんでしたが建物は新しくて綺麗です。無料の飲料水の蛇口もあり、小屋の前の広場も開放的で、木製のベンチもたくさんあります。この「どうぞ遠慮なく休んでいってください」という無言のもてなしは尊敬に値します。なかなかこのようなスタイルを貫くのは難しいことだと普段から思うからです。利用するの者のマナーが一番の問題かも知れません。山小屋で働く人もそこを訪れる人もお互い山が好きでわざわざ不便な山中にいる訳ですから協力して気持ちよい場所として維持させたいものです。
小屋の南側にある白根御池の周りを取り囲むようにキャンプ地が設定されています。キャンプ指定地からは北岳も鳳凰三山も綺麗に見え、水は茶色ですが水面に映る山と空がアルペン気分を盛り上げてくれる非常に良い場所です。いずれここで一泊してみたいと思います。正直、ピークを目指さずにここでテントを張って、草原に寝転んで一日読書したら最高だと思います。夏場は池があるだけに虫君たちの帝国と化していることが想像でしますが、今からのような秋のシーズンはそれほど標高も高くなく、風当たりも優しく、紅葉が美しそうなのでキャンプに最適の場所だと思います。
あまりに居心地が良いので30分休憩してしまいました。
そして、いよいよここからが噂の狒陲垢戮雖瓩任后8翆咾留にあるその急登の根元に立ちました。
私より30分ほど先に出発した5.6人のパーティーがまだ見えます。
「どんだけゆっくり登っているんだねキミタチは・・・あははは・・・」
と、心の中でつっ込んでいましたが、いざ自分が登り始めて、30分ほど経過して振り向いたら下から笑ってみていた位置と大して変わりませんでした(笑)
むちゃくちゃ辛くはありませんが、確かに地味に辛いです。草すべりと言っても草で滑ることはマズ無いでしょう。だって道に草は生えてないし・・・。足元は砂や豆粒大の石でザレているっぽい箇所が大半で、ところどころガレている感じです。勾配はスキーで言うと赤倉のチャンピオンコース並で正面からの目算では45度あるように見えます(おそらく実測は30度台だと思います)。道以外の斜面全般は膝丈から腰丈の草がボーボーですのでこれが語源と思われます。日当たりが非常に良いので7月〜8月の暑い時期は更にツラそうです。
しかし、辛いのも最初の1時間弱で、次第に勾配はキツいものの、単独なら休憩できそうな岩もあります。
12:30
高度2680mに一人だけ腰掛けられる岩がありましたので3分休憩しました。道中もあちらこちらで腰掛けられるスペースがあると誰かしら休んでいました。
高度2700mを越えれば南アルプスの森林限界域です。高度計を見ながらそろそろかな・・・と思っていたら、二股との分岐点がありました。ここら辺が森林限界の境界線です。そして程なく
13:00
小太郎尾根分岐に到着しました。少し北東の足場が固い砂地になっていて、視界も明るいです。ここから甲斐駒ケ岳も早川尾根も鳳凰三山も富士山も良く見えましたが、座るには適していませんでしたので、写真を数枚撮って通過しました。
13:05
分岐から直ぐ上に、更に広くなったところがあって、座り心地が良さそうな場所があったのでザックを下ろして、ザックを枕に寝転がって休憩しました。
ここから見える甲斐駒ケ岳は非常にカッコが良いです。私はひとりで
「ピラミダルとはこのことだな・・・ウンウン・・・」
と、頷いていました。甲斐駒は去年の6月に初めて南アルプス内で単独キャンプした思い出の山です。一人で登った初めての高度3000m近い山でもあります。天気はそれほど良くありませんでしたので展望は無かったですが、頂上でのひと時は私をアルプスの山歩きに没頭させるのに充分でした。
北西には仙丈ヶ丈が東側の麓からの全容を見せており、その巨大な山容は他のどの山から見た時よりも雄大です。
南アルプス北部の景色を充分に堪能しながら15分休憩しました。
ここから肩の小屋はもう直ぐです。見えています。しかし、中間あたりに明らかに鉄の鎖が吊るされた岩壁があります。近くに寄るまでは「何か楽しそぉ〜」とのん気に構えていましたが、実際通過する時は地味にシンドいです(笑)
怖くはありませんが、テント装備の体には酷な岩登りです。距離は短いので問題はありませんが、事前調査で「小太郎尾根を超えたら後は快適な稜線の道を30分歩くだけ」的な事が書かれていたのでちょっと面喰らいました。
13:47
遂に肩の小屋手前の最北側キャンプ指定地に辿り着きました。出来るだけフラットな場所を探してザックデポしました。私のザックはトップリットをバックルで簡単に取り外すことができますので、貴重品だけに入れ替えて小屋に受付に行きました。
14:00
山の雑誌や百名山のガイドブックで何度も見た肩の小屋に到着しました、テント泊の受付をしました。
<1日目(肩の小屋キャンプ指定地/テント泊)編>
小屋でテント泊の申込用紙に住所と名前を記入して、テント代@500円と缶ビール350ml@500円の合わせて1000円を支払いました。そして1ℓ/100円で雨水を購入しました。私は今回新調した1.5ℓのハイドレーションパックに1ℓほど水が残っていたので、こちらに500ml追加し、空の1.5ℓの折り畳み水筒を満タンにしましたので200円です。事前のインターネッツ調査では「ポリタンク臭がしてクサイ」などというコメントを複数目にしましたが、私がBird-mountainさんから得たリアル情報では「別に問題ない」でした。実際私も匂いを嗅いでも気になりませんでした。水場の断り書きに「消毒していますので気になる方は煮沸してください」的な事が書かれていましたが、私にはその必要はないようでした。嗅覚の個人差やら、消毒液の投入時間や量によっても状況は変わると思いますので何とも言えませんが、天然の水場まで往復30分上り下りするよりも私はお金で解決したいと思います。もちろん台風直後ですし、もう直ぐ小屋じまいですから。
14:30
ザックをデポした最北のエリアまで戻って、ビールを飲みながらテント設営を設営しました。前回白馬では強風の中で苦労した点が多かったので、今回はハイマツに2方をガードされた場所を選びました。しかし、この日はほとんど風は無く、全く苦労もしませんでしたし心配もありませんでした。日没前に段々雲が湧き上がってきていたので、念のためフライシートのリードロープは長めのコッペパン大の石に巻きつけ、その岩を2〜3個のギリギリ持ち上がるレベルの岩で押さえつけました。そういった設営に適した理想的な岩がゴロゴロ転がっています。更に好都合なことに地面は固めの砂地でしたので、テント本体のポール付け根の4点も綺麗にペグで固定することができました。
テントを設営し、荷物をテント内に広げます。先ずはダウン製品の開放です。ダウンの寝袋も防寒用のダウンジャケット上下も圧縮袋に押し込んであるので、これらを窮屈な袋から引っ張り出してゆっくりと自然にロフトを回復させます。その後で今回新調したマット(サーマレスト/ネオエアースモール)を膨らまし、ふかふかのマットの上で行動着を全て脱ぎ、モンベルのスーパーメリノ爺シャツ(エクスペディション)上下を着て、上半身はパタゴニアのR1フーディー(行動&防寒兼用)、下半身はモンベルのストームクルーザー(雨具)のズボンを履き、寝る時&スペア用のスマートウールのトレッキング靴下を履きます。ここまでは私の夏山リラックススタイルのゴリゴリの定番です。この日はすでに寒かったのでこの時点からダウンジャケット(ナンガ/スーパーライト)とダウンパンツ(モンベル)を着込みました。ダウンジャケットは一番外で、ダウンパンツはウールのタイツと雨具でサンドイッチします。
全て軟らかくて締め付けるようなデザインではないので圧迫感はありませんが、出来るだけダウン製品は一番外には出したくないものです。私は喫煙者なので煙草の灰で穴を開けるのも嫌ですし、ストーブを使う際に引火しないようにビクビクしながら過ごすのが嫌なんです。
軽さを求めてのダウン製品ですからナイロンの生地も大変薄く、摩擦にも弱いので気を使います。
着替え終わると少しだけテントの外でボーっとしながら鳳凰三山を眺めていましたが、とにかく寒かったので取り合えず500ccの水を沸かせて甘〜い紅茶を作り、テルモスに注いでチビチビ飲みました。ウイスキーも持ってきましたがあまり飲む気になりませんでした。
伊那方面からドンドン雲が上がってきたので、夕日も遮られて余計に寒く感じました。
外にいるのも辛かったのでテントの中で
16:00
夕食の準備に取り掛かりました。今回の晩御飯はインスタントのパスタです。300ccのお湯をトランギアのアルコールストーブとメスチン(小)で沸かし、その中にパスタとソースの粉をブチ込んで、水が蒸発するまで煮込むだけの簡単なものです。この爛宗璽襯譽ーネ・エスプレッソパスタ瓮轡蝓璽困楼貭未蠅量を食べましたが、いつも「何かちょっと匂いが・・・」とか「・・・何か足りない・・・」と思うので、今回はオリーブオイルとクレージーソルトを持参し、香り付けしてみました。味はペンネ・フンギポルチーニ(きのこソースのペンネ)です。食べた感想は「・・・・微妙・・・」。味覚だけは個人差や体調で様々ですが個人的にはもう持参しないでしょう(笑)。おそらくオリーブオイルが古かったのだと思います。確かに本場イタリアっぽい感じはしますが、やはり中途半端です。美味しいパスタが食べたい時、私はイタリア料理屋さんに馳せ参じることにします。
パスタを食べながら、ガラスのワンショットグラスは自宅で使う晩酌用の物を持ってきたので、雰囲気を楽しみつつウィスキーを注いで1ozほど飲みましたがそれ以上すすみませんでした。
17:00
には夕食が完了し、食べることによって少し体温が上昇しましたのでテントの外に出ました。太陽は伊那側の稜線に沈んでいましたが、まだ回りの山々は見えます。東には山梨県の街の夜景がキラキラしていて綺麗です。サンダルを履いて稜線まで歩き、今度は伊那方面の夜景を見ました。
多分飯田市の街と駒ヶ根市の街がそれぞれキラキラして綺麗でした。
気付くと空には既に満点の星空が・・・。
思えば今年は山行日数は少なかったですが、天気には恵まれて星は随分見たような気がします。
去年はとにかく犹海杷颪泙蠅燭き瓩靴考えていなかったので、天気予報は気にせずに歩いていたので視界は悪く、展望も無く、星も見えず・・・そんな山行が多かったです。
その反面今年は狎欧讚瓩了街圓北軌媼韻帽瓦辰燭里も知れません。予報が狷泙雖瓩任皺麋鬚靴討い泙靴燭里如ΑΑΑ
星の明かりでスカイラインだけとなった山々を見ながら来年のことを考えていました。
来年の目標は南アルプスなら犢喟郢飴貝甅狎崟亞扠甅狎山扠疂面。北アルプスなら牘世諒伸甅猾岳疂面です。1年目と2年目は連休さえ取れれば2日間で行ける山ばかり行きました。来年もおそらくそうなってしまうでしょう。しかし、冬も低山でトレーニングし続ければ、4日間の日程を3日間でこなせるようになるかも知れません。3日間の休日はうまく組めば6月〜10月の間に3回は取れるので何とかなるでしょう。
そんなことを考えながらテントに帰りました。
17:30
寝袋に入りました。でも、全然眠たくありません。深夜に備えてもう一回500ccの湯を沸かして甘〜い紅茶を作りました。こういった環境では温かい飲み物に勝るテンションアップ法はありません。しかし、よく考えたらこの犢斑祗瓩箸いα択が猝欧譴覆ぞ況瓩鮑遒辰討い燭里も知れません。
犯人は爛フェイン瓩任后おそらくそうでしょう。考えてみれば今年の3月に平湯温泉のキャンプ場で3日間過ごした時も外は氷点下の雪景色だったので、寒くて寒くて大量の紅茶を飲んで眠れなくなったことが思い返されます。
「学習能力がないな・・・」
などと言いつつも温かい紅茶をニンマリしながら飲み続けました。
余りにも眠れないので、ラジオを聴き始めました。ここは私ひとりしかいない最北のキャンプ区画・・・。多少の音は誰にも迷惑はかけません。普段なら絶対聞かないAMラジオのNHKの番組を聴いていました。FMの音楽番組よりも人間が会話しているのを聞きたかったのです。会話の内容は何でも良いのです・・・。
ラジオを付けつつも内容は上の空で、ホームシック症候群に苛まれていました。
今すぐ家に帰りたい訳ではありませんが、来週3日間の連休を利用して今シーズンのラストテント山行を計画していたので、それを行こうか・・・行くまいか・・・で悩んだのです。
会話はしなくとも、近くに人間の存在を感じるだけでこんな気持ちにはならないのですが、寒くて人気のない夜は決まってホームシックになってしまいます。去年の10月に空木岳の駒峰ヒュッテに一人ぼっちだった時も全く同じ状態になりました・・・。
時計で確認はしていませんが、ラジオの時報から察するとおそらく午後9時過ぎには寝ていたと思います。
夜中に頭痛で何度か短く目覚めましたが、その度にテルモスの紅茶を飲んで直ぐ寝ました。
4:00
正確には3:50頃、起床しました。まだ頭痛が酷いです。空腹で頭痛薬は飲みたくないのでテルモスの紅茶をチビチビやりながら朝食を作り始めました。作るといってもコッヘルに湯を沸かして日清のカップラーメンリフィルのどん兵衛をぶち込むだけです。蒸らしている間に、コッヘルのフタを裏返してトランギアのアルコールストーブに直置きして、前日にコンビニで買ったアンパンを二つに割って両面焼いて食べました。外は「カリっと」あんこは「ほくほく」になるのでお勧めの食べ方です。
5:00
朝食を食べ始め、テント内の使わないものをパッキングし始めました。先ずは行動着に着替えて、リラックスウェアや寝袋やマットはそれぞれスタッフサックや圧縮袋に詰め込んで、バックパックの本体から取り外したトップリッドに貴重品やテルモスを入れて北岳の山頂に向かう準備をしたのです。
テントから出て山頂の方角を眺めました。数人の方が登っているのか下っているかしているのが見えます。トリオレ(登山靴)を履いて歩き始めました。
5:53
肩の小屋を出発しました。山頂への道は小屋に向かって左手から小屋の裏を巻くように作られています。
<2日目(北岳→奈良田)編>
5:53
肩の小屋から出発しました。登山道の入り口は小屋の玄関に向かって左手です。
離れたところから見ると急な難路の様に見えますが、麓に立ってみると大したことはないように思えます。普通に安全な一般登山道です。
広河原から肩の小屋までずっと山頂のように見えているピークの北側を巻くようにピークの直下5mほど下をトラバースします。そのピークの反対まで回り込めば遂に狄燭遼務抻劃梱瓩見えます。やたらと柱が立ててありますのですぐに分かりますが、ガスっている時はちょっと混乱するかも知れません。
「あれっ!?・・・山頂は・・・」みたいに。
手前のピークから真のピークまでは直ぐです。2分位で到達できます。
6:20
北岳山頂に到着しました。手前のピークを振り返るとやはりこちらの方が断然高いです。でも、
「塩見のアレを双耳峰と呼ぶならば、こっちのほうが双耳峰っぽくね?」
と思いますが、見た目ではないところに双耳峰の定義があるかも知れないので不勉強な私はそれ以上この疑問を追及しませんでした。
北岳山頂は当然360度の大パノラマです。甲斐駒ケ岳や仙丈ヶ岳はキャンプ指定地や小太郎尾根から見た景色と大して変わりませんが、南方の間ノ岳やそれに続く農鳥岳が良く見え、9月の初旬に登った塩見岳も良く見えました。向こうからも見えたので当然の結果ですが、塩見岳を北から眺めたのはおそらく初めてなので新鮮でした。北岳山頂からだと東峰が一層尖って見えるんですね。
西方には中央アルプスの全景も良く見えましたし、北西には北アルプスも良く見えます。今回も穂高連峰が良く見えました。中でも次回訪問予定の槍ヶ岳が際立った存在感で「こっちにおいで」と誘ってきます。剱岳は確認できませんでしたが、最北に白馬三山がハッキリ見えました。単眼鏡で見てみると、白馬鑓ヶ岳と白馬岳の区別もハッキリつきます。
北方の甲斐駒ケ岳の奥には八ヶ岳の赤岳がハッキリした形で見えます。今シーズンの初山泊まりはあの先端でした。東方の鳳凰三山は上から見下ろすように見えます。夜叉神峠の方から仙水峠の手前の栗沢山の方まで早川尾根全体が良く見えます。去年は2回に分けて全て歩きました。稜線にある南御室小屋も早川尾根小屋も水が豊富で静かな良い場所でした。
少ししたら年配のグループが登ってこられたので、
6:45
入れ替わるように山頂を後にしました。ほぼ空身なので飛び降りるように下っていき、
7:05
肩の小屋のトイレにピットインしました。昨日受付した時はちょっとトイレの匂いが気になりましたが、この時は気になりませんでした。小屋から離れたところで寝ていたので鼻が慣れた訳ではありません。噂では狠蝋のトイレ瓩畔垢い討い泙靴燭、足元も良く掃除されており、極めて快適な爛椒奪肇麒惱雖瓩任后
7:20
キャンプ指定地に戻って撤収準備を始めました。と、言っても殆どスタッフサックに別けてあるので、テントを畳んで最終的なパッキングをするだけです。予定では7:30には出発しているのでちょっと焦りました。でも、最後に景色を惜しむように一服しました。
8:00
やっとキャンプ指定地を出発できました。30分遅れです。この日はどうしても広河原11:50発のバスに乗りたかったのでここから必死の挽回を試みました。11時のバスに乗り遅れると次は16時のバスになってしまいます。普段の下りのスピードの倍速で歩き始めました。
8:11
小太郎尾根分岐を通過。この時で予定よりも10分遅れです。20分縮めました。ここからは急な下りですが、歩幅は狭くし膝と膝下を高速で動かしてスピードを上げます。これ以上早くしたら狹召峇躙雲がMAXレベル瓩寮A阿任后30分とちょっと位で白根御池を見下ろせる草すべりの上まで下りてきました。この辺りから登ってこられる方が増えてきたのでややスピードダウンしました。こんなところで急ぐと他人様に迷惑をかけるかも知れません。
8:55
白根御池小屋に到着しました。この時点で予定よりも25分早く到着できました。元々ここで20分の休憩を予定していたので、無料の飲料水用の蛇口からハイドレーションパックに給水しました。ここの水は冷たくて本当に美味しいです。
「こんなに旨いなら行きも水を入れ替えれば良かったな・・・」
とボヤいてしまうほどです。
9:15
白根御池小屋を出発し、ここからは普段の下りスピードの1.5倍速くらいで歩きました。ここからは膝さえ持てば1時間半ほどで下りられる予定です。このまま行けば、広河原山荘で優雅に缶ビールを飲む時間さえ出来てしまいそうです。
10:30
広河原山荘に到着。登山道の脇にある自動販売機で缶ビールを買って飲みました。今飲んでも、私が車を運転するのは3時間以上後、350ccの缶ビールのアルコールが抜けるおおよその時間は一般成人男子の平均で2時間〜3時間です。余裕です。
玄関前のベンチの木漏れ日がさす場所で缶ビールを飲みながら、行動食として持っていた牾舛亮錙濃厚おつまみスナッククラッツ瓩鮨べました。後は吊橋を渡ってバスを待つだけです。
ここで30分休憩しマッタリした時間を過ごしました。
11:05
広河原バス停に到着すると、乗り合いタクシーの運転手さんが物凄い勢いで話しかけてきます。
ここではいつものことです。ただ、ここの運転手さんたちはとても親切で、押し付けがましくはないし、私たちにも有益な情報を気軽に提供してくれるので問題はありません。
バス乗り場の奥にある東屋から見える北岳を見ながら、ザックを枕にウトウトしながらバスを待ちました。
11:50
定刻より10分くらい早くロータリーにバスが入ってきたので、往路と同じ運賃徴収係りのオジサマからチケットを購入し、定刻に広河原を出発しました。乗客は私一人です。
林道の途中で渓流釣りのオジサマを一人乗せて、バスはドンドン山道を下ります。
車内はやはり釣りポイントの話で持ちきりです。今回は運転手さんも釣りが好きなようで3人でワイワイと楽しそうに話していました。
12:40
バスが奈良田に到着。自家用車の鍵を開けて、トレッキングタイツと靴下を脱ぎ、温泉用のスタッフサックに手拭いと歯磨き粉をつっ込んで、すぐ近くの温泉旅館倏鮑館瓩妨かいました。徒歩1分です。入り口に入浴は13:00〜17:00と書いてありましたが、時計を置いてきたので取り合えず玄関までいくと、誰も出てこないので一旦車まで帰りました。
13:00
白根館で入浴料の1000円を支払い。総檜の浴槽の方で入浴しました。お湯は少しヌルヌルしているし、総檜の浴槽が大好きな私としては大満足ですが、1000円は高い気がします。今回は初奈良田ですし、話の種にここを選びましたが、次回は町営の良心的な料金の温泉に行こうと思いました。
14:00
奈良田駐車場を出発。帰路につきました。
往路は真っ暗だったのでよく分かりませんでしたが、昼間に通ってみると南アルプス街道(県道37号)は広くて良い道です。あちこち台風被害からの復旧工事や新しいトンネルの工事をしていますが、快適な街道です。
あとは、国道52号線を通って東名の清水インター手前のガススタンドで給油して帰りました。
今回も有意義な休日を過ごしました。
おわり(全部読んで頂けたのなら嬉しいです)
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